織守きょうやのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
5人の人気作家が贈る、5つの脱出をテーマにしたミステリアンソロジー。
脱出をテーマにしたアンソロジーです。閉ざされた空間から脱出する、というテーマは同一でも、閉じ込められた屋上から脱出する学園ものから、魔女として処刑される前に繋がれた等から脱出する、だったり、記憶喪失の主人公が謎の研究所の出口を目指したりと、ミステリだけでなくファンタジーやホラー要素のある話まで、幅広い意味での脱出を扱い、バリエーション豊かな作品が収録されています。
阿津川さんの『屋上からの脱出』は学校に閉じ込められた生徒が抜け出す方法を探す話。一番スタンダードに脱出がテーマ、という感じがします。期待通りに面白い。
織守さんの『名とりの森』と空木さんの『罪喰の巫女』がホラー味が強く、『名とりの森』は少年たちの冒険を描いた神隠しのような話。『罪喰の巫女』は美しくも悍ましい巫女を祀る神社の話。こちらは少しグロテスクですが、怪しく幻想的な雰囲気が個人的には好きです。
斜線堂さんの『鳥の密室』も、痛々しい描写など多いですが、ロマンシス? シスターフッド? の要素も感じる魔女狩りの話。こちらも好きでした。
最後の井上さんの『サマリア人の血潮』は、謎の研究所からの脱出。記憶喪失の主人公がだんだんと記憶を取り戻し、謎が明らかになっていく過程が、ゲームのようでワクワクします。 -
匿名
購入済みすごい驚きがあるわけではないですが、そういう展開だったかと楽しめました。
最終的に主人公はどう決断するのかわからないままで、読者にゆだねられるのが好みが分かれそうです。
でも個人的には、今も本の中の人物たちの物語が続いているような感じがして、好きでした。
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Posted by ブクログ
静岡は浜松の賃貸庭付一戸建
このお家にまとわりつく
ホラーでミステリーなお話
第一話「あの子はついてない」
母親の転勤(化粧品会社らしい、POLAかしらシャンソンかしら)に伴い 静岡に越してきた中学生
新しい住まいは一戸建で広いけど
奇妙な出来事が積み重なり、遂に引越しを決意
第2話「その家には何もない」
なぜか短期退去が続くそのお家
興味を持ったフリーライターが不動産業者と
物件下見のふりをして真相に近づく
第3話「そこにはいない」
今までの怪現象がミステリーの一部として解かれていく
ホラーを期待して読むと違ってしまうけど
第3話を読んで1話の答え合わせをしたら面白そう
この小説を読んで「安部公房企画展」に行きましたら、「幽霊はここにいる」という戯曲を書いていることを知りました
“論理化されてしまえば、たいていの幽霊は消えてしまう ところがこの幽霊が金もうけの道具にされてしまう” というのが安部公房の言葉
「彼女はそこにいる」の本質と似通っていると思うのだけど、意識されてたかな