葉真中顕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性刑事〈奥貫綾乃〉シリーズ第1弾
(シリーズ第2弾はBlue)
壮絶な生い立ち、
山田 宗樹さんの『嫌われ松子の一生』(この本はブグログする前に読み終えてて、うろ覚えの記憶の本で凄い人生の女性だな!と思った)
や宮部みゆきさんの『火車』
に似てるかな・・?
似てる様で違う!当たり前か・・m(._.)m
どんどん転落して行く・・
分厚くいですが読みやすくですが、展開速くページ戻しながら読みましたが、最後どうなるか気になって夢中で読みました。最後は、うわっー。
読み終えてネタバレのブグログ見て『絶叫』
えー私は気づかなかったけど、そうだったの! -
Posted by ブクログ
ボリュームはあったが読む手が止まらない。
経済的に弱い立場になってから転落する過程がリアルで絶望的で寒気すら感じた。
誰もが一度は憧れるであろう都会での生活。
何を着て何を食べどこで暮らしどこに勤めるか、人生の豊かさは選択肢を多く持てることとも言える。これら多くの選択肢を提供してくれるのが都会だとしたら陽子はどこで選択ミスをしたのか。
転落するたびにすべては自然現象と思考停止となり選択しリカバリーすることを放棄したことがこの怪物を生んだのだろう。
また親の言動が子の成長にどれだけの影響を与えるかを見せつけられた。
最後の最後にわたしとあなたの二人称の関係に驚きをかくせない。
凄まじい人生 -
Posted by ブクログ
友人に読んでみて欲しいと言われ全く予備知識も無く読んだのだが、軽い気持ちで引き受けた事を後悔する程に苦しい読書体験となった。
タイトルから分かる方もおられるかと思うが、介護問題を徹底的に突き付けてくる。
「やまゆり園事件」を想起させる内容だが、真っ先に浮かんだのは「利根川心中」と名付けられた、両親と共に川に飛び込み、結果的に両親を殺害してしまった事件の方だった。
母親の介護で貯金も底を尽き、父親に一緒に死のうと言われ実行してしまった悲しい事件だ。
本作に登場する斯波宗典という介護士の語る厳しい現実は、年々深刻になっている。
我々が中年になる頃には想像もしたくない事態に陥っているのではない -