織守きょうやのレビュー一覧

  • 記憶屋III

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    「記憶屋Ⅱ」の続編。前作の続きの毬谷シェフの話から。彼が記憶屋に依頼をして、記憶が消されたところだったか。さすがにまだ前作の記憶は残っている。

    このシェフの気持ちも少しは分かる。彼が消したいと願った記憶は、仲良くなりたい相手との過去のわだかまり。実際そんな風に思っていたのは自分だけだったわけだが。相手は無愛想なだけでちゃんと彼を認めていたのだ。お互い言葉にしないと伝わらない。

    そして終盤、記者の猪瀬に協力していた女子高生の夏生は、ここで記憶屋探しを止める。そこからが長い。記憶を消すことの善悪が語られる。同じようなやりとりを何度も読まされた感じが。記憶屋の正体は…まぁ想像の範囲内。「記憶屋0

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    2023年08月21日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    英国の幽霊と建築物、姫路城のお菊怪談とは段違い、皇室の歴史と醜聞と英国人の皇室愛を知る事が出来た。イラストも素敵だけど、地図と写真も付いてるとよかった。Googleマップ片手に読むのは面倒

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    2023年08月11日
  • SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第一話 鉄格子と空-河合凪
    第二話 罪人-阿久津真哉
    第三話 贖罪-山本芳史/北田楓
    第四話 獣と目撃者-奥田佐奈/高塚智明
    第五話 追放/解放

    民営刑務所を舞台に、受刑者とそこで働く刑務官らが抱える事情を描く。
    受刑者は人間か。
    罪を犯した人と犯さない人に決定的な違いはあるのか。
    理解できない人間は存在する。それでも相手を人間と見るのか。

    一線を越える、と言うけれど、その一線は普通に生きていても意外にたやすく越えてしまうことがあるような気がする。越えようとして越えるのではなく、「間が悪い」ということもあるだろう。
    一方で、赤崎のような人間もいる。意識するもなにもない。本能の

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    2023年07月23日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    英国の城は見た目が格好良くて好き。そんな理由で手に取った本。

    この本を読むまでほとんど知識がなかったけど、歴史的事実を知ると幽霊となるのも解る気がする。
    宗教的に離婚が難しい時代だったかもしれないけど、ヘンリー8世がちょっと…。

    写真じゃなくてイラストだったところが、苦手な幽霊ものでも、怖くなく読めた理由かもしれない。
    それに未練はあっても怨念って感じがしなかったのも、その理由かも。

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    2023年07月23日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    イラストが綺麗で一つ一つのエピソードがそれほど長くなく読みやすい。

    英国の城とそれにまつわる幽霊の資料集のような感じ。
    もとが建築雑誌で連載されていたコラムなので、建築関係の専門用語が沢山出てくる。その点は建築関係に馴染みがないと分かりずらく感じる。
    ただ、「この城にはこんな幽霊がいるって言われてるよ」「こんな逸話があるよ」といった話がメインなためそこまで気にならないかもしれない。

    また、歴代のイギリス王室がばんばん出てくるので歴史の勉強になりそう。

    英国と日本の幽霊に対する感じ方の違いみたいなのも表現されていて面白かった。

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    2023年07月23日
  • 記憶屋

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    消したくなるような悍ましい過去がいくつかあります。けれど、なぜかそれを本当に消したいとは思わず生きてきました。その理由が今更ながらにわかった気がします。そして人生というものの意味や儚さ空虚さを嫌というほど考えさせられて少し辛くなってしまいました。それも必要な経験なんでしょう。きっと。

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    2023年06月30日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    英国国内のお城で目撃された幽霊をたどる。あっちにも、こっちにも出没する王家の幽霊たち。そもそも幽霊だから、何か現世に未練があったと思われる。英国王室の歴史は深い。そして、やっぱりヘンリー八世は、問題ありすぎで、すごすぎる。

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    2023年06月23日
  • SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲

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    民営刑務所が舞台だが、荒々しさは感じられず、むしろ静けさを伴いながら物語は進んでいく。

    五話収録の連作短編は各話ごとに視点が変化する。

    新人の女性刑務官・河合凪と復讐殺人を犯した囚人・阿久津真哉の二人を中心に、事件に関わった者達の心情が丁寧な心理描写で描かれる。

    被害者は加害者になり、新たな被害者を生む。
    負の連鎖を断ち切る事の難しさを痛感する。

    少年法で守られ、罪悪感を持たない少年や、家庭内暴力を繰り返す輩に怒りが込み上げた。

    文中に何度も登場する「後悔してますか」の言葉が印象的。
    看守と囚人達の思いが胸に迫る一冊。

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    2023年06月09日
  • ただし、無音に限り

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    霊が亡くなる前や後に見た景色が視える春近。それならすぐ犯人が分かると思いきや、視える記憶は断片でしかも音がない。なかなか不便な能力ですねー。そこからどうやって真相を見つけるのかがこの本の面白さ。
    楓くんが一話限りのゲストじゃなく、二話目で春近の助手っぽくなっているのが嬉しかった。

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    2023年05月04日
  • 辻宮朔の心裏と真理

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    ネタバレ

    恋する吸血鬼シリーズ2。
    吸血種の連続殺人事件。

    前作で探し求めた女性に出会った遠野が、同じ仕事につき、ストーカー気質丸出しでアプローチするさまが描かれる。そのポジティブさが読みどころ。

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    2023年04月30日
  • 記憶屋

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    ネタバレ

    テンポもよく、読みやすい。最初は主人公の話で、章が変わるごとに記憶屋に記憶を消される人が変わり、最後にまた主人公の話に戻ってくる。

    主人公の、どんなに辛い記憶でも、その人を作っている一部なのだから消すべきではない、という考えが心に残る。この言葉を聞けただけで、この本を読んでよかったと思った。

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    2023年04月06日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    百壁さんのは私には合わなかった。
    「せめてもの」と「星の声」は繋がっているのか、と思ったが作者が違うしたまたまだろうな。

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    2023年04月02日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    綾辻行人と10人の後輩作家との対談集。

    対談相手は、詠坂雄二、宮内悠介、初野晴、一肇、葉真中顕、前川裕、白井智之、織守きょうや、道尾秀介、辻村深月。

    ほぼ全員が綾辻さんを前にして揃いも揃って緊張している様子が微笑ましい。

    フレンドリーで気さくな空気を醸し出している綾辻さんだけど大御所感が凄い。

    「こんな年寄で、申し訳ありません」と挨拶される前川さんに笑ったり、綾辻さんに「文章にうるさい」と言われる道尾さんの拘りに感心したり、高校生の頃から綾辻ファンだった辻村さんの熱い想いに驚いたり、様々なシークレットを楽しめた。

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    2023年02月16日
  • ただし、無音に限り

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    疑いを差し挟む余地のない、資産家の老人の死。しかし彼の娘は、財産の大部分を相続する中学生の孫に疑惑の目を向けた。あれは本当に自然死だったのか?すでに遺体は荼毘に付され検視は不可能。疑惑を解決するための困難極まりない調査は弁護士を介して特殊能力を持つ私立探偵に持ち込まれた。その探偵が…俺だ。霊の記憶を読み取ることができる探偵、天野春近の調査と推理を描く中編二編収録。

    現実の探偵としてはそこそこ、ミステリー小説の探偵としては非常にポンコツな主人公だけど未熟だからこその真摯さ、切なさがある、ような。本人にすらあやふやな能力なのでわりとふんわりした話なんだけど、シリーズが進むにつれ成長してくのかな。

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    2023年02月15日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    購入済み

    ショートショート怪談

    ショートショート怪談である。ショートショートだからまずはオチの部分の切れ味が生命線なのだが、まずまずのレベルの作品が多い。怪談につきもののグロテスクな場面が比較的少なめなのがいいかな。読み手の好みもあるだろうが、もう少し精選してもいいかなと感じた。

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    2023年02月01日
  • 幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary

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    ネタバレ

    身体に触れたら相手の秘密がわかる久守くん
    佐伯くんを幻視したら連続殺人犯だった

    最初の段階で、殺人犯じゃないんかもなぁとは
    思ったんだけど

    もしかして、久守くんを犯人にしてしまうん?
    で、幻視者の眼は曇り空でした
    というダークやオチを考えてた私
    ↑心が病んでます…

    そしたら真野ちゃんが犯人やったわ

    確かに最初の段階で肩に触れたのが
    どっちか分からんようにしてあるやん

    しかも何も悪いと思ってないから
    幻視できんかったというオチ

    やられたぁ

    ↑超ネタバレな感想ですみません

    間にあった頼子さんの話は悲しかった

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    2023年01月26日
  • 記憶屋II

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    かつて友人たちと一斉に記憶を失うという経験をした女子高生は、新聞記者から記憶屋の存在を聞かされる。
    女子高生は新聞記者と一緒に記憶屋を探そうとするがーー。
    まさか第3巻に続くとは思わなかった。
    途中で終わるなんて生殺しもいいところ。早く続きを読みたい。

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    2023年01月25日
  • 記憶屋

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     織守きょうやさん、初読みでした。本書は、忘れたい記憶を消してくれる「記憶屋」の話です。映画化にもなり、続編も出ているようですね。
     ホラーかミステリーかのカテゴリーはさておき、記憶と忘却を中心に本作を語ろうとすると、比較的若い世代の人とある程度人生経験を積んだ人では、評価が分かれるような気がします。いや、でも記憶の意図的な消去の是非は、年齢・性別・立場は関係ないか‥。

     意図的な記憶の消去に疑問をもつ主人公は、身近な人の記憶の変化に「記憶屋」の存在を意識していきます。恐怖心を次々と煽り、予感・予兆を高め、いざクライマックスへ‥、ん? あれ? ラブストーリー? 切なさ全開青春もの? と、戸惑

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    2023年01月12日
  • 301号室の聖者

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    医療という自分のテリトリーなので展開や登場人物の心の動きはほぼ予測できてどんでん返しや予想外感はなかったけど、清涼剤のような由紀乃ちゃんが合間合間に入ってくることで気持ちのいい雰囲気で読める。

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    2022年12月04日
  • 響野怪談

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    この何とも言えないあやふやま感覚
    染み込んできますね(笑)
    これって、続編あるのかしら?
    あったら絶対に読む!

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    2022年11月13日