織守きょうやのレビュー一覧
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ネタバレ【2026年39冊目】
フィギュアスケート界においてライバル同士であった塩澤と志藤だったが、塩澤は引退し、デザイナーとして歩み始めていた。ある日、共通の知り合いであり元フィギュアスケーターのアレックス・ミラーが自宅マンションから転落死したとのニュースが飛び込んできて――。
うーん、ごめんなさい期待外れでした。「花束は毒」が秀逸だったので、同じような感じを期待したのですが、最後まで「BL?」「いや、きっとこれまでが全て伏線だったかのような衝撃が来るはず!」と思いながら読んだものの、気づいたら解説ページに差し掛かっていました。
…何の話だったです?特にびっくりするような事柄とかも何もなかったですし、伏線回収みたいなのもなかったですし、マジで親友からの同性愛に綺麗に着地した感じの話でした。マジかぁ。
塩澤が勘違いしたところも「なんでそうなんねん」としか思えず、更に何かあるとおもったらないですし。…何の話だったです?
んー残念でした。 -
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普段恋愛ものは読まないけど、短編集でということもあり読んでみました。
一つ一つの物語が個性的で、恋愛×○○の部分でそれぞれの著者の色が出ていて面白かったです。
元々浅倉先生が好きで、今回この本を手に取ったきっかけもそうだったのですが、やっぱり伏線回収?オチが上手な方だと再認識しました。こういう学生の物語で私は変に現実的に考えてしまい、名前を知らずに紹介されることや、全員が訳ありなことある?と自分の中で要らないノイズが入るのですが、話の流れや途中の主人公のツッコミが面白くて、忘れていました。せっかく恋愛ができるチャンスだったのに「不憫だなあ、、笑」と思わず口に出してしまいそうなくらい私も物語の中に没頭してしまいました。
ダイアモンド・ダストの約束は、恋愛リアリティショーをテーマにした物語で、今の時代だからこそ書ける作品だと思いました。恋リアの醍醐味である誰が誰を好きか、この行動は誰への牽制なのか、本当はどう思っているのかということがそのまま心理戦の描写になっていて、すごくリアルに描かれているなと思いました。主人公は、かつてライバルと言われていた相手との実力差に負い目を感じながらも、自分なりに努力し続けているというところで勇気を貰えました。
彼と彼女の穴。今回の4つの短編作品の中で1番面白いと感じた作品でした。主人公の穴に関する夢の描写から始まり、現実に戻る。しかしまた穴の夢の描写に、、と最初は何が何だか分からなかったのですが、最後にはその夢の理由や、途中で調べた夢占いの結果が伏線になっていって満足感のある物語でした。誰しもが心に秘めておきたい事がありながらも、その秘密を知ってもらいたい、でも知られて失望されたくないという様々な方向の葛藤が文字だけでこんなにも表すことができるんだ、、と感心しました。また、主人公の健気さに胸をうたれました。10代に読んで欲しいという意味がわかった物語でした。
最後の運命はかく扉を叩くは、学生の行動を色々な形でよく表せているなと感じる作品でした。同じ行動でも、人によって動機は違い、また見栄を張るための嘘でもあったり、、と本来なら嘘をついて行動している人を見ると、嫌な気持ちになるのですがこの作品ではユーモアにかつ、共感できるような内容で書かれているため、ポップに読むことができました。最終的に、理想の2人がくっつくことが出来ていて、個人的にそこがとても嬉しかったポイントです。
どの作品も恋愛が主でありながらも、たくさんの状況や描写を用いて描かれているものなので、飽きずにすぐ読むことができました。面白かったです。 -
Posted by ブクログ
御神籤ブック5冊目。
5人の作家さんがお酒と女性をテーマに書いた5つの短編集。
自分自身も酒好きな女性である。
大抵の呑兵衛は、お酒にまつわる話と言われても失敗談しかこないだろうと勝手に思っていた私たけれど…。
お酒にまつわる話は失敗談だけじゃない!
と言わんばかりに、どのお話もほっこり温かくて、心がほぐれた。
『定食屋「雑」』のお話が一番好き。
食事もお酒も人生の活力。自分の好きなお作法でいただくのが一番美味い、ということには激しく同意。家を出て行った夫には共感しかなかった。
『BAR きりんぐみ』で紹介されてたお酒は、いつか試したい!!
私の中にも、お酒にまつわるいいおエピソードあったかなぁ?とふと振り返ってみる。
………ダメだ、やはり、失敗談しか、ない。
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Posted by ブクログ
ネタバレミステリーではなく、メインは恋愛小説のジャンルに入ると思う。ミステリーだと誤読させるような仕掛けになっているので、意図的だろう。だとしたら、真相がアレなのは珍しいしちょっと切ない。
思うのは、視点が変われば、人物像は大きく変わるというところだ。シオから見れば、シドウはビックリするくらい論理的で整然とした人間に見える。シドウから見れば、シオはミステリアスな才能人だ。
そしてそれは、残酷な現実に折り合いをどうつけるのかという事にも関わってくる。内面ではいろいろ思っていても、他人からは「そう」見えてしまうのか。
この多面性が、ミラーの死の真相にも関わっていて面白い。だが、彼の内面を真に知ろうとするものはいない。それが、結末をより魅力的にしている。
(…ただ少し、パンチの足りない展開ではあるかも)