葉真中顕のレビュー一覧

  • 絶叫

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    だいぶ前にドラマを観たことがあったが、小説もすごい衝撃だった。自分たちの日常にもこの小説のような怖さが潜んでいるのではとはらはら、絶叫でした。

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    2025年10月19日
  • Blue(ブルー)

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    ブルーと呼ばれた少年を中心に、様々な社会問題が折り重なった重厚な社会はミステリー

    無戸籍児童・児童虐待・貧困問題・外国人就労問題…途中まではバラバラな事件のように感じていたが、最後にはまとまっていくのは唸らされました
    大量殺人を犯しているブルー、ただ生い立ちや動悸、社会の歪みに落とされた被害者の側面もある彼の存在に複雑な気持ちになりました

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    2025年10月16日
  • ロスト・ケア

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    生きるってなんだろう、死ぬってなんだろう。

    どう生きて、どう死んでいくのか、
    周囲はどうケアして、どう受け止めていくのか。

    正義って、なんだろう。正しさは、正義?
    綺麗事じゃ語れない、介護の現場。

    すごく深くて、難しかったけど、
    この答えは今出すべきじゃなくって、
    生きていく中で探していくんだろうなと思った。


    「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。
    門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
    だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。
    あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。
    魚を欲しがるのに、蛇

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    2025年10月07日
  • 政治的に正しい警察小説

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    表題作のテンションの高さ!!その前のカレーの女神もなかなか!どうかお店でカレーを食べるときに思いだしませんように。

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    2025年09月28日
  • 鼓動

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    ひきこもり、、ホームレスの老女。
    皆、自業自得じゃないの。
    犯人は、それって反則やんと思ってしまった。

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    2025年08月18日
  • もの語る一手

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    読みにくい作品もあったけど。奨励会にいる人は、誕生日をめでたい日とは思わないや。「なれなかった人」がふむふむ。

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    2025年08月15日
  • もの語る一手

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    将棋を知ってたらもっと楽しめたんだろうなあというところが多かった
    なんもしらないからおそらく3割くらいだろうなと悲しいけど
    将棋は兵法ということはわかった

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    2025年08月06日
  • Blue(ブルー)

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    大好きな「絶叫」の作者さんのやつ且つ評判が良いと聞いて楽しみに読み始めたところ、世間のエアポケットにすっぽりハマってしまった様な家族の様々な面が見えてきて… 幸せじゃないのは自分だけではない。でも幸せな時だってあるよね。とか色々巡り巡って苦しいです。ブルー幸せに生まれて来てね。。

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    2025年08月01日
  • Blue(ブルー)

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    ネタバレ

    この感想には『絶叫』のネタバレもちょっとあるかもだよ!注意!


    『絶叫』がめちゃくちゃ面白かったので手に取った本作。
    比較すると個人的には『絶叫』の方が面白かった。
    本作は結末が見えてるのでドキドキハラハラとかいう感じではなかったかな。
    でも中盤で『絶叫』にも出て来た奥貫綾乃刑事が出て来てびっくり!シリーズものだったんだね?知らずに手に取ったので本当に驚いた。
    奥貫綾乃刑事、個人的に刺さる描写が多くて多くて。虐待こそしたことはないが、子育て苦手な民からすると、一歩間違ったら綾乃と同じ道を辿っていたかもしれないと恐怖を感じる。

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    2025年07月18日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「授かり物」 青山美智子
    「マルチンゲールの罠」 葉真中顕
    「誰も読めない」 白井智之
    「なれなかった人」 橋本長道
    「王手馬取り」 貴志祐介
    「おまえレベルの話はしてない(大島)」 芦沢央
    「女の戰い」 綾崎隼
    「桂跳ね」 奥泉光

    テーマは「決断」。
    藤井聡太さんを見ていると、ホントに楽しそうだからつい応援したくなる。だけど、実際中の人たちからしてみたらそんなものじゃない、……というのが伝わってくるアンソロジー。

    「女の戰

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    2025年07月13日
  • 鼓動

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    実の父を殺害し、ホームレスのお婆さんを絞殺したあと焼いた残虐な殺人犯。奥貫綾乃は被害者のお婆さん(フラワーさん)の身元を調べて行く中で何とも言い難い真実にたどり着いた。
    昭和から平成、令和の出来事に沿って、容疑者の悲しい人生が描かれている。

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    2025年07月08日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    Audibleにて。ホームレスの老女が殺害され燃やされた事件を中心に、過去に娘をネグレクトして手離した経験を持つ女性刑事が主人公の現在パートと、70年代に生まれ8050の典型である引きこもりとなる男が過去から独白するパートとが交互に語られる。朗読は男女ともに巧く、短い章立てもあってテンポよく聞けた。葉真中さんの本は初めて読むが、当たり前の事件を過去と現在から掘っていった先に見える景色はいかがか、というなかで、そこそこ面白かった。絶叫は、電子にてバーチャル積読なので、また読んでみたい。

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    2025年06月30日
  • もの語る一手

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    将棋をテーマにした、いろんな作家たちの短編集。
    将棋の対局やをテーマにしたものや将棋界の昇段試験のルールの厳しさ。作家それぞれ切り取り方は、違うが、ドラマの生まれやすい世界なんだと教えてくれる。
    対局の場面解説が多い小説は、正直頭の中はパニックになりそうだった。

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    2025年06月12日
  • 絶叫

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    葉真中顕さん。平凡な女性の死体が発見され、それを捜査する女性刑事と死んだ女性の人生についてとが入れ替わりながら進む話。
    女性の出生から死亡まで、その当時の世情をそえながら進むか600ページもあり、そのほとんどが女性の転落人生なので途中で飽きてしまった。

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    2025年06月11日
  • 鼓動

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    オーディブルで。
    世代が近いので懐かしい話。
    昔話は共感出来るものの…。
    引きこもり系の話だが、各キャラクターにあまり共感できない。

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    2025年05月27日
  • 鼓動

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    【明日は今日よりも豊かになる】
    それを信じるだけから、ダメだったのか。
    それを夢見るだけから、ダメになったのか。
    明日を今日より豊かにしたかったら、ほんの少しでいいと思わないとダメかも。
    何を豊かだと思うかは人それぞれだから。
    手記を書いて少しは豊かになれたのだろうか。

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    2025年05月22日
  • 鼓動

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    あの時代に自分を取りこぼして、草鹿のように引きこもっていた同級生がいる。
    彼も草鹿のように考えていたことがあるのだろうか。
    普通に就職して家族を持つ人と草鹿やその同級生のように閉じていってしまう人に大きな違いはないように思う。紙一重だなぁと思う。

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    2025年05月20日
  • ロスト・ケア

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    高齢化社会に生きる私達には、避けて通れない「介護」がテーマであり、自分がこの状況になったら…と考えながら読み進めた。
    登場人物、佐久間のようにズルができる所ではズルして当たり前という考え方もどうかと思うが、大友のように杓子定規に正義を追求していく姿にも怖さを感じた。
    以前、著者の「灼熱」を読んで面白かったので、こちらも読んでみた。他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年05月17日
  • ロスト・ケア

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    介護、考えさせられる
    する側の年齢になり、される側の年齢にも
    近づいている
    迷惑はかけたく無いし、正直言ってかけられたくもない。迷惑と思ってしまう事もあるだろう
    国のシステムか誰のせいか?格差はどの年齢にもあって、親も家も学校も生まれてから死ぬまで格差の中で生きている
    最後は自分の意思で決めたい

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    2025年05月13日
  • 絶叫

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    鈴木陽子の壮絶な復讐物語。
    母親に愛されずに育ち、その後はずっと辛い人生。
    暴力的なシーンも所々あり、あまり明るくなれるような内容ではなかった。

    第三者視点で陽子について描かれているが、最後に謎が解き明かされる。

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    2025年04月26日