織守きょうやのレビュー一覧

  • 記憶屋0

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    記憶という厄介なものを考える時、そこにはどうしてもその人の感情が含まれる。記憶が厄介なのは他人の感情、ましてや自分の感情ですら分からない故なのかもしれない。
    人の記憶を消す「記憶屋」を通して、何が正しく何が罪でという判断がすごく難しく描かれていた。きっとあの人の為になる、だって周りもそう思ってるし、あの人もそう思ってるに違いない、それは真実なのかもしれない。しかし、実はそうでないかもしれない。その善意が必ずしも正しいこととは限らない。善意の行動をとった後にも、どこかで本当に良かったのだろうかと少しの後悔が残る。そんな居た堪れなさや喪失感を感じる物語であった。
    誰しもが持ち得る、忘れたくても忘れ

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    2024年05月04日
  • 響野怪談

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    とってもとっても短いホラー短編集でした。
    ライトなホラーなのだけれど、30話以上も続くと怖くなる。
    しかし響野ファミリーにとっては日常のようで、ちゃんと一番小さい春希君をみんなで守っている。
    安心できるホラーです。

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    2024年04月29日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    英国のお城と、そこに出る幽霊たちが紹介されている。これが建築雑誌で連載されてたというのが面白い。イラストが綺麗で楽しかった!

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    2024年04月08日
  • てのひら怪談 見てはいけない

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    ネタバレ

    様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。

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    2024年03月27日
  • SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲

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     そうなんですよ、看守と囚人の話なんだから、きっとこんな感じとかあんな感じとソーゾーします。でも、話がすすむに連れて境界線が怪しくなって、どちらも様々な過去を背負って生きているとジワリジワリ染み込んでくる、その辺りがウデの見せ所。読ませます。

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    2024年03月17日
  • ほろよい読書

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    前から読みたかった短編集。
    私はお酒はほとんど飲まないけれど、お酒にスイーツにおつまみに…食欲を掻き立てられる描写が多く、久しぶりにお酒を飲みたくなったし、お腹も空いた。笑
    織守きょうやさんの「ショコラと秘密は彼女に香る」と坂井希久子さんの「初恋ソーダ」が特に好きだった。
    でも醸造学科も興味深かったし、定食屋「雑」にも行ってみたくなったし(このお店の料理も食べてみたい!!)、手作りカクテルも試してみたくなった。
    全体的にとても好きな短編集だった。
    続編も楽しみ。

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    2026年04月25日
  • 彼女。

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    浅はかな感想だし、どれくらい作者のみなさんが百合を調べて書いたのか分からないけど、どんな人も男とか女とかレズとかバイとか関係なく好きな人を見つめる目も想いも同じなんだろうなと思った。百合小説アンソロジーなんて付けなくても十分売り出せる本だと思った。逆にそういう迎合していくのがこの本にあっているようで少しズレているようで、それがまた登場人物たちにはあっているのかもとも思った。

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    2024年03月10日
  • 記憶屋

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    タイトルが面白そうなので買いました。
    内容はとても読みやすく、展開のテンポも良くおもしろかったです。記憶を消すという記憶屋を軸に物語が進んでいく中で、さまざまな展開があり良かったです。もし自分が消して欲しい記憶があったらどうするんだろう。。。

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    2024年02月27日
  • 彼女はそこにいる

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    ネタバレ

    犯人の目処は 早々についた…
    でもそれ以外、第3話からの恭絵さんの事や倉木の事は予想出来ず 驚きの連続…
    最後は すっきり全て完結…という終わり方じゃないから その後はどうなるんだろう…?と思ったけど 続きが気になって スルスル読めた作品だった。

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    2024年02月12日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    「椿と悠」
    女の子同士のありがちな、勝手に勘違いして、勝手に妄想して、勝手に傷つく。大好き。女の不器用な部分がきれいに描かれている。お母さんかよ、のセリフには思わず笑っちゃったね。
    「馬鹿者の恋」
    若いなぁ。愛は無償じゃない事に気づけなかったんだよね。
    「百合である値打ちもない」
    隣に歩くのに見合う自分でありたい。好きなのに、それでももっと美しくあってほしい。相手のことが好き、ってそれだけでいいはずなのに。他者の評価が気になってしまう。悲しいね。
    「微笑の対価」
    タイトルが秀逸。自分の知らない彼女がいる。私に見せてくれない彼女の内面。知りたいけど、知りたくない、気持ちがぐらつく描写が好き。

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    2024年01月30日
  • 彼女はそこにいる

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    巧みである。
    ホラーとミステリの間をスイスイと行き来して読者を翻弄するのは流石だし、舞台をほぼ一軒家に設定しているのもサスペンスフルで面白い。
    なんと言ってもタイトルがまたいい。読み終えてこのタイトルをこう活かしてくるのか! と唸った。大風呂敷を広げたがるエンタメ本ではないが、面白かった。

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    2024年01月13日
  • 彼女はそこにいる

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    ホラー物と知らなかったのに、読み始めたらまさかの一気読み。場面はほとんど一軒の家だけ。愛情がこんなに恐ろしいものになるとは。

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    2023年12月31日
  • 霊感検定

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    ⁡図書室に集まった霊感のある高校生たちが、成仏できない女子高生を救ったり、消えたクラスメイトを探したりと、青春ホラー面白い!そして泣ける!空ちゃんが可愛くて癒される‪。最後に「えっ!」と驚かされた。

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    2023年12月09日
  • ほろよい読書

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    読後感がよい これまで読んだ複数の作家が書いた短編集は、内容が薄くなりがちな印象だったけれど、これはちゃんと読み応えがあって良かった。

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    2026年01月12日
  • 記憶屋

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     正しいというだけでは救えないものと、傲慢さが大切なものを見落としていくことを改めて感じた作品でした。
     忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説『記憶屋』。大学生の遼一の身近な人たちがその記憶屋によって記憶を失い、さらに遼一は望んでいないのにも関わらず記憶を消されてしまう。物語は遼一が記憶屋の正体に迫っていく過程で出会う記憶を失った人々とその周縁人物たちの話で構成されています。
     遼一のスタンスは「どんな記憶でもその人を構成するかけがえのない一部」だからこそ、忘れてしまうことで周囲の人が寂しいと感じたり当人も忘れたと知ったら辛いから消すのは反対というものです。たしかにそれは正しいなと思い、読

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    2023年10月08日
  • 記憶屋

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    これは良い! 記憶を消し去ってしまう謎の存在、「記憶屋」。主人公はその真相を追い始めるが。
    ミステリ的な展開と都市伝説的なホラー要素の相性が抜群に良いのだろう。切なくなるような展開も物語にマッチしていて非常に良い。もっと早く手に取るべきだった!

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    2023年09月02日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    イギリスの長い歴史の中で様々な幽霊譚や城にまつわるエピソードを学べる本。
    王朝の家系図が大変便利だった。
    ウィンザー城の狩人ハーンの話やグラームス城のビアーディ伯の悪魔の賭け事の話、グラームスの怪物や頭蓋骨の部屋の伝説など、興味深い話が多かった。

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    2023年08月26日
  • 301号室の聖者

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    木村くん、今度は医療訴訟。
    重いテーマだけど、家族の心の葛藤や、相変わらずの木村くんの気弱さや迷いが丁寧に描かれていて一気読み。
    そしてすっきり。

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    2023年07月16日
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月

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    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。

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    2023年07月13日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    建築物にそこまで深い関心は無かったのだが、幽霊にとことん惹かれるたちなので一目見てすぐに購入。
    小説家の方が書かれているだけあって、とても読みやすく歴史に詳しくなくても相関図や説明を交えて解説されているので楽しく最後まで読むことが出来た。
    行ってみたい場所がまた増えた。

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    2023年05月29日