織守きょうやのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この作品、めちゃくちゃ私好みで面白かったです。司法試験に受かっただけでは法律家にはなれず、約1年間にわたり裁判官、検察官、弁護士等のもとで司法修習と呼ばれる研修を受け、二回試験(1日1科目、しかも1科目7時間半!)という過酷なペーパーテストに合格してはじめて法律家になれるそうです。その修習生たちのお話です。
著者の織守さんも元弁護士の方なので、胸に刺さるセリフがたくさんありました。
この本が文庫で発売されたのは去年の6月頃。面白そう〜と買いましたが、長らく積読の山のなかにいて。こんなに面白いならもっと早く読めば良かったと。まだまだたくさんある本たち…。仕事柄、本との出会いが多すぎて減るどころか増えていく一方ですが、時間を見つけて読んでいこうと思います。 -
Posted by ブクログ
収録作
「屋上からの脱出」 阿津河辰海
閉じ込められた深夜の学校の屋上から抜け出す方法を探せ
「名とりの森」 織守きょうや
入ると自分の名前を奪われる森から、親友を助け出せ
「鳥の密室」 斜線堂有紀
魔女として処刑される前に、塔の最上階から逃げ出せ
「罪喰の巫女」 空木春宵
不可解な仕掛けに囲まれた神社の秘密を解き明かせ
「サマリア人の血潮」 井上真偽
謎の研究上の出口を目指し、失った記憶を取り戻せ
どれも面白い話でした。物語を全て読んだ後にもう一度読んでみると「あっそういうことだったのか!」と気づかせてくれる作者にはもうやばいとしか言いようがないです(笑)また記憶を消してもう一回読みたいです。本当に面白い話だからぜひみなさんにも読んで欲しいです。
-
Posted by ブクログ
「嫌な記憶を消して欲しい」こう思ったことは数え切れないくらいあります。
もし現実世界で記憶屋がいたら、記憶を消してもらっていたかもしれません。正直羨ましいと思いました。
ですが物語を読み進めていくうちに「記憶は自分だけのものじゃないんだ」と気づきました。
そして、良い記憶も嫌な記憶も自分を成長させるために必要なもの。未完成のパズルを埋めるための1ピースと同じくらい大切なものなのだと気づきました。
この作品を読み終えた後に自分の過去を振り返ってみると「あの時のアレがあったから今の私があるんだ」と嫌な過去に対してもしっかりと向き合えるようになりました。
このような素敵な作品に出会えて本当に幸せだなと感じました!
これからも私の人生は山あり谷ありの人生だと思います。それでもこの考え方はずっと大切にしていきたいです! -
Posted by ブクログ
感動した。
記憶屋Ⅲまでのを全部含めた感想だけど、
一つ一つの物語が大事なその人のこと想って記憶を消してほしいって記憶屋に頼むのが、凄く感動した。
そして自分のために消した、消してもらったとしっかり明かすのも綺麗事で並べようとしてなくて好き。
物語が繋がっているところも魅力的。
読んでいて、こことここが繋がるんだと思って楽しめて読める
ホラー小説とおもって構えていたが、
そんなホラーじゃなくて、推理系だった、
推理系といっても展開が早く難しいものとは違い、
この小説は展開はそんなに早くなく、難しくなく、
脳を休ませながらじんわりと味わえる小説だなと思いました。
私は記憶屋、記憶屋Ⅱ少し時間がたってから記憶屋Ⅲを読んだけれど、内容が頭の中に凄く残る小説だったから、全然間が開いても大丈夫でした。
最後の場面が毎回衝撃的で面白いです。