織守きょうやのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お酒が好きなのと読んだことのない作家さんを開拓したくて手に取りました。
一言にお酒をテーマにと言っても、お酒の失敗や作り手の跡取り、人それぞれの楽しみ方…いろんな視点からのお話が詰まったアンソロジーです。
初恋ソーダでは仲良くしていた山城という男性を主人公の家にあげて、手作りのお酒を振る舞う場面がありますが、短時間自分のテリトリーの中で過ごす中で価値観の違いにより主人公の女性が示す不快感がまざまざと描かれており面白かったです。自分の大切にしているものを雑に扱われるくらいなら1人の方がいいという気持ちはわかりますね。
また、原田ひ香さんの定食屋「雑」も面白かったです。丁寧な味の料理をお酒で流し込 -
Posted by ブクログ
みんな何かを抱えて生きている。
どうしようもないけれど…悩んだりしながらも生活していくわけで、それでもいつの間にか状況は変化していくのだと。
そのときのご褒美は、きっといつまでも心に残るものなのかもしれない。
どの作品も作家の特徴がよく出ている。
「楽園の代わりのカッサータ」島本理生〜妻子ある相手と伊豆の山奥のホテルで。
「ファースト・アンド・オンリー」織守きょうや〜忘れられない同級生と屋上前の踊り場でお弁当。
「春とマーマレード」友井羊〜果樹が生い茂る瀬戸内海の島で叔父と。
「アンパッサン」畑野智美〜卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。
「ドーナツ息子」名取佐和子〜幼い日の息子 -
Posted by ブクログ
2026.04.01
ずっと気になっていた初めましての作家さんでしたが、文章も構成も上手く、どれもうまくまとまっていて短編集でしたが読み応えがありました。
サブタイトルの自業自得短編集ってなんだろう?と思っていましたが、読み終えた今は確かに全編あまり善人とは言えないような人物が主人公で、なるほどなと思いました。
こういう後味の悪さ、大好物。
特に、「廃墟で⚪︎⚪︎してみた」は何が起きるのか、この先どうなるのかが読めない怖さがあってスリル満点で読みました。
「五人目の呪術師」もオチは読めたものの、改心しようとしたところで最後で打ち砕かれる感じが良かった。
「花束は毒」も気になっているので絶