葉真中顕のレビュー一覧

  • 夜更けのおつまみ

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    お酒もおつまみも、好みがそれぞれなのが面白い。
    酒ではなくつまみがテーマなのに、つまみを美味しく食べるために飲むのではなく、酒を美味しく飲むために食べているのですよ!と開き直っている執筆者がチラホラ混じっているのが微笑ましくてよい。
    オイルサーディンは美味しい。

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    2020年03月14日
  • 政治的に正しい警察小説

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    ⑧児童虐待、将棋、冤罪、尊厳死など、多彩なテーマ六篇を収録するブラックユーモア・ミステリー集。
    「カレーの女神様」そして「リビング・ウィル」、表題も良かった。小松左京風かな。

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    2020年01月25日
  • コクーン

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    長編作品と思いきや連作短編集。題材は新興宗教に東日本大震災。解説にもある通り、確かに著者の集大成的なイメージはある。描かれるのは図らずも宗教団体に巻き込まれた家族たちのその後。重苦しい題材だが、短編に落とし込まれている為、割と読み易く仕上がっている。その反面、シンラの会は紋切り型のカルト教団に収まっているし、社会問題を色々盛り込み過ぎて物語の奥行きが狭い印象も残る。綺麗にまとまっているのだが、前二作の衝撃に比べると満足度は決して高くはない。総括のエピローグは実に包容的だが、あまりにも救いがないとも言える。

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    2019年11月10日
  • 政治的に正しい警察小説

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    シリアスな長編とはひと味異なる短編集。テーマは様々で、いずれも筒井康隆風のブラックジョークが楽しめます。大御所に比べるとまだまだ毒は足りないですが…。

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    2019年09月30日
  • コクーン

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    オウム事件を下敷きにしながら並行世界を描いた、連作短編集のような異色ミステリー。戦中〜現在までの世相を絡めながら、バタフライ・エフェクトで話が繋がっていく。巻末(単行本ではカバー裏?)の衝撃的なオマケ「コクーン 2016」が作者らしいサービス。本編中でも、ある主要人物の来歴が……。他にも気付いていない仕掛けや暗喩がありそうで、モヤモヤ感が残った。

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    2019年07月31日
  • コクーン

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    カルト教団のテロってことで阿鼻叫喚が展開されると思いきや、その周辺のお話。生々しい地獄ではなく緩やかにじわじわ染み込む地獄。

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    2019年07月22日
  • コクーン

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    ネタバレ

    読み応えはあるのに、なぜかとてもモヤモヤします。

    新興宗教団体によるテロ事件に何らかの形で関わりのある登場人物の昔と今、ふたつの時代。モヤモヤの原因はおそらく最終章。事件を起こした教祖の母親がわが子を出産したことを悔やみつつ、自分がこの子を産まなかった場合、わが子の上を行く外道が出てきてさらなる大惨事が起きたであろうパラレルワールドを想像します。自分の息子が起こしたテロのほうがまだマシだったと考えることにモヤモヤ。

    フィクションであっても、被害者や加害者の遺族のいつまでも癒えない思いや、その思いを抱えたまま暮らす様子には触れることができた気はします。事件を起こした犯人の思いはわからないから

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    2019年07月17日
  • コクーン

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    葉真中顕、これまでの作品すごく好き。いつも社会問題を扱って、倫理とは問うてくる感じが好き。さらに、だいたい物語の後半でどんでん返しがあって「あああ、あなただったの〜」って展開が快感だったんだけど、この作品ではどんでん返しはなかったというか、弱かったというか。私が期待しすぎたのか。
    この作品は今までの作品より詰まっている要素が多いかなと思う。登場人物も多く、視点もコロコロ変わる。いろんな関係のない人が、いろんなところで関係していて、自分より大きなものに影響される人生に、「もしこうだったら」と空想することがある種の救いであり、とらわれる対象でもある。
    おもしろくて買って3時間で読んでしまったが、こ

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    2019年05月17日
  • コクーン

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    なかなか面白かった。ただ、登場人物が多く、最後につながるんだろうなと思いつつ、名前と状況を憶えるのが大変だった。私がうといのか?

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    2019年05月08日
  • 政治的に正しい警察小説

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    長編に対して、かなりコミカルな短編集で少し意外。
    何も書かないことが一番のポリティカルコレクトネスとは。
    「神を殺した男」と「リビングウィル」が面白かった。動けないけど意識のみあるという状況で尊厳死ってつらいだろうなー。

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    2018年11月03日
  • ブラック・ドッグ

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    昨今飽和状態な動物パニック漫画のような筋書きに一抹の不安を抱いたものの、650という頁数を一気に読ませるだけの筆力は健在。しかし「ロスト・ケア」や「絶叫」の満足度には到底及ばなかった。前二作が現代の社会問題を自分なりに考えさせられたのに対し、本作は所謂パニック作品の規定フォーマットの域を出ていないように感じたし、登場人物を無駄に殺し過ぎるのも安易に思えた。動物愛護という題材を問題定義するにはこの舞台設定は流石に大味過ぎた気がする。読み応えはあるが、葉真中作品にこういう作風を求めていないだけに残念だった。

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    2018年06月24日
  • 政治的に正しい警察小説

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    裏表紙のあらすじに興味を惹かれ購入。収録順序は必ずしも発表順ではなく、巻末へ向かうに従いブラックなエピソードになっていくのは意図的?作品毎にテーマが盛り込まれ、それが上手に消化されており圧巻。まさか、表題作が一番エキセントリックだとは…。

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    2018年06月20日
  • 政治的に正しい警察小説

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    ストーリーテラーなのは間違いないと思うのだ。当初の印象とは裏腹に、思わぬ方向へ進み出す展開はとても魅力的だ。
    ただ、その内容と表現が少々エキセントリックに感じてしまう。何もそこまで、、、、と思ってしまうところがしばしば。
    6つの短編で構成された本作品。「推定免罪」「神を殺した男」はとても好き。「リビングウィル」「カレーの女神様」はうーん、、、。「秘密の海」はそっかなるほどね。「政治的に正しい警察小説」はあまりのぶっ飛び具合に苦笑い。
    って感じでした。

    また次作に期待します。

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    2018年05月12日
  • 政治的に正しい警察小説

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    「ロスト・ケア」「絶叫」と衝撃的な社会派作品を描いた作家さんの書き下ろし「ブラック・ユーモア」短編集。
    何の情報もなく、タイトルだけで手に取ったので、警察小説だと思い込んでいたが、警察が出てくる気配は全くない。そしてタイトルに使われた「政治的に正しい警察小説」にも警察は出て来ない…完全に自分の勘違いだった…
    長編でも先が読めない展開が武器の作家さんだけど、今作に納めれたいずれの作品も、読み終わった後に「え?どういうこと?」と思うことがあり、「ブラック・ユーモア」と言うより、「イヤミス」感もある感じ。残酷な話が苦手人は読まない方がいいかも。

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    2018年02月03日
  • 政治的に正しい警察小説

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    著者あとがきがないので何とも言えないが、筒井康隆にインスパイアされたような短編集だ。「秘密の海」での児童虐待でブラックな雰囲気を感じた。「リビング・ウイル」は筒井作品「生きている脳」を彷彿とさせ、そのあとの表題作を含む短編2作は正常から狂気へと進む様が懐かしさを感じる。

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    2018年01月12日
  • 政治的に正しい警察小説

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    介護現場から、現代の喫緊の問題を投げかけた『ロスト・ケア』を著した著者の、その作品とは異なるブラックユーモア・ミステリー集。
    どんな警察小説かと、思わず手に取ってしまう表題作の『政治的に正しい警察小説』。パワフルでエキセントリックなこの短編は、まるで筒井康隆の世界。警察小説を期待したファンは、見事に裏切られる。
    『カレーの女神様』は、何とも言えない味わいの恐怖小説の類か。
    『リビング・ウィル』のオチは、星新一を思わせる。
    その他、児童虐待、将棋、冤罪と、それぞれ多彩なテーマで、それなりに楽しめる。

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    2017年11月07日
  • アイアムアヒーロー THE NOVEL

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    そもそも漫画を全く読んだことがないからか、浅井リョウさんの話と、その次以降の方々の話の展開がよくわからなかった。

    でも、浅井リョウさんのは良かった。

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    2016年10月02日