葉真中顕のレビュー一覧

  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • ブラック・ドッグ

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    おもしろかったんだけど、似たような感じの他の小説も思い出された。それともこの本既読だったのかなー?謎。

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    2020年08月04日
  • 政治的に正しい警察小説

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    ネタバレ

     2017年10月に文庫オリジナルで刊行されていた、葉真中顕さんの短編集である。『W県警の悲劇』ではブラックな作風が垣間見えたが、本作はそのものずばり、ブラックユーモアに特化した作品集となっている。

     「秘密の海」。虐待を受けて育った2人が結ばれ、子宝も授かった。ところが運命は酷だった…。テーマ的に重い描写は避けられないが、本作中唯一、温かい気持ちになる1編。虐待は連鎖するとよく聞く。どうか乗り越えてほしい。

     「神を殺した男」。史上最強棋士がライバルによって惨殺され、犯人もその場で命を絶った。その真相は…。あまりにも身勝手な理屈だが、彼なりに筋が通っているのか。羽生善治や藤井聡太は、選ば

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    2020年07月31日
  • 政治的に正しい警察小説

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    表題の「政治的に正しい警察小説」は「小説家」というイメージが思い切り出てる。
    段々とのめり込み周りが見えなくなり執筆に没頭する。昔からの「これぞ小説家!」が世間から逸れ、落ちていく姿が描かれていると思います。
    全部で6話ありますが「カレーの女神様」が一番おもしろかった。読後気分悪くなるけど……(^^;

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    2020年07月14日
  • ブラック・ドッグ

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    イイ意味で裏切られた内容でした。
    まさかのエンディング。続編が気になり所でした。
    この作者の作品も集めて見ようかなぁ…

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    2020年07月08日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • ブラック・ドッグ

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    世界的な動物愛護団体DOG。
    ただ、その活動はあまりにも過激。
    即刻、種差別をやめろと訴えるが、そのやり方は黒い獣に人間を襲わせるという、あまりに現実離れしたもの。
    人間が今まで食用として動物を殺めてきたことへの報復…
    かなりグロテスクです。

    2020.4.26

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    2020年04月27日
  • ブラック・ドッグ

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    殺人も辞さない世界的な過激動物愛護団体DOGによって、イベント会場に閉じ込められた人々。謎の黒い獣の襲撃から生き残るのは誰なのか?極限の獣テロを描く超パニック小説。
    久しぶりに壮大でエグすぎる物語に遭遇した。ペット産業の知られざる真実もさることながら、人間の凶暴性と心の弱さの二面性も見方によっては恐怖である。誰が生き延びるのかという『バトル・ロワイヤル』的な面白さもあり、普通であれば、絶対好きになれないペット販売会社社長の安東を応援してしまう自分の怖さも感じた。

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    2019年11月19日
  • 政治的に正しい警察小説

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    社会派小説を得意とする葉真中顕さんの短編集。
    六編からなる作品は、どれもアイロニーが効いたブラックユーモアミステリー。
    どのストーリーもテンポよく進み、こちらが予想する終着点をことごとく裏切る驚愕のラスト。さすが葉真中顕さん、短編も面白いです!

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    2019年09月13日
  • ブラック・ドッグ

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    ペット問題をテーマにしつつ、中身は典型的なパニック(ホラー)もの…と思って読み進めていったら、終盤トンデモな展開に唖然。作者らしい叙述トリック全開で、見事にハメられた。わずか半日の出来事に600ページ以上割きながら冗長にならない文章力はさすが。最後まで容赦なく続く殺戮場面は頭に残る。ラストは腑に落ちず、非現実感も拭えないが、人間と動物の関係について色々考えさせられた。

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    2020年05月08日
  • 政治的に正しい警察小説

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    6編の短編集。切ない「秘密の海」サスペンスチックな「神を殺した男」ミステリーホラー「推定冤罪」考えさせられる「リビング・ウィル」ブラックユーモア炸裂「カレーの女神様」痛烈な皮肉たっぷりの表題作。
    私の知ってる「ほっこり」となんか違う・・・。

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    2019年03月17日
  • ブラック・ドッグ

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    ネタバレ

    過激動物愛護集団DOG。何事もいきすぎるとこうなるのかな。ある種、宗教団体的な。
    たまたまその場に居合わせた人々だけど、パニック状態で人間の本性があらわになっていく過程がリアルだった。
    栞や隆平、宗平やヒカルは助かってほしかったなあ。でもそういうご都合主義的ではないのがいいのか。
    そしててっきりマナと鷺沢教授を怪しい目で見てしまって騙された。

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    2018年08月02日
  • 政治的に正しい警察小説

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    <内容紹介より>
    飛ぶ鳥を落とす勢いの新鋭作家・浜名湖安芸は、「ポリティカル・コレクトネス」をコンセプトにした警察小説という”意識高い”依頼を受けた。パワフルでエキセントリックな編集者を相手に、ハマナコは超大作を書き上げる⁉(「政治的に正しい警察小説」)
    大学生の僕は、偶然通りかかったカレー店で思い出の味に再会した。幼いころに生き別れた母の味だ。女店主にその「秘密の隠し味」を訊ねると……。(「カレーの女神様」)
    そのほか、児童虐待、将棋、冤罪、尊厳死など、多彩なテーマの六編を収録するブラックユーモア・ミステリー集。著者初の文庫オリジナル作!

    ――――
    ミステリ作品として、どんでん返しがしっか

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    2018年01月18日
  • 政治的に正しい警察小説

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    葉真中顕『政治的に正しい警察小説』小学館文庫。

    ブラックユーモア・ミステリー短編集。6編を収録。随分と奇妙なタイトルの作品だなと思ったが、確かにブラックでユーモラスな一面のあるミステリーばかりだった。全体的に出来は並程度だろう。

    『秘密の海』。哀しくも、これからの未来に光を感じる家族の物語とミステリーとが巧く融合された短編。

    『神を殺した男』。将棋の世界を舞台にした短編。うーん。

    『推定冤罪』。有名法廷ミステリーのパロディーのようなタイトルとは裏腹にひたひたと迫り来る恐怖を感じるミステリー。

    『リビング・ウィル』。なるほど。そういう展開にオチなのか。

    『カレーの女神様』。なんという

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    2017年10月15日
  • アイアムアヒーロー THE NOVEL

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    元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
    朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
    藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
    最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった

    全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです

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    2017年09月26日
  • 家族

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    ネタバレ

    尼崎変死事件をモチーフにした話。うしじまくんで有名な北九州事件と似たような洗脳系。

    八王子の団地で遊郭の女として生まれた瑠璃子は多分アメリカ人の子供でガキ大将。腹違いの妹ができるも義父からレイプされて二度堕胎して子宮無くす。家族とは一緒にご飯を食べる人。
    その女がボスとなり、どんどん他の人や家族を侵略して強奪して殺していく。

    まあ、胸糞悪い。

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    2025年12月14日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    『ロスト・ケア』が良かったのでこちらも
    心に傷を抱えた女性刑事視点の話はイマイチだったが、引きこもりの半生の方は読み応えがあった。事件自体に魅力はないのに、ここまで読ませてしまう力は流石。日本の絶頂期から失われた30年に移行するこの時代の雰囲気を仮想体験できた。調べると著者は草鹿と同い年なんですね。しばしば耳にする就職氷河期世代の恐ろしさもよく理解できた。時代に恵まれ、売り手市場の生温い就活を経験した自分が、草鹿のことを「甘え」だとは口が裂けても言えない。
    ありそうでなかった(?)草鹿の動機に、ロストケア同様読者サービスのどんでん返し。この話の着地点は?自分らしく生きるにはまず自分を承認すると

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    2025年12月13日
  • 家族

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    そんじょそこらのホラーより恐ろしい。
    一度会ってしまったら、死ぬまで辛い出来事の連続。
    読んだらわかる、この怖さ。
    恐ろしいー。

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    2025年12月09日
  • ロング・アフタヌーン

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    多少思想に偏りがありそうだなと感じ、従軍慰安婦については朝日新聞が広めたデマだということはちゃんと書いてほしかった。
    でも、お話自体は面白かった。

    構成が素晴らしく、引き込まれる作品。

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    2025年12月09日
  • 家族

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    読み進めるのがしんどいシーンもありましたがなんとか読めました。今ある家族の何気ない日常を愛しく思えました。

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    2025年12月07日