織守きょうやのレビュー一覧

  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ミステリ好き、有栖川有栖好きにはたまらない一冊でした!
    音楽でよくあるカバー、小説もその手があったか!!
    読んでて、あまりにもいつもの小説家アリスだけどちょっと違う文章の香り、、あそうかこれ青崎さんが書いてるっけ、、と不思議な感覚に。書いてる方も新進の好きな方ばかりで。本当にお得な本。
    1番好きだったのは「有栖川有栖嫌い」このタイトル面白いって受け入れる有栖川先生の大らかなお人柄が伺えてそれも嬉しい。いや今村さんが書く現代の学生アリスに江神さんもよかったし、火村の女子校潜入話は本家先生では書けないだろう味わい。。やっぱ1番を選べなかった。濃ゆい一冊です。

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    2025年09月21日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    百合の話
    温かく、優しく、可愛く、尊い
    異性恋愛と違い、お互いが戸惑い、距離感を意識しながら、それでも溢れてくるものが止まらない感じが尊い

    自分の採点基準だと☆7つけたい

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    2025年09月20日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    ネタバレ

    良すぎた!!!!
    青山美智子さんと小川糸さんのお話を読みたくて買ったけど、それ以外の初めて出会った作家さんたちのお話があまりにも良すぎて、1話1話余韻に浸ってたら読むのに時間がかかってしまった…。

    どのお話もすごく素敵なお店(喫茶店)が舞台で、ああこんなところに行きたいなあ…と思いながら物語に吸い込まれていった。
    元々お目当てだったお二人の短編ももちろん良かったけど、個人的に斎藤千輪さんと竹岡葉月さんのお話が刺さった。
    特に竹内さんのお話、いいお話だ〜と思ってたら「!?!」な展開になって、そしてさらに「???」となって…。
    こんなほっこり話で一転二転することあるのかとびっくり。

    ここで出会

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    2025年09月20日
  • 少女は鳥籠で眠らない

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    ネタバレ

    *「ただ、覚えておけばいいよ。絶対に欲しいものが決まってる人間が、どれだけ強くて、怖いものかを……」法の奥深くへ分け入り、新米弁護士木村と先輩高塚のコンビが知る、四つの秘密。予測不能の事件の行方。加害者も、被害者も――相談者たちは、一様に何かを隠している。鮮烈な読後感の連作リーガル・ミステリ!*

    ほぼ初読みの作家さんでしたが、新鮮!面白い!
    「絶対に欲しいもの」のために、常識や倫理を超えて行動する依頼人たち。
    その覚悟と信念がブレない所に高潔さを感じるし、自分では思いつかない展開とオチにため息が出ました。

    そして、一度目は面白さに一気に読みでしたが、改めてじっくり読むと、それぞれの歪んだ愛

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    2025年09月18日
  • ほろよい読書

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     ずっと読みたかった本。想像を超えるほど自分好み本で嬉しかった。
     お酒の失敗、自家製のお酒、酒蔵の子供、お酒の嗜み方、お酒の提供の仕方などお酒一つの題材で様々な角度から話が展開されて行くのは面白かった。
     お酒は人生を彩る一つのものでしたがないが、その一つの見方、触れ合い方を変えるだけで人生を少しずつ変えることができるように思えた。
     お酒の楽しみ方もすごく教えてもらえる本だった。東京に住んでいるから、一つはお気に入りのバーを探してみてもいいかもと思った。

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    2025年09月13日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    百合小説が4編収録されてる。学生から社会人まで。
    最高の百合小説を読んだ。アンソロの再読もあったけど何回読んでも良い。好きの気持ちの猫写とか、距離が縮まっていく展開とか、すべてが甘酸っぱくてかわいかった〜!!!

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    2025年09月09日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    購入済み

    ファン必読

    有栖川有栖へのトリビュートとして7人の人気作家が贈る本格ミステリ集。オマージュ満載の謎解きが秀逸で、ファン必読の1冊!

    #エモい

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    2025年08月31日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    本を読んで作中に出てくる食べ物が食べたくなったのでできる限り食べてみた!コメダでウィンナーコーヒーを初めて飲んでお気に入りになった!
    あと、喫茶店でナポリタンも食べてみました。マッシュルーム入ってたしタバスコかけたら美味しかった新たな発見で嬉しい!しかも厨房ちらっと見たら作り置きしてあって同じだ!って思いました。
    作中みたいな素敵なティールーム開きたくなりました。

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    2025年08月26日
  • 隣人を疑うなかれ

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    途中途中、「この人が犯人か?」とうまくだまされながらも、最後はすっきりした終わりだった。
    冒頭のある部分を勘違いしていたので、結構結末に向けて驚いた。

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    2025年08月20日
  • キスに煙

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    ザワザワした!
    『花束と毒』がものすごく良くて、次に読んだ『悲鳴だけが聞こえない』で…ちょっと違う…って思ったけど、今回の作品で「そうそう、これこれ!」なった。非常に満足!

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    2025年08月15日
  • Jミステリー2025~SPRING~

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    ネタバレ

    微笑みに死す(三上延)
    晴子さんの覚悟が凄まじい。
    時坂家の血は繋ぎつつも正夫さんの拠り所を否定しないように守った。
    祖父の明太郎さんは正夫さんが晴子さんを死なせたと考えたけど、晴子さんの自殺は正夫さんの為であっても正夫さんのせいではないだろうな。
    でも正夫さん気付いてしまったんですよね。

    名もない男(長岡弘樹)
    頑なに名前が出ないと思ったけどそういう事か。
    姓と名の区切りが重要。
    いくら名前が羨ましかったとしても許されることではないだろうに。
    ただでさえ嫌な思い出しかないのに自分が目指してた俳優になったって聞いて感情がぐちゃぐちゃなところ、地味に上からの許してくれよな。なんて言われたら手が

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    2025年08月12日
  • 花束は毒

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    やったー!面白い本にあたったー!
    話題の本はやっぱり面白い。

    表紙とタイトルから
    女同士のドロドロの話だっけな?
    と勘違いしてたけど
    読みやすいミステリだった!


    以下ネタバレ

    スクスク育った感の主人公の木瀬くん。
    中学生の時、従兄弟へのイジメを終わらせようと
    探偵見習いの北見理花先輩に
    依頼する序章。

    大学生になり
    昔お世話になった元近所のお兄さんに出会う。
    結婚が決まっているのに
    嫌がらせの手紙に困ってる様子。

    昔お世話になった北見先輩は探偵になっていて
    調査を依頼することに。

    ずっと読みやすいしワクワク。

    最後、やっぱりそうくるかー
    と思ったら
    二転して
    こうきたかー!

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    2025年07月26日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    85点:「出来た部員や。さっそく聞かせてもらおうやないか」

    トリビュートとして完璧な本。愛があるから時間と労力をかけられるし、時間と労力をかけられていることが愛の証明にもなる。
    正解を導き出すことが重要ではないけれど、時間と労力、そして一緒に追求する仲間がいればいつか真相に辿り着ける。
    この本が発する熱量に泣きました。

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    2025年07月23日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店や食べ物にまつわる短編集。
    どの話も良かったし最後の小川糸さんの話は悲しいけどおもしろかった。

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    2025年07月20日
  • 隣人を疑うなかれ

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    ネタバレ

    伏線の張り方、最終盤にかけての回収が綺麗ですんなり読めた一冊。

    各登場人物の視点から語られる物語によって明かされていく事件の全体像が、分かりやすく興味深い展開だった。
    誰がスタイリストなのか、現代の模倣犯はスタイリストと同一人物なのか、そもそもこれらの犯人はアパートに住んでいる住人なのかと思いを巡らせながら読んでいく過程はとても面白かった。

    特に、晶が真犯人の存在に気づく瞬間は、ハラハラする展開であり、リアルな場面を想像しながら読むことができた。
    各登場人物もかなり特徴的であり読んでいる最中に混同する事もなく、読みやすい一冊であった。

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    2025年07月12日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    もっと早く読めばよかった!

    どの作品ももれなくリスペクトを感じて、有栖川有栖は若手作家さんにも人気のある作家さんなんだなと改めて実感した。
    例えば火村先生をとってもそれぞれの作家さんがいろんな解釈で描いているんだけど、それが「え?なんか不自然…」なんてことは全くなく、「そういう一面もあるのね」と自然と受け入れられる。

    そして最後の解説を有栖川有栖が書いているんだけど、若手作家さんに対してあくまで対等な作家同士としてリスペクトと感謝と愛情を感じるコメントで、読んでいて気持ちがいい。

    これまで表紙でなんとなく避けていた山伏地蔵坊を読もう!

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    2025年07月08日
  • Jミステリー2025~SPRING~

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    ネタバレ

    *超豪華アンソロジー第7弾を彩るのは、誉田哲也、長岡弘樹、青柳碧人、織守きょうやと、初登場の三上延、紺野天龍の六人。全編新作書下ろしの一冊をご堪能下さい*

    このシリーズ、本当に面白くて大好きです。
    お目当てはいつも本田哲也氏と長岡弘樹氏ですが、初読みの三上延氏「微笑みに死す」もとても読み応えがあって、すっかり惹き込まれました。
    一度読みはもちろん、二度目にじっくり読み込むと仕掛けの奥深さにじわじわ…
    短編集ですが、長編と同じくらい満足度の高い一冊。

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    2025年07月08日
  • 戦国転生同窓会

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    歴史に疎い私でも楽しく読めました。
    なんとなく主人公の前世にはネタバラシの前に気がついた!
    なんか新しい今までに読んだことない設定だったのでとてもドキドキして読み進められた。
    前世の話もしっかりと章を分けてあったのでそれも読みやすかった一因だと思う。

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    2025年07月06日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ネタバレ

    有栖川有栖を好きな作家さんが、
    有栖川有栖を使って作品を書いて、登場人物が有栖川有栖に向かって
    「こういう人がああいう作品を書くんやなって。有栖川先生の本を好きでよかったです。これからも読み続けます」
    って。
    愛が溢れてて泣いちゃった。これからも読み続けます。

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    2025年07月06日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    6人の作家さんの其々の喫茶店を舞台にした短編集
    青山美智子さんの素敵なはじまかりから
    小川糸さんの終わりくる死ぬことに対し少しだけ恐怖が和らぐようなお話まで、どの話もとても魅力的で登場する食べ物の飲み物は美味しそうだった。
    織守きょうやさんのお話は初めて読んで他のお話も読みたくなるくらいドキドキしました。

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    2025年07月03日