織守きょうやのレビュー一覧

  • 記憶屋III

    Posted by ブクログ

    「記憶屋」を探す新聞記者の猪瀬と高校生の夏生。
    「記憶屋」に遭遇したという噂を聞いては、その人たちを訪ねて話を聞いた。
    でも、誰も「記憶屋」のことは覚えていない。
    ただ、若い女性だということを言う人がいた。
    猪瀬はそのことから、夏生やその親友の芽衣子を疑っている。
    記憶を消すことの危険さを「記憶屋」に伝えたい猪瀬とその正体を明らかにすることが怖くなる夏生。
    そして、それが明らかになる…

    2024.1.14

    0
    2024年01月14日
  • 記憶屋II

    Posted by ブクログ

    最初の「記憶屋」を読んだのが数年前なので、記憶が少しあやふや。
    ただ、忘れたい記憶を消してくれる「記憶屋」という人物がいるという都市伝説があるということは覚えている。
    今回、「記憶屋」に知り合いが記憶を消されたという新聞記者の猪瀬が、「記憶屋」のことを知りたいと、数年前に記憶を失くしたという女子高生の夏生に接触する。
    夏生も記憶がなくなったということを周りから指摘されてわかってはいたが、詳細はわからないまま。
    夏生の近くにいる人物が「記憶屋」ではないかと疑う猪瀬と共に、記憶を失ったとされる人たちを夏生は訪ねていく。
    「記憶屋」は何を思って、どんな対象の記憶を消しているのか…不思議なことばかりだ

    0
    2024年01月14日
  • 霊感検定

    Posted by ブクログ

    ほぼラブコメ。
    青春時代を思い出して恥ずかしい気持ちになりつつ、みんなの優しい気持ちにほんわか。
    ちょっぴり感動。
    二人の関係がこれからどうなるのか、続編があれば読みたい。

    0
    2024年01月01日
  • 彼女はそこにいる

    Posted by ブクログ

    意外とホラーなのかと緊張しつつ読んでいくと、何だそういうことかと安心させておいて予想外のラストだったので面白く読めた。

    0
    2023年12月29日
  • 記憶屋III

    Posted by ブクログ

    一作目にあった不気味さや都市伝説の奇怪さはなくなり、代わりに青春的な要素が全面に押し出された。角川ホラー文庫からの出版だが、これはホラーでなくてもよかったのでは。恐怖はない、代わりに青春の何とも言えない切なさが溢れている。
    衝撃度はと問われればそこまで大きくないが、やはり読みやすさは抜群で印象に残る。

    0
    2023年11月30日
  • 記憶屋II

    Posted by ブクログ

    記憶屋再び。
    本作は三作目に繋げるためだろうか、ミステリ的にはあまり驚きも少ない。だが前作同様にリーダービリティが大変よくスラスラと読める。青春の切なさと愛しさが詰まった作品だ。

    0
    2023年11月29日
  • 英国の幽霊城ミステリー

    Posted by ブクログ

    いまも王室メンバーが住んでいるところに幽霊がいたりと文化の違いが垣間見えた
    幽霊にも◯◯レディって名前をつけているのがイギリスらしくて好き
    グレイレディがたくさんいて見分けるの大変そうだなぁって

    英語もっと勉強して実際に見に行ってみたい

    0
    2023年10月17日
  • 記憶屋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辛い記憶を消してくれる存在があれば頼りそうになる。
    ただそれに関わっていたら自分の存在も全てその人の中から消されてしまう。存在を消された遼一が記憶屋の正体に迫っていく。
    記憶を残したままトラウマを克服して立ち上がるということも大事だが、向き合うことだけでも苦痛の人間もいる。耐えられる基準は人によって違うので、正論や綺麗事だけの問題でもない。何か終始モヤモヤした気分だった。

    0
    2023年10月10日
  • ただし、無音に限り

    Posted by ブクログ

    霊が見える探偵ってちょっとズルい気はしたけど、キレッキレってわけじゃなく、せっかくの能力を活かしきれてないところが魅力なのかも。楓くんとの関係性が割と好き。

    0
    2023年09月06日
  • 記憶屋

    Posted by ブクログ

    サクッと読めてキュンとなるのが良いね。

    恋愛ものは基本的に苦手なんだけど、これはどれもがみたいなのでこのぐらいが一番良い!

    この展開の後の続編は楽しみだな。

    0
    2023年08月24日
  • 記憶屋III

    Posted by ブクログ

    「記憶屋Ⅱ」の続編。前作の続きの毬谷シェフの話から。彼が記憶屋に依頼をして、記憶が消されたところだったか。さすがにまだ前作の記憶は残っている。

    このシェフの気持ちも少しは分かる。彼が消したいと願った記憶は、仲良くなりたい相手との過去のわだかまり。実際そんな風に思っていたのは自分だけだったわけだが。相手は無愛想なだけでちゃんと彼を認めていたのだ。お互い言葉にしないと伝わらない。

    そして終盤、記者の猪瀬に協力していた女子高生の夏生は、ここで記憶屋探しを止める。そこからが長い。記憶を消すことの善悪が語られる。同じようなやりとりを何度も読まされた感じが。記憶屋の正体は…まぁ想像の範囲内。「記憶屋0

    0
    2023年08月21日
  • 英国の幽霊城ミステリー

    Posted by ブクログ

    英国の幽霊と建築物、姫路城のお菊怪談とは段違い、皇室の歴史と醜聞と英国人の皇室愛を知る事が出来た。イラストも素敵だけど、地図と写真も付いてるとよかった。Googleマップ片手に読むのは面倒

    0
    2023年08月11日
  • SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】
    第一話 鉄格子と空-河合凪
    第二話 罪人-阿久津真哉
    第三話 贖罪-山本芳史/北田楓
    第四話 獣と目撃者-奥田佐奈/高塚智明
    第五話 追放/解放

    民営刑務所を舞台に、受刑者とそこで働く刑務官らが抱える事情を描く。
    受刑者は人間か。
    罪を犯した人と犯さない人に決定的な違いはあるのか。
    理解できない人間は存在する。それでも相手を人間と見るのか。

    一線を越える、と言うけれど、その一線は普通に生きていても意外にたやすく越えてしまうことがあるような気がする。越えようとして越えるのではなく、「間が悪い」ということもあるだろう。
    一方で、赤崎のような人間もいる。意識するもなにもない。本能の

    0
    2023年07月23日
  • 英国の幽霊城ミステリー

    Posted by ブクログ

    英国の城は見た目が格好良くて好き。そんな理由で手に取った本。

    この本を読むまでほとんど知識がなかったけど、歴史的事実を知ると幽霊となるのも解る気がする。
    宗教的に離婚が難しい時代だったかもしれないけど、ヘンリー8世がちょっと…。

    写真じゃなくてイラストだったところが、苦手な幽霊ものでも、怖くなく読めた理由かもしれない。
    それに未練はあっても怨念って感じがしなかったのも、その理由かも。

    0
    2023年07月23日
  • 英国の幽霊城ミステリー

    Posted by ブクログ

    イラストが綺麗で一つ一つのエピソードがそれほど長くなく読みやすい。

    英国の城とそれにまつわる幽霊の資料集のような感じ。
    もとが建築雑誌で連載されていたコラムなので、建築関係の専門用語が沢山出てくる。その点は建築関係に馴染みがないと分かりずらく感じる。
    ただ、「この城にはこんな幽霊がいるって言われてるよ」「こんな逸話があるよ」といった話がメインなためそこまで気にならないかもしれない。

    また、歴代のイギリス王室がばんばん出てくるので歴史の勉強になりそう。

    英国と日本の幽霊に対する感じ方の違いみたいなのも表現されていて面白かった。

    0
    2023年07月23日
  • 記憶屋

    Posted by ブクログ

    消したくなるような悍ましい過去がいくつかあります。けれど、なぜかそれを本当に消したいとは思わず生きてきました。その理由が今更ながらにわかった気がします。そして人生というものの意味や儚さ空虚さを嫌というほど考えさせられて少し辛くなってしまいました。それも必要な経験なんでしょう。きっと。

    0
    2023年06月30日
  • 英国の幽霊城ミステリー

    Posted by ブクログ

    英国国内のお城で目撃された幽霊をたどる。あっちにも、こっちにも出没する王家の幽霊たち。そもそも幽霊だから、何か現世に未練があったと思われる。英国王室の歴史は深い。そして、やっぱりヘンリー八世は、問題ありすぎで、すごすぎる。

    0
    2023年06月23日
  • SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲

    Posted by ブクログ

    民営刑務所が舞台だが、荒々しさは感じられず、むしろ静けさを伴いながら物語は進んでいく。

    五話収録の連作短編は各話ごとに視点が変化する。

    新人の女性刑務官・河合凪と復讐殺人を犯した囚人・阿久津真哉の二人を中心に、事件に関わった者達の心情が丁寧な心理描写で描かれる。

    被害者は加害者になり、新たな被害者を生む。
    負の連鎖を断ち切る事の難しさを痛感する。

    少年法で守られ、罪悪感を持たない少年や、家庭内暴力を繰り返す輩に怒りが込み上げた。

    文中に何度も登場する「後悔してますか」の言葉が印象的。
    看守と囚人達の思いが胸に迫る一冊。

    0
    2023年06月09日
  • ただし、無音に限り

    Posted by ブクログ

    霊が亡くなる前や後に見た景色が視える春近。それならすぐ犯人が分かると思いきや、視える記憶は断片でしかも音がない。なかなか不便な能力ですねー。そこからどうやって真相を見つけるのかがこの本の面白さ。
    楓くんが一話限りのゲストじゃなく、二話目で春近の助手っぽくなっているのが嬉しかった。

    0
    2023年05月04日
  • 辻宮朔の心裏と真理

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋する吸血鬼シリーズ2。
    吸血種の連続殺人事件。

    前作で探し求めた女性に出会った遠野が、同じ仕事につき、ストーカー気質丸出しでアプローチするさまが描かれる。そのポジティブさが読みどころ。

    0
    2023年04月30日