【感想・ネタバレ】彼女はそこにいるのレビュー

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ネタバレ

犯人の目処は 早々についた…
でもそれ以外、第3話からの恭絵さんの事や倉木の事は予想出来ず 驚きの連続…
最後は すっきり全て完結…という終わり方じゃないから その後はどうなるんだろう…?と思ったけど 続きが気になって スルスル読めた作品だった。

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2024年02月12日

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巧みである。
ホラーとミステリの間をスイスイと行き来して読者を翻弄するのは流石だし、舞台をほぼ一軒家に設定しているのもサスペンスフルで面白い。
なんと言ってもタイトルがまたいい。読み終えてこのタイトルをこう活かしてくるのか! と唸った。大風呂敷を広げたがるエンタメ本ではないが、面白かった。

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2024年01月13日

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ホラー物と知らなかったのに、読み始めたらまさかの一気読み。場面はほとんど一軒の家だけ。愛情がこんなに恐ろしいものになるとは。

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2023年12月31日

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古い一軒家をめぐるホラーミステリー。
あまり怖くはないんだけど、切ない部分もあったりして若干爽やかなホラー。
事故物件に住んで怪奇現象に悩まされるのを想像すると、ぞわっとする。

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2023年10月11日

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人が居つかない家というものは存在する。というのに興味を感じて手に取った本。
ホラー満載かと思ったが、そうでもない。
短編3話あり、これがひとつの家に関連した物語だった。

第1話 あの子はついてない〜中学生の茜里は母と中古の一軒家に引っ越してくる。この家で、知らない髪の毛が落ちていたり、突然テレビが消えたり、ついたり、夜中にトイレの水が流れたり、庭の花壇に顔のしみが…茜里だけが気になっているのか?

第2話 その家には何もない〜不動産仲介業者の朝見はフリーライターの高田に「曰くつきの物件」を紹介してほしいと頼まれる。
最近まで中学生の娘と母親が暮らしていた一軒家は、短い期間に次々と賃借人が入れ替わるのだと話をする。
その家を内覧し、過去に住んでいた賃借人のことを調べていくうちに…。

第3話 そこにはいない〜新たな住人が引っ越してきた。彼はやっと、というかついに住むことができたと、今までのことをひとり語りする。


2話からこれは誰の仕業なのかというのが、見えてくる。そしてとうとう正体を現すのは3話で、やっぱりそうなのか…と。
だがこういう結果とは想定できなかった。
そして、どうするのか?と思っていたら大家さん登場なのである。
いゃ〜、大家さんが妙に明るいのが怖いのである。

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2023年09月23日

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織守さんの本なので手に取りました。ホラーはあまり得意ではないんですが、まず表紙にすごく惹かれました。1話目はホラー色が強かったですが、2話3話と読み進めるうちに、なるほどなぁと。やはり怖いのは幽霊ではなく、生きてる人間ですね。

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2023年09月15日

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1話目は、捨てても戻ってくる人形というホラーだったのに、2話目、3話目になるとその種明かし的な展開になる。
不気味なあいつが絡んでるんだろうな、っていうのはみんなわかると思うんですが、もっと不気味なのいたー!……と最後になった。
最後まで読み終えたら、最初の本物の心霊現象がカワゆく思えた。

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2023年08月26日

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早々に退去してしまう一軒家の賃貸物件、関わった人々の群像劇&ホラーミステリー #彼女はそこにいる

■きっと読みたくなるレビュー
これはチャレンジングな作品ですね。この物語の組み方はあまり見たことがない。序盤、思った以上に進行が早くて、どんな結末を迎えるのか不思議だったんですが、読み進めていくとナルホドな仕掛けが待っていました。

本作は全三章から構成されていますが、面白い工夫がされています。詳しくは言いませんので是非読んでみてほしい。でも全体としてはエンタメ小説として形を成しているところが素晴らしく、技あり一本でしたね。

また本作は、キャラクターにセンスを感じますね~
どこかで見たような身近なキャラばかりで、人間関係も会話もスタンダードなんです。でも実は…みたいなところの匙加減が絶妙ですね。
日常と非日常の狭間にあるリアルさと薄暗さがヒタヒタと伝わってくるのよ。怖い…

〇あの子はついていない
家族が賃貸物件に引っ越してきてからの物語。家族に不可解なことが起こり始めて…
ストーリーやギミックとしては想定範囲内ではあるものの、なにより家族の関係性に胸を打たれる。

〇その家には何もない
不動産屋とその友人が、賃貸物件の謎めいた現象を調べていくと…
二人の人間性や価値観のズレ、掛け合いが面白く、するすると読んでしまいまいました。高田のキャラはいいですね~、ぜひ別の作品でも登場してほしい。

〇そこにはいない
終章、この家にまつわる出来事が描かれてゆく…
その人がそうなりますよね、という予想できた展開ではありますが、これが思った以上に熱かった。この家や関わっていた人間たちの真の闇が見えてくる。
特にメイン登場人物二人の距離感が深く描かれ、不安定な怖さを煽ってきますね。

■きっと共感できる書評
亡くなった母が、私に良く言っていたことがあります。
我が家は祖母から引き継いだ大事な土地で、なによりも大切にしたいのだと。

私も家族を持ち、自宅を購入したのですが、住宅ローン完済のために働き続ける毎日です。年齢を重ねてくると少しずつ人生の終わりを意識し始めてしまう。できれば家族にはずっとこの家で暮らしてほしい。

なんとなく母の気持ちが理解でき、実家の暮らした幼かった日々を思い出したのでした。

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2023年08月23日

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「一級品の恐怖と騙し」という帯の謳い文句にまんまと惹かれて読み始めました。

ミステリーなので詳しくは書けませんが,他者の日常生活を脅かす人間と幽霊,本当に怖いのは幽霊?,人間?という究極のホラーを、わずかな登場人物たちと限定された借家という場所で、多くの背景や人間の心理描写で見事に描き、この暑い夏にぴったりの作品でした。

私もアパートに住んでいるわけですが、現実に次回借りることになれば、せめて内覧時に「過去に何か自然なことありませんでしたか?」と確認すべきかなと改めて思いました。(はっきりと答える業者もないとは思いますが)

この著者の作品は「花束は毒」に続いて2作品目ですが、いずれも面白く次回作品も楽しみです。

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2023年08月18日

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ネタバレ

1番初めの人形のとこがいちばん怖かった。
あれは必要だったのか?とも思うけど。
結局大家さんがいちばんサイコってことか?

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2024年05月01日

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読んでいて、途中から、あっ、犯人はこの人かな?と分かりましたが、最後の展開にびっくり!理由も何となく分かるけど、なぜわざわざそれを言ったのか、言い方も脅すでもなく世間話みたいだったのでそっちがこわいと思いました。

1章はほっこりするところもあり、とても良かったです!

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2024年04月14日

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ネタバレ

一軒家を巡るお話です。複数人の目線から一軒家についての物語を展開していくのは、とても難しく飽きてしまうだろうなと思いましたが、伏線もあるので、面白かったです。
個人的には、霊的なもっと怖い話を想像していたので、結局人間の仕業か・・・となるところは物足りない印象でした。
人間の仕業かと思っていたら違った・・・的なストーリーを最後に意味深に持ってくるともっと不気味な本になるのに・・・と思いながら読んでいました。作者さんからしたら、余計なお世話ですって感じですが・・・笑 すみません。

とはいえ、一軒家を舞台にここまで話を作りこめるのが、素晴らしかったで、⭐️3つにしました。

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2024年03月23日

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★3.5
ホラーミステリー調。
もっと怖い方に振り切れるか、もっと論理的に解決するか…といった方が好み。
最後の幕切れも、え、そうなの?それでいいの?
方向性のまだ掴めない、第一章が一番楽しめる。

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2024年02月22日

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ネタバレ

この本は3章に別れているが、最初の話しが幽霊とかの話し寄りのホラーで、あまり個人的にそそられないかなと思いつつ読み進めた。
2章で話の向きがガラリと変わる。ん?どうなるんだろうかと思いつつ、最後まで読み進めるとなるほどなという結末だった。
3章が独白が結構長くて、重い。それだけ想いを持っていたということかもしれないがちょっとくどく感じた。
そして、やはり最後に出てきた急な人からの話しには驚かされた。やはり本当に怖いのは生きてる人間。

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2024年02月16日

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まず1話、なんだ普通のホラーね〜とちよっとがっかりしたのだが、、まさかそれだけで終わらず2話、3話と同じ心霊現象の家の話、、、、、からの謎解き。

うわ〜そうか!
単なるホラーでもなく、ミステリーとの調合、面白い〜
早くからオチが読めたというレビューもあるが、私には全く謎解きできず。純粋に怖くて、早く真相が知りたい一心でした。

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2024年02月14日

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ネタバレ

ジワジワくる怖さ
最初は心霊ものの怖さ
次に種明かし的な感じになって
犯人目線で過去何があったのか語られる。

霊も怖いけど
生きてる人間が怖いと思った。
あとは犯人の動機が何か弱いというか
そんなにこの家にこだわる
思いを感じなかった。

種明かしされる辺りが
一番おもしろかった。



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2024年01月16日

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意外とホラーなのかと緊張しつつ読んでいくと、何だそういうことかと安心させておいて予想外のラストだったので面白く読めた。

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2023年12月29日

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これは!読み始めたら真相が知りたすぎてすごい勢いで読んでしまった。
3話目はだいたい想像ついてて、この人の独白みたいな感じで終わるんだろうなって思ったら、最後衝撃の人待ってた、、、、、。
もっかい読んであのドキドキをもう1回体験したいけど、知ってしまってる今読んでも全然楽しめないし。
これは1回きりで楽しめる本だな!
けど友達とかにはすごいおすすめする!

そういえば、1話ででてきた人形全然あとから関係なかったんだけど?
あの人形が個人的に1番怖かったけどあっさり終わったし、、、???

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2023年12月28日

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住民が頻繁に入れ替わる家に住んだ人、不動産会社、ホラー系ライター、近隣の住民。色々な視点から見た心霊物件の物語。結局人が一番怖いという結論ですね

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2023年12月06日

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古い家を舞台にしたホラーミステリー。
そこまで怖くなく文章もシンプルなのでサクサク読めた。ホラー感は弱めかな。
1話目が一番怖かった。

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2023年11月16日

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幽霊の現象はだいたい説明できる現象だと思っている。だから仕事柄、幽霊談や霊感のある人談をよく聞くけど笑って聞いている。それもだいたい爆笑してる。不謹慎でごめんなさい。でも、全部が全部説明できるやつじゃなくて、中にはホンマのやつがあるかもしれないとも思っている。ただ、幸いなことに私は何も見えないし、何も感じないので、確信はできない。鈍感でよかった。そんなの感じちゃったら、こわいから。でも一番こわいのは人間だ。この本はそんな私の気持ちに寄り添った一冊である。

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2023年11月16日

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とある一軒家にまつわる話。
1話はその一軒家に引っ越してきた家族、2話は不動産仲介業の社員、3話はご近所さんという群像劇。
姉妹で不可思議な現象を体験し、母に相談した所で思ってもみなかった事実にそっちか!?とまんまと騙された。
しかしまだ謎が…。
そして2話に進むとまた違う方向性にワクワク。
3話で過去が分かる。
【他人が腹の中で何を考えているかなんてわからない】 幽霊も怖いけど、あの人もこの人も怖い! 会いたいが故の執着心は人を変える。
この作品は何度もええ?というのがあり、飽きさせないのでするする読めた。

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2023年11月17日

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築数十年の古い一軒家で短期間に
頻繁に起こる人の出入り。

人が居付かない家では、一体なにが
起こっているのかを描いた短編三話。

第一話 あの子はついてない
第二話 その家には何もない
第三話 そこにはいない

ホラー要素2割と人の思慕や執着が6割、
残りの2割は揺さぶられる優しさでしょうか。

ホラーと思っていたらホラーじゃない。

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2023年11月01日

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ある庭つき一軒家にまつわる話
3話が時系列で書かれていて、1話のホラーテイストから2話で謎解き、ラストの3話で全体像を浮かび上がらせる手法はお見事
『花束は毒』が初読みだった織守きょうやさん、これからも追います
星は3.5

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2023年09月24日

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一軒家で続く怪現象。関係者の三つの物語から浮かび上がる存在とは…?
著者初のホラーミステリ。

連作短編。幽霊に恐怖というよりは儚げなものを感じました。存在そのものが物悲しいような…

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2023年09月24日

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事故物件ホラーミステリー。今度引っ越しを予定している身としてはタイミングの良くない選書であった。「織守はん...あんたなんちゅうもん読ましてくれたんや」と美味しんぼの京極さん状態になってしまったが、普通に頭冷やして読めばさほど怖い部類のホラーではないだろう。古めだが条件は悪くない一軒家の賃貸。しかし4年間で3回引っ越しがあり住民が居つかない。これ如何に。ホラー色は1章が強く出ていてなかなか面白かったが、3章のミステリー部分は意外性が薄く、動機もあまりしっくりこない。だが全体的にはよくまとまっている印象。

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2023年09月02日

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ネタバレ

怪奇現象、怖い。
霊的な怖いやつかと思い読み進めたら、
なんとなんと人為的なものだった。
安心した。
いやしかし怖いが。
後から種明かしがあり、色々と納得。
こういうのは、初めてかも。
マイノリティを主張する幽霊。
性別は男性だけど、魂は女性だったということね。
すごい!

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2023年08月27日

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浜松にある賃貸の一軒家は長く人が住むことがない、それはなぜか…。中2の茜里の妹が拾った人形は捨てても捨てても戻ってきたり、テレビやエアコンが付いたり、おかしな現象に悩む…。第二章はその物件の謎を解こうとする。第三章……。「そうだったか!」と思う展開。ドラマにしてほしい。茜里の話は、読み返してみたら又違うかな、と思ってるが、どうか。

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2023年08月15日

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ネタバレ

【収録作品】あの子はついてない/その家には何もない/そこにはいない

人が居つかない家にまつわるホラーミステリ。
ある一軒家で続く怪現象。母と入居していた娘、紹介した不動産屋に入り浸るライターに振り回される不動産屋の社員、最後に入居した男性の視点で描かれる。

メインの謎はミステリだが、ホラーとの按配がうまい。特に一作目はそうきたか、と思わされた。

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2023年08月11日

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3章からなる事故物件ではないけど、なぜか人がいつくことはない住居を舞台にしたホラー小説。

個人的には第1章の引きが面白くて、どんどん読み進めた感はあったのですが、結末に近づいてくると、求めてた展開と少し違ったような感じがして、少し評価は落ちたのかなと。

著者の本といえば「花束は毒」などが浮かびますが、本作もゾクっとする展開になっていて、若干の後味の悪さもあって、この猛暑の中読むのにはある意味良かったのかなと。

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2023年08月09日

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