葉真中顕のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
星★5!
フォーカスしたい部分がありすぎて。。。
・ミステリー本として
葉真中顕さんは一文一文が短くて読み易い。そして時々出てくる比喩や象徴的な表現が素晴らしい!今後の展開をそれとなく匂わせる使い方、ブラボー(*´꒳`*ノノ゙パチパチ
今回もしっかりミスリード
させられてました╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ!
・主たる題材の介護について
長らく介護現場の看護師をしております。在宅事業所における介護保険のグレーゾーンなんぞも中々にリアルを書かれていて見事です!どこまでどうやって調べて書くんだろうってくらい。
そして“彼”の信念は痛い程よくわかる。もうね、わかりすぎるくらい。あたしが“彼” -
Posted by ブクログ
いろんな切り口のミステリーの集まりで、ボリューム薄めなので、サクッと読みやすい。
誉田さんの『それはない』でスタートするのが良かった。こじれた話だけど、全体的に温かめのストーリー。
葉真中さんの『21グラム』のオバケが見える設定、荻堂さんの『コンカフェ探偵ロゼ』のオクスリオッケーな設定、といった、事件内容は現実的だけど、基本設定が異常、が良かった。
中山七里さんのミステリーを楽しみにしてたけど、私的にはミステリーというよりも、ヒューマンドラマを見ているような、このストーリーでは、脇役の善吉中心の温かいドラマにつながる“ゼロ”的な要素のストーリーな感じがして、とても良かった。この後佐知子さんと一 -
Posted by ブクログ
ネタバレ尾野真千子さんの主演で、WOWOW連続ドラマ化された作品の原作。
社会派の作品だけあり、扱っているテーマは多岐にわたります。
夫婦間の家庭内暴力、いじめ、発達障害、シングルマザー、キラキラネーム、ホスト、ネトウヨ、アニマルホーダー(多頭飼育崩壊)、保険金詐欺、戸籍の悪用、ブラック企業、セクハラ、パワハラ、窓際族の社員問題、闇金、リボ地獄、生活保護受給の水際作戦、枕営業、不妊、無縁社会、暴力団、前科者、ホームレス状態にある路上生活者、貧困ビジネス、毒親、離婚、児童虐待、蒸発、家族ごっこ、デリヘル狩り、地方と都会の格差、認知症、女性の就労、もっと他にもあると思うけどざっとあげるだけでこれだけの要 -
Posted by ブクログ
専門職であるはずの私が、家族の前で無力だった〜『ロスト・ケア』を読む〜
介護保険制度が創設されてから、確かに改善されたことは多い。
「介護の社会化」は進み、家族だけで抱え込まなくてよい仕組みが整った。
少なくとも、そう教えられてきた。
ただ、私は介護保険制度が始まった後に社会福祉士になった世代。
制度ができる前と後の違いを、実感として知っているわけではない。
養成課程で「昔より良くなった」と学び、どこかで「そういうものなのだろう」と受け止めてきたに過ぎない。
では、今の日本は本当に安心して老後を迎えられる社会になっているのだろうか。
家族の負担は、軽くなっているのだろうか。
私と妻の祖 -
Posted by ブクログ
おもしろかったー。社会派ミステリーって読むまでに気合いが必要だけど、読むとおもしろいんだよね。
その時代の出来事も添えながらストーリーが進行していくから、当時を感じながら読めたのが良かった。
しかも油断して読んでいたら、真犯人がまさかの人で!!
真犯人の気持ちと、草鹿秀郎の父の気持ちが一番共感できたな。
好きな登場人物は梅田とマリエル。
それにしても引きこもりね。
実際どうなんだろう。甘えだよと言い切るつもりはないけど、引きこもれる環境があるからできることだっていうのは事実よね。
学生時代であれ、社会人になってからでも、傷ついても困っても引きこもる場のない人だっているし。
草鹿秀郎の場合なん -
Posted by ブクログ
著名な「作家」3名が、お金・インプット・編集者など様々な角度から「作家としてのサバイバル術」を赤裸々に語ったエッセイ。
葉真中さんの本は読んだことがない(気がする)けど、中山さん知念さんの本はよく読んでいるので「へぇ、こういう人なんだ」という発見もあり、楽しく読むことができました。
新人賞はプロになる前の人達との戦いで、そこを突破したら一気に有名な人達と戦わなくてはいけないというシビアな世界がよく分かります。
何より良かったのが、「作家」ではない自分にも参考になる生き方であり、何かを突き通している人達だからこそ学べることも多いなと思えたところです。
とはいえ、感銘を受け過ぎるのではなく(ここは -
Posted by ブクログ
プロローグ
平成から令和に代わる平成最後の日
悲しい物語に終止符が打たれた
この世にいないはずの人間、ただ、、、
そう、彼は確かにそこに存在したんだ
戸籍上全く存在しない人間だったが、
ブルーは確かにそこにいたんだ、、、
本章
『Blue』平成という時代を駆け抜けた魂の★5
『絶叫』に続く奥貫綾乃シリーズ第2弾!
彼女は、物語の折り返しから登場する
青、通称“ブルー”は、昭和から元号が
代わる平成元年初日に生まれ、平成の最終日に
亡くなるという悲しき物語の主人公だ
物語は、主に平成15年と平成31年に起こった事件を
2つの異なる世代の刑事が追っていく
その事件の犯人はいくつもの悲 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作中で描かれる「青梅事件」が2003年という時代設定になっているのですが、当時の世相が随所に反映されており、懐かしさとリアリティを強く感じます。
題材として技能実習生や児童虐待といった社会問題をはじめ、さまざまな要素が物語に織り込まれており、また物語の展開も第一部から第二部へと主人公の世代が交代する構成になっていて、複雑。
けれど、要素の多さゆえに散漫になりそうなところを、複雑に絡み合わせながらも最終的には一つの殺人事件に収束させていく流れは見事だと思いました。
分厚い本ではありますが、緊張感のあるストーリー進行に引き込まれ、一気に読み進めてしまいました。多くの事物が登場し、いろんなエピ -
Posted by ブクログ
ネタバレすさまじい
葉真中作品が好きなので購入、完読
今回はバブル期に大儲けしたらしい尾上縫という人をモデルにした作品で、ある人物がハルをよく知る人たちに取材して物語にするというストーリー
社会派作品なので単純に勉強になる。なぜバブルが起きたのかとか、その前時代の戦後の様子などなど、
(ちょくちょく葉真中作品に多い、強姦されているのがやはりしんどい、、)
取材者が誰なのかわかるシーンで、一瞬とはいえないぐらい少しフリーズした。全作品こういう「お前だったのかよ」となる技術にはほんとにびっくりする。
しかも作品として読みやすい文体だからどうしてもサクサク進んでしまう中で、いきなり種明かしが始まり