織守きょうやのレビュー一覧
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「記憶屋Ⅱ」の続編。前作の続きの毬谷シェフの話から。彼が記憶屋に依頼をして、記憶が消されたところだったか。さすがにまだ前作の記憶は残っている。
このシェフの気持ちも少しは分かる。彼が消したいと願った記憶は、仲良くなりたい相手との過去のわだかまり。実際そんな風に思っていたのは自分だけだったわけだが。相手は無愛想なだけでちゃんと彼を認めていたのだ。お互い言葉にしないと伝わらない。
そして終盤、記者の猪瀬に協力していた女子高生の夏生は、ここで記憶屋探しを止める。そこからが長い。記憶を消すことの善悪が語られる。同じようなやりとりを何度も読まされた感じが。記憶屋の正体は…まぁ想像の範囲内。「記憶屋0 -
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ネタバレ【収録作品】
第一話 鉄格子と空-河合凪
第二話 罪人-阿久津真哉
第三話 贖罪-山本芳史/北田楓
第四話 獣と目撃者-奥田佐奈/高塚智明
第五話 追放/解放
民営刑務所を舞台に、受刑者とそこで働く刑務官らが抱える事情を描く。
受刑者は人間か。
罪を犯した人と犯さない人に決定的な違いはあるのか。
理解できない人間は存在する。それでも相手を人間と見るのか。
一線を越える、と言うけれど、その一線は普通に生きていても意外にたやすく越えてしまうことがあるような気がする。越えようとして越えるのではなく、「間が悪い」ということもあるだろう。
一方で、赤崎のような人間もいる。意識するもなにもない。本能の -
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疑いを差し挟む余地のない、資産家の老人の死。しかし彼の娘は、財産の大部分を相続する中学生の孫に疑惑の目を向けた。あれは本当に自然死だったのか?すでに遺体は荼毘に付され検視は不可能。疑惑を解決するための困難極まりない調査は弁護士を介して特殊能力を持つ私立探偵に持ち込まれた。その探偵が…俺だ。霊の記憶を読み取ることができる探偵、天野春近の調査と推理を描く中編二編収録。
現実の探偵としてはそこそこ、ミステリー小説の探偵としては非常にポンコツな主人公だけど未熟だからこその真摯さ、切なさがある、ような。本人にすらあやふやな能力なのでわりとふんわりした話なんだけど、シリーズが進むにつれ成長してくのかな。 -
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ショートショート怪談
ショートショート怪談である。ショートショートだからまずはオチの部分の切れ味が生命線なのだが、まずまずのレベルの作品が多い。怪談につきもののグロテスクな場面が比較的少なめなのがいいかな。読み手の好みもあるだろうが、もう少し精選してもいいかなと感じた。