織守きょうやのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全員名前を聞いたことがある豪華メンバーのアンソロジーだw…と言うことで読んでみた。
ただ有栖川先生の本を一切読んだことがない…。
予備知識として、
火村と有栖川というキャラクターがいるのは知っていたけど、著者全員が有栖川作品を元に作っていたとは読むまで分からなかったなぁ~。
そういうミステリー作品か(^_^;)
知らない私でも楽しめたし、
個人的には真ん中あたりの作品が読みやすく好きでした。特に『ブラックミラー』が一番ミステリーらしくて楽しめました。
有栖川先生の作品も順番に読んでいきたい。
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1『縄、綱、ロープ』青崎有吾
2『クローズド・クローズ』一 -
Posted by ブクログ
以前読んだ「花束は毒」でも思いましたが、本作「キスに煙」もタイトル、表紙に惹きつけるものがあります。
フィギアスケートに携わる二人の物語。
二人それぞれの目線で語られるからこそ、二人の内側を知る読者は辛く、切ない、気持ちになります。
しかし、終盤の一般論と正論の掛け合いは二人の今までの経緯を知っている読者として、クスッと笑ってしまいました。
「やはり願いごとは口に出したほうがいい。そうすればかなうとは限らないが、少なくとも、一人で抱えているだけより、確率は高くなる」
響きました。
何も口にせず、そして動かなければ、願いは叶わない。勇気を出して、一歩踏み出す。
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Posted by ブクログ
5人の人気作家が贈る、5つの脱出をテーマにしたミステリアンソロジー。
脱出をテーマにしたアンソロジーです。閉ざされた空間から脱出する、というテーマは同一でも、閉じ込められた屋上から脱出する学園ものから、魔女として処刑される前に繋がれた等から脱出する、だったり、記憶喪失の主人公が謎の研究所の出口を目指したりと、ミステリだけでなくファンタジーやホラー要素のある話まで、幅広い意味での脱出を扱い、バリエーション豊かな作品が収録されています。
阿津川さんの『屋上からの脱出』は学校に閉じ込められた生徒が抜け出す方法を探す話。一番スタンダードに脱出がテーマ、という感じがします。期待通りに面白い。
織