葉真中顕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うわーーーこれ面白かった。
一気に読んでしまったよ…目がしぱしぱする。
創作への情熱を思い出すような内容で、結構えげつないことも書かれてたけど、不思議と背中を押された感覚があった、ものすごく。
私はインプットもアウトプットも両方不足してるから、とにかく描きたいし、何か見たい、読みたいって思った。
読んで良かった…近年のやる気不足を吹き飛ばしてくれる内容だった。
こんななけなしのやる気、出してもしょうがないし、才能もないから…って思うけど、それをバネに「悔しい…見返してやるーーー!!」っていう気持ちを教えてもらった。
それはほんとに大事な気持ち。
悪いものもプラスに変換していきたい!
この本なか -
Posted by ブクログ
男性の手記パートと女性刑事の現在パートが交互に語られる。
男性パートはそれぞれの時代を自分と照らし合わせながら読み、現在捜査中の女性パートは、6月下旬から七夕までと読んでいる時期がぴたりと一致したため、同じ空気感(というかほぼ蒸し暑さ)を感じながら読んだ。
男性は就職氷河期世代であり、厳しい就職活動を経てブラック企業に入り、身動きが取れなくなりひきこもりに至るまでの過程があまりにもリアルで痛々しい。時代が違えば別の人生があったのではと、思わずにはいられない。
しかし、主人公の女性刑事と男性が対峙するクライマックスは、「絶叫」でも感じた、“生きる“ことへの圧倒的な熱量が伝わり、まさに自分の鼓 -
Posted by ブクログ
本作は、「格差社会が生んだ闇」をテーマにした重厚な犯罪小説でした。読後は、何ともやるせない悲痛な気持ちになりました。慟哭必至の物語です。
児童虐待、毒親、子供の貧困、無戸籍児、外国人労働者からの搾取等、多くの社会問題を背景にしています。
2つの殺人事件、そして無戸籍で生まれ、暴力と貧困を経て市井に紛れた男<ブルー>‥。これらが一本の糸でつながっていく展開です。
平成という時代の光と闇の中で、<ブルー>の存在とは何だったのか? 社会を強烈にえぐり、読み手に重い諸々の問題を突きつける内容は、葉真中顕さんの真骨頂?ではないでしょうか。
平成時代の出来事、文化、風俗、流行などを俯瞰し、時 -
Posted by ブクログ
葉真中顕、中山七里、呉勝浩、深町秋生、下村敦史、長浦京、柚月裕子『警官の道』角川文庫。
7人の作家の短編を収録した警察小説アンソロジー。7人の作家全員が自分の好みというのはなかなかあり得ないことだ。読んでみれば、柚月裕子の『聖』がピカイチで後は平凡な短編ばかりで、少しがっかりした。
葉真中顕『上級国民』。本作に描かれる刑事事件とされなかった交通死亡事故は、2018年に東京都港区で起きた元東京地検特捜部長による自動車死亡事故を思い出す。実際にこういうことはありそうだ。90歳の佐々木嘉一が交通事故で亡くなった。しかし、車を運転していた谷田部洋は逮捕されなかった。その裏には驚愕の事実が隠されて