織守きょうやのレビュー一覧

  • 記憶屋

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    ネタバレ

    テンポもよく、読みやすい。最初は主人公の話で、章が変わるごとに記憶屋に記憶を消される人が変わり、最後にまた主人公の話に戻ってくる。

    主人公の、どんなに辛い記憶でも、その人を作っている一部なのだから消すべきではない、という考えが心に残る。この言葉を聞けただけで、この本を読んでよかったと思った。

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    2023年04月06日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    百壁さんのは私には合わなかった。
    「せめてもの」と「星の声」は繋がっているのか、と思ったが作者が違うしたまたまだろうな。

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    2023年04月02日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    綾辻行人と10人の後輩作家との対談集。

    対談相手は、詠坂雄二、宮内悠介、初野晴、一肇、葉真中顕、前川裕、白井智之、織守きょうや、道尾秀介、辻村深月。

    ほぼ全員が綾辻さんを前にして揃いも揃って緊張している様子が微笑ましい。

    フレンドリーで気さくな空気を醸し出している綾辻さんだけど大御所感が凄い。

    「こんな年寄で、申し訳ありません」と挨拶される前川さんに笑ったり、綾辻さんに「文章にうるさい」と言われる道尾さんの拘りに感心したり、高校生の頃から綾辻ファンだった辻村さんの熱い想いに驚いたり、様々なシークレットを楽しめた。

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    2023年02月16日
  • ただし、無音に限り

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    疑いを差し挟む余地のない、資産家の老人の死。しかし彼の娘は、財産の大部分を相続する中学生の孫に疑惑の目を向けた。あれは本当に自然死だったのか?すでに遺体は荼毘に付され検視は不可能。疑惑を解決するための困難極まりない調査は弁護士を介して特殊能力を持つ私立探偵に持ち込まれた。その探偵が…俺だ。霊の記憶を読み取ることができる探偵、天野春近の調査と推理を描く中編二編収録。

    現実の探偵としてはそこそこ、ミステリー小説の探偵としては非常にポンコツな主人公だけど未熟だからこその真摯さ、切なさがある、ような。本人にすらあやふやな能力なのでわりとふんわりした話なんだけど、シリーズが進むにつれ成長してくのかな。

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    2023年02月15日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    購入済み

    ショートショート怪談

    ショートショート怪談である。ショートショートだからまずはオチの部分の切れ味が生命線なのだが、まずまずのレベルの作品が多い。怪談につきもののグロテスクな場面が比較的少なめなのがいいかな。読み手の好みもあるだろうが、もう少し精選してもいいかなと感じた。

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    2023年02月01日
  • 幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary

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    ネタバレ

    身体に触れたら相手の秘密がわかる久守くん
    佐伯くんを幻視したら連続殺人犯だった

    最初の段階で、殺人犯じゃないんかもなぁとは
    思ったんだけど

    もしかして、久守くんを犯人にしてしまうん?
    で、幻視者の眼は曇り空でした
    というダークやオチを考えてた私
    ↑心が病んでます…

    そしたら真野ちゃんが犯人やったわ

    確かに最初の段階で肩に触れたのが
    どっちか分からんようにしてあるやん

    しかも何も悪いと思ってないから
    幻視できんかったというオチ

    やられたぁ

    ↑超ネタバレな感想ですみません

    間にあった頼子さんの話は悲しかった

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    2023年01月26日
  • 記憶屋II

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    かつて友人たちと一斉に記憶を失うという経験をした女子高生は、新聞記者から記憶屋の存在を聞かされる。
    女子高生は新聞記者と一緒に記憶屋を探そうとするがーー。
    まさか第3巻に続くとは思わなかった。
    途中で終わるなんて生殺しもいいところ。早く続きを読みたい。

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    2023年01月25日
  • 記憶屋

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     織守きょうやさん、初読みでした。本書は、忘れたい記憶を消してくれる「記憶屋」の話です。映画化にもなり、続編も出ているようですね。
     ホラーかミステリーかのカテゴリーはさておき、記憶と忘却を中心に本作を語ろうとすると、比較的若い世代の人とある程度人生経験を積んだ人では、評価が分かれるような気がします。いや、でも記憶の意図的な消去の是非は、年齢・性別・立場は関係ないか‥。

     意図的な記憶の消去に疑問をもつ主人公は、身近な人の記憶の変化に「記憶屋」の存在を意識していきます。恐怖心を次々と煽り、予感・予兆を高め、いざクライマックスへ‥、ん? あれ? ラブストーリー? 切なさ全開青春もの? と、戸惑

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    2023年01月12日
  • 301号室の聖者

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    医療という自分のテリトリーなので展開や登場人物の心の動きはほぼ予測できてどんでん返しや予想外感はなかったけど、清涼剤のような由紀乃ちゃんが合間合間に入ってくることで気持ちのいい雰囲気で読める。

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    2022年12月04日
  • 響野怪談

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    この何とも言えないあやふやま感覚
    染み込んできますね(笑)
    これって、続編あるのかしら?
    あったら絶対に読む!

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    2022年11月13日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    一部にあった、いじめの話はあまり面白くない。
    子供の怖い話ってイジメが多くて嫌な話が多い。
    7番目の七不思議は、ハッピーエンドで良かった。

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    2022年10月31日
  • 301号室の聖者

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    前作はリーガルミステリーにふさわしく法律要素が多かった。短編であるが故に散りばめることができたのだろう。本作は人間ドラマがメイン。法律要素を楽しみにしていたという観点では物足りなかった。物語もうーん…という感じ。

    ※評価はすべて3にしています

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    2022年09月08日
  • 記憶屋II

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    消したい記憶か〜。。。特にはないけど、消して悩みが解消されるのならありだな。
    今回のシリーズ第2弾より第1弾の方が良かったな。しかしシリーズあと2冊も買っちゃったので、箸休めの様な感じで気楽に読もうかな。

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    2022年08月19日
  • 夏に祈りを

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    シリーズ2巻目だったのですね。知らずに読みましたが、特に問題はなかったです。
    霊は何も喋らない。ただヒントがそこに。そしてそのヒントから事件を紐解く。
    今回は幼児の死亡事件。
    驚くような展開ではないが、ほのぼのとした内容に霊感ながら心が温まる内容です。

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    2022年08月15日
  • 記憶屋II

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    あなたの過去にもどうしても消したい記憶はありますか?
    主役の遼一の周りで、次々に起こる記憶喪失の怪奇事件。
    そして自身も以前に記憶を消されていることにも気づき始め、、、
    その謎を探るために『記憶屋』を探すのだが、、、
    まさかその正体が、、、
    記憶を消すことは、悪なのか、善なのか考えさせられるミステリー小説。

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    2022年08月13日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    櫛木理宇の短編目当てで読んだ。これは語り手が唯一学生じゃないんだけど、母と子の関係や、過去の思い出というところで良いホラー作品でした。あとの方はすべて初めて読みましたが、「七番目の七不思議」と「Mさん」が印象に残った。

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    2022年08月08日
  • 夏に祈りを

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    ネタバレ

    シリーズ第2弾長編。
    以前に事件で知り合った中学生・楓の家庭教師を副業としている探偵の春近。
    ある日、楓のお手伝いさんから友人の相談にのってほしいと頼まれ、保育園の園長を紹介される。
    4歳の園児、悠樹の様子がどこか不自然という漠然とした不安を訴える園長。
    だが、虐待やいじめなどの被害にはあっていない様子。
    ボランティアとして保育園に通い始めた、春近は園児との散歩途中の道に子供の霊がたたずむのに気づく。春近の目の前で子どもの影はゆっくりと動き、園児の列へ手を伸ばした。
    霊がたたずむ場所は、先月に亡くなった園児が転落死した場所で。

    やっぱり、前作で印象深かった楓とコンビを組むことになってる。

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    2022年06月23日
  • 記憶屋0

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    記憶屋は1が好きで、この0には1に登場する高原弁護士のスピンオフがあるので満足です。もう1つの話は真希の祖父の若かりし日の話となります。
    個人的にはラノベはあまり読まないですが記憶屋シリーズはまあ好きです。
    もし記憶屋がいるとして自分には消したい記憶はあるんだろうか?と考えたけれど、いけないことや恥ずかしいことは過去にあったと思うけれど、それも含め今の自分だと思うので消さなくていいかな。
    しかし未来に向かって進めないほどの辛い記憶があるのであれば記憶屋という存在もまた意味のあるものなのかもしれない。

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    2022年06月21日
  • 幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary

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    ネタバレ

    殺人者が隣にいたら…証拠を探すため家に二人きりなんて自分は怖くてできません。
    いつ「気づいてるんだよね」と言われるかドキドキしてましたが、ラストは…
    はい、しっかり騙されてしまいました。
    そして作者が女性だったことに二度驚きました。

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    2022年06月12日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    ネタバレ

     現在、活躍中のホラー作家を集めてのアンソロジー。

     あった、あったと思う話も多かったなぁ。

     面白かったです。

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    2022年06月03日