織守きょうやのレビュー一覧
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ネタバレ記憶屋2と記憶屋3は、私はワンセットだと思うので、これから借りようとしていたり、購入しようとしている方は、二つを揃えて入手することをオススメしたい。
記憶屋1がああいう形で終わったので、記憶屋2は、当然その続きからスタートするものだと思っていたが、正直、え?どうなってるの?という感じで2を読み始めた。
表現はどうかと思うが、記憶屋1のときから、文章は平穏な日常の風景を、ごく自然に(きっちり練られてるからこそなのだと理解している)時折ユニークに描かれているのに反し、痛みさえ感じるほどに引き込まれるのが、登場人物たちの心理描写だ。
細かな心の揺れから動揺、苦しくてせつない感情が、本当に痛みと -
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ネタバレ記憶屋:都市伝説 消して欲しい記憶を消してくれる。(マインドアサシンでは無い)
主人公は、周囲で特定の記憶が抜けている人達がいる事に気がつく。都市伝説の記憶屋の仕業では無いかと探り出すしていく中で記憶屋に記憶を消してもらう事を願う人達の人間ドラマ。
主人公は記憶を消す事を悪と考える。最後の最後までダメな事だと言い張るが果たしてそうなのだろうか?と私は考える。
忘れたい記憶も、いつか良い思い出になるかもしれないと言うが、忘れたい記憶に苛まれ人生をダメにする事もある。主人公が忘れられたく無いのは自分の事だけで相手の立場に立ってない独善的な独り善がりに思えてしまう。
記憶を消すか消さない -
Posted by ブクログ
ネタバレ記憶屋シリーズのスピンオフ作品。
「記憶屋」の最後、真希が遼一に
話した会話の真相?がわかる話や、
高原弁護士が記憶屋を知るきっかけ
になった話。帰らぬ人を待ち続ける
女性の話の中篇2本ちょいの
ボリュームでした。
「記憶」を消す消さないの話は
確かに消した方がその後の人生に
おいてそれ以外に方法がないと
思いつつも、現実では
そういったどうにもならない
ことを何とかしようとして
生きていくことに本当に
意味があるのではないかと思った。
ただ、突発的な事故や
事件みたいなものはもともと
体験することのなかった
ものなので実際に「記憶」が
消せたらいいのになとも思う。
ただ、作中で高原弁護