葉真中顕のレビュー一覧

  • ブラック・ドッグ

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    世界的な動物愛護団体DOG。
    ただ、その活動はあまりにも過激。
    即刻、種差別をやめろと訴えるが、そのやり方は黒い獣に人間を襲わせるという、あまりに現実離れしたもの。
    人間が今まで食用として動物を殺めてきたことへの報復…
    かなりグロテスクです。

    2020.4.26

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    2020年04月27日
  • ブラック・ドッグ

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    殺人も辞さない世界的な過激動物愛護団体DOGによって、イベント会場に閉じ込められた人々。謎の黒い獣の襲撃から生き残るのは誰なのか?極限の獣テロを描く超パニック小説。
    久しぶりに壮大でエグすぎる物語に遭遇した。ペット産業の知られざる真実もさることながら、人間の凶暴性と心の弱さの二面性も見方によっては恐怖である。誰が生き延びるのかという『バトル・ロワイヤル』的な面白さもあり、普通であれば、絶対好きになれないペット販売会社社長の安東を応援してしまう自分の怖さも感じた。

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    2019年11月19日
  • 政治的に正しい警察小説

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    社会派小説を得意とする葉真中顕さんの短編集。
    六編からなる作品は、どれもアイロニーが効いたブラックユーモアミステリー。
    どのストーリーもテンポよく進み、こちらが予想する終着点をことごとく裏切る驚愕のラスト。さすが葉真中顕さん、短編も面白いです!

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    2019年09月13日
  • ブラック・ドッグ

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    ペット問題をテーマにしつつ、中身は典型的なパニック(ホラー)もの…と思って読み進めていったら、終盤トンデモな展開に唖然。作者らしい叙述トリック全開で、見事にハメられた。わずか半日の出来事に600ページ以上割きながら冗長にならない文章力はさすが。最後まで容赦なく続く殺戮場面は頭に残る。ラストは腑に落ちず、非現実感も拭えないが、人間と動物の関係について色々考えさせられた。

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    2020年05月08日
  • 政治的に正しい警察小説

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    6編の短編集。切ない「秘密の海」サスペンスチックな「神を殺した男」ミステリーホラー「推定冤罪」考えさせられる「リビング・ウィル」ブラックユーモア炸裂「カレーの女神様」痛烈な皮肉たっぷりの表題作。
    私の知ってる「ほっこり」となんか違う・・・。

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    2019年03月17日
  • ブラック・ドッグ

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    ネタバレ

    過激動物愛護集団DOG。何事もいきすぎるとこうなるのかな。ある種、宗教団体的な。
    たまたまその場に居合わせた人々だけど、パニック状態で人間の本性があらわになっていく過程がリアルだった。
    栞や隆平、宗平やヒカルは助かってほしかったなあ。でもそういうご都合主義的ではないのがいいのか。
    そしててっきりマナと鷺沢教授を怪しい目で見てしまって騙された。

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    2018年08月02日
  • 政治的に正しい警察小説

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    <内容紹介より>
    飛ぶ鳥を落とす勢いの新鋭作家・浜名湖安芸は、「ポリティカル・コレクトネス」をコンセプトにした警察小説という”意識高い”依頼を受けた。パワフルでエキセントリックな編集者を相手に、ハマナコは超大作を書き上げる⁉(「政治的に正しい警察小説」)
    大学生の僕は、偶然通りかかったカレー店で思い出の味に再会した。幼いころに生き別れた母の味だ。女店主にその「秘密の隠し味」を訊ねると……。(「カレーの女神様」)
    そのほか、児童虐待、将棋、冤罪、尊厳死など、多彩なテーマの六編を収録するブラックユーモア・ミステリー集。著者初の文庫オリジナル作!

    ――――
    ミステリ作品として、どんでん返しがしっか

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    2018年01月18日
  • 政治的に正しい警察小説

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    葉真中顕『政治的に正しい警察小説』小学館文庫。

    ブラックユーモア・ミステリー短編集。6編を収録。随分と奇妙なタイトルの作品だなと思ったが、確かにブラックでユーモラスな一面のあるミステリーばかりだった。全体的に出来は並程度だろう。

    『秘密の海』。哀しくも、これからの未来に光を感じる家族の物語とミステリーとが巧く融合された短編。

    『神を殺した男』。将棋の世界を舞台にした短編。うーん。

    『推定冤罪』。有名法廷ミステリーのパロディーのようなタイトルとは裏腹にひたひたと迫り来る恐怖を感じるミステリー。

    『リビング・ウィル』。なるほど。そういう展開にオチなのか。

    『カレーの女神様』。なんという

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    2017年10月15日
  • アイアムアヒーロー THE NOVEL

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    元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
    朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
    藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
    最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった

    全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです

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    2017年09月26日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    全体的に意外と単純だったり、予想通りの話が多く上質なミステリーかと聞かれると疑問。
    ただ面白い話もあり個人的には「コンカフェ探偵ロゼ」と「万藤の灯火」が良かった。あと単純だけど秋山善吉も好き。
    コンカフェ探偵ロゼは世界観がぶっ飛んでおりその時点で良かったが一見猟奇的な殺人のイメージを覆すのが良い。(ただ序盤の世界観とはほぼ関係ない事件が本筋なのは?だった。)

    万藤はキャラがいい。頭の中では九条先生がずっとイメージだった。

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    2026年06月13日
  • 家族

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    類似した記憶に残る作品に、ハリー・クレッシングの「料理人」がある。
    そちらは家族に雇われた料理人(人身掌握に長けている※暴力は辞さない)が美味しい食事を提供しながら、雇い主の家を侵食していく話だが、「家族乗っ取り物」とでもいうような作品群は何度読んでも背筋が冷える。

    それはいつ忍び寄ってくるかわからない現代的な恐怖を呼び起こすからだと思う。
    民事不介入という名目の元、犯罪の温床になりかねない家庭はまさに藪の中。

    一気読みだったけれど、面白くて夢中!というより「うわーまずいものに手をつけちゃった、途中でやめられないよかえって夢見が悪くなる」の焦りで読み切った。
    とりあえず作品の世界から抜け出

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    2026年06月03日
  • 家族

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    暴力とマインドコントロールで、強いものが弱いものを支配する救いようのない世界。フィクションなのに説得力があるのは実際に似たような事件があったからか。
    読み続けるのがしんどかった。
    側から見ていると、逃げればいいのにとか、考えることを放棄してはいけないのになどと思ってしまうけど、考える気力や逃げる意思は意外に簡単に奪われるのだ、きっと。
    警察の民事不介入の在り方についても考えさせられたし、家族のもつ、閉ざされた、外から遮断された世界という一面にも改めて気づかされた。

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    2026年06月03日
  • 家族

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    めちゃくちゃ読んでるのしんどかった。
    でも止まらなくて一気読み。
    このモチーフの事件、聞いたことあるぐらいでリアルは知らなかったから、本で文章で著されると伝わり過ぎるほど伝わる。
    これはちゃんと伝えていかなきゃいけない事件。
    でもとにかくしんどかったから星は3つで。

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    2026年05月23日
  • 家族

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    2026/05/22
    家族
    葉真中顕さん

    本当にあった、
    他人なのに家族という、洗脳の話

    酷い話

    気持ち悪い

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    2026年05月22日
  • 家族

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    ネタバレ

    あの事件だ。知っている人ならあの報道を聞いた時衝撃以外なかったと思う。なぜ、そんなわけない、と思ったけれど、恐怖による支配はこの小説でいう愛、家族ということなんだろう。求めているものが違う角度からやってくる。逃げられない、吸収される。そんな形を望んでいた訳じゃないのに、そっち側にいる。わたしは当事者になったら逃げられたのだろうか、それとも愛だと言い訳してあっち側になってしまったんだろうか。

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    2026年05月15日
  • 家族

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    最初から最後まで、とにかく気が重くなる話が続きます。救いもなく、崩れるように闇に堕ちていくようなストーリーです。

    結局、わからないままのこともあり、また幽霊なんかも登場してしまうため、スッキリはしません。久しぶりに、どんよりした気分になる本と出会いました。

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    2026年05月10日
  • もの語る一手

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    白井智之さんと葉真中顕さん目当てで。
    白井さんの「誰も読めない」、白井さんの作風でどんな将棋テーマなんだろうと思ったら…最高でした笑
    青山美智子さんの「授かり物」もすごく良かった。

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    2026年05月09日
  • 家族

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    ネタバレ

    内容知らずに読み始め、マンション購入のところで気が付いた。
    これ尼崎事件の話だ。角田美代子の話。
    あの事件は怖かった。怖くて詳細は知らない、知りたくなかった。ニュースでもあまり掘り下げなかったと思う。残酷すぎて掘り下げられなかったのかも。
    だから読み始めて後悔、読みたくなかった。でも読み始めてしまったし仕方なく読んだ。
    酷い内容。これもし自分が目をつけられたとしたら、やっぱり逃げられる気がしない。逃げられないことはよく分かった。

    これから読む方へのアドバイス。
    巻末に登場人物相関図があります。最初じゃなかったので、私ずっと気が付きませんでした。時系列も主語もばらばらに語られますので、相関図見

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    2026年05月07日
  • 家族

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    尼崎で起きた連続変死事件をモチーフにした小説。洗脳というかマインドコントロールというか、そういう異常な精神状態にして殺し合わせたり。

    面白いとかつまらないとかそういうのじゃなくて「嫌な話」でした。読んでてとてもつらかった。早く読み終わりたかった。平和に平凡に暮らす善男善女が何の落ち度もなく悲惨な状況に堕とされる。そして最終的に加害者側が大した罰を受けるでもなく・・・かなりメンタルにくる一冊なので読むときは注意が必要。なんせ現実にも起きてる話だったわけなんですから。

    でもそれでいて最後はなんかふんわりと終わってしまったがちょっとそれまでの緊迫感をこれで締めるのか・・・とは思いました。あばた面

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    2026年04月30日
  • Blue(ブルー)

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    社会情勢によって生まれる不条理を背景に、虐待や貧困をベースにした一冊。
    一家惨殺の顛末は、共感するのが難しいものだったけど、何とも言えない気持ちになった。

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    2026年04月26日