織守きょうやのレビュー一覧
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連続殺人犯が同じマンションにいる!?
24年前にも同じような連続殺人があり、今回の事件はその犯行を模倣しているよう…。
主人公はフリーライターの小崎涼太、その姉の今立晶の2人組かな?
2人の視点を変えて事件を探っていく展開が読者にも分かりやすく、犯人ヒントも小出しで出てきて推理しながら読むのが面白かった。
また元ヤン姉の男勝りな言動や行動も面白い。
真犯人や過去の事実など最後までしっかりと回収されるので読後にモヤモヤは残らない。
ただ、真相解明のチャプター5は少しグダグダ話が長い気がした。特にどんでん返しはないけど、思って通りの犯人、過去の真相も予想を裏切らない着地点で良かった…。しかし -
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有栖川有栖デビュー三十五周年記念トリビュート
錚々たる作家が7人も参加していてすごく豪華な短編集
「昨今のミステリ界を牽引する作家の中には、世代的に有栖川有栖作品に親しんだ経験を持つ人が多いことに着目」した企画とのこと
有栖川有栖作品には魅力的なキャラクターが多く存在するので書きやすくもあり、書いてみたかったのではないかと思う
有栖川有栖らしさの完成度で言うと
『クローズド・クローズ』 一穂ミチさん
『縄、綱、ロープ』 青崎有吾さん
『型どられた死体は語る』今村昌弘さん
は上手かった が、上手いだけに所々で本家らしくない違和感のある表現が気になってしまう
でもまたそれも良しと思える
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有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート企画に参加した作家たちのアンソロジー。
名だたる作家の完成された作品に有栖川先生の幾つかの本をもう一度振り返りたくなるほど。
何も知らされなければ有栖川先生が書いたのでは…と思いそうでもあり、とても楽しめた。
各々作家さんのこれまでのイメージが少し違って見えたりして短編であるのが残念なほどで、もっと堪能したかったという気分。
個性が光り、それぞれの特徴も魅力もあった。
どれも良かったが、一穂ミチと夕木春央が特に好き。
○縄、綱、ロープ〈青崎有吾〉
○クローズド・クローズ〈一穂ミチ〉
○火村英生に捧げる怪談〈織守きょうや〉
○ブラックミラー〈白井智之 -
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「本の話ポッドキャスト」で絶賛されているのを聴いて、本作を手に取りました。江戸の町の捕物帖に現代ミステリーが加味された、味わい深い連作が並んでいます。
各話の重要な場面と思われる節の始まりには、決まってアスタリスクの代わりなのか、内側が白色、外側が黒色の二重丸が配置されていました。これってなんだろうと考えていたら気がつきました。もしかしたら、本作の副題にある蛇目の佐吉の「蛇目」のマークなのでは?と。
そういう目で見てみると、この二重丸の後には、主人公の岡っ引き佐吉がミステリーを解く上で大事な話が展開していて「お、きたきた!」なるのでした。 -
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ネタバレレズに焦点を当てた話だった。
話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜
前半は面白くない、後半が面白い
あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑
私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑
あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。
特異性を狙いすぎるからかな?
全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。
百合であるためには美人であることが必須なのか。
◯当たり
斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
相沢沙呼「微笑の対価」
◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
面白かった、本当に面白かった〜
他の話と違って純恋愛に偏っているし、
エッチ -
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若手作家陣による豪華読みきり短編集。全てのお話がタイトル通り「脱出」を軸に据えたミステリーです。なんとなく暗い、難しいイメージを持って読み始めたのですが、予想よりは読みやすく読後感も悪くなかったです。
「屋上からの脱出」阿津川辰海
天文部の屋上観測で起こった閉じ込め事故。それは事故なのか?
故意だとしたらだれが何の目的で起こしたのか?
高校生の話なので、思惑はあるにせよ殺人などもなく読み心地良好です。
「名とりの森」織守きょうや
民族学的昔話を調べるのが好きなノキ。皆が恐れる森に夏の探検に行こうという。しかも最も入ってはいけないという時に。そんなノキを探しに森に姉と入ったタネチン目線で話は始ま -
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ネタバレ花束は毒がとても面白かったので、読んでみた。
主人公は、相手に触れることその人物が起こす悪事を幻視できる能力を持つ大学生。
ある日、すれ違い様に触れた人物の幻視により、刺殺体が見えたことより、世間で起きる連続殺人鬼であることが疑われる美大生「佐伯」の正体に迫る、というお話。
佐伯はグロテスクな表現の絵を描いたり、人体の構造に対する異常な興味を持っていたりと、知れば知る程殺人鬼の可能性を感じる。
ボランティア活動でホームレスの炊き出しに参加したりしながら、仲良くなりつつも疑い続ける。
後輩の真野梨香が襲われる可能性が出てきて…
真相の核となる部分については、おおかた予想ができました(真犯人は真野 -
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駆け出し岡っ引きの佐吉が、着道楽の若医者秋高と、不可解な殺人事件に挑む短編集。
身元不明な女の殺人事件を追うが下手人が次々殺される「まぽろしの女」
2人の男と1人の女の3つの死体、何が起こったのか「3つの早桶」
結婚を控えていた女の首無し死体と消えた婚約者「消えた花婿」
連続辻斬り事件の犯人を追う「夜、歩く」
死を間近に控えながら殺された恩人の謎を追う「弔いを終えて」
時代ものは若干苦手意識を持っていたけれど本作は文章が簡潔で読みやすい。未熟を自覚しながら謙虚に真摯に事件と向き合う佐吉の人柄、友人秋高との信頼関係(エモい)、佐吉のしっかりものの姉おふくと主要キャラクターが皆好ましく、度々挟ま