【感想・ネタバレ】貴女。のレビュー

あらすじ

“百合”って、こんなにも自由。
新時代の名手が魅せるさらなる高み。
全編新作アンソロジー!
あなたの気持ちが知りたい。喜びも苦悩もその先も。
珠玉の六編とそれを彩る六点のイラスト。
究極のコラボレーションが実現!

青崎有吾「首師」/扉イラスト いくたはな
織守きょうや「いいよ。」/扉イラスト むっしゅ
木爾チレン「最前」/扉イラスト タカハシマコ
斜線堂有紀「最高まで行く」/扉イラスト あきやまえんま
武田綾乃「恋をした私は」/扉イラスト くわばらたもつ
円居挽「雪の花」/扉イラスト 高河ゆん
カバーイラスト るぅ1mm
カバーデザイン 円と球

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

どの作品も味わいが多種多様でとても良かった。
特に、織守さんの百合が心にブッ刺さって、読んでいる間ずっと胸キュンが止まらなかった。ずっとハッピーな雰囲気なのに、感情描写の一つ一つに質量があって良かった。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

待ってました、な百合小説アンソロジー。お気に入りは、織守きょうや「いいよ。」。幸せたっぷり。定番の記憶喪失モノ斜線堂有紀「最高まで行く」も好き。円居挽「雪の花」は高河ゆんの扉も相待って良い。共犯者モノ好き。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めっちゃ好きです!
完全にパケ買いしたんですけど、ただの百合のいちゃらぶのアンソロジーじゃなくて、ミステリ要素だったり時代要素だったり、もちろん王道な百合だったりと色んな種類の百合小説が読めて大満足です!帯に書いてあった「〝百合〟ってこんなにも自由。」になるほど!ってなりました。それぞれの小説の初めにイラストレーターさんが書かれたイラストが入ってて物語にあってて想像しやすくてすごく素敵です!

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2025年02月01日

Posted by ブクログ

初めて百合小説を読んでみましたがめちゃくちゃ良かった!あと表紙が良すぎマジ大好き。2024年マイベスト表紙賞あげちゃう♡

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2025年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作アンソロはエッジが効いた作品が多かった印象。個人的に百合は甘味を求めて嗜むのが好みなので、今作のほうが感覚にフィットした。とはいえミステリ作家が多いので、単に好き→好かれていちゃいちゃ、だけではない工夫?を面白く読んだ。
織守さんの「いいよ」は正に「こういうのでいいんだよ!」(孤独のグルメ的な)とゆっくりじっくり楽しみました。いい百合だった…。
収録順に感想
武田→オチは読めるとしても印象に残る作品。地味なイモ子が大人の女性に磨かれるとか、タイプ違いのかわいい親友に密かに思われてるとか、百合への目配せが嬉しい
円居→これも百合、そうか百合かぁ。面白い。
木爾→アイドル…。文章が今風
青崎→本作のピカイチじゃないかな。流石。
斜線堂→ミステリ作家らしくラストに展開があるのと文体で読ませる。自分が好かれたくて見栄張るタイプなので彼女たちはBIGLOVEだと思う。この雰囲気、まさに百合だなぁ

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

本タメで紹介されていて面白そうだと思ったので手に取った。
武田綾乃、円居挽、織守きょうや、木爾チレン、青崎有吾、斜線堂有紀の6人による百合小説アンソロジー。
どれも違った百合を表現していてとても良かった。

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2024年10月24日

Posted by ブクログ

本の帯に書いてある通りです。自由で自然
サスペンス、歴史物、アイドルもの等内容も様々で、文体も個性的です。アンソロジーでは珍しく、後で思い出せない作品がありません。
編集者の作戦であろう、可愛いピンクの表紙に躊躇した人にも是非読んでもらいたいです。

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2024年08月03日

Posted by ブクログ

多彩な百合小説が読めるアンソロジー。
いやあ、どれも面白いんだよねえ。
織守さんの百合、めっちゃ可愛いかったな。
何から何まで微笑ましい。
青崎さんの戦国時代百合は斬新。
首師を主人公にするところがまた良い。
あの結末もこの時代ならでは。
でも一番気に入ったのは斜線堂さんの百合ですね!
個性的なキャラと二人のコミカルなやり取りが楽しい。
ある瞬間、頭に描いていた物語の印象がくるりと反転するあの感じもたまらない。
もう全部好きだ。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

百合小説、初めて読みました。
ってか、百合小説って言葉知らんかったし…

でも、面白かった❤️
短編で読みやすいし、可愛いお話あって、面白かった‼️

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2024年10月17日

Posted by ブクログ

百合短編。どれも趣向凝らして、面白かったです。青崎有吾「首師」が一番好きでした。
「恋をした私は」武田綾乃
園芸部の地味な私は転校と引っ越し嫌で、離婚した父の方に同居、父の不倫相手と暮らす。不倫相手は美しく、私をも磨いてくれた。でも、高校卒業したら、家をでないといけないの?彼女とは他人?
「雪の花」円井挽
私はずっと家のために過ごさせられた。突発的に父を殺したが、アリバイは作れるのか?逡巡する私はふと、女性から貰ったものを思い出す。
「いいよ。」織守きょうや
私はテストで二位。一位を探しに弓道部に行き、もともと友人の友梨佳と、一位の清良を見て、清良の美しさに虜になる。
「最前」木爾チレン
落ち目の地下アイドルみみかは自殺を配信しようとしている。自分を推してくれるフォロワー、@sathumaimoのことを考えたりしながら。そして、今の旬のアイドル、最上れつはなぜ自分を推していたのか。
「首師」青崎有吾
瑪瑙姫を死んだことに偽装するために、首師として呼ばれた鷹緒は若い女性。しかし、腕は確かで仕事にかかる。瑪瑙姫の実物をみた鷹緒はその容貌から、これまでの首とはかけはなれた美しさを感じ、首を作れない。鷹緒の苦悩、瑪瑙姫の真の望み、依頼者の欲望渦巻く混沌。
「最高までいく」斜線堂有紀
大好きな先輩が事故で記憶喪失に。私は先輩の恋人で同居していたと偽って、偽装同居を始めた。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

売れっ子作家陣が綴る百合小説作品集、ラブリーな魔法で陶酔しちゃう! #貴女 #百合小説アンソロジー

■きっと読みたくなるレビュー
前作『彼女。百合小説アンソロジー』に続く、いまを時めくミステリー作家陣によるアンソロジー。

あいかわらずキュンキュンさせてくれる本シリーズ。今回はミステリーよりも百合要素がマシマシで、読んでると別世界に昇天させてくれます。

テーマはひとつなのに、様々なアプローチで楽しませてくれますね。皆さん各々の強みを出されていて、先生らしいなって作品ばかりでファンとしては嬉しい限り。

恋愛なんか久しくしてないなー、百合なんてよくわかんねーよと思っている中高年層にこそ読んで欲しい作品。想像以上に心が揺さぶられること請け合い、前作も素晴らしいのでセットでどうぞ。

●恋をした私は/武田綾乃
女子高生である真の両親は、父親の不倫の末に離婚することになった。父の新しい結婚相手まりえは20代の美人、真には持ち合わせていない魅力で満ちあふれていて…

導入の第一章がめっちゃ上手い、短編のお手本かと思った。そしていつものとおり、女性の感情の起伏を描くのがプロの技。ホント感心しちゃう。読んでるこっちが魔法にかかってちゃって、吸い込まれていく感じがするんすよ。植物のクダリは何かあるかなと思ってましたが、しっかり先生らしさも出ていて愛せる作品でした。

●雪の花/円居挽
父親と折り合いの悪かった娘、みおりは父親を崖から突き落として殺害してしまった。どうしてよいか困惑したみおりは、ある女性からもらった連絡先から相談をすることに…

母親に抱かれたような温かさ、しかしそれは犯罪という冷たさも併せ持つ。なんかこわっ! 秘密を持つって、恋愛と同じで大人になることの入り口のような気がする。

●いいよ。/織守きょうや
女子高生の真凛は、同級生で成績トップで美人の清良と出会い恋に落ちる。真凛の猛烈アプローチの後、二人の仲は徐々に深まってゆく。ある日真凛は、共通の友人である松風と清良の不穏な会話を聞いてしまい…

『キスに煙』でも思ったけど、先生は恋している人を心情を描くのがマジ上手。女子高の恋愛ごっこを片影を見たと思いきや、あまりにストレートでノックアウトです。弾丸のように、強くまっすぐな気持ちが眩しい! これぞ恋のリアル感情ですね。三人の距離感が徐々に変化していく様子も胸が焦がれる。

●最前/木爾チレン
田舎から上京してきた地下アイドル、夕暮みみかはエゴサーチで減っていく失望していた。ただ一人の熱烈ファンからのコメントだけが希望だった。あまりに続くアンチコメントにみみかは絶望し、自殺を図るが…

序盤からは思いもよらない展開で惹きつけられました。支え合いながら成長していく二人がキレイ… 推し文化のポジティブさが出ていて好き。

●首師/青崎有吾
戦国時代、武将の生首を作ることを生業としている女首師の物語。ある日、女性武将の生首の依頼をうけ、そのために彼女が囚われている場所を訪れる…

化け物作品、発想力と芸術性がハンパねぇ。エンタメだけど純文要素もたっぷり。どうやったらこんな物語を生み出せるんだろう。たぶん皆さん一番引き込まれるのは、あのシーン。私は完全に取り憑かれました。この一文、一生忘れない。

本書引用――蛆が死体を喰む音が鳴る。

●最高まで行く/斜線堂有紀
大学の先輩と後輩の物語。先輩が交通事故にあい、記憶喪失になってしまった。後輩はこの好機に乗じて、先輩と半同棲生活をはじめるが…

二人の心情のズレ具合をコミカルに描きつつも、関係性の発展を魅せてくれる。ミステリー作家先生らしい展開もお上手で、楽しく読ませていただきました。先輩後輩の間柄って、友人関係には存在しない絶妙な隙間があって不思議。

■おわりに
世界中には80億の人間がいますが、年齢、性別、国籍、人種、宗教など様々なクラスタが存在する。「ひとりの人間」と「ひとりの人間」が惹かれ合い、支え合い、励まし合って生きてれば、本作の物語のようなラブリーな世界になると思うんだけどな。

第三弾を待ってますので、実業之日本社のご担当者さま、作家先生の皆さま、よろしくお願いします。

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2024年07月27日

Posted by ブクログ

初めて百合小説というジャンルを読みました。
時代設定や環境の違い、人への想い方が表現の仕方で全く違う百合小説を感じました。

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

BLは読むけど、百合って読んだことがない、と思った時に見かけた本。

シスターフッド的なものもあればカップルものあれば、叶わぬ恋もあれば、憧れ的なものもあり、様々なテイストだったけど、戦国時代を舞台にした作品は面白かったな。

ただなんか、短編だから致し方ないかもしれないけど、自分のセクシャリティに向き合っていない感じはあって、そのせいか不自由さとか苦悩的な感じはなかったのが少し残念でした。

2025.2.25
43




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2025年02月25日

Posted by ブクログ

友情の好きと恋愛の好きの違いって難しいな。
異性でも難しいのに同性ならなおさら。

それぞれ違ったテイストの百合の物語で面白かった。

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2025年02月17日

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