織守きょうやのレビュー一覧

  • 花束は毒

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    ネタバレ

    主人公はかつて家庭教師をしてもらっていた憧れの人間と再会したが、実は未成年者を強姦した事件の加害者であると知った。知ったにも関わらず盲目的に無実を信じ続ける姿に先ずはゾッとしました。
    性犯罪という非常にナーバスな題材において、加害者側の未来を懸念するセリフが多々出ている所もかなり違和感があった。
    読者にとってはラストまで、加害者が本当は無実なのかそうではないのか50:50が望ましい気がするが主人公の盲信(作者の描写)により本当は無実なんだなと透けて見えてしまいました。それに伴い、解決編の前に真相が想像できてしまうのは残念でした!

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    2026年05月28日
  • 幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary

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    ネタバレ

    ある特殊能力のせいで、他人に関わらないように生きてきた久守一は、偶然、その力で美大生の佐伯が巷を騒がせる連続殺人犯だと知ってしまう。
    社交的で人当たりもよく、とても殺人犯には見えない佐伯は、捜査線上に浮かんですらいない。
    柄でもないと思いながらも、自分や後輩の身を守るため、犯行の証拠を探す久守。
    しかし、友達のふりをしているうち、佐伯に対して本当の友情を感じ始めてしまう――。

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    2026年05月23日
  • キスに煙

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    前作の、「花束は毒」が割と好きだったのもあって、ちょっと期待しすぎた感がある。これはミステリーではなかったな。どちらかというと恋愛系?
    どんでん返しある!?って読んでたら、気づいたら終わりのページだった。可もなく不可もなくって感じ。

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    2026年05月19日
  • 隣人を疑うなかれ

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    連続殺人犯を推理するミステリー小説。複数のマンション住人に疑いの目が向けられます。きれいに事件の謎が回収されますが、事件を追う姉弟の性格や口癖が気になったのと関係者の設定に偶然が多く感じられたので、評価は控えめにしました。

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    2026年05月18日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    名取佐和子さんのドーナツ息子が特に今の私には響きました。
    私にも息子がいるのでこの先、親がこどもを思うようにこどもにも親を思う瞬間が物語の様に一瞬でもあると良いなという淡い期待をしてしまいました。
    一緒にいれる時間を大事にしないとと改めて思いました。

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    2026年05月17日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    帯に書いてあった「10代のあなたへ贈る」っていうのは見なかったことにして、好きな作家さんもいたので購入。
    なるほど確かに主人公たちの思考が若い。けど、もちろん10代じゃなくても楽しめました。中でも織守きょうやさんの作品がイチバン好きだったな。

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    2026年05月16日
  • 隣人を疑うなかれ

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    考察しながら没入して行くミステリー
    犯人の動機、その裏付け
    やっぱり騙された感がある読後の充実感
    スピードある展開に「短」と思うほど
    犯人探しだけでない、謎に迫ろう!

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    2026年05月14日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    「おやつ」をテーマにした6名の作家によるアンソロジー。

    手作りであろうと、出来合いのものであろうと、相手のためを思って食べ物を用意する行為が愛情そのものだと思った。

    クロテッドクリームをたっぷりのせたスコーンを食べたくなった。

    島本理央さんの作品は表現にドキッとするところがあったので、他の作品も読んでみたい。

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    2026年05月13日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    “美味しいおやつが食べたくなる”ようなものではなく、おやつを通して気持ちや人生の揺らぎを描いたアンソロジーだった。

    作中のおやつは、ただ甘いものではなく、それぞれの登場人物が踏ん張るための“小さな支え”や“カンフル剤”として描かれていた。

    自分らしく生きる道を見つけるきっかけになったり、本と一緒に孤独や空腹を埋める青春の思い出になったり、懐かしい味が安心へ繋がったり。

    特に4話目の子育ての話は、自分ではない誰かの人生に関わり続けることの大変さが強く伝わってきた。
    迷ったり悩んだりしながらも、その子自身を信じていくしかない。
    だからこそ、ほんの少し息をつける“おやつの時間”が必要なんだろうなと思った。
    複雑な感情を呼び起こすものだったとしても、それで踏ん張れるなら、その人にとって大切な支えなんだと思う。

    5話目では、選択することの難しさが描かれていたけれど、周りの雑音や不安があっても、自分が本当にやりたいことを素直に選びたいし、きっと選べるんだと思えた。
    海外児童文学のエピソードと一緒に語られるおやつも素敵で、ただ「美味しそう」だけでは終わらない余韻があった。

    まっすぐな道だけが正解じゃなくて、遠回りでも、自分の目指す場所へ向かおうとしているなら、それはちゃんと人生と向き合っていることなんだと思わせてくれる作品たち。
    帯にあったようにおやつはまさに“今日を乗り切る力をくれる”ものだった。

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    2026年05月10日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    帯買い。とにかく読みやすく、短編集なのもありスルスルーと読めます。
    イヤミスといえばイヤミスなんだけど、帯のあおり「だから言ったのに。もう、手遅れ。」てほど自業自得感はない。
    どの話の主人公も、ザマァって嘲笑ってやれるほどの嫌なやつじゃなくて、可哀想に‥みたいな気持ちになる。ザマァって思いたくて読んだのに、なんかそんなこと考えてごめんね‥みたいな気持ちになるんだよな‥

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    2026年05月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    なんだかんだ言っても不倫なんてろくな
    もんじゃない、何で不倫をするんだろうと
    思っていたんですが、スリルや刺激を求める
    ためなんて言われたら勝手にしてくれと
    作品の趣旨と違う感想を持った島本理生さんの
    「楽園の代わりのカッサータ」。
    受けた恩というか優しさって相手が
    思っている以上に大きなものだし
    その優しさを自然とできる彼・・・素敵だ
    と思った織守きょうやさんの
    「ファースト・アンド・オンリー」。
    両親を亡くした悲しみから救い出してくれた
    瀬戸内の島でいっしょに暮らす叔父との
    素敵な時間とジャムに心ひかれた友井羊さんの
    「春とマーマレード」。アイドルって見た目の
    華やかさとは裏腹に大変な職業だと思った
    畑野智美さんの「アンパッサン」。
    子供ってなんだかんだ言ってもその子の
    ペースで大人になっていくそして親は
    成長した子供のことも認識するけどまだまだ
    心配が尽きないって感じた伝わった
    名取佐和子さんの「ドーナツ息子」。
    有りがちなが言葉だけど、「何かをするのに
    早いも遅いもない。ただ、始めるだけさ」
    がほんとにそうだよねと心に刺さった
    伊吹有喜さんの「ストロベリーの歌」。
    どの話も面白かったけど、個人的には
    「ファースト・アンド・オンリー」と
    「ドーナツ息子」が面白かったかな。

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    2026年05月08日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    ほんとにどの話を読んでも「あーあ」と言いたくなるイヤミスたち。
    自業自得短編集ってなんだろうと思ったら本当に自業自得の人達のイヤーな話たちすぎました。イヤミスとしては良い塩梅です笑
    何を学んだかと言うと、素直に正直にやましい事せず生きよう。と思えますね笑
    でもみんな自分勝手で、分かっているのに失って初めて気づくことを当たり前に描かれすぎて人間って愚かなだあとひしひしと感じさせてきます。

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    2026年05月06日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ご褒美シリーズを読むのは2作目。
    美味しいおやつを大切な人と食べるひと時は幸せ。悲しいことをちょっと忘れられたり、元気をもらえたり…
    お気に入りは友井羊さんの「春とマーマレード」。物語自体も良かったし、マーマレードって柑橘類のどれを使うかで味が変わるんだと知って試してみたくなった。手作りマーマレードが美味しそう。
    そして、伊吹有喜さんの「ストロベリーの歌」は「なでしこ物語」シリーズのスピンオフだった。まさかここで読めると思っていなかったので、びっくり。

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    2026年05月06日
  • 記憶屋

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    好きな人の自分に対する記憶が消えること、自分自身の記憶が消えることの恐ろしさについて考えさせられました。
    しかし消される側だけでなく、記憶屋側の消すことに対する恐怖もひしひしと伝わってくる作品でした。

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    2026年05月04日
  • 記憶屋III

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    ネタバレ

    登場人物の考えを整理する中で、分かりやすく読者の考えも整理するような文章
    最後にその可能性もあったかとなった
    ただ、話が脱線して、記憶屋から離れてしまい、長くしているだけの印象を受けた

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    2026年05月03日
  • ほろよい読書

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    お酒が好きなのと読んだことのない作家さんを開拓したくて手に取りました。
    一言にお酒をテーマにと言っても、お酒の失敗や作り手の跡取り、人それぞれの楽しみ方…いろんな視点からのお話が詰まったアンソロジーです。
    初恋ソーダでは仲良くしていた山城という男性を主人公の家にあげて、手作りのお酒を振る舞う場面がありますが、短時間自分のテリトリーの中で過ごす中で価値観の違いにより主人公の女性が示す不快感がまざまざと描かれており面白かったです。自分の大切にしているものを雑に扱われるくらいなら1人の方がいいという気持ちはわかりますね。
    また、原田ひ香さんの定食屋「雑」も面白かったです。丁寧な味の料理をお酒で流し込んで欲しくない。食事は食事、お酒はお酒で楽しみたい主人公。そんな考えを押し付けて夫は週3食堂に、それすら咎めると離婚を言い渡されてしまいます。そんな主人公がきっかけとなる食堂で働き始めるお話です。定食屋の主人であるぞうさんが魅力的です。気になって調べたら、定食屋「雑」の単行本があるんですね。そちらも読んでみたくなりました。

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    2026年05月02日
  • 記憶屋II

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    1の数年後を描いた作品で、3に続く作品
    2で完結するものではなく、少し長い印象を受けた
    ワクワクが1に比べて少なかった

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    2026年05月01日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    『ファースト・アンド・オンリー』『春とマーマレード』『ストロベリーの歌』が印象に残った。
    題名と中の小説の印象が違うけどやるせない昼下がりに未来への希望を持たせるということか。

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    2026年04月30日
  • 英国の幽霊城ミステリー

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    城×幽霊。歴史的背景の他、現在現地のゴースト事情も記載。観光感も良き。雑誌「建築知識」掲載のエッセイ集で、故に建築・人物まわり共にやや小粒⋯ですが、美味しい所がピックアップ。おやつ感覚で読むには良いボリューム。

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    2026年04月20日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    織守きょうやの「ファースト・アンド・オンリー」好きです。このくらいの恋愛が素敵です。これ以外は普通のお話でした。

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    2026年04月19日