葉真中顕のレビュー一覧

  • もの語る一手

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    ネタバレ

    将棋ほとんど知らないけど惹き込まれる。将棋に魅せられた人たち。子どもの成長。賭け将棋。子どもの頃は天才。それて世界は厳しい。かーくん。千代倉。なれなかった人。なれなかった人はやっぱりなれなかった人。天才は天才。おまえレベルの話はしてない。やめ時。女。

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    2025年06月13日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    将棋がテーマのアンソロジー。

    お気に入りは青山さん「授かり物」

    有名な棋士と、同じ年で同じ誕生日の息子を持つ松原芳枝。シングルマザーとして息子を育てていたが、20歳になった歳に漫画家のアシスタントになると言い出し…

    ひょんなことから出会った将棋を指す老人と出会い、将棋の奥深さにハマっていく芳枝。これまでの人生と将棋を掛けた描写にじんわりきました。

    綾崎さんの「女の戰い」

    あくまで棋士を目指す朱莉。女流棋士とは違い狭き門で、保険で東大へ入学できるのも凄いです。
    ライバルだけど、友達以上恋人未満な関係の京介が心地よく、認めてくれる人がいるだけで強くなれる関係がまた更に朱莉を上へ連れてって

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    2025年06月09日
  • Blue(ブルー)

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    葉真中顕さん著「Blue」
    「絶叫」に続く奥貫綾乃シリーズの第2弾。
    前作「絶叫」が素晴らしかったので今作品も期待していた。その次の作品「鼓動」も既に購入済みで暫くはこのシリーズに没頭していきたい。

    平成の初日に生まれ平成最後の日に死んだブルー。彼の辛く短い人生が平成という時代の史実と共に描かれていく。

    今回のテーマは「愛」。ネグレクト、虐待、無戸籍、殺人教唆や殺人等を背景に作者特有の多視点から多角的に描かれている。
    正直、これ程まで「愛」に見放されてしまえば「生」の存在価値すら見いだせないのではないか?と思えてくる。彼がこの世に産声をあげた時点から全てが彼の人生にのしかかってくる宿命だっ

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    2025年06月04日
  • ロスト・ケア

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    ネタバレ

    前代未聞の大量殺人

    幸い自分はまだ経験していませんが、現場は生き地獄なんだなぁ
    殺人によって救われるなんて本当はあってはならないけど
    今の状況だと免れないのでしょうね
    改善されることはないのでしょうか

    読んだ後に映画も見ました。
    ちょっと違うけど映画は映画でお父さんに手をかけるところが壮絶でした

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    2025年05月29日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    各短編とも充実した内容でした。個人的には鳴神氏と吉川英梨氏がフィットしました。他の作品も読んでみたいと思います!

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    2025年05月28日
  • W県警の悲劇

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    W県警という、架空の田舎県の県警の裏側(あくまでノンフィクション)を
    描き、女性検察官の女性による職場改革をも描いた連作短編小説。

    事件の隠蔽や、取り調べの問題点など、県警の事件解決への在り方を
    あまり硬くなりすぎないタッチで描かれていて、すごく読みやすい。
    著者のロスト・ケアほどではないが、衝撃的な展開もあり、
    社会派としての一面もあり、どこまでが事実にもあり得るのかと考えてしまう。

    ネット社会のパスワード問題やYoutuberが出てくるところなど、
    現代を反映させている点も本当にこんなことがあるのかと思ったり思わなかったり
    な作品になっていた。

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    2025年05月26日
  • もの語る一手

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     将棋に絡めた短編集。どれもこれもおもしろかった。ドキドキ、ハラハラ、おおっ、しみじみ、ほろり。いろんな感情を味わえました。1番のお気に入りは「なれなかった人」。棋士たろうとする凄みがすごかった。

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    2025年05月25日
  • もの語る一手

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    全く将棋が強い訳でもないが、将棋にまつわる小説やノンフィクションは個人的に好きな分野。粒揃いな作品群の中でも、葉真中氏の「マルチンゲールの罠」、橋本氏の「なれなかった人」、綾崎氏の「女の戦い」、そして奥泉氏の「桂跳ね」あたりが特に面白かった。芦沢氏は「神の悪手」が滅茶苦茶面白かったので期待大だったが、本作の「おまえレベルの話はしていない(大島)」はそれほどでもなかった。

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    2025年05月15日
  • もの語る一手

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    『テーマ小説の旨味が凝縮された至極の一冊』

    将棋にまつわる8話のアンソロジー。総じて良かった。特に将棋の細かいルールがわからなくとも読めるのが良い。全体的に夢を諦めない姿勢と将来の不安に対する心の葛藤を描いた作品が多く、勝負師たちの手に汗握る緊迫感が伝わってくる。奨励会の描写は「ヒカルの碁」を思い出した。

    ●授かり物 青山美智子
     親子の優しい物語、ブラマンが出てくるのは青山ファンに嬉しい
    ●マルチンゲールの罠 葉真中顕
     賭け将棋師の物語、真剣勝負に手に汗握る
    ●誰も読めない 白井智之
     本格ミステリー、アリバイ崩しのトリックと将棋の先読みを掛けた白井先生らしい作品
    ●なれなかった人 橋

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    2025年05月09日
  • 灼熱(新潮文庫)

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    葉真中顕『灼熱』新潮文庫。

    最近では珍しく、先月の新潮文庫から読みたい本が4作も刊行された。うち3作はかなりのボリュームがあり、本作はその中でも一番のボリュームだ。

    本作は、戦前から戦後までのブラジルを舞台にした800ページに及ぶ読み応えのある渡辺淳一文学賞受賞作の長編小説である。

    幕間に描かれる呪術師の老婆の独白は物語とどう関わってくるのか。そして、老婆の正体とは。

    最近は自然災害が起きる度にSNSで噂やデマが飛び交い、さらには誹謗中傷の嵐が巻き起こる。本作に描かれる日本の戦争も勝利を信じる勝ち組が様々な噂やデマを飛ばし、やがて悲劇を生み出すのと何ら変わりはない。

    その裏で勝ち組を

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    2025年03月10日
  • W県警の悲劇

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    どんでん返しが効きまくったミステリーであり、警察内部の組織もうまく絡んだとても読みやすく面白い一冊だった。事件はそれぞれなのだが、警察内部の関係性がまとまってくるのもお見事だった。

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    2025年02月23日
  • Blue(ブルー)

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    葉真中作品初見でした。

    子どもは親を選べない。ちょっと最近離婚して妻子と離れた自分にはタイムリーに心を刺されるテーマ。

    子どもを愛せずに手を出してしまう親、子どもを愛したり手を出したり子どもを振り回す親。子どもは翻弄されるまま。そんなテーマの中に、これまた自分にタイムリーな平成時事ネタか散りばめられ、興味深く読みました。無戸籍の子どもって、結構いるんですね。自分の小さい頃よりはみすぼらしい子どもは見ませんが…

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    2025年02月22日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    月村了衛、深町秋生、鳴神響一、吉村英梨、葉真中顕、伊兼源太郎、松嶋智左『警官の標 警察小説アンソロジー』朝日文庫。

    7人の作家による7編全てが書籍初収録となる贅沢な警察小説アンソロジー。

    自分は、7人の作家全て最低1作は読んでいる。月村了衛と深町秋生、葉真中顕は文庫化作品は全て読破している。吉村英梨と松嶋智左も文庫化作品はほぼ読んでいるが、最近は取捨選択しながらという感じだ。鳴神響一と伊兼源太郎は文庫化作品を1作読んで肌に合わないと感じてからは読んでいない。

    月村了衛の『ありふれた災厄』と深町秋生の『破談屋』が取り分け面白かった。


    月村了衛『ありふれた災厄』。★★★★★

    本短編の冒

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    2025年02月16日
  • 作家 超サバイバル術!

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    うわーーーこれ面白かった。
    一気に読んでしまったよ…目がしぱしぱする。
    創作への情熱を思い出すような内容で、結構えげつないことも書かれてたけど、不思議と背中を押された感覚があった、ものすごく。
    私はインプットもアウトプットも両方不足してるから、とにかく描きたいし、何か見たい、読みたいって思った。
    読んで良かった…近年のやる気不足を吹き飛ばしてくれる内容だった。
    こんななけなしのやる気、出してもしょうがないし、才能もないから…って思うけど、それをバネに「悔しい…見返してやるーーー!!」っていう気持ちを教えてもらった。
    それはほんとに大事な気持ち。
    悪いものもプラスに変換していきたい!
    この本なか

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    2025年02月05日
  • 警官の道

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    どれも実力派の作家で、ハズレはありませんでした。中でも初読みの長浦氏は迫力を感じました。近い内に他の作品を読んでみようと思います。

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    2025年01月27日
  • W県警の悲劇

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     架空のW県警で働く女性警察官たちが主人公の連作短編集。タイトルからもっと小粒な作品と思っていた上、短編集なのでそこまでのクオリティを期待していなかったが、どの話もしっかりしたどんでん返しが用意されており、意外にも楽しめた。生真面目刑事の娘の思考は理解不能だったが、各話を通して旧態依然とした男社会の警察組織に蔓延る悪が少しずつ成敗されていく様子が痛快。とは言え、最終的にもやもやする話がほとんど。こんな県には住みたくないが、では実際のわが居住地の警察はどうだろうか。

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    2025年01月02日
  • 鼓動

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    男性の手記パートと女性刑事の現在パートが交互に語られる。
    男性パートはそれぞれの時代を自分と照らし合わせながら読み、現在捜査中の女性パートは、6月下旬から七夕までと読んでいる時期がぴたりと一致したため、同じ空気感(というかほぼ蒸し暑さ)を感じながら読んだ。

    男性は就職氷河期世代であり、厳しい就職活動を経てブラック企業に入り、身動きが取れなくなりひきこもりに至るまでの過程があまりにもリアルで痛々しい。時代が違えば別の人生があったのではと、思わずにはいられない。

    しかし、主人公の女性刑事と男性が対峙するクライマックスは、「絶叫」でも感じた、“生きる“ことへの圧倒的な熱量が伝わり、まさに自分の鼓

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    2026年07月01日
  • そして、海の泡になる

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    よき。面白かった。

    バブル期を生きた『ハルさん』
    『ハルさん』はどうやって巨額の富を得たのか
    『ハルさん』が願った人が死ぬのは「ウミウシ様」のおかげなのか

    と、いうのを当時の関係者へのインタビュー形式で明らかにしていく作品。
    文体のテンポもよく、オチもすっきりとても満足。
    あと、珍しく解説も面白かった。
    おすすめ

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    2024年05月11日
  • そして、海の泡になる

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    戦前、戦後、バブルから崩壊と、一人の女性の壮大な人生物語でした。
    現実にありそうな話だと思って読んでいたら、巻末の解説でモデルになった人が居たとのこと。幸せは人それぞれ、人の数だけあるんでしょうね。

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    2024年05月02日
  • 警官の道

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    上級国民:葉真中顕/許されざる者:中山七里/
    Vに捧げる行進:呉勝浩/クローゼット:深町秋生/
    見えない刃:下村敦史/シスター・レイ:長浦京/
    聖(あきら):柚月裕子

    作家もいろいろ 物語もいろいろ
    読んだことのない作家さん出会うのも おもしろい

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    2024年04月05日