織守きょうやのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
半分ほど、読んだことある先生がいらっしゃった
有栖川有栖先生のファンなので、これは!と読んでみたらあらまぁ、なんて豪華なアンソロ!!
とても面白かった
特に「完コピ」をめざした青崎先生の
縄、綱、ロープ
1番すきだった
読みながらあー、有栖川有栖の世界だなぁと
あとがきで完コピ二次創作との記載をみて
なるほど、やっぱり、さすが
と思いました
主に火村先生シリーズだったけど、
今村先生の
型取られた死体は語る
の学生アリス、江神さんもよかった
懐かしいメンバーの名前に学生アリスシリーズを読み返したくなった
有栖川有栖先生のファンと言いながら全て読破してるわけではないので、心霊探偵気になる、
まだ読んでない火村先生の話も読まなくちゃ、と改めて有栖川有栖ファンになった一冊でした
-
Posted by ブクログ
ネタバレ記憶屋(Ⅱ)からの続きの毬谷柊の話。
毬谷柊視点からの話になってから 一気に引き込まれた。砥上への執着からの嘘。
もうなんか恋愛物を読んでるようなドキドキハラハラ感が半端なかった。
『一里』での里芋の煮物。あの時点で嫌な予感はした。女性客に声を掛け テリーさんに電話した時点で もう嫌な予感が当たってるんだろうな…って分かったけど なんかもう毬谷柊のパニクり具合から こっちもハラハラしてしまった。見えなくなった角でしゃがみこんだ時 砥上が来るのかと思ったら まさかのマンションに来てたとは…。
マンションでの十六年越しの「仲直り」。最後には思わず涙してしまいました…。仲直り出来て良かったね〜…。それにしても砥上の内情も知りたいな…と思ってしまいました。
とはいえ真希じゃなく まさか夏生も記憶屋だったなんて思いもせず驚きました。
記憶屋として生まれてしまったのは ホントに辛そうでした。 -
Posted by ブクログ
「本の話ポッドキャスト」で絶賛されているのを聴いて、本作を手に取りました。江戸の町の捕物帖に現代ミステリーが加味された、味わい深い連作が並んでいます。
各話の重要な場面と思われる節の始まりには、決まってアスタリスクの代わりなのか、内側が白色、外側が黒色の二重丸が配置されていました。これってなんだろうと考えていたら気がつきました。もしかしたら、本作の副題にある蛇目の佐吉の「蛇目」のマークなのでは?と。
そういう目で見てみると、この二重丸の後には、主人公の岡っ引き佐吉がミステリーを解く上で大事な話が展開していて「お、きたきた!」なるのでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレレズに焦点を当てた話だった。
話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜
前半は面白くない、後半が面白い
あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑
私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑
あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。
特異性を狙いすぎるからかな?
全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。
百合であるためには美人であることが必須なのか。
◯当たり
斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
相沢沙呼「微笑の対価」
◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
面白かった、本当に面白かった〜
他の話と違って純恋愛に偏っているし、
エッチとかリアルなのも描かれてるし、
乃枝の性格も顔も全て完璧すぎるのに、最後のリアルな声が良かった。
しかもリアルな声なのにもし私が言われたら全く嫌な気がしなくて、乃枝ちゃん素敵すぎる。♡
カップル兼配信者としてのビジュアル格差と整形とかどう頑張ってもハッピーエンドにならないだろうと思ってたのにこんなに100点満点のハッピーエンドあるんだ〜
とっても面白かった〜
◯ 相沢沙呼「微笑の対価」
殺人事件と掛け合わされていた。
ストーリーは男と女じゃなければかなりあるあるなのかもしれない。
紫乃が冒頭から不器用でうまく生きていけない女の子のイメージだったのに、警察が訪問してきたあたりから急にえ、そんな一面あったの!?と印象がガラッと変わる。
だんだん不信感が強まってきて、本当は悪い女だったんだろうなと思ったけどなんとかハッピーエンドに持っていけた印象。
女性がめちゃめちゃ魔性な話が私のお好みなのかも笑
でも、お母さんの不審死、謎の占い師、これ以上夜の仕事を続けないでと行った後から冷たくなった態度
の謎は解かれぬまま…
この話単体のクオリティはそんなに高くないのかもしれない。
個人的には好きでした!
-
Posted by ブクログ
若手作家陣による豪華読みきり短編集。全てのお話がタイトル通り「脱出」を軸に据えたミステリーです。なんとなく暗い、難しいイメージを持って読み始めたのですが、予想よりは読みやすく読後感も悪くなかったです。
「屋上からの脱出」阿津川辰海
天文部の屋上観測で起こった閉じ込め事故。それは事故なのか?
故意だとしたらだれが何の目的で起こしたのか?
高校生の話なので、思惑はあるにせよ殺人などもなく読み心地良好です。
「名とりの森」織守きょうや
民族学的昔話を調べるのが好きなノキ。皆が恐れる森に夏の探検に行こうという。しかも最も入ってはいけないという時に。そんなノキを探しに森に姉と入ったタネチン目線で話は始まる。さあ、この森の持つ条件をクリアーしてノキを見つけて、タネチンは森から出られるのか。そもそも、今何が正常なのかわからずハラハラします。
「鳥の密室」斜線堂有紀
魔女狩りの時代(のような設定)、ベネデッタは聖女として教会に住み、働いていた。魔女への拷問や仕置きはデルンバッハ司教が行っていたが、いつしか手伝うようになり、措置に疑問を抱く頃マリアが捕らわれる。ベネデッタはマリアに心を寄せるようになり、救済を願い出て悪魔つきと判断され、さあ、どう脱出するのか?しないのか?マリアの命運は?
「罪喰の巫女」空木春宵
戦後すぐくらいの時代設定。古語のような言葉で流れるように押し積められた文体で怪しい世界が描かれる。某県S郡の深山にある籠守神社にいる罪喰様の存在にひかれた私。そこは神域であり、罪を犯した者しか潜れない場所にある。
罪喰様がどういうものか、私は何を犯し、何を求めて神域へと向かうのかを、恐ろしく感じながら読み進めました。
「サマリア人の血潮」井上真偽
目を覚ますと記憶はないし、輸血されている?トオルはゾンビのような人たちがたくさんいる建物から脱出しなくてはならない状況下で、スピーカーから聞こえてくる僕の親友カズトの誘導により逃げ道を探す。その中でわかってくるトオルのおかれた状況とカズトとの関係が特殊。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ花束は毒がとても面白かったので、読んでみた。
主人公は、相手に触れることその人物が起こす悪事を幻視できる能力を持つ大学生。
ある日、すれ違い様に触れた人物の幻視により、刺殺体が見えたことより、世間で起きる連続殺人鬼であることが疑われる美大生「佐伯」の正体に迫る、というお話。
佐伯はグロテスクな表現の絵を描いたり、人体の構造に対する異常な興味を持っていたりと、知れば知る程殺人鬼の可能性を感じる。
ボランティア活動でホームレスの炊き出しに参加したりしながら、仲良くなりつつも疑い続ける。
後輩の真野梨香が襲われる可能性が出てきて…
真相の核となる部分については、おおかた予想ができました(真犯人は真野梨香、彼女が犯した殺人現場を佐伯は、死体観察も兼ねて追いかけて写真を撮ったりしていただけだった)。
ただ、真相の予想がついていても、佐伯の異常性が終始垣間見える度恐ろしさを感じずにはいられませんでした。 -
Posted by ブクログ
駆け出し岡っ引きの佐吉が、着道楽の若医者秋高と、不可解な殺人事件に挑む短編集。
身元不明な女の殺人事件を追うが下手人が次々殺される「まぽろしの女」
2人の男と1人の女の3つの死体、何が起こったのか「3つの早桶」
結婚を控えていた女の首無し死体と消えた婚約者「消えた花婿」
連続辻斬り事件の犯人を追う「夜、歩く」
死を間近に控えながら殺された恩人の謎を追う「弔いを終えて」
時代ものは若干苦手意識を持っていたけれど本作は文章が簡潔で読みやすい。未熟を自覚しながら謙虚に真摯に事件と向き合う佐吉の人柄、友人秋高との信頼関係(エモい)、佐吉のしっかりものの姉おふくと主要キャラクターが皆好ましく、度々挟まれるおふくの店での飲食描写が楽しい。
半面各事件の真相はやるせないものもあり、特に(帯にあるように)女性達の覚悟や決断が印象深い。今の時代に書かれた時代小説。続編が楽しみ!