織守きょうやのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初の「記憶屋」を読んだのが数年前なので、記憶が少しあやふや。
ただ、忘れたい記憶を消してくれる「記憶屋」という人物がいるという都市伝説があるということは覚えている。
今回、「記憶屋」に知り合いが記憶を消されたという新聞記者の猪瀬が、「記憶屋」のことを知りたいと、数年前に記憶を失くしたという女子高生の夏生に接触する。
夏生も記憶がなくなったということを周りから指摘されてわかってはいたが、詳細はわからないまま。
夏生の近くにいる人物が「記憶屋」ではないかと疑う猪瀬と共に、記憶を失ったとされる人たちを夏生は訪ねていく。
「記憶屋」は何を思って、どんな対象の記憶を消しているのか…不思議なことばかりだ -
Posted by ブクログ
「記憶屋Ⅱ」の続編。前作の続きの毬谷シェフの話から。彼が記憶屋に依頼をして、記憶が消されたところだったか。さすがにまだ前作の記憶は残っている。
このシェフの気持ちも少しは分かる。彼が消したいと願った記憶は、仲良くなりたい相手との過去のわだかまり。実際そんな風に思っていたのは自分だけだったわけだが。相手は無愛想なだけでちゃんと彼を認めていたのだ。お互い言葉にしないと伝わらない。
そして終盤、記者の猪瀬に協力していた女子高生の夏生は、ここで記憶屋探しを止める。そこからが長い。記憶を消すことの善悪が語られる。同じようなやりとりを何度も読まされた感じが。記憶屋の正体は…まぁ想像の範囲内。「記憶屋0