【感想・ネタバレ】ただし、無音に限りのレビュー

あらすじ

推理小説の名探偵に憧れて開設した〈天野春近探偵事務所〉。主な依頼は浮気調査ばかりと理想どおりにはいかないが、ときにいかにも探偵らしい仕事が舞い込むこともある。しかしその大半は、春近の“霊の記憶が視える”という特異な能力を当てにした無茶なものだった。制約の多いその力に振り回されながらも、春近は霊と人を救うため調査を開始する。事件性なしと判断されたはずの資産家の死、二年前に借金を残して行方をくらましていた生死不明の失踪人の「死体」捜索――霊視探偵・天野春近が解き明かす二つの事件を描いた霊能力×ミステリ!/解説=大山誠一郎

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Posted by ブクログ

霊が亡くなる前や後に見た景色が視える春近。それならすぐ犯人が分かると思いきや、視える記憶は断片でしかも音がない。なかなか不便な能力ですねー。そこからどうやって真相を見つけるのかがこの本の面白さ。
楓くんが一話限りのゲストじゃなく、二話目で春近の助手っぽくなっているのが嬉しかった。

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2023年05月04日

Posted by ブクログ

「花束は毒」がかっこよくて強烈なインパクトだったので、織守きょうやさんの本を読んでみたかった。
探偵もの。連作短編集2作。どちらも面白かった。
楓くんが好青年で好き。
主人公の天野春近は、推理は今ひとつだが、なんと死者の見たものが視えるという特殊な能力を持っている。
①犯人がわからず、着地点にとても驚いた。
意外性が心地よい。
②どういうことなのか?わからずワクワクした。
推理は下手でも、先にこれは殺人事件!とわかっているなら推理しやすい。ラストの意外性にビックリした。
このシリーズをまた読みたい。

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2022年04月10日

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