織守きょうやのレビュー一覧

  • 学園の魔王様と村人Aの事件簿

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    タイトルと表紙で躊躇していたいのですが、ずっと気になっていたので思い切って購入。正直、ダメ元と思っていたのですが、予想外に嬉しい出会いとなりました。
    「クラスで一人だけレベル99」の探偵役と、アニメ好きでオタクを自認してる「村人A」の助手役のバディが、わりと普通に「犯罪」な事件を解決していきます。学園を舞台にしたミステリは「日常の謎」のイメージですが、犯罪なのに重くなりすぎないのは、二人のキャラクターのおかげだと感じました。
    周りの生徒から畏怖され遠巻きにされている魔王と、その魔王と一緒にいても肝の据わっている村人A。ラストで村人Aも単なる「村人」ではないことがわかるのですが、だからこそ魔王とも対等に友人になれたのだろうと思うと、出会いのきっかけになったぶちすけに感謝ですね。
    もっとこの二人の物語を見ていたいと思ったので★4

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    2025年09月15日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    とても可愛いくて、
    仕事ができたり、頭が良かったりする女の子達ばかり。少しドキドキ。
    執着もあるのでは?
    なんて思った。

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    2025年09月01日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    人気ミステリ作家たちによる有栖川有栖作品のトリビュート短編集。
    恥ずかしながら有栖川有栖作品をほぼ読んだことがなかったのですが、この短編集のあまりのクオリティの高さに本家もぜひとも読まねばとなった次第。
    中でも、青崎有吾「縄、綱、ロープ」は本格ミステリのお手本のような短編。犯人が被害者を拘束するために使用した証拠品として縄、綱、ロープとそれぞれに対応した容疑者が浮かび上がり、そこから鮮やかな解決をつけるだけでなく、キレイなオチまでつけてしまうところがあまりに見事。
    もう一つ、白井智之「ブラックミラー」も容疑者が一卵性双生児で、2人の共犯によるなりすましが疑われる本格的なアリバイ崩しもの。本格でありながらもあまりに白井智之らしいトリック、そしてその犯行描写に顔をしかめつつも、想像の斜め上を行くトリックの出来栄えには感嘆せずにはいられない。有栖川有栖自身が書いているように、他の作家も含めてトリビュート作品に出すにはもったいないようなすばらしいアイデアを惜し気もなく作家陣が投入しており、そういう点でも有栖川有栖リスペクトを感じずにはいられない。

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    2025年08月22日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    ネタバレ

    どれもピュアで可愛い話でした。
    ふんわり温かくて、お互いを大切に思っていて。

    「いいよ」がお気に入り。
    高校からの付き合いだけど、まだお泊まりもNGなピュアな関係。そこに忖度なくハッキリ物言う親友の存在がまたピリリとして良いアクセントになってました。

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    2025年08月03日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    どの話もかわいい話でした。最後の話以外はお互いに好意はあるけどまだ付き合ってるわけじゃない時の楽しさとか悩みとかが丁寧に書かれていた。

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    2025年08月03日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖さんのトリビュート短編集。

    以前から気になる存在でありつつ、何から読んだらいいかわからなくて手を出せていなかった作家さん。

    今回こんな形で、有栖川作品ちょっとつまみ食い、みたいにして味わえたので、読んでみてよかった!
    原作を知らなくても十分楽しめる作品集。でも知っていたらにやりとするところも、たくさんあるんだろうな。

    よし、オリジナルもこれから少しずつ読みます!楽しみ。

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    2025年07月18日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    「椿と悠」
    「友達未満」
    「変温動物な彼女」
    「いいよ。」
    女性同士のピュアな関係を描いた4話収録の短編集。

    いわゆる百合小説と呼ばれるジャンルだが、友達以上恋人未満の彼女達の言動が初々しくてとてもキュート。

    どの登場人物も一途に相手を想い、嫌われないように手探りで少しずつ距離を縮めていく姿が愛おしい。

    近年ようやく世の中にLGBTQが認知されるようになって来たけれど、まだ偏見の目で見られる事は多いと思う。

    でも彼女達の純粋さは何よりも尊い。
    好きな人に好きと言える世界が当たり前になるといい。

    彼女達の恋は今始まったばかり。

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    2025年06月30日
  • 戦国転生同窓会

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    ネタバレ

    生まれ変わり。だれの生まれ変わりか論理で推理。信長、秀吉、光秀、蘭丸、長政、帰蝶、滝川
    本能寺の変。前提。歴史。神谷。

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    2025年06月29日
  • 殺人と幻視の夜

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    主人公の幻視は、暁玄十郎的幻視ではなく未来が見えるタイプ。意外とホラーの織守きょうや読んでなかったかも?と思ったけれど犯行阻止系ミステリでした。

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    2025年06月21日
  • 彼女。

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    またしても斜線堂有紀だ。
    今回は『百合である値打ちもない』で殴ってくる。
    確かに「釣り合いが取れているかどうか」って無視できない。
    だけど圧倒的なビジュアルの差はそう簡単には埋められない。
    多分これ、男女だったらスルーされてる部分だと思うんだよなあ。
    恋愛は二人でできるのに、その関係は社会的に認められないといけない。
    だから「絶対に認めさせる」という二人の覚悟と言動に思いがけず涙が出た。
    他にも面白い作品があったはずなんだけど、もう全部吹っ飛んでしまった。

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    2025年06月17日
  • まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖

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    新人岡っ引きの不完全さと、頭脳明晰な医者のコンビがバランスよくて親しみもわく。
    気高い人たちの事件は、読後感が清々しい。

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    2025年06月17日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    幽霊城ミステリー、というと血塗られた謎に迫る、という内容を想像する時点で当方の脳みその中身がわかってしまう。そういった内容もあるのだが、本書は実在する幽霊城にどのような歴史があり、幽霊がどんな風に出るのか、が書かれてある。
    山田佳世子というイラストレーターは知らなかったが大変素晴らしい絵で「ああ、こういうところなのか」「こういう幽霊が出るのか」とわかりやすい。歴史の勉強にもなった。

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    2025年05月29日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川さんの作品では、作家アリスシリーズは別に好きではなく、学生アリスシリーズが大好物な私です。今をときめくミステリーの新鋭たちが有栖川さんの世界を舞台に小説を書き、その中に学生アリスがあると聞いて買ってしまいました。二次創作でも学生アリスと会えて嬉しかったです。でも、どの作品も魅力溢れる短編集となっていました。

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    2025年05月25日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    ファンタジーに、恋愛に、家族に、ゾッとするお話まで、「料理をつくる人」という1つのテーマで、こんなにもいろんな雰囲気の物語ができるとは。どれも前向きな結末があるなかで、千早茜さんの「白い食卓」だけは冷たく恐ろしいようなお話だったのでどうしても印象に残った。深緑野分さんの「メインディッシュを悪魔に」もキャラクターを想像しながら楽しく読めた。

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    2025年05月22日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ネタバレ

    屋上からの脱出
    初心者に優しい〜!フックを作りつつも読みやすくて爽やかで、再現性がありそうなトリックがあって、シチュエーションが想像しやすくて、めちゃくちゃ脱出している。優しい。学校に天文台設備があるのいいな〜

    名とりの森
    所謂八幡の藪知らずってやつだ。好き!ただ、すわホラーか!?と席から立ち上がった瞬間から登場人物全員ド酷い目に合うかもしれないという過度な期待をしてしまったので読み終わった時にかなり反省しました。ホラーというより一夏の不思議な物語って感じだった。

    鳥の密室
    魔女裁判に関わる話は全部うっすら苦手なのかもしれないという気づきを得た。原液を飲むことによって、今まで触れてきた魔女裁判要素のある作品に対する言い表せない感情が苦手意識からくるそれだと知った、みたいな。でも同時に大好きでもあるんだよな〜〜〜〜!!!!!!!!!快と不快のあわいで高速回転しているような心地です。魔女の実存のさせ方がとても好みです。神父はマリアの目論見通りこの先一生苦しむことになる。塵のような真摯な敬虔さを持っているためにそれに殺される構図、魔女の本懐じゃない?
    名前を知らなくても鳥を追うことができること、祈りと救いの形をしている。

    罪喰の巫女
    社殿の描写が全部好き。ネーミングセンスも含めて。特に重戸留ノ間。まんまなのにかっこよさもあり、絶妙。
    根本的に、祀っていると思いきや閉じ込めていましたという類の話が全部好きなのでこのスケールでそれを書いているということに対する感謝の念に堪えない。助かる命がある。

    サマリア人の血潮
    世に、罪なき者なぞ居りませぬ故 じゃないですか。まさしくもってその話だった。全員自分のために動いていて、それが結果として上手いこと噛み合って地獄に伸びた一筋の糸になる、という希望があって良かった。思考に関わらず善行は善行だからね。

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    2025年05月22日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    アンソロジーって、作風掴むまで疲れること多いけど、
    どれも面白かったし、
    読みやすかった。
    料理を作ってくれる人に感謝。、

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    2025年05月17日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年企画。
    レジェンド作家へのリスペクトを胸に、気鋭の人気作家が執筆した、豪華トリビュート。


    2024年が有栖川有栖さんのデビュー35周年という事で、その記念企画で豪華作家陣が一堂に会したトリビュート・アンソロジーです。
    ひと言でいうと、めっちゃ豪華な有栖川有栖作品二次創作アンソロジーって感じ。

    それぞれの作品も、前情報なく読んだらご本人の作品だと思わず考えてしまうような「完コピ二次創作」から、ホラーミステリ、ダークな雰囲気と作家さんのカラーがしっかり出たものまで。バラエティに富んでいて面白い。

    個人的なお気に入りは、作風の完コピに徹した青崎有吾さん『縄、綱、ロープ』と、ほろっと心にしみる一穂ミチさん『クローズド・クローズ』。あえて記念アンソロジーでそんなタイトルにするかっていう、夕木春央さん『有栖川有栖嫌いの謎』も茶目っ気があって好き。

    私は有栖川有栖さんの作品を網羅しているというほどには読めてはいないんですが、有栖川有栖さんファンならもちろん、それぞれの作家さんのファンでも、もしくは全くの初見でも十分に楽しめる一冊だと思います。

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    2025年05月14日
  • 花束は毒

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    優秀な探偵がメインなので、それなら〇〇探偵とかのタイトルでもいいじゃないか。
    でもそうじゃない。
    終盤に理解するタイトルの意味は、恐怖だった。

    人が死ぬ訳じゃないし、探偵が調査するのを追っていくだけでなので、どうなるのこれ、と途中までは思う。
    が、終盤にわかる事実は怖くて鳥肌が立つ。
    成る程、そりゃ間違えると納得することがある。

    ラストのここで終わり、も個人的には良かった。

    そのラストは、、、正直、迷いました。

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    2026年07月16日
  • ミステリー小説集 脱出

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    「罪喰の巫女」が一番良かった。人間二人の一人称をどちらも「私」にし、所々回想を挟むことによる撹乱。これから犯す罪まで見通し、実行されなかったことにしてしまう巫女の能力。
    「鳥の密室」も拷問の描写がピカイチですね。もちろん褒めてます。

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    2025年05月13日
  • まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖

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    江戸の若い岡っ引きの佐吉が主人公の人情ミステリー。面白かったっというのが第一印象。5篇からなる中篇集だが、1話1話のキレがたっていてまだ読みたいと思った。

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    2025年05月13日