織守きょうやのレビュー一覧

  • てのひら怪談 見てはいけない

    購入済み

    年を取ると子供が死ぬ話は辛い

    表紙や挿画は可愛らしい絵で、だからこそ作品内で子供が犠牲になっていく結末が胸につまされる。
    と言っても、怪談を読んで辛い気持ちになるのは正当なので文句じゃなく評価している。
    怪談やホラー小説で有名である作家陣も、いつもとは違った筆致で児童向け怪談に挑み概ね成功しているように感じた。

    『横断歩道にはワニが棲んでいる』が、怪談以上に幻想小説のようで特に気に入った。

    #ドロドロ #怖い #切ない

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    2023年05月03日
  • 301号室の聖者

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    木村&高塚弁護士シリーズ第2作目です。
    今回は長編で医療に関する内容でした。ミステリーというよりは、家族が重篤な病気になった時の残される側の人間の葛藤が描かれてました。
    自分になにができるのか、どうしたいのか。みんな違う人間なのだから答えはバラバラだけど、一所懸命に考えて出した答えなら、それが正解になるんだなと思います。

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    2023年04月14日
  • 響野怪談

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    短めのエピソードが折り重なって、次第に主人公や身近な存在の様子が明らかになっていく。でも全ては明かされない。謎を残したまま。

    主人公これは難儀だな、苦労しそうだな……でも見守る誰かの存在が明らかになって、はっきり守護するモノも登場して、一安心…いやこれで良いのか? 感もありつつ、心強く感じていたら終わり方……!!!

    ぞくっとするエピソードの連続なのだけど、主人公とその周辺のキャラクターが全員魅力的でやり取りを見ているのが楽しかった。
    続編は出ないんだろうか。読みたい。

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    2023年03月30日
  • 夏に祈りを

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    切なさが残るミステリー。

    霊の記憶が視える私立探偵・天野春近が、教え子の中学生・楓と共に謎を解いていく調査ファイル第二弾。

    今回の相談者は保育園の園長。
    依頼内容は不穏な空気を醸し出す園児がいるので調べて欲しいとの事。

    この保育園に通う園児に立て続けに起きた転落事故。
    これは事故かそれとも事件なのか。

    ミステリ好きな人であれば、容易に犯人の想像が付くと思うが、その裏に隠されていた真相を知ると、切ない感情が込み上げて来る。

    春近と楓の優しさが救いだ。
    子供達の未来が孤独とは無縁な温かく豊かなものである事を祈りたくなる読後。

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    2023年02月18日
  • 301号室の聖者

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    ネタバレ

    オーディオブックにて。入院中の今読むべきじゃなかったと後悔しました。しかも1号室に入院中なのでタイトルでヒヤッと。
    そんなに厚みがないお話なのに、内容が重めなので長い長編を読んだような気持ちになりました。

    なんとなくいつかはみんな行き着く問題なのかなと思いました。延命治療は1度してしまうともう外せなくなりますし、本人の意思を無視して自分のエゴで辛い思いをさせてもいいのかなど、私自身悩んで親と大喧嘩したり。

    2人ほど介護した経験があるのですが、決して綺麗事だけでは解決できないほど心が擦れて擦れてギリギリまで追い詰められて作中での事を思わなかった訳では無いので…。当時のことを思い出し、心が痛か

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    2023年02月14日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    デビューのきっかけやデビュー直後に縁のある作家との対談なので、綾辻行人が謂わば道標となる存在であることが強調される。
    綾辻行人自身が対談を楽しんで相手の作品を褒めるので読みたくなります。ミステリは継がれていくものだと実感する。

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    2023年02月12日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ホラー要素あり

    まとまった時間がとれなくてもサクッと手軽に読めるうえに、良い意味で控えめに抑えられたホラーの描写なので、低年齢層でも安心して読み進めることができる作品だと感じました。人間って禁止された行為はなぜかやりたくなるという、危険な欲求の持ち主であることをなんとなく察せられる内容でした。

    #シュール #怖い

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    2023年02月01日
  • 記憶屋

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    記憶を消す都市伝説の怪人、記憶屋。
    記憶屋なんて存在しないと思っていた大学生だったが、周りには不自然に記憶を失った人々が存在した。大学生は真相を探り始めるが…。
    ミステリー色の強いホラー。
    怖いとか恐ろしいというよりも、哀しくてや寂しい小説だった。

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    2023年01月24日
  • 幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary

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    体の一部分に触れると、相手の仄暗い部分が視えてしまう幻視者。
    連続殺人事件の犯人の幻視をみてしまい、、、
    どうなるの?!どうするの?!
    自分も一緒に焦っちゃって早読みになっちゃった場面もあったり笑
    あぁ~そうかぁ、そうきたかぁになるこの感覚、好きです。

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    2023年01月17日
  • 記憶屋

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    ネタバレ

     記憶を消したい人、忘れられて残された人、それぞれの想い、葛藤を深く感じた作品だった。ラストの真希の涙は読んでいてもの凄く辛かった。 

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    2022年09月18日
  • 記憶屋0

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    本当に消したい記憶があっても消さなかったからこそ今がある、消していればもしかしたらってIFを考えるのは慰めにしかならないのかも知れない。記憶を消しても同じ結果になることもあるの。そう今回のスピンオフを読んで思いました。記憶屋シリーズを知らない人もここから読むのもオススメです!! 

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    2022年06月26日
  • ただし、無音に限り

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    ネタバレ

     誰もが納得のいく死を迎えた資産家老人の死。だが、彼の娘は財産分与の大部分を相続する中学生の甥に疑いの目を向ける。すでに火葬済みの状態から死因を調べて欲しい。無理難題の依頼を受ける私立探偵の天野はその調査に乗り出す事に…


     霊の記憶視える探偵の天野は、その能力で死の真相を探るけれど、それは必ずしも意図した物ではなく、中編2本共に少しモヤッとした気分でした。特に、資産家老人の方は本人は良くても、知らずに加担させられた方は知らない方が幸せって感じで後味良くなかったです。
     でも、ストーリー的には面白く、また続編が読みたいと思います。

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    2022年06月09日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    学校が舞台とあって、昔流行った“学校の怪談”のように、それほど怖くはないし、後味悪いものもあまりない(全くないわけではないけど、トラウマ級ではないかな?)ので、気軽に読めた。

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    2022年06月01日
  • 夏に祈りを

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    ネタバレ

     霊が視える探偵の天野は、以前の事件で知り合った中学生の楓の依頼で、保育園の園長からどこか不自然な傷がある園児がいると相談される。ボランティアとして保育園に潜入した天野と楓だったが、園児と散歩途中にこちらを指差す子供の霊を見つける。その霊は先日亡くなった園児だと判明し…

     怪我をしても泣きもしないでお利口に手当を受けている悠樹。シングルファザーの父親との関係も良好で首を傾げていましたが、またも園児が亡くなって少しずつ事件の概要が見え始めましたが、思ってたよりヘビーな展開で切なかったです。 
     ラストまで読むとタイトルの意味が解りますね。

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    2022年05月25日
  • 記憶屋0

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    消したい記憶を消してくれる「記憶屋」。そんな記憶屋を頼るという選択をとった人たちが抱えていた苦悩や葛藤を描いた物語。

    記憶屋Iの前日譚となるスピンオフ作品が描かれています。トラウマになり乗り越えられないほど辛い記憶であれば、忘れてしまう方がいい時もある。そんな人たちの葛藤を描いた、悲しく切ないお話でした。

    本シリーズは記憶屋Iを読んでから本作を続けて読み、記憶屋IIとIIIへと進むのがおすすめです。

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    2022年04月28日
  • 記憶屋0

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    人生は、山あり、谷あり。苦しいことも、悲しいことも、楽しいことも!それを乗り越えて成長していくねん。
    後から考えたら、良い事も悪い事もええ思い出になるねん!
    しかしなぁ〜それはあくまで、正論というか、理想論なんかもね〜
    思い出なんか無くなっても良い!=記憶屋。もありなんかもしれん。
    苦しいこと思い出して、生きる気力さえなくしてしまうんやったら、別に無くなっても良いのかも…生きてた証なくなるんやから、ツライ気もするけど、当人が望むのであれば…
    そんな悲しい人らの話なんで、涙〜涙〜涙〜です。
    スピンオフらしいけど、そんなのあんまり意識せずに読めるし、泣ける!
    記憶屋さんも、封印とか言ってないで、頑

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    2022年04月12日
  • 記憶屋III

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    II巻に引き続き「記憶屋」探しをするお話。

    II巻とIII巻は特に分ける必要はないように感じました。

    記憶屋が人の記憶を消してしまうのは悪い行為なのか、良い行為なのか。それは時と場合による。その判断を誰に委ねるわけでもなく、記憶屋は自身で判断していく孤独な存在なのだなと感じました。

    記憶屋の正体については、そこで繋がっていたのかと驚きました。次は0巻を読みたいと思います。

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    2022年03月26日
  • 301号室の聖者

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    例により新米弁護士が事件?を通して悩み、成長?していく物語。
    今回は終末医療の問題を軸にストーリーが進む。
    以降若干ネタバレの可能性有り注意!!

    毎回感じるが、作者が現役弁護士だと、それ程大袈裟では無い法律を元に上手くお話を作るのだなあと、感心する。

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    2022年01月08日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    「てのひら怪談」よりもさらにミニマムな「ゆびさき怪談」。140文字以内という制約があるけれど、それでも、というかだからこそ描き出されるさまざまな恐怖が魅力的です。描かれない部分も多いけれど、その分想像力が恐怖を増幅させることも。
    怖いと思ったのは織守きょうや「首がない」「橋姫」、澤村伊智「地獄」「ファミレス」、堀井拓馬「ネタバレイヤー」などなど。岩城裕明「ヒールはやめて」はなんだか可愛くて和みました。矢部嵩の作品はどれも不気味で素敵。そして白井智之「白塗りの悪魔」「川辺の砂」って……不可思議なホラーとしても読めますが。ミステリファンにはいろいろ気づけて楽しい作品では。

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    2021年08月31日
  • 記憶屋III

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    『記憶屋はひとり』
    核兵器を発動する時って、確か複数の人らが同時にえぃっ!って感じでしてたのを映画で観た気がする。
    ある意味、核兵器と同じぐらいヤバそうな武器なんやけど、発動はいつも一人で決める。
    発動したのが、良くてもあかんかっても、満足しても後悔しても…
    こら、しんどいな…
    自分以外の記憶は消せても、自分のはムリみたいやし。
    自分の記憶も消され、記憶屋探しに新聞記者と探す。親友がそうか?
    この小説の中に現れる記憶屋は、少なくとも一般的な良心を持ってる人なんで、大丈夫やけど、サイコパスみたいな人がこの能力を持ったらと思うと怖い!
    最後でやっと1に繋がったかな。

    消してしまいたい記憶?
    私の

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    2021年08月21日