織守きょうやのレビュー一覧
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ネタバレシリーズ第2弾長編。
以前に事件で知り合った中学生・楓の家庭教師を副業としている探偵の春近。
ある日、楓のお手伝いさんから友人の相談にのってほしいと頼まれ、保育園の園長を紹介される。
4歳の園児、悠樹の様子がどこか不自然という漠然とした不安を訴える園長。
だが、虐待やいじめなどの被害にはあっていない様子。
ボランティアとして保育園に通い始めた、春近は園児との散歩途中の道に子供の霊がたたずむのに気づく。春近の目の前で子どもの影はゆっくりと動き、園児の列へ手を伸ばした。
霊がたたずむ場所は、先月に亡くなった園児が転落死した場所で。
やっぱり、前作で印象深かった楓とコンビを組むことになってる。
幼 -
Posted by ブクログ
ネタバレ霊の記憶がみえる私立探偵・天野春近と、彼が家庭教師をしている中学生・羽澄楓のコンビが、保育園に通う園児の様子を見ることになる。その園児、悠樹に園長と楓はどこか違和感を覚えるが、それが何かわからない。
続く園児の「事故」や「事故」死には何が隠れているのか。
家庭教師とその教え子ながら、捜査においては関係が逆転しているという設定は、坂木司『先生と僕』を思い起こさせる。こちらは家庭教師とはいえ本業は探偵で、霊視ができるという特徴がありながら、中学生に主導権を握られているが。いいのか、それで。
真相を知りつつ、暴けばいいもんじゃないと、犯人側の将来を慮る心やさしい探偵コンビの結論に異論はないが、自分 -
Posted by ブクログ
新人弁護士木村が4つの依頼に取り組み、法律や弁護士を巧妙に利用する依頼人の裏が解き明かされていく連作リーガル・ミステリ小説。
流石著者が現役弁護士だけあって、法律の抜け穴というか、こんな法律の使い方があるのか!というエピソードばかりで、面白かった。
ただ、ミステリ小説としては、全体的に何かすっきりしない読後感だった印象。「石田克志は暁に怯えない」や「小田切惣太は永遠を誓わない」は、本書で取り上げられている分野の法律にそんなに詳しいわけでない自分でも、途中でオチがわかってしまい、なんでプロの弁護士である主人公が全然気付かないのだろうと感じてしまった。