葉真中顕のレビュー一覧

  • 政治的に正しい警察小説

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    6編の短編集。切ない「秘密の海」サスペンスチックな「神を殺した男」ミステリーホラー「推定冤罪」考えさせられる「リビング・ウィル」ブラックユーモア炸裂「カレーの女神様」痛烈な皮肉たっぷりの表題作。
    私の知ってる「ほっこり」となんか違う・・・。

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    2019年03月17日
  • ブラック・ドッグ

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    ネタバレ

    過激動物愛護集団DOG。何事もいきすぎるとこうなるのかな。ある種、宗教団体的な。
    たまたまその場に居合わせた人々だけど、パニック状態で人間の本性があらわになっていく過程がリアルだった。
    栞や隆平、宗平やヒカルは助かってほしかったなあ。でもそういうご都合主義的ではないのがいいのか。
    そしててっきりマナと鷺沢教授を怪しい目で見てしまって騙された。

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    2018年08月02日
  • 政治的に正しい警察小説

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    <内容紹介より>
    飛ぶ鳥を落とす勢いの新鋭作家・浜名湖安芸は、「ポリティカル・コレクトネス」をコンセプトにした警察小説という”意識高い”依頼を受けた。パワフルでエキセントリックな編集者を相手に、ハマナコは超大作を書き上げる⁉(「政治的に正しい警察小説」)
    大学生の僕は、偶然通りかかったカレー店で思い出の味に再会した。幼いころに生き別れた母の味だ。女店主にその「秘密の隠し味」を訊ねると……。(「カレーの女神様」)
    そのほか、児童虐待、将棋、冤罪、尊厳死など、多彩なテーマの六編を収録するブラックユーモア・ミステリー集。著者初の文庫オリジナル作!

    ――――
    ミステリ作品として、どんでん返しがしっか

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    2018年01月18日
  • 政治的に正しい警察小説

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    葉真中顕『政治的に正しい警察小説』小学館文庫。

    ブラックユーモア・ミステリー短編集。6編を収録。随分と奇妙なタイトルの作品だなと思ったが、確かにブラックでユーモラスな一面のあるミステリーばかりだった。全体的に出来は並程度だろう。

    『秘密の海』。哀しくも、これからの未来に光を感じる家族の物語とミステリーとが巧く融合された短編。

    『神を殺した男』。将棋の世界を舞台にした短編。うーん。

    『推定冤罪』。有名法廷ミステリーのパロディーのようなタイトルとは裏腹にひたひたと迫り来る恐怖を感じるミステリー。

    『リビング・ウィル』。なるほど。そういう展開にオチなのか。

    『カレーの女神様』。なんという

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    2017年10月15日
  • アイアムアヒーロー THE NOVEL

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    元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
    朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
    藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
    最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった

    全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです

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    2017年09月26日
  • 鼓動

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    プロローグ

    “I'm Alive!!!”
    鼓動とは、そういうことだ
    喜びも苦しみも感じる事が出来るということは

    生きている

    そういうことだ


    そして、私もこの時代を通過したんだ
    そう、主人公と同じ昭和というこの時代を、、、


    本章
    『鼓動』★3.8
    『絶叫』『Blue』に次ぐ奥貫綾乃シリーズ第3弾

    48歳引きこもりが犯した罪とその過去とは

    80〜90年代の昭和史とカルチャーを織り交ぜながら
    物語は現代へと突き進む
    懐かしさを感じさせる、昭和カルチャーの連続で
    それなりに楽しめたが、肝心のストーリーや
    ミステリー要素は前2作より希薄で、タイトルも
    最後こじつけ感が強く違和

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    2026年02月07日
  • 鼓動

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    読後に残ったのは、なんとも言えない重さとしんどさ。
    作中で描かれる「無敵の人」=失うものがない人という言葉が、とにかく恐ろしい。
    死刑になりたいから殺人を犯した、という動機はフィクションでありながら、現実の世界でも同じ理由で起こる事件が後を絶たないことを思い出さずにはいられなかった。
    もちろん、犯罪は決して許されるものではないけれど、、、こうした人間が生まれてしまう背景には、誰がどのように関わり、何が影響していたのかを考える。
    育った環境、周囲との関係性、持って生まれた本人の特性、、、さまざまな要因が絡み合う中で、どこかで防ぐことはできなかったのか。これは永遠の課題なんじゃないかな。
    法律を変

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    2026年02月05日
  • ロング・アフタヌーン

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    冒頭の作中作「犬を飼う」のインパクトが強すぎて、正直そのあとは期待していたミステリというほどの内容には感じなかったです。
    でも、女性作家が書いたのではないかと思うほどに女性心理をこんなに細かく描いているのはすごいと思いました。

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    2026年02月02日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「それはない」 誉田哲也…姫川シリーズ。魚住刑事が活躍。
    「21グラム」 葉真中顕…幽霊が見える女子大生。
    「キアッソスキーム」 真梨幸子…コンゲーム。
    「コンカフェ探偵ロゼ」 荻堂顕…6才の少年が祖母を殺そうとした理由。
    「万藤の灯火」 五十嵐律人…美容整形をめぐる駆け引き。
    「秋山善吉工務店 昭和編」 中山七里…シリーズ続編始動?

    書き下ろしのミステリアンソロジー。

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    2026年01月25日
  • もの語る一手

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    八人の作家の手による将棋がテーマの作品を集めたアンソロジー。
    ホロリとくる話から胸糞が悪い話、ミステリ調のものから時代ものまでバラエティに富んだラインナップ。

    好きなのはジワリと温かい気持ちになる青山美智子さんの「授かり物」と、棋士になる夢を捨てきれなかった男を描いた橋本長道さんの「なれなかった人」。
    装画が伊奈めぐみさんというのも将棋アンソロジーにぴったりでした。

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    2026年01月24日
  • 家族

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    登場人物がとにかく多く複雑。実際の事件をモチーフにしたという事実も相まって、読み進めるのを途中で辞めたくなるくらい気分悪くなった…。誰かにおすすめしたくなる内容ではないかな。ただ淡々と、あるかもしれないリアルを見せつけられている感じ。

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    2026年01月21日
  • 家族

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    直木賞候補作。実際に起きた尼崎変死事件をモチーフに描かれた作品です。
    とにかく、怖い。おそろしい。ヒトコワの極みでした。この話が小説の世界の話なら、普通に読めるところなんですが、念頭には本当にあった事件なんだという事実があるので、とにかく恐怖でしかないです。
    登場するひとりひとりに、自分を重ねたりしてしまうと苦しくて辛くて、しんどくなるので、やや引いた目線での読書がおすすめです。

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    2026年01月17日
  • 家族

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    2026年直木賞候補作品なんですね
    尼崎連続殺人事件を元にした作品です
    とにかく 登場人物が多く
    終盤になり 本末に相関図があることに
    気付きましたが それを見ても分かり難い
    『家族』といいながら ホントの家族ではないので苗字も違うし え??誰だっけ?と
    思いながら読み進めました
    救われることが一切なく 気持ちが滅入る描写が多かったです

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    2026年01月15日
  • 家族

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    読み終えた直後は星の数を1つにしてやろうと決めていた。世間一般で言われる「イヤミス」作品を読んでも割と平気な自分だが、本作は途中で投げ出したくなるくらい気分が悪くなったからだ。
    しかし困ったことに、全候補作中で最も強烈なインパクトを残したのがこの作品であったこともまた事実で、ある程度評価しないとアカンやろと思い直して結局この星の数にした。

    この作品で一番酷いのは、時間軸をずらした構成にして序盤で誰が犠牲になるか分かってしまう点。つまり「この人はどうなるの?もしかして助かるの?」といったミステリ的な興味と希望が最初から削がれ、ごく普通の人たちが騙され、服従させられ、虐げられ、そして挙句の果てに

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    2026年01月10日
  • 家族

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    千百年前、ヌシの怒りを鎮めるため、沼に生け贄を捧げる集落があった。その沼の跡地に肥えたヌシが甦る…違和感と不快感が、絶え間なく襲い来る物語だった。警察の対応、洗脳の恐怖、羽虫を舐め取る朱鷺子、逃げた場所にまで現れる瑠璃子たち…内通者(あばた面の男?)がいたのでは、と推理を巡らせると同時に、朱鷺子の『金色の首飾り』がやけに気になった。

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    2026年01月09日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    「web TRIPPER」に掲載された作品をひとまとめにしたアンソロジー。警察ものがもたらす人間ドラマやミステリーとしての広がりを感じることが出来る作品。読んだことのある作家が大半だが、読んだことのなかった、鳴神さんと吉川さんが良かった。また伊兼さんの硬派な感じも大好きだった。捜査を主軸にした正統派警察ものが少ない印象を持ったがそれがこのジャンルの幅の広さを知るすべになる。

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    2026年01月09日
  • 家族

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    第174回直木賞候補作

    尼崎連続変死事件をモチーフにした小説

    以前読んだ誉田哲也『ケモノの城』との類似で、どうしても既視感を感じてしまった

    迫力はあるが、本作ならではの傑出した魅力が私には感じられなかった

    とはいえ、好きな人は好きな小説だと思う

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    2026年01月08日
  • 家族

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    尼崎事件をもとに書かれた話。時系列がバラバラだったが、自分にとってはわかりづらかった。どのように人が変化していくかが細かく書かれており、洗脳ってこうなっていくんだと思った。
    暴力が正しいみたいなことを言っている場面があったけど、そこまで思わせるってところが怖いと思った。
    これが本当にあった話をもとにしてるって思うとすごすぎる。

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    2026年01月05日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    ちょっと火車っぽいなと思いつつ読み進めた。
    中盤は盛り上がりに欠けて読み流した部分は多かったかも。
    終盤の覚醒は良かった

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    2026年01月04日
  • 家族

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    尼崎連続変死事件を元にした小説です。

    恐怖で支配し、尊厳を剥ぎ取ることで洗脳する…更に“家族”同士で監視させお互いに罰を与え合うという、矢戸瑠璃子の手口が恐ろしい。こんなのどうやって逃げたらいいのか…。
    瑠璃子が取り込んだ家族の数が多く、その相関図もかなり複雑です。小説内でメインとなる登場人物は宗太という男なのですが、語られる出来事は断続的で、決定的な出来事は語られなかったりするので、ちょっと消化不良感が残りました。
    結局「あばた顔の男」は誰だったのか…など、明らかになっていないこともあり、その辺りも気になりました。
    家族は聖域なんです。という作中の言葉の通り、「民事不介入」であり、ケア労働

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    2026年01月04日