織守きょうやのレビュー一覧
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ネタバレ殺人事件の被害者である女子高生を目撃した隣人女性が姿を消した。自分の住んでいるマンションに殺人犯がいる可能性がある。そう主張するフリーライターの弟とともに主婦の晶はマンションの住人たちについて調べ始める…。
フリーライターの弟・涼太が有能。犯人が捕まっていない複数の女性殺人事件に似たものを感じるという涼太の勘から始まり、26年前の連続殺人に辿り着く。
職業病で服装を観察し、うっかり目撃者になってしまったがために冒頭で被害者になる土屋が可哀想。元ヤンの晶のキャラクターがさっぱりしていてよかった。
『花束は毒』の印象が強すぎたせいか、なんとなくうっすら犯人が怪しいなと思ったせいか、今回はそれほど印象には残らなかった。 -
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莫大な遺産を突然受け継いだ彩莉は
その金で孤島に洋館を建て
ある人物に復讐する計画のもと
犠牲者と傍観者など5人の人間を集めた。
彼女の右腕となるアオイは計画を知っているが
バイトで雇った女優のアリカには
没入型ゲームのミステリー劇だと偽っている。
ところが、いよいよ最初の殺人が発覚した時
彩莉には自分が手を下した記憶がなかった…!
これ、最初の殺人までの計画段階では
彩莉とアオイの会話も軽いし
このノリで復讐とか大丈夫か?と思ったけど。
彩莉に覚えがない以上、他に犯人がいるわけで
ゲームと思っているアリカには言えないし
アオイは役通りの行動をしていて相談できない。
合間に、彼女が探偵の補佐役のつもりで呼んだ
刑事と霊能者視点の章が挟み込まれていて
事情聴取やアリバイの確認などがされるのですが
お約束通り、第2、第3と殺人が続く。
どんどん計画が破綻して焦る彩莉。
そして、謎がすべて解けた時…
やれやれ…また最初から読まなければ!
えっ、なにこれ、あれ伏線だったの!?
確かによく読んだらフェアだ〜!
ってなりましたヽ(´▽`)/ -
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織守きょうや先生の長編は初めて。
最初から惹きつけられ最後まで一気読み。
衝撃なラストと聞いていたので、一体どんな真相が待ち構えているのか…とても懐疑的だったが、殺人もなく、暗くもなく、非常に読みやすかった。
最後まで真壁のことは信じられず、他にも怪しく思う人が現れ、何度も疑念の気持ちが浮かんでは消えの繰り返し。そのバランスがいい塩梅で飽きずに最後まで楽しめた。やはり待っていた真相は予想外で、衝撃といえばそうなのだが…
投げかけられた最後の問いに色々と悩んでしまう。
はっきりしない終わり方はあまり好きではないけれど
本作は意外と嫌いではない。
読み応え十分な作品で他作品も読んでみたくなった。
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ご褒美シリーズ、というのだろうか。
今年第3弾「やるせない昼下がりのご褒美」が出た頃にたまたま本屋さんに行って手に取ると、やはり前の2弾、1弾も遡って読みたくなる。第2弾は本棚の端っこで発見したので買ってしまった。(第1弾は本屋さんを2箇所回ったが見つからず)
よく知る作家さんもあれば、存じ上げない方もあり。アンソロジーの良いところは、読んだことがなかった作家さんや馴染みのない作家さんに出会えるところ。
そして、ポプラ社出版なので、殺人とか怖い話やどろどろした話はないという安心感で、ちょっとお疲れな時に読むにはちょうどいい。
一番最初の青山美智子さんのお話が思いの外短かったので、えっ!これだけ!?と少し寂しかったけど、このアンソロジーの小説の順番って大切だなと思いながら楽しめました。
織守きょうやさんの文章がこの本全体をきゅっと引き締まめてる感じがして良かった!この作家さんの本も読んでみたい。
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まるで、ゴーストツアーに参加している
ような気持ちになって面白かった。
イラストもほのぼの(?)してていい。
イギリスの君主の公邸の一つである
ウィンザー城には、最も多くの幽霊が目撃され、
何と、25人の幽霊が出ると報告されている。
この城の血生臭い歴史や、ウィンザー城内にある
セント・ジョージ礼拝堂に、エリザベス2世(2022年逝去)をはじめとする歴代の君主や、多くの王族
たちが眠っていることを考えれば、現れても仕方ないのかもしれない。(ウィンザー城内セント・ジョージ礼拝堂に眠る歴代王の墓のイラストで描かれている平面図が興味深い)
他にも、ロンドン塔、ハンプトン・コート宮殿、
グラームス城、エディンバラ城、コーフ城、
チリンガム城、ベリー・ポメロイ城、バッキンガム宮殿などに様々なゴーストが現れるらしいが、
幽霊に対して恐れながら尊重しているイギリス人の、その姿勢に感心する。
男子を産めず、女子(後のエリザベス1世)を
産んだアン・ブーリンを無実の罪で処刑したヘンリー8世。首のないアン・ブーリンの幽霊が城を歩き回り、足を引きずりながらさまよう、ヘンリー8世の霊など、目撃したら普通は腰を抜かしそうだが、幽霊は何もせず、そこに、ただいる存在として認識され、共存していることに驚く。
国が違えば、こんなにも違う。これが日本ならば、絶対に成仏させるに違いない。
日本の幽霊は日本の季節や風土、湿度の違いも
あるかと思うが、どちらかというと呪いや祟りなど湿気の多い、じめっとした感じを受けるが、
イギリスの幽霊は、見た目はグロテスクだが何も
してこない。訪れた人間にどうかしてくれと
頼むわけではなく、ドライだ。
宿泊できる城もあり、幽霊に会いたいと熱望する
観光客には大人気のようだが、実際行って
宿泊しようかと思うと、やはり悩む。
何もされなくても、きっと怖い‥笑