織守きょうやのレビュー一覧

  • やるせない昼下がりのご褒美

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    泣いちゃった。お母さんに会いたくなった。お母さんと一緒にご飯が食べたくなった。私にとってはお母さんだったけど、心に浮かぶ大切な人はそれぞれなのだと思う。
    食とは人の生活に欠かせないものであるがゆえ、「習慣」として認識してしまいがちだが、この本を読むと食が人とのコミュニケーションであったり、経験、栄養、思い出、愛情になると気づかせてくれる。全部が本当に素敵なお話だった。

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    2026年03月09日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    ネタバレ

    カフェや喫茶店がテーマだから泣ける話やほっこりする話をイメージしていたけど、少しミステリ要素があったり、最後に思いがけない事実が発覚したり、死後の世界のお話だったり、テイストの違うお話が詰まっていて楽しかった。

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    2026年03月08日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわるアンソロジー。アンソロジーというのは好き嫌いのわかるモノだな。
    定食屋「雑」がお気に入り。私もこんな定食屋のちょい無愛想だけど、余計な気を遣わせないおばさんに憧れる。そして主人公はお酒に詳しいけど、飲み方の許容範囲が狭い女だ。彼女が徐々に変化していくのが気持ちいい。コロッケ美味しそう。
    そしてbarきりんぐみ。保育園のママ達はこんなに仲良しばかりでは無いが…底通してるのは子育てしながら働く大変さを知ってるコトだ。息抜き無しには本当にやっていけない。仕事が大変という人はもちろん居るが、24hワンオペを何年もやるのが子育て。正直記憶がない。こんなきりんぐみでもない限りやってられないよ

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    2026年03月08日
  • キスに煙

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    才能ある人間の恋と苦悩についての話。
    シオとシドーの関係性がかなりツボで、これだけで高得点つけているところもある。
    帯はかなりサスペンスかミステリーを煽っているように思えるが、帯の内容を期待するとちょっと肩透かしかも。でも話の内容的にはかなり満足。ラストの「彼」の章も余韻があってよかった。

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    2026年03月06日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    短編集とは言え各話読み応えあり中々の秀作だと思う。中でも最終話の五人目の呪術師が秀逸。まるで合わせ鏡の様な展開でラストはきちんと着地させる展開が上手い。

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    2026年03月05日
  • 301号室の聖者

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    ネタバレ

    301号室で立て続けに起こる医療事故。
    病院側の弁護士として調査を始める木村くんが、葛藤しながらも真実へと近付いていくリーガルミステリー。


    全ての人を疑って読んでたから、最後、関口医師と由紀乃に心のなかで謝った。疑ってごめん。

    どうしても誕生日まで生きたかった由紀乃と、失踪宣告まで母に生きていて欲しかった浩介の対比がやるせない。
    人が死ぬときに法律というのはその力を存分に発揮するのだと改めて思った。

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    2026年03月02日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    いかにも自業自得だと言うような6つの短編集である。
    元を正せば自分が悪いわけだからねといったような話で、因果応報とも言えるかもしれない。
    嫌な気持ちになるのだが、筋は通ってるのか…とさえ思ってしまう。
    さくさくと読めて濃密な内容ばかりである。

    ○幽霊刑〜見て見ぬふりをする罪の重さ
    ○夜明けが遠すぎる〜罪を被ってもらうと…
    ○壁の中〜あの女?の…
    ○目撃者〜誰が悪い
    ○廃墟で○○してみた〜悪趣味で済ますのか…
    ○五人目の呪術師〜けっして解けない呪い




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    2026年02月27日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    百合とかジャンルでくくることなき、恋愛小説として、かなりいいです!
    タイトルに沿った作風の短編がなんともかわいらしい恋慕渇仰の集まりです。

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    2026年02月25日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    百合小説とは言うけれど…ピュア!!!!の一言に尽きる。
    どこから友情?どこから愛情?同性だからとか全然関係なく、彼女たちがお互いを「尊い」「愛しい」「大好き」「カワイイっ」と思う気持ちは純粋で美しい。
    ただ、明日も一緒に帰りたい。それだけのまっすぐな気持ちが眩しい。良い本読めて嬉しい。

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    2026年02月23日
  • 戦国転生同窓会

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    突如送られてきた、前世が戦国時代の名だたる人物だった者達が集まる同窓会の招待状。前世の記憶が無い主人公は、参加者からの情報を集めて誰が誰なのかを推理していく前世当てミステリー。
    前世は戦国大名モノの中でも平和な世界でマニアック過ぎないのが良かった

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    2026年02月22日
  • ただし、無音に限り

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    霊の姿を見ることができる探偵、という設定だが物語の展開は、ある意味地味というか地道なもの。しかしその静けさがが魅力となる。
    霊の記憶を見ることもできるが、音は聞こえない。そこから生じるものが、ミステリ的効果を生む。

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    2026年02月22日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    どれも読みやすく、意外と面白かった。
    はじめの方の短編はあーあ。レベルで軽いなぁ~と思っていたら、後半につれ絶望感がアップしていく…(^_^;)
    一番、作者らしい作品だなと思ったのは、
    『目撃者』かな。
    『幽霊刑』は設定が独特でSFっぽいのかと思ってたら、意外と現実味のある処置で面白い。

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    ■幽霊刑 絶望感★★☆☆☆
    ■夜明けが遠すぎる 絶望感★★☆☆☆
    ■壁の中 絶望感★★★☆☆
    ■目撃者 絶望感★★★☆☆
    ■廃墟で○○してみた 絶望感★★★★★
    ■五人目の呪術師 絶望感★★★★★

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    2026年02月15日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    あーあ。と嘆いてしまいそうな、多様な闇をもった短編集。
    全部流れはなんとなく分かりながら読み進められた
    1番好きなのは「幽霊刑」。最後のオチが綺麗だった
    1番やっちまったなと思ったのは、「五人目の呪術師」。この後悔は普通にやだ

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    2026年02月09日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    朱野帰子さんの「痛い人生設計を作る」が一番好きだった。
    主人公と一緒に悲しんだり腹を立てながら読んだ。ヨン大好きだ。

    そして、小川糸さんの作品を読んで、真っ先に「イルフロッタント」を検索したのは私だけじゃあるまい。

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    2026年02月07日
  • キスに煙

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    ネタバレ

    個人的にすごくキュンキュンする小説でした
    好きな対象が同性で生きづらい中でという葛藤も凄く華麗に想像できる文章で入り込めるほんと好きいってなる!
    ミステリー要素はあんまり
    普通に同棲の恋愛小説!

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    2026年02月06日
  • キスに煙

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    ミステリーかと言われるとどちらかというと『尊いBL』小説かもしれない。個人的には。
    ずっと胸にしまっていた想いがどれだけ苦しくて、でも抑えられない恋心で尊い。
    しかも一世一代の死んでもいいくらいの覚悟で打ち明けた結果が良かった笑
    志藤がいいキャラなのがどんどん強まってきて最後には『こいつ好きだなぁ』ってなっちゃいました笑
    サスペンスのドキドキハラハラ感は『花束は毒』の方がえげつなかったけどこれは心が穏やかに読めました。

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    2026年02月03日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    ネタバレ

    どれも自業自得の短編。
    「目撃者」はちょっと切なさのある話でした。個人的には「廃墟で○○してみた」が怖さもあり、良かったです。「五人目の呪術師」は話的に良かったですが、昔、ジャンプで掲載されていた『アウターゾーン』に似た話があり、オチもわかってしまったので少し残念でした。

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    2026年02月01日
  • キスに煙

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    犯人探しのミステリ小説かと思いきや、純愛の物語でした。

    あまりに健気で純粋な想いを抱えて、そして絶対にバレないよう、ずっと心の奥に閉じ込めているので、切なくてちょっとウルっときたりしました。

    ある人の死が絡み、勘違いからその純粋な想いが暴走するところも、そこまでするほどに愛しているんだなと思うと、応援せずにはいられませんでした。

    そして、そこまでするほど愛しているからこそ、失うことが怖いという思い、だからこそ失う前にそこまでしてでも幸せなまま終わりたいという思いが、胸をギュッと締め付けました。

    フィギュアスケートという華やかそうで嫉妬渦巻く世界や、アスリートの現実も描かれており、これか

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    2026年01月26日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    ネタバレ

    因果応報。
    あーあ。だから言ったじゃん、やめとけばいいのに。
    あーあ。自業自得だねえ。
    あーあ。ちゃんと確認しないから。
    あーあ。神様はちゃんと見てるんだよ?

    そんな、あーあ。な話が沢山読める短編集。
    面白かった。

    人間って欲深くて、浅はかで、こわい。
    自分の利益や、快楽、幸福のために
    後先考えずに、やらかす。
    そして

    あーあ。だから言ったじゃん?

    って結果を招くことがよくある。

    それの究極版って感じだったな。笑
    日々起こってる小さなあーあ。を見逃してたら
    いつか大きいあーあ。が起きそうで怖いなあと感じる本でした。

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    2026年01月25日
  • キスに煙

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    フィギュアスケートの世界を舞台にした
    サスペンス調の恋愛小説。

    かつての盟友の死とそれぞれの過去が共鳴して起こった感情が引き起こす出来事。

    どのキャラクターの造形も、
    どのキャラクターの言動も、
    一歩でもズレると物語自体が成立しなくなってしまいそうな、
    フィギュアスケートのひとつのプログラムのように繊細に、大胆に組み立てられた構成だと感じた作品。
    面白かった。

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    2026年01月22日