葉真中顕のレビュー一覧

  • ロスト・ケア

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    圧倒的な読みやすさの社会派ミステリ。
    介護をテーマにした10年以上前の作品だが、とても考えさせられる。

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    2026年02月14日
  • 凍てつく太陽

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    解説にある通り、まさに歴史小説であり警察小説でありミステリー小説であり・・と盛りだくさんの内容。脱獄までもあり、面白かった。アイヌのこと、日本で強制労働させられていた在日朝鮮人のことも含めて勉強にもなった。
    権力、戦争、保身、信念、と考えさせられることも多かった。

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    2026年02月13日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    いろんな切り口のミステリーの集まりで、ボリューム薄めなので、サクッと読みやすい。
    誉田さんの『それはない』でスタートするのが良かった。こじれた話だけど、全体的に温かめのストーリー。
    葉真中さんの『21グラム』のオバケが見える設定、荻堂さんの『コンカフェ探偵ロゼ』のオクスリオッケーな設定、といった、事件内容は現実的だけど、基本設定が異常、が良かった。
    中山七里さんのミステリーを楽しみにしてたけど、私的にはミステリーというよりも、ヒューマンドラマを見ているような、このストーリーでは、脇役の善吉中心の温かいドラマにつながる“ゼロ”的な要素のストーリーな感じがして、とても良かった。この後佐知子さんと一

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    2026年02月11日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    尾野真千子さんの主演で、WOWOW連続ドラマ化された作品の原作。

    社会派の作品だけあり、扱っているテーマは多岐にわたります。
    夫婦間の家庭内暴力、いじめ、発達障害、シングルマザー、キラキラネーム、ホスト、ネトウヨ、アニマルホーダー(多頭飼育崩壊)、保険金詐欺、戸籍の悪用、ブラック企業、セクハラ、パワハラ、窓際族の社員問題、闇金、リボ地獄、生活保護受給の水際作戦、枕営業、不妊、無縁社会、暴力団、前科者、ホームレス状態にある路上生活者、貧困ビジネス、毒親、離婚、児童虐待、蒸発、家族ごっこ、デリヘル狩り、地方と都会の格差、認知症、女性の就労、もっと他にもあると思うけどざっとあげるだけでこれだけの要

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    2026年02月10日
  • そして、海の泡になる

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    ハルは目の前の男性が思い描く女性を演じ続けた魔性の女。独占したくてハルの自由を奪ってしまいウミウシ様がやってくる、、、

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    2026年02月10日
  • ロスト・ケア

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    専門職であるはずの私が、家族の前で無力だった〜『ロスト・ケア』を読む〜

    介護保険制度が創設されてから、確かに改善されたことは多い。
    「介護の社会化」は進み、家族だけで抱え込まなくてよい仕組みが整った。
    少なくとも、そう教えられてきた。

    ただ、私は介護保険制度が始まった後に社会福祉士になった世代。
    制度ができる前と後の違いを、実感として知っているわけではない。
    養成課程で「昔より良くなった」と学び、どこかで「そういうものなのだろう」と受け止めてきたに過ぎない。

    では、今の日本は本当に安心して老後を迎えられる社会になっているのだろうか。
    家族の負担は、軽くなっているのだろうか。

    私と妻の祖

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    2026年01月29日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。
    分厚い本だけど一気読み。後半グロイ

    以下ネタバレ









    陽子に対して「あなたは」と語る口調で物語は進む。
    陽子のことをこんなに知っている語り部は誰なのか???
    母親?と最初は思っていたが後半に分かる。

    陽子はすみれを殺して自分がすみれになる。
    だから語り部は旧陽子。
    そら、全部知ってるわな陽子の事。

    途中で出てくる陽子の実家がマンションに変わっていて
    その一階がカフェになってて
    その店員がミスバイオレット←なんとこいつが陽子であった!!
    最後の1ページでそれが分かった時、ぞわぞわ

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    2026年01月27日
  • 絶叫

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    抜群の読み易さ。主人公の陽子と追う刑事の二つの視点から追いかける。
    時代背景、社会情勢を反映した良作。
    作者の他の作品も読みたいと思える出来映え。

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    2026年01月23日
  • 鼓動

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    ネタバレ

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    鼓動。
    生きているって確かめたかったんだ。

    主人公と性別も年代も環境も状況も違うけど、
    自分と重ね合わせずにはいられなかった。

    孤独だよね。
    人は常に誰かに承認されたいんだよね。

    この世界の全部がそう言っているように感じでしまうことがあるから、
    こんなにも読み終わった後悲しくて心揺れる本に出会えてよかった。

    自分らしさ、男らしさ、女らしさ、そんなものがなくてもただ生きているだけでいいんだと思える。

    辛くてもどんなに孤独でも生きていようね。

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    2026年01月15日
  • 鼓動

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    秀郎の幼い頃から引きこもり、事件に至るまでが読んでいてとにかく段々苦しくなった。反面、刑事の事件解決の経過に次が気になりドキドキの展開だった。読後は題名の鼓動に納得でした。

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    2026年01月10日
  • Blue(ブルー)

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    懐かしき平成の時事を振り返りつつ進んでいく物語は懐古の情が沸き立って夢中になった。幼年期と青春時代を過ごした古き良き時代。

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    2026年01月09日
  • 絶叫

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    読み応えがあった。
    途中で白骨死体は実は母親ではと推理したが外れた。
    作者が女性の心理や体について、まるで女性の様に生々しく描いているのが不思議。
    他の作品も読んでみたい。

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    2026年01月07日
  • 鼓動

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    私も秀郎と同世代なので、そうそうこんな事あったよと頷きながら読んだ。安心して引きこもっていられるようになったらいいのに、と私も思う。あるドラマで言っていた「個人的なことは政治的なこと」を思い出した。ベーシックインカムの到来はまだかなぁ。私たちには間に合いそうにないな

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    2026年01月04日
  • 鼓動

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    実に重いテーマを扱った作品だった。
    誰からも承認される事なく、年齢を重ねてしまった引きこもりの子供と、その引きこもりの親、育児放棄してしまう親、閉塞感だらけの生き難さに引きこもりで抗う子供たち。
    焼死体で見つかった老婆の事件から、子育てを放棄してしまった女性刑事が老婆の過去を追う。
    盛り沢山の難しい案件を見事に結末に導き、希望を暗示させるように物語を締め括る。
    大きく深い余韻を残してくれて読み応えのある小説だった。
    面白かった。

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    2025年12月15日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    48歳、無職、独身、恋愛経験なし、ずっと引きこもり

    明日は今日よりも豊かになる
    ユーラシア大陸の東の端からぽとりとこぼれた水滴のような、この日本という島国では、だれもがそう信じることのできた事態が長く続いた
    僕が生まれたのは、そのさなか、1974年6月30
    日のことだった

    やっぱ好きな作者だわ
    同世代として時代の雰囲気がよくわかる
    構成、ストーリー、最後の伏線回収まで素晴らしい

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    2025年12月05日
  • 鼓動

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    おもしろかったー。社会派ミステリーって読むまでに気合いが必要だけど、読むとおもしろいんだよね。
    その時代の出来事も添えながらストーリーが進行していくから、当時を感じながら読めたのが良かった。
    しかも油断して読んでいたら、真犯人がまさかの人で!!
    真犯人の気持ちと、草鹿秀郎の父の気持ちが一番共感できたな。
    好きな登場人物は梅田とマリエル。

    それにしても引きこもりね。
    実際どうなんだろう。甘えだよと言い切るつもりはないけど、引きこもれる環境があるからできることだっていうのは事実よね。
    学生時代であれ、社会人になってからでも、傷ついても困っても引きこもる場のない人だっているし。
    草鹿秀郎の場合なん

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    2025年11月24日
  • 作家 超サバイバル術!

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    著名な「作家」3名が、お金・インプット・編集者など様々な角度から「作家としてのサバイバル術」を赤裸々に語ったエッセイ。
    葉真中さんの本は読んだことがない(気がする)けど、中山さん知念さんの本はよく読んでいるので「へぇ、こういう人なんだ」という発見もあり、楽しく読むことができました。
    新人賞はプロになる前の人達との戦いで、そこを突破したら一気に有名な人達と戦わなくてはいけないというシビアな世界がよく分かります。
    何より良かったのが、「作家」ではない自分にも参考になる生き方であり、何かを突き通している人達だからこそ学べることも多いなと思えたところです。
    とはいえ、感銘を受け過ぎるのではなく(ここは

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    2025年11月21日
  • 絶叫

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    すごい、、
    本編だけでも605ページもあるのに、読み進める手が止められない。最後の結末は予想できなかった。至る所の伏線がちゃんと回収されている。長編なのに、凄く緻密な構成だと感じた。

    主人公、陽子の人生を思うと、何が悪かったんだろう?その一瞬一瞬を切り取ると「そうするしかなかった(無理もない)」と思うし、そう思ってしまうからこそ、フィクションと現実の世界で切っても切り離せない部分があるとも感じてヒュっとした

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    2025年11月15日
  • Blue(ブルー)

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    プロローグ

    平成から令和に代わる平成最後の日
    悲しい物語に終止符が打たれた
    この世にいないはずの人間、ただ、、、

    そう、彼は確かにそこに存在したんだ
    戸籍上全く存在しない人間だったが、
    ブルーは確かにそこにいたんだ、、、


    本章
    『Blue』平成という時代を駆け抜けた魂の★5
    『絶叫』に続く奥貫綾乃シリーズ第2弾!
    彼女は、物語の折り返しから登場する

    青、通称“ブルー”は、昭和から元号が
    代わる平成元年初日に生まれ、平成の最終日に
    亡くなるという悲しき物語の主人公だ

    物語は、主に平成15年と平成31年に起こった事件を
    2つの異なる世代の刑事が追っていく

    その事件の犯人はいくつもの悲

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    2025年11月11日
  • ロング・アフタヌーン

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    『犬を飼う』が衝撃的に面白い。誰かに勧めたいと強く思ったが、人を選ぶ…この小説は。途中の展開も何度もギリギリわかりそうでわからなかったり、そうならないでと思ったところでそうなったり。わたしが一番刺さったのは牧島晴佳の存在。終わり方もとても好き。

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    2025年11月02日