織守きょうやのレビュー一覧
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ネタバレレズに焦点を当てた話だった。
話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜
前半は面白くない、後半が面白い
あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑
私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑
あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。
特異性を狙いすぎるからかな?
全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。
百合であるためには美人であることが必須なのか。
◯当たり
斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
相沢沙呼「微笑の対価」
◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
面白かった、本当に面白かった〜
他の話と違って純恋愛に偏っているし、
エッチ -
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最近勢いのある豪華なメンバーによる有栖川アンソロジー。めっちゃ期待して読み始め、そして期待通りの内容だった!
個人的にはやっぱアリスシリーズが好きなので、青崎さんと今村さんの話がたのしかった。
青崎さんのは有栖川先生も後書きで述べてたけど、先生本人が書いた?と言うくらい文体や、有栖と火村と台詞回し、事件の起こり方や解決の仕方、流れが完璧で、正直有栖川先生の短編より良かったかも…笑
真相が1番気になったのは夕木さん。
読む前はぜんぶ勝手に作家アリスシリーズを題材にしてるんだと思ってたけど中身は各作家さんそれぞれ個性が出て、でも有栖川先生へのリスペクトやメッセージが入ってて、これは読者はもちろ -
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若手作家陣による豪華読みきり短編集。全てのお話がタイトル通り「脱出」を軸に据えたミステリーです。なんとなく暗い、難しいイメージを持って読み始めたのですが、予想よりは読みやすく読後感も悪くなかったです。
「屋上からの脱出」阿津川辰海
天文部の屋上観測で起こった閉じ込め事故。それは事故なのか?
故意だとしたらだれが何の目的で起こしたのか?
高校生の話なので、思惑はあるにせよ殺人などもなく読み心地良好です。
「名とりの森」織守きょうや
民族学的昔話を調べるのが好きなノキ。皆が恐れる森に夏の探検に行こうという。しかも最も入ってはいけないという時に。そんなノキを探しに森に姉と入ったタネチン目線で話は始ま -
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ネタバレ花束は毒がとても面白かったので、読んでみた。
主人公は、相手に触れることその人物が起こす悪事を幻視できる能力を持つ大学生。
ある日、すれ違い様に触れた人物の幻視により、刺殺体が見えたことより、世間で起きる連続殺人鬼であることが疑われる美大生「佐伯」の正体に迫る、というお話。
佐伯はグロテスクな表現の絵を描いたり、人体の構造に対する異常な興味を持っていたりと、知れば知る程殺人鬼の可能性を感じる。
ボランティア活動でホームレスの炊き出しに参加したりしながら、仲良くなりつつも疑い続ける。
後輩の真野梨香が襲われる可能性が出てきて…
真相の核となる部分については、おおかた予想ができました(真犯人は真野 -
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駆け出し岡っ引きの佐吉が、着道楽の若医者秋高と、不可解な殺人事件に挑む短編集。
身元不明な女の殺人事件を追うが下手人が次々殺される「まぽろしの女」
2人の男と1人の女の3つの死体、何が起こったのか「3つの早桶」
結婚を控えていた女の首無し死体と消えた婚約者「消えた花婿」
連続辻斬り事件の犯人を追う「夜、歩く」
死を間近に控えながら殺された恩人の謎を追う「弔いを終えて」
時代ものは若干苦手意識を持っていたけれど本作は文章が簡潔で読みやすい。未熟を自覚しながら謙虚に真摯に事件と向き合う佐吉の人柄、友人秋高との信頼関係(エモい)、佐吉のしっかりものの姉おふくと主要キャラクターが皆好ましく、度々挟ま -
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初織守きょうやさんであった。3話からなる連作短編集でホラー?ミステリ?あ、ミステリかあ…と思ったらやっぱりホラーやないかい!という3話目…。私はこういうホラーとミステリ両方の要素が緻密に含まれた話が大好きなので、もし織守きょうやさんの他の作品もこういった系統なら読んでみたい
特に1話目の子どもの視点から描かれた恐怖体験は子どもだからこそ自分の言うことを信じてもらえないのではないかという助けを求められない絶望感かどうにもできない無力感などが伝わってきたし、1話終盤で明らかになるある事実も言われてみればたしかに…!となるものの何も知らないで読んでいると何も気づかないという種を仕込む巧みさ…いやー、