織守きょうやのレビュー一覧

  • キスに煙
    志藤の家で塩澤が見つけたメダルはミラーの遺品整理の時の捨てられない物だろうと気付いたけど、塩澤はそんな事知らないから焦った。

    offstageがいい感じに焦らせてくる。

    塩澤の恋はとても素敵。
    好みじゃないけど才能に惚れた。凄くいい。
    こんな人に恋された志藤が羨ましくなる。
    志藤は志藤で人柄や塩...続きを読む
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~
    綾辻さんもいつの間にかもうかなりのベテランっていうのが驚き。今をときめく若手の書き手の対談はとても興味深いし面白い。ホストが綾辻さんだから成り立っている部分が多分にありそう。もっと分量を読みたいし、他の方との対談も読んでみたい。
  • 記憶屋
    1つの消したい記憶のために全部忘れて、
    それらの記憶を形作る時間を共有した人間は、
    忘れられた側の人間はその人の中で殺されるようなものなのに。
    その全てと引き換えにしてまで、
    記憶を消すことは正しいことなのか。
    .
    ラストが切なすぎて本を閉じて、数秒後に涙が溢れた。
    善か、悪か。正しいのか、間違いな...続きを読む
  • キスに煙
    一人の元スケーターの死をめぐって、疑心暗鬼になった二人が互いを守るために行動する姿が面白かったです。事件にまつわる回想と現在とが交互に描かれ、あのとき何があったのか、犯人は誰なのかと考えながら読めるミステリー風の恋愛小説でした。才能への憧れや自分の限界に苦しむライバル関係が大好物なので楽しんで読めま...続きを読む
  • 花束は毒
    犯人は分かりやすかったが、証拠となる物の入手方法は予想外だった。
    執着は人を悪魔に変えると知った。
    真実、正義、何が正しい判断なのかを問いかけてくるいい本だった。
  • 隣人を疑うなかれ
    お気に入りの作家さん。

    土屋萌亜(マンガ家)が主人公だとばかり思っていたら、
    小崎涼太(事件ライター)が途中から出てきて、
    どんどん登場人物が増えていくたび、
    誰もかれも、怪しく見え始めた。
    姉の晶と刑事の加納が友人だったのは、ちょっと出来過ぎ感があるけれど、構成上必要なんだろう。

    マンションは...続きを読む
  • ほろよい読書
    お酒そのもの、お酒が入ったお菓子、お酒に合う料理など5人の作家さんがそれぞれの視点から描く短編集です。
    本を読みながら静かにお酒を楽しみたくなるようなお洒落なお話ばかりで面白かったです。
  • 学園の魔王様と村人Aの事件簿
    織守きょうや作品 5作目。
    今回も しっかり楽しませてもらえた!
    根底の半グレグループを軸に全4話。
    それぞれ良かったけど 今回の一番の驚きは山岸くんのお祖父さんがまさかの〇〇だったなんて……!
    全くもって考えてもいかなかった事だったから もうビックリ!!

    魔王様 御崎くんと村人A 山岸くん。
    ...続きを読む
  • ほろよい読書
    お酒にまつわる短編集
    お酒との付き合い方は十人十色
    気持ちをほぐしたり、人生を彩りよく楽しくしたり、好きが行き過ぎて拗らせたり。
    お酒が恋しくなる、素敵なお話たちでした
    プーティン食べてみたい。
  • キスに煙
    これはミステリーではなく恋愛小説と思って読んだ方が色々間違いないと思う。フィギュアスケートの頂点の孤独とか、恋愛のどろどろした感じとか何かしらもっと深掘りがあっても良かったかも。読みやすい文章でした。
  • 英国の幽霊城ミステリー
    日本のおどろおどろした恐ろしい感じとちょっと違うのかな、ハリー・ポッターとか、ホーンテッドマンションでイメージが変わったお城の幽霊たち、イギリスの歴史と幽霊を一緒に知ることができます。首なしも出てきていました。
  • 花束は毒
    「この世で1番怖いのは人間」を見事に表してる

    探偵さんの推理力、主人公の自分だけでも最後まで先輩を信じる正義感、読んでいて「はぁー」と感銘を受けました

    冤罪によって人生を狂わされた先輩にも心が痛み、、、


    物語が中盤になるとやめ時を忘れてしまうほどストーリーに没頭してしまいました

    帯にも書い...続きを読む
  • 花束は毒
    また女性が怖い物語を読んでしまった!
    こんなに執念深い女性がいたら怯えてしまう…ラストは「怖っ」て何度思ったか。
    木瀬くんの立場だったらどうするかなぁ。モヤモヤします。
  • キスに煙
    織守きょうや作品 3作品目。

    率直な感想としては すごく好きな作品。
    最初のoffstageは てっきり殺人後の…と思ったし 中間のoffstageも いろいろ考えてしまったけど 全くもって違ってた!!
    志藤と塩澤 どちらもミラーの死に関係してなくて良かった。塩澤が選択を早まらなくて良かった…とほ...続きを読む
  • 彼女。
    ■織守きょうや「椿と悠」/扉絵 原百合子
    1話目でこの短編集買ってよかった、1000円の価値があると思えた爽やかな青春小説。普段あまり挿絵を見ることなく(先入観なく読みたいので)小説を読んでしまうタイプなのだけれど、これは黒髪ロング日本美人の椿ちゃんと(赤いリップが似合う)、イギリス帰国子女の悠ちゃ...続きを読む
  • 隣人を疑うなかれ
    読みやすく、あっという間に読み終えました。
    誰が犯人なんだろう?と推理しながら読み、犯人が当たったから、より楽しかったのかもしれない。

    隣人がニュースで見た殺害された人を向いのマンション近くで見かけた。その話を聞いた数日後、その隣人がいなくなった。被害者を見たからなのか。ライターである主人公(はっ...続きを読む
  • ほろよい読書
    これは全て大吉の短編集。
    特に織守きょうやさんと柚木麻子さんのお話がその場の匂いまで想起されるような名作でした。
    お酒というテーマの企画もよし!
    もちろん2作目もおかわりします。
  • ほろよい読書
    なんだこれ!ほとんどの作品がめっちゃ好みだった。読んだことがないどころか初めて目にする名前の作家さんの物語もすごい好き。途中でなんとなく察しがついた最初の話も、そうだろうなぁと思いつつ読む手は止まらず。久々にこんなに爽やかな短編小説集を読んだなぁ。
  • 隣人を疑うなかれ
    たぶん怪しいよなー。
    ついて行かない方がいいんじゃないか?
    あー、やっぱりほらー。

    向かいのマンションに入って行った女の子が後の殺人事件の被害者である事を知った土屋。
    土屋と同じマンションの隣に住むライター涼太と、事件のあったマンションに住む涼太の姉である晶と調査を始めたところ、突然土屋の姿が消え...続きを読む
  • ほろよい読書
    「ほろよい」気分でまったりと楽しめる短編5編。
    どの作品も良かったです。
    織守きょうやさん「ショコラと秘密は彼女に香る」のラストで明らかになる真相には驚き!
    坂井希久子さん「初恋ソーダ」に出てくる果実酒はどれもこれも美味しそうでした。