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本格ミステリ×捕物帖! 大胆トリックの意欲作
本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。
「相生町の親分」と呼ばれた亡き父の人徳で、周囲の人々に顔を立ててもらってはいるが、いまだ自分の生業に自信が持てずにいる。
ある朝、大川で若い女の死体があがった。裸に剥かれ、真新しいあざと傷だらけ。顔は腫れあがり髪まで剃られているという惨たらしい有様だった。
佐吉はさっそく女の身元を調べ始めるが、いくら聞きまわっても杳として知れない。
下手人は誰か。それ以前に、殺された女はいったい誰なのか?
町医者の秋高とタッグを組み、突き止めた事件の真相とは――
新婚早々に殺された妻と消えた夫。
死体のそばに二十四文銭を残す辻斬り。
寿命が尽きる寸前に殺された男……
男たちの意地。女たちの覚悟。執念と因縁が渦を巻く。
江戸を舞台に仕掛ける大胆不敵なトリック。
著者渾身の時代物本格ミステリ連作集。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。
「相生町の親分」と呼ばれた亡き父の人徳で、周囲の人々に顔を立ててもらってはいるが、いまだ自分の生業に自信が持てずにいる。
ある朝、大川で若い女の死体があがった。裸に剥かれ、真新しいあざと傷だらけ。顔は腫れあがり髪まで剃られているという惨たらしい有様だった。
佐吉はさっそく女の身元を調べ始めるが、いくら聞きまわっても杳として知れない。
下手人は誰か。それ以前に、殺された女はいったい誰なのか?
町医者の秋高とタッグを組み、突き止めた事件の真相とは――織守きょうやさんの時代小説。面白かったです。続編もありそうなので、楽しみです。
Posted by ブクログ
「本の話ポッドキャスト」で絶賛されているのを聴いて、本作を手に取りました。江戸の町の捕物帖に現代ミステリーが加味された、味わい深い連作が並んでいます。
各話の重要な場面と思われる節の始まりには、決まってアスタリスクの代わりなのか、内側が白色、外側が黒色の二重丸が配置されていました。これってなんだろうと考えていたら気がつきました。もしかしたら、本作の副題にある蛇目の佐吉の「蛇目」のマークなのでは?と。
そういう目で見てみると、この二重丸の後には、主人公の岡っ引き佐吉がミステリーを解く上で大事な話が展開していて「お、きたきた!」なるのでした。
Posted by ブクログ
駆け出し岡っ引きの佐吉が、着道楽の若医者秋高と、不可解な殺人事件に挑む短編集。
身元不明な女の殺人事件を追うが下手人が次々殺される「まぽろしの女」
2人の男と1人の女の3つの死体、何が起こったのか「3つの早桶」
結婚を控えていた女の首無し死体と消えた婚約者「消えた花婿」
連続辻斬り事件の犯人を追う「夜、歩く」
死を間近に控えながら殺された恩人の謎を追う「弔いを終えて」
時代ものは若干苦手意識を持っていたけれど本作は文章が簡潔で読みやすい。未熟を自覚しながら謙虚に真摯に事件と向き合う佐吉の人柄、友人秋高との信頼関係(エモい)、佐吉のしっかりものの姉おふくと主要キャラクターが皆好ましく、度々挟まれるおふくの店での飲食描写が楽しい。
半面各事件の真相はやるせないものもあり、特に(帯にあるように)女性達の覚悟や決断が印象深い。今の時代に書かれた時代小説。続編が楽しみ!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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