織守きょうやのレビュー一覧

  • こんなはずじゃない ホラー傑作選

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    面白かった!小林泰三さんの「攫われて」がめちゃめちゃ好きで、二度読みしたら「ああ!言っとるやんけ!」ってなった。こういうホラーミステリが読んでて一番楽しい。そんな最高のホラーがたくさん詰まった傑作選だった。

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    2026年10月10日
  • キスに煙

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    ネタバレ

    2人の関係が進んで良かったと思ったと同時に、恋は盲目ってこういうことを言うんだなと思った。
    好きな人を守るためなら死んでも構わない、そんな恋愛したことないけどしてみたかった…。
    そしてミラーがなぜ死んでしまったのかを知りとてもとても悲しくなった。すごい選手だったのに報われない人生もあるんだな…。

    面白くて一気読みでした!

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    2026年10月05日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    もっと有栖川さんを読んでから…そう思ってずっと楽しみに温めていた一冊。
    気付けば33作品読んでたので、そろそろいいかなと解禁。

    ■夕木春央『有栖川有栖嫌いの謎』
    タイトルがすごい。勇気がすごい。引きつける力がすごい。途中でやめられない。

    「なぜ有栖川有栖をそこまで嫌うのか?」が気になって気になって、一気読みで止まらなかった。そしてセリフが強烈すぎて何度も笑った。夕木さんってこういう作品も書くんだ。
    「三部作」と「蓮野シリーズ」の作風の違いにも驚いたけど、この作品でまた違うテイストに驚く。まだまだ引き出しがたくさんありそう。
    そして、これはさすがに有栖川さん怒ってないかなと心配したけど大丈夫そう笑。
    優しい有栖川さんだから、こういう自由な作品も書けるんだろうな。

    ■青崎有吾『縄・綱・ロープ』
    途中で何度か青崎さんの作品だということを忘れてしまった。アリスと火村の性格も、セリフも文体も展開も、すべて見事に完コピされていて楽しかった。

    ■一穂ミチ『クローズド・クローズ』
    普段の火村とアリスなら言わないようなことを言っているのが新鮮だった。
    女子高に少し戸惑っている感じも面白い。
    火村ワールドに一穂さんの個性が出ていて、それもまた良かった。

    ■阿津川辰海『山伏地蔵坊の狼狽』
    火村でも学生アリスでもない、マイナー?な山伏地蔵坊の安楽椅子探偵を使うところがさすが。『ブラジル蝶の謎』も出てきてニヤリ。

    最後にそれぞれの作品を有栖川さんがどう読んだのか、その感想まで読めるのが嬉しい。
    有栖川さんが楽しんで面白がっていて、それを読んでまた温かい気持ちになった。

    最高な企画。またこんな企画があったら嬉しい。ここに出てきた未読の作品も読みたくなった。

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    2026年10月03日
  • 彼女。

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    百合の小説を長年探し続けている身として、まるで夢のような一冊だと思い手に取った。程度の差はあれ、どの話も女性同士の友愛以上の関係性を描いており、それぞれの特徴が顕著に出ていて面白かった。特に青崎有吾の「恋澤姉妹」が好みドンピシャだった。これきっかけで他の著書も読みたいと思う作家さんが集まっていた。第二弾も発行済みのようなのでまた読みたい。いつか自分も参加したいと、そんな幻想を抱かせるような企画でした。

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    2026年09月27日
  • 花束は毒

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    中学生の時に家庭教師をしてくれていて、誰からも好かれる人だったのに結婚を前に脅されていると知り、主人公が代わりに探偵に調査を依頼し調べていくが…
    展開は予想できたけど、後半過ぎた辺りで3パターンくらい予想してどれ?と思いながら読み進めた…そして怖かった…

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    2026年09月22日
  • ライアーハウスの殺人

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    嘘つきだらけの館内で殺人が起こる、お話(?)。

    大金を得たお嬢様が目論む殺人計画、館に隠し通路を作り、真犯人を別の者におしつける完全犯罪計画のはずだったが、計画外のことが次々と起こり、、、。

    登場人物の誰もが嘘つき、予想がつきそうな嘘があったり、予想もつかない嘘があったり。

    真相(に関係はしているものの)とは別で、ラストにおおきな嘘が明らかになる。
    視点の変更がおおきな嘘の目くらましとなっていたのだな、と。
    それと、表紙も、、、。

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    2026年09月13日
  • 少女は鳥籠で眠らない

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    4つの短編集だけど、どれも面白かった。
    新米弁護士が一癖も二癖もある依頼人からの相談を解決するが、どの話しもどんでん返しがあって非常に良かった。
    リーガル物としても面白いしもう少し評価されても良い作品だと思う。

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    2026年09月06日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    心に大きな荷物を抱えて過ごす日々。その中で、おやつがくれる、ほっとひと息つける時間。
    大きな壁に当たった時、乗り越えるための勇気をくれるおやつの力を感じた。
    6編の物語それぞれの主人公の葛藤が印象に残って、もう一度読みたくなる一冊だった。

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    2026年08月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    クロテッドクリームとジャムがはさまれた装画に…
    キュ(о゚д゚о)ン♡となり…
    『やるせない』ってタイトルに惹かれて買ったんだけれども…

    『やるせない』ってことがイマイチ私には分からなくて…どういう感情??となり、読むのに時間を要しました
    (;´∀`)

    『やるせない』を調べてみると…
    「心が晴れない」
    「どうしようもない」
    とありましたが、どーも納得できず(笑)
    結局は、言葉にできない感情。日本語の奥深さと落ち着かせました(笑)

    読解力を高めなくては!!

    『やるせない』を説明してくれる方、求ム✨

    どの作品も素敵なんだけども、島本理生さんと織守きょうやさんの世界観はやっぱり好き♡

    オススメ!!

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    2026年08月21日
  • 今夜も、ぼっち飯

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    ネタバレ

     「ぼっち飯」と聞いてイメージするのは、寂しい、侘しい、簡素、質素、チープ……と、負のオーラ全開だった。でも、そうじゃなかった。ぼっち飯には、もっと多くの形がある。
     『ふたご食堂のフォーチュンクッキー』『ぼうべらのおべんげ』からは、食を提供する人と食べる人、そしてそれを見る人との間に、食を通して生まれる連帯感が感じられた。ぼっち飯=孤食ではないのだ。そういう意味では、『最高の孤食の作り方』にも同じことを感じた。食にこだわるようになり、ご飯を炊く土鍋や味噌などを探し求めるうちに、そこで出会う人たちとの間に深い絆が生まれてゆく。
     そして、ぼっち飯のシチュエーションとして盲点だったのが、ひとり旅だ。『忘れじの辛口』『ふらっと三陸鉄道の旅』での食事は紛れもなくひとりだが、普段口にしない味に発見があったり、喜びがあったりする。また、食べるものが違っても、見知らぬ人と食を通して交流が生まれる。『一人飯の事情』では、高校生が学校で食べるお弁当をめぐる物語だが、こちらも同じだった。
     このアンソロジーから、ぼっち飯の奥深さを学んだ。印象的だったのは、三浦しをんさんの描くぼっち飯が、なんだか楽しそうだったこと。そして、やはり久住さんの食に関する洞察力は恐るべし、ということだ。店の雰囲気も食事の味も、まさに『孤独のグルメ』よろしく伝わってきた。

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    2026年08月15日
  • ライアーハウスの殺人

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    めっちゃ面白かった!!!!!
    「えっ?」ってなったり、「まじか」って後半なるのが読み応えがあって面白かった!!!

    熱があるとき呼んだから頭の中ごちゃごちゃになることもあった笑
    無人島の館とか行ってみたいな~

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    2026年08月09日
  • ライアーハウスの殺人

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    ネタバレ

    『キスに煙』がまったく自分の好みでなかったから、こちらも読むのを躊躇してしまっていたけれど、やっぱり気になるから読んでみた。

    おもしろい!
    【クローズド・サークル×孤島×館×お嬢様】最高!

    確かにクローズド・サークルものには、刑事、医療従事者、そして何よりミステリアス枠大事だよねーっと納得。
    そして有名作のネタバレをする人に殺意が湧くのも納得!笑

    最後もうひと展開くるかなと思ったら、まさかの入れ替わりだったとは。

    トリックに関しては、ショーゴをあちこち移動させるのが結構大変なんじゃないかなとは思った。
    ショーゴって小柄なんだっけ?
    死体って重いだろうし、女性が男性をあちこち移動させられるものだろうか?
    そんなことは些細なひっかかりで、本当にミステリ好きが楽しめる一冊だった。

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    2026年08月08日
  • ライアーハウスの殺人

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    ネタバレ

    面白かったです。ちょっと捜査が雑だと思ったり、引きずった跡とかその場で言及がなかったり、ひっかかったりしつつも最後まで面白かったかも。最後の2人の正体は蛇足な気もしたけど。やっぱり謎解きは面白いなー。

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    2026年08月06日
  • 花束は毒

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    ネタバレ

    面白かった。真壁を信じられるか信じられないか。そこを中心に揺れ動きながら決定的な証拠の出現に天秤が大きく傾いたところで明かされる真実。正直主人公のモヤモヤにテンポが損なわれているようにも感じたが、後半の展開は目が離せなかった。
    主人公が迷う気持ちも分かるけど、伝えた方が良いと思うな。やらない後悔よりやる後悔という言葉もあるように、知らなかった方が良かったなんてことが本当にあるのか疑問。かなみの手段を選ばない様子には結婚生活の中で違和感を覚えることも出て来るんじゃないかな。何かの拍子、真壁の幻想が壊れた時、知っていて黙っていた事に主人公は耐えられるのか。それにかなみは主人公が真実を知ったことに気がついているかも知れない。実父が陥れられたように、今度は主人公にも切っ先が向くかも知れない。しかし一方で破局した時にかなみの執着心がどうなるか分からないのも恐ろしいところではある。
    明かされた真実、狡猾な犯人、物語の先の想像、とても面白い一冊だった。

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    2026年08月02日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    担当編集者ガチャも人間の質の問題だよねぇ…。痛くて楽しい人生設計を、私も作ってみたいと思った。

    喫茶店巡りの憧れ。ジェネリック外食w 自宅喫茶w 言い方面白いけど、結構技術とか要りそう。

    死ぬ(成仏する?)前に食べたいもの、決められなさそう…w

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    2026年07月28日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川作品はあまり読み込んでいないが、夕木春夫に惹かれて拝読。どの作品もその作家の作品として面白いオマージュで、有栖川作品のキャラクターのカメオ出演などにもぐっとくるものがある!
    有栖川作品をもっと読みたい!という気持ちで満足感のあるトリビュート企画。有栖川先生の感想も読んでて笑顔になってしまう。

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    2026年06月29日
  • 花束は毒

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    レビューを見て、楽しみにしていた作品でした!最後までどうなるのか、犯人は?なんの目的で?と予想しながら読んでたら、あっという間に読み終えてました。終わり方がとっても好き。最後までどきどきします!(色々な意味で…笑)

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    2026年06月25日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    どの話も良かった!
    特に武田綾乃さんの「馬鹿者の恋」が切なくてよかった。素直になったときにはすでに遅かったという、、ハッピーエンドでいうなら斜線堂有紀さんの「百合である値打ちもない」がよかった!お似合いだって言われたくて整形した思いを受けとめているのが好きだった!

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    2026年06月25日
  • ほろよい読書

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    食べ物の名前が入った本が好きなのと、表紙のビジュアルに惹かれて買った本。

    「ショコラと秘密は彼女に香る」が一番印象に残ったお話!
    お互いを思う気持ちや関係性に胸が熱くなり、気づけば涙が滲んだくらい!
    「おかわり」の方も積読してるので楽しみ♩

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    2026年06月21日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    百合と知らずに購入、これで百合の定義を知りました。百合とは恋愛だけに限らず女性関係を主軸にしたお話だそう。ライバル関係やシスターフッドなども入るそうです。

    見てわかる通り豪華作家さんのアンソロジー。
    それぞれ個性がでて素敵です。

    織守きょうやさん→今まで読んだことのない作家さんでした。純粋な友情が素敵でお互いを思ってのすれ違いにもほっこりしました。

    青崎有吾さん→姉妹の話。過去に読んだ本と全く違う切り口でめちゃくちゃ面白い。初めはどういうこと?ってなりながらも伏線を回収する。海外小説のような強烈な物語と展開で迫力もあり良かった。かなり印象的!

    武田綾乃さん→王道の恋愛系であり、でもバッドエンドという悲しき物語。こういうプライド高い人いるよなーと切ない気持ちになった。

    円居晩さん→フレネミーといった感じ。仲良くしていた先輩が意地悪く、駒にされていたというか…シンプルだからこそ感情がわかりやすいように思えました。

    斜線堂有紀さん→驚きの入りで始めグロい系かと思いきやなるほど、感情抉られるやつだ…と理解。絶望感と緩急が凄い。正直流れ的にバッドエンドになるのかなーと思ってたからハッピーエンドで意外だった!

    乾くるみさん→好きな先輩が何を買ったか、というとてつもなくどうでもいいテーマでここまで広げられるの凄い。

    相沢沙呼さん→面白かったー!関係性が複雑!紫乃に魅了されてしまった。そして騙されたオチかと思いきや紫乃も好きになってたんだと思ってほっこり?
    1番続きが読みたくなったかも。

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    2026年06月14日