葉真中顕のレビュー一覧

  • 家族

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    個人的にも家族は、血のつながりではないと思う。とはいえ、洗脳で家族が形成されるなんて信じられないことだ。まして、血がつながった肉親がいがみ合う怖さに没入し怒りさえ覚えた。家系図で、関係性が示されているがよくわからなったのは、きっと私だけでしょう。

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    2026年06月18日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    全体的に意外と単純だったり、予想通りの話が多く上質なミステリーかと聞かれると疑問。
    ただ面白い話もあり個人的には「コンカフェ探偵ロゼ」と「万藤の灯火」が良かった。あと単純だけど秋山善吉も好き。
    コンカフェ探偵ロゼは世界観がぶっ飛んでおりその時点で良かったが一見猟奇的な殺人のイメージを覆すのが良い。(ただ序盤の世界観とはほぼ関係ない事件が本筋なのは?だった。)

    万藤はキャラがいい。頭の中では九条先生がずっとイメージだった。

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    2026年06月13日
  • 家族

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    類似した記憶に残る作品に、ハリー・クレッシングの「料理人」がある。
    そちらは家族に雇われた料理人(人身掌握に長けている※暴力は辞さない)が美味しい食事を提供しながら、雇い主の家を侵食していく話だが、「家族乗っ取り物」とでもいうような作品群は何度読んでも背筋が冷える。

    それはいつ忍び寄ってくるかわからない現代的な恐怖を呼び起こすからだと思う。
    民事不介入という名目の元、犯罪の温床になりかねない家庭はまさに藪の中。

    一気読みだったけれど、面白くて夢中!というより「うわーまずいものに手をつけちゃった、途中でやめられないよかえって夢見が悪くなる」の焦りで読み切った。
    とりあえず作品の世界から抜け出

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    2026年06月03日
  • 家族

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    暴力とマインドコントロールで、強いものが弱いものを支配する救いようのない世界。フィクションなのに説得力があるのは実際に似たような事件があったからか。
    読み続けるのがしんどかった。

    側から見ていると、逃げればいいのにとか、考えることを放棄してはいけないのになどと思ってしまうけど、考える気力や逃げる意思は意外に簡単に奪われるのだ、きっと。

    警察の民事不介入の在り方についても考えさせられたし、家族のもつ、閉ざされた、外から遮断された世界という一面にも改めて気づかされた。

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    2026年06月03日
  • もの語る一手

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    白井智之さんと葉真中顕さん目当てで。
    白井さんの「誰も読めない」、白井さんの作風でどんな将棋テーマなんだろうと思ったら…最高でした笑
    青山美智子さんの「授かり物」もすごく良かった。

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    2026年05月09日
  • Blue(ブルー)

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    社会情勢によって生まれる不条理を背景に、虐待や貧困をベースにした一冊。
    一家惨殺の顛末は、共感するのが難しいものだったけど、何とも言えない気持ちになった。

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    2026年04月26日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    将棋は全く興味はないが好きな作者さんが多数いたので読んでみた。
    将棋が分かればもっと面白かったのだろうけど、分からないなりにも面白かった。


    ・授かり物 ★★★★★
    大好きな青山さんの作品。
    離婚して1人で子供を育てたお母さんの話。ほっこりとするし、泣きましないが感動する。


    ・マルチンゲールの罠 ★★★★
    1人語りの話。初めて読む作家さんの話。
    オチは読めたが、話に引き込まれ結構面白かった。


    ・誰も読めない ★★★
    将棋は全く分からないので、具体的な話はちんぷんかんだったがザ、ミステリーって感じでまあまあ良かった。


    ・なれなかった人 ★★★★
    読後がかなり良い!!
    将棋はちんぷん

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    2026年05月07日
  • ロング・アフタヌーン

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    最初の作中作が衝撃で、全体としても面白い構成。男性の著者なのに女性目線でかなり男性に厳しい描写が多く、ミステリーなのか?妄想?ファンタジーなのか?ジャンルも不思議で色んな意味で引き込まれました。

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    2026年03月29日
  • ロスト・ケア

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    40人以上の老人の殺害という犯罪史に残る凶悪犯に、死刑判決が降された。
    ただ、彼に救われたという遺族もおり…
    犯人は誰かというミステリー要素もさることながら、介護現場とはちぐはぐな制度、何より壮絶な在宅介護の描写が他人事ではなく、考えさせられる。

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    2026年03月27日
  • もの語る一手

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    8人の作家さんによる将棋にまつわる短篇集
    青山美智子さんの作品「授かり物」
    息子が旅立ちの日に「自分の好きなことを好きなように頑張れること、お母さん一番応援してるから」
    そして、離れることがこんなにさびしいのは幸せなのだと…
    相手を思って応援することで、自分も頑張れる気がします

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    2026年03月08日
  • もの語る一手

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    青山美智子さんのお名前があったので読みました。

    うんうん、
    息子さんの旅立ち、わかるよー。
    大昔に、あたしも体験しましたよー。
    ジーンとしました。

    将棋のことは、まったくわからないので、
    ちょっと流し読みしたけど、面白かったです。

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    2026年03月04日
  • 絶叫

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    前半7割くらいは、分かりやすいくらいに堕ちていく様子を辿るのがだるかった。
    でも最後の方は、それをチャラにしてくれるくらい、憶測、期待、誤認、確信へと加速する面白さだった。

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    2026年02月22日
  • 鼓動

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    プロローグ

    “I'm Alive!!!”
    鼓動とは、そういうことだ
    喜びも苦しみも感じる事が出来るということは

    生きている

    そういうことだ


    そして、私もこの時代を通過したんだ
    そう、主人公と同じ昭和というこの時代を、、、


    本章
    『鼓動』★3.8
    『絶叫』『Blue』に次ぐ奥貫綾乃シリーズ第3弾

    48歳引きこもりが犯した罪とその過去とは

    80〜90年代の昭和史とカルチャーを織り交ぜながら
    物語は現代へと突き進む
    懐かしさを感じさせる、昭和カルチャーの連続で
    それなりに楽しめたが、肝心のストーリーや
    ミステリー要素は前2作より希薄で、タイトルも
    最後こじつけ感が強く違和

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    2026年02月07日
  • 鼓動

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    読後に残ったのは、なんとも言えない重さとしんどさ。
    作中で描かれる「無敵の人」=失うものがない人という言葉が、とにかく恐ろしい。
    死刑になりたいから殺人を犯した、という動機はフィクションでありながら、現実の世界でも同じ理由で起こる事件が後を絶たないことを思い出さずにはいられなかった。
    もちろん、犯罪は決して許されるものではないけれど、、、こうした人間が生まれてしまう背景には、誰がどのように関わり、何が影響していたのかを考える。
    育った環境、周囲との関係性、持って生まれた本人の特性、、、さまざまな要因が絡み合う中で、どこかで防ぐことはできなかったのか。これは永遠の課題なんじゃないかな。
    法律を変

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    2026年02月05日
  • ロング・アフタヌーン

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    冒頭の作中作「犬を飼う」のインパクトが強すぎて、正直そのあとは期待していたミステリというほどの内容には感じなかったです。
    でも、女性作家が書いたのではないかと思うほどに女性心理をこんなに細かく描いているのはすごいと思いました。

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    2026年02月02日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「それはない」 誉田哲也…姫川シリーズ。魚住刑事が活躍。
    「21グラム」 葉真中顕…幽霊が見える女子大生。
    「キアッソスキーム」 真梨幸子…コンゲーム。
    「コンカフェ探偵ロゼ」 荻堂顕…6才の少年が祖母を殺そうとした理由。
    「万藤の灯火」 五十嵐律人…美容整形をめぐる駆け引き。
    「秋山善吉工務店 昭和編」 中山七里…シリーズ続編始動?

    書き下ろしのミステリアンソロジー。

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    2026年01月25日
  • もの語る一手

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    八人の作家の手による将棋がテーマの作品を集めたアンソロジー。
    ホロリとくる話から胸糞が悪い話、ミステリ調のものから時代ものまでバラエティに富んだラインナップ。

    好きなのはジワリと温かい気持ちになる青山美智子さんの「授かり物」と、棋士になる夢を捨てきれなかった男を描いた橋本長道さんの「なれなかった人」。
    装画が伊奈めぐみさんというのも将棋アンソロジーにぴったりでした。

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    2026年01月24日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    「web TRIPPER」に掲載された作品をひとまとめにしたアンソロジー。警察ものがもたらす人間ドラマやミステリーとしての広がりを感じることが出来る作品。読んだことのある作家が大半だが、読んだことのなかった、鳴神さんと吉川さんが良かった。また伊兼さんの硬派な感じも大好きだった。捜査を主軸にした正統派警察ものが少ない印象を持ったがそれがこのジャンルの幅の広さを知るすべになる。

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    2026年01月09日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    ちょっと火車っぽいなと思いつつ読み進めた。
    中盤は盛り上がりに欠けて読み流した部分は多かったかも。
    終盤の覚醒は良かった

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    2026年01月04日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    『ロスト・ケア』が良かったのでこちらも
    心に傷を抱えた女性刑事視点の話はイマイチだったが、引きこもりの半生の方は読み応えがあった。事件自体に魅力はないのに、ここまで読ませてしまう力は流石。日本の絶頂期から失われた30年に移行するこの時代の雰囲気を仮想体験できた。調べると著者は草鹿と同い年なんですね。しばしば耳にする就職氷河期世代の恐ろしさもよく理解できた。時代に恵まれ、売り手市場の生温い就活を経験した自分が、草鹿のことを「甘え」だとは口が裂けても言えない。
    ありそうでなかった(?)草鹿の動機に、ロストケア同様読者サービスのどんでん返し。この話の着地点は?自分らしく生きるにはまず自分を承認すると

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    2025年12月13日