織守きょうやのレビュー一覧

  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    綾辻行人対談集。ミステリの話題がいっぱい。面白そうな本の話題もいっぱい。それぞれの作家さんのこだわりなども知ることができて、とにかく楽しい一冊です。
    だいたい読んでいる作家さんが多かったので、読みたい本が爆発的に増えるということは幸いにしてありませんでしたが。積んでいる本が多いのでそれらをさらに読みたい気分になったのと、読んだ本でもここで語られたことを念頭に置いて読みなおしたくなったり。読書の沼はどこまでも深いようです。幸せ。

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    2020年12月30日
  • 少女は鳥籠で眠らない

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    4話とも、弁護士さんならではの着地点ではないだろうか。
    自身は法律を調べるほど切羽つまった状況になったことがないし、
    今回、知り得たことを現実に生かす機会も恐らくない。

    関係性は異なるけれど、いずれも深くかけがえのない愛の形。
    (ここを解説するとネタバレになりそうなので省略)
    受けた側の想いが語られないまま、推測で終わる話もある。
    届くべき相手の心の支えとなることを信じたい。

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    2019年08月13日
  • 響野怪談

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    ネタバレ

    日常に潜む違和感。
    響野家の話であり、わたしの話であり、誰かの話でもあるかもしれない。
    冬理がいるから実話怪談ではなく物語として読めるような気がした。
    短編ではあるが、すべて繋がるので連作長編のように感じた。好きな人は本当に好きな本だと思う。

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    2019年03月10日
  • SHELTER/CAGE

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    大好きな霊感検定の作者様の最新作。前とはまた違ったトーンで面白いです!話は多数の視点から描かれますが、人物名で区切ってあるのでわかりやすいし、読みやすいです!
    終盤では伏線の回収、思わぬ展開に目が離せません。オススメです!

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    2014年07月10日
  • ミステリー小説集 脱出

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    多種多様な脱出者の短編集。
    個人的には屋上のとこ森のが好きだった。
    最後はバイオハザードでこれもまた新鮮だった。

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    2025年12月13日
  • ライアーハウスの殺人

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    館を作って殺人を起こす。あらかじめ仕掛けがあることを提示しながら計画通りにいかない事件とラストの叙述トリック。
    やっぱりミステリはいいですね。

    3081冊
    今年309冊目

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    2025年12月06日
  • ほろよい読書

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    どの短編もすてきでしたが、今日の気分イチオシは、額賀澪さんの「醸造学科の宇一くん」。日本酒エピソードなのに、18歳が主人公でピュアな気持ちに。原田ひ香さんの「定食屋『雑』」は単行本を持っていて既読でした。柚木麻子さんの作品を読むのは久しぶりでしたが、彼女の作品を読み漁るほどハマっていた時期があっただけあって、安定感とスパイスがステキでした。連休最終夜、おうちカクテルしちゃおうかな。

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    2025年12月04日
  • 花束は毒

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    無理スジをほとんど感じない、緻密なストーリーとどんでん返し。探偵が主人公に心を奪われる場面が一瞬でも有ったら続き物になりそうな気もした。

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    2025年12月01日
  • 花束は毒

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    ネタバレ

    女性作家ならではの女の怖さを描いている。
    執着が行き過ぎるとああなるのは分かる。
    やらないけどね(笑)

    途中の調査過程は少し中だるみ。
    DNA辺りからスピード感増して二転三転して面白い。

    Netflixドラマの「You - 君がすべて」を思い出した。

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    2025年12月01日
  • まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖

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    本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。
    「相生町の親分」と呼ばれた亡き父の人徳で、周囲の人々に顔を立ててもらってはいるが、いまだ自分の生業に自信が持てずにいる。
    ある朝、大川で若い女の死体があがった。裸に剥かれ、真新しいあざと傷だらけ。顔は腫れあがり髪まで剃られているという惨たらしい有様だった。
    佐吉はさっそく女の身元を調べ始めるが、いくら聞きまわっても杳として知れない。
    下手人は誰か。それ以前に、殺された女はいったい誰なのか?
    町医者の秋高とタッグを組み、突き止めた事件の真相とは――織守きょうやさんの時代小説。面白かったです。続編もありそうなので、楽しみです。

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    2025年11月25日
  • ライアーハウスの殺人

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    結構騙された
    いろいろ想像してたけど、想像外だった
    途中冗長で読み疲れるところもあったけど、最後は満足

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    2025年11月22日
  • あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~

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    ネタバレ

    人間の怖さも、霊的な怖さも感じられる短編集。

    幽霊刑が実在するならば、どのように受け止められるのだろうか。結末を知ると、読み始めとは全く違う感想を持つ。「更生」に成功したといえるのであれば、意味はあるのかもしれない。だが、悪夢のようなものは一生忘れられないだろう。

    個人的には「目撃者」がお気に入りである。ページを捲る手が止まらなかった。被害者夫と警察、二人の視点から描かれる事件。哀しいけれど、世の中にはこのような事件が少なくないだろう。人間らしいといえばもっとも人間らしい短編だった。

    ラストの「五人目の呪術師」は、希望と絶望が混ざりながら、目に見えない恐怖に押し潰されそうになりながら、な

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    2025年11月20日
  • ほろよい読書

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    どの話もすごく面白い。
    お酒って綺麗だよなぁと。
    あと読みやすくて「小説書くのうまぁ」って思ってしまった。

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    2025年11月16日
  • ライアーハウスの殺人

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    ネタバレ

    お?おおお…!すごくおもしろかった!
    織守きょうやさんは、有栖川有栖アンソロジーで初めて名前を知って、そのときはそこまで記憶に残る作品ではなかったんだけど、館モノはやっぱり惹かれるので表紙買いした。

    クローズドサークル定番の、孤島の館モノに憧れる女の子が、自分でクローズドサークルやっちゃお!て計画するものの、自分がやってないのにどんどん事件が進んで、あれ?あれ!?てなってく。
    ありそうで、でもなかった。

    展開はミステリマニアと刑事が館の招待客なだけあって、みんな用心深いし、察しがいいし、でも疑心暗鬼になったりしないので、読者側として無駄な描写を読む(アリバイとかダイイングメッセージとか今更

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    2025年11月16日
  • ライアーハウスの殺人

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    ネタバレ

    面白かった!最後の方は入れ替わっていたりして頭が混乱しそうだった。
    探偵と刑事の2人も信用していたのに、いい意味で裏切られた!

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    2025年11月14日
  • ライアーハウスの殺人

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    ミステリー好きの芦川彩莉はとんでもない額の遺産や孤島を譲り受け、実際にクローズドサークルを作って連続殺人を計画する。以前、ネットサークルで知り合いだった憎いターゲットもいる。殺人に協力してくれる仲間も雇う。端から見てなんか穴だらけじゃない?絶対にばれるよね、という計画が実行され始めるのだが、なんと、自分が殺せなかったのにターゲットは予定通り死んでいた。その後も真犯人がわからないまま殺人が続く。
    えっ、これどうなっていくの?という展開。そして、探偵役となった真波の名推理が展開され事実が分かっていくと、こちらも、なるほどな~と感心させられます。そして、更に驚愕の事実が。この最後の展開は読み返しした

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    2025年11月13日
  • 花束は毒

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     途中が調査が長かったけど最後50ページが怒涛の展開でした。私だったら最後どうするかな。言わずに黙っていると思う。

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    2025年11月09日
  • 花束は毒

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    ネタバレ

    どんでん返しというか、立場が逆なんだろうな、ミスリードを誘う書き方だな、と途中で気づいてしまった
    ただ、その事実が作中で判明した後の主人公サイドの、過剰かもと思うくらいしつこい心情描写が良かった
    判明してからラストまでのスピード感も勢いがあっていいがやや雑さも感じる。ラストの切り方についても、どちらともとれる終わり方は好きだけど、ちょっと投げっぱなしすぎる気もする
    好きだけど惜しいな~と言った感じ

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    2025年11月08日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    百合である値打ちもない
    ゲーマーの2人
    美人と普通
    みんなにお似合いと言われたくて整形
    それでみんなにお似合いと見てもてくれて嬉しい。けど悔しい。ママユはずっと可愛かったのに。なんで分からないの?ってずっとイライラしてた
    だから整形してくれてありがとうなんて言ってごめん

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    2025年11月01日
  • 花束は毒

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    ネタバレ

    冤罪をテーマにした探偵捜査小説。中盤は捜査プロセスが冗長的で内容も起伏に乏しく、あくびを噛み殺しながら読んでいると、ひさびさに背筋が凍るような読書体験をしました。それも衝撃は2度やってくるのです。これは油断していて良かった。
    周りが敵になっても、たった1人信頼し続けてくれる人がいるだけでどれだけ心が救われるのか。というようなことを想像してしまいました。

    【以下ネタバレ】








    よくよく考えるとタイトルがあまりにも攻めすぎているため、鋭い方は早々に気付くかもしれません。それでも脅迫手紙の中の1通の内容が実に巧みに真相を覆い隠しています。怪しい人物は指摘できるかもしれませんが、その人物

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    2025年10月31日