彼女はそこにいる

彼女はそこにいる

1,980円 (税込)

9pt

第1話「あの子はついてない」
母と共に庭付きの一軒家へ引っ越してきた中学生の茜里。妹の面倒を見ながら、新しい学校に馴染んでゆく茜里だが、家の中で奇妙なことが起こり始める。知らない髪の毛が落ちている。TVが勝手に消える。花壇に顔の形の染みが出来る。ささやかだが気になる出来事の連続に戸惑う茜里。ある夜カーテンを開けると、庭に見知らぬ男性の姿が――。
第2話「その家には何もない」
不動産仲介会社に勤める朝見は、大学の先輩でフリーライターの高田に「曰わく付きの物件」を紹介して欲しいと頼まれる。次々に貸借人が入れ替わる家の話をしたところ、「内覧したい」という高田に押し切られて現地へ向かうことに。そこは最近まで中学生の娘と母親が暮らしていた庭付きの一軒家だった。
第3話「そこにはいない」
その家にはなぜ人が居つかないのか? 新たな住人をきっかけに、過去の「ある事件」が浮かび上がる。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった! ミステリのはずだよね、ホラー……?からの鮮やかさが良き。めちゃ好きなキャラがいるのだけれど、続編で活躍とかは難しいのが淋しい。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    一話 母娘が越してきた一軒家。娘は、何度捨てても戻ってくる人形を無事解決できたものの、続く怪奇現象に疲弊していく。
    二話 一軒家でのミステリーの実態が。ホラーよりも恐ろしい事実の連鎖。
    ホラーとミステリーが交互にきて、ゾクゾクしながら読み進められた。
    人の思いやりがあったはずなのに、本性なんて見えな

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    適度な怖さで読みやすかった。落ちてる人形を拾ってくるとかあり得ないと思ったけど…やっぱりな展開が待ってる。お友達が良い子で良かったよ〜。そして最後にはお母さんの言葉に驚いた!


    本当に怖いのは怪奇現象や幽霊じゃなくて生きている人間の方なのかも…?

    0
    2024年12月17日

    Posted by ブクログ

    初織守きょうやさんであった。3話からなる連作短編集でホラー?ミステリ?あ、ミステリかあ…と思ったらやっぱりホラーやないかい!という3話目…。私はこういうホラーとミステリ両方の要素が緻密に含まれた話が大好きなので、もし織守きょうやさんの他の作品もこういった系統なら読んでみたい
    特に1話目の子どもの視点

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    つい最近ホラー好きな人から「ホラーは伏線に全て説明が付くものではない」と教わった。

    だから、深く考察したらもしかしたら答えが出てくるかもしれないけど、第一章のあの現象って結局なんだったの?何を示唆してるの?とか細かい事を考えては駄目なんだと思う。

    ただ、これは全体を読み終えたからこういう感想にな

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    タイトルからして、心霊物かな?
    と「あの子はついていない」を読み始めたら・・・・
    怪奇現象のオンパレード

    「その家には何もない」で、その家の謎を解く二人のやりとりが何とも楽しかった。

    「そこにはいない」で、謎解きがされるが、
    最初から、気になる人物が、そうだったんだ、と納得。
    でも、どうしても理

    0
    2024年09月13日

    Posted by ブクログ

    かなり長いこと積読していましたが、とてもよかった!
    2章に入ったあたりで「もしや……?」と思い、3章で「ほらな!」と思ってからの大どんでん返し。淡々とした筆致の裏にきちんと感情が乗っていて、また、登場人物もキャラが立っていて面白かったです。
    母娘の関係性と、美波ちゃんとの関係性がさわやかであたたかく

    0
    2024年08月10日

    Posted by ブクログ

    巧みである。
    ホラーとミステリの間をスイスイと行き来して読者を翻弄するのは流石だし、舞台をほぼ一軒家に設定しているのもサスペンスフルで面白い。
    なんと言ってもタイトルがまたいい。読み終えてこのタイトルをこう活かしてくるのか! と唸った。大風呂敷を広げたがるエンタメ本ではないが、面白かった。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    ホラー物と知らなかったのに、読み始めたらまさかの一気読み。場面はほとんど一軒の家だけ。愛情がこんなに恐ろしいものになるとは。

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    ホラーとミステリーの中間のような話。展開・結末は概ね予想通りだったけれど、それでも読み終えた時にタイトルの意味が分かったときは「なるほど」と思わされた。各話のつながり方も上手く面白かった。

    0
    2025年11月10日

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