織守きょうやのレビュー一覧

  • 記憶屋

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     正しいというだけでは救えないものと、傲慢さが大切なものを見落としていくことを改めて感じた作品でした。
     忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説『記憶屋』。大学生の遼一の身近な人たちがその記憶屋によって記憶を失い、さらに遼一は望んでいないのにも関わらず記憶を消されてしまう。物語は遼一が記憶屋の正体に迫っていく過程で出会う記憶を失った人々とその周縁人物たちの話で構成されています。
     遼一のスタンスは「どんな記憶でもその人を構成するかけがえのない一部」だからこそ、忘れてしまうことで周囲の人が寂しいと感じたり当人も忘れたと知ったら辛いから消すのは反対というものです。たしかにそれは正しいなと思い、読

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    2023年10月08日
  • 記憶屋

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    これは良い! 記憶を消し去ってしまう謎の存在、「記憶屋」。主人公はその真相を追い始めるが。
    ミステリ的な展開と都市伝説的なホラー要素の相性が抜群に良いのだろう。切なくなるような展開も物語にマッチしていて非常に良い。もっと早く手に取るべきだった!

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    2023年09月02日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    イギリスの長い歴史の中で様々な幽霊譚や城にまつわるエピソードを学べる本。
    王朝の家系図が大変便利だった。
    ウィンザー城の狩人ハーンの話やグラームス城のビアーディ伯の悪魔の賭け事の話、グラームスの怪物や頭蓋骨の部屋の伝説など、興味深い話が多かった。

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    2023年08月26日
  • 301号室の聖者

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    木村くん、今度は医療訴訟。
    重いテーマだけど、家族の心の葛藤や、相変わらずの木村くんの気弱さや迷いが丁寧に描かれていて一気読み。
    そしてすっきり。

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    2023年07月16日
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月

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    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。

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    2023年07月13日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    建築物にそこまで深い関心は無かったのだが、幽霊にとことん惹かれるたちなので一目見てすぐに購入。
    小説家の方が書かれているだけあって、とても読みやすく歴史に詳しくなくても相関図や説明を交えて解説されているので楽しく最後まで読むことが出来た。
    行ってみたい場所がまた増えた。

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    2023年05月29日
  • SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲

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    ネタバレ

    タイトルの通り、囚人と看守の輪舞曲でした。

    視点がコロコロ変わり、看守や囚人がいかにしてそこに行き着いたかが色々なドラマがありました。
    新人看守の河合凪と受刑者の阿久津のやり取りがとても印象的でした。ラストの刑期を終えて外に出た時、凪が待っていてくれたのもとても良かったです。

    弁護士の高塚があのシリーズの弁護士だって解説読んで初めて気づきました。中々良いキャラでお気に入りです。

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    2023年05月28日
  • てのひら怪談 見てはいけない

    購入済み

    年を取ると子供が死ぬ話は辛い

    表紙や挿画は可愛らしい絵で、だからこそ作品内で子供が犠牲になっていく結末が胸につまされる。
    と言っても、怪談を読んで辛い気持ちになるのは正当なので文句じゃなく評価している。
    怪談やホラー小説で有名である作家陣も、いつもとは違った筆致で児童向け怪談に挑み概ね成功しているように感じた。

    『横断歩道にはワニが棲んでいる』が、怪談以上に幻想小説のようで特に気に入った。

    #怖い #切ない #ドロドロ

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    2023年05月03日
  • 301号室の聖者

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    木村&高塚弁護士シリーズ第2作目です。
    今回は長編で医療に関する内容でした。ミステリーというよりは、家族が重篤な病気になった時の残される側の人間の葛藤が描かれてました。
    自分になにができるのか、どうしたいのか。みんな違う人間なのだから答えはバラバラだけど、一所懸命に考えて出した答えなら、それが正解になるんだなと思います。

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    2023年04月14日
  • 響野怪談

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    短めのエピソードが折り重なって、次第に主人公や身近な存在の様子が明らかになっていく。でも全ては明かされない。謎を残したまま。

    主人公これは難儀だな、苦労しそうだな……でも見守る誰かの存在が明らかになって、はっきり守護するモノも登場して、一安心…いやこれで良いのか? 感もありつつ、心強く感じていたら終わり方……!!!

    ぞくっとするエピソードの連続なのだけど、主人公とその周辺のキャラクターが全員魅力的でやり取りを見ているのが楽しかった。
    続編は出ないんだろうか。読みたい。

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    2023年03月30日
  • 夏に祈りを

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    切なさが残るミステリー。

    霊の記憶が視える私立探偵・天野春近が、教え子の中学生・楓と共に謎を解いていく調査ファイル第二弾。

    今回の相談者は保育園の園長。
    依頼内容は不穏な空気を醸し出す園児がいるので調べて欲しいとの事。

    この保育園に通う園児に立て続けに起きた転落事故。
    これは事故かそれとも事件なのか。

    ミステリ好きな人であれば、容易に犯人の想像が付くと思うが、その裏に隠されていた真相を知ると、切ない感情が込み上げて来る。

    春近と楓の優しさが救いだ。
    子供達の未来が孤独とは無縁な温かく豊かなものである事を祈りたくなる読後。

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    2023年02月18日
  • 301号室の聖者

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    ネタバレ

    オーディオブックにて。入院中の今読むべきじゃなかったと後悔しました。しかも1号室に入院中なのでタイトルでヒヤッと。
    そんなに厚みがないお話なのに、内容が重めなので長い長編を読んだような気持ちになりました。

    なんとなくいつかはみんな行き着く問題なのかなと思いました。延命治療は1度してしまうともう外せなくなりますし、本人の意思を無視して自分のエゴで辛い思いをさせてもいいのかなど、私自身悩んで親と大喧嘩したり。

    2人ほど介護した経験があるのですが、決して綺麗事だけでは解決できないほど心が擦れて擦れてギリギリまで追い詰められて作中での事を思わなかった訳では無いので…。当時のことを思い出し、心が痛か

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    2023年02月14日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    デビューのきっかけやデビュー直後に縁のある作家との対談なので、綾辻行人が謂わば道標となる存在であることが強調される。
    綾辻行人自身が対談を楽しんで相手の作品を褒めるので読みたくなります。ミステリは継がれていくものだと実感する。

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    2023年02月12日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ホラー要素あり

    まとまった時間がとれなくてもサクッと手軽に読めるうえに、良い意味で控えめに抑えられたホラーの描写なので、低年齢層でも安心して読み進めることができる作品だと感じました。人間って禁止された行為はなぜかやりたくなるという、危険な欲求の持ち主であることをなんとなく察せられる内容でした。

    #怖い #シュール

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    2023年02月01日
  • 記憶屋

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    記憶を消す都市伝説の怪人、記憶屋。
    記憶屋なんて存在しないと思っていた大学生だったが、周りには不自然に記憶を失った人々が存在した。大学生は真相を探り始めるが…。
    ミステリー色の強いホラー。
    怖いとか恐ろしいというよりも、哀しくてや寂しい小説だった。

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    2023年01月24日
  • 幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary

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    体の一部分に触れると、相手の仄暗い部分が視えてしまう幻視者。
    連続殺人事件の犯人の幻視をみてしまい、、、
    どうなるの?!どうするの?!
    自分も一緒に焦っちゃって早読みになっちゃった場面もあったり笑
    あぁ~そうかぁ、そうきたかぁになるこの感覚、好きです。

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    2023年01月17日
  • 記憶屋

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    ネタバレ

     記憶を消したい人、忘れられて残された人、それぞれの想い、葛藤を深く感じた作品だった。ラストの真希の涙は読んでいてもの凄く辛かった。 

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    2022年09月18日
  • 記憶屋0

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    本当に消したい記憶があっても消さなかったからこそ今がある、消していればもしかしたらってIFを考えるのは慰めにしかならないのかも知れない。記憶を消しても同じ結果になることもあるの。そう今回のスピンオフを読んで思いました。記憶屋シリーズを知らない人もここから読むのもオススメです!! 

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    2022年06月26日
  • ただし、無音に限り

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    ネタバレ

     誰もが納得のいく死を迎えた資産家老人の死。だが、彼の娘は財産分与の大部分を相続する中学生の甥に疑いの目を向ける。すでに火葬済みの状態から死因を調べて欲しい。無理難題の依頼を受ける私立探偵の天野はその調査に乗り出す事に…


     霊の記憶視える探偵の天野は、その能力で死の真相を探るけれど、それは必ずしも意図した物ではなく、中編2本共に少しモヤッとした気分でした。特に、資産家老人の方は本人は良くても、知らずに加担させられた方は知らない方が幸せって感じで後味良くなかったです。
     でも、ストーリー的には面白く、また続編が読みたいと思います。

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    2022年06月09日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    学校が舞台とあって、昔流行った“学校の怪談”のように、それほど怖くはないし、後味悪いものもあまりない(全くないわけではないけど、トラウマ級ではないかな?)ので、気軽に読めた。

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    2022年06月01日