織守きょうやのレビュー一覧

  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ネタバレ

    有栖川有栖を好きな作家さんが、
    有栖川有栖を使って作品を書いて、登場人物が有栖川有栖に向かって
    「こういう人がああいう作品を書くんやなって。有栖川先生の本を好きでよかったです。これからも読み続けます」
    って。
    愛が溢れてて泣いちゃった。これからも読み続けます。

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    2025年07月06日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    すごくよかった。人を好きになるって本当に素敵なことだなと。年甲斐もなくキュンキュン。心に清流が流れるか如く読後が爽やかでした。

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    2025年06月29日
  • まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖

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    新人岡っ引きとお洒落医者の若先生のバディ捕物帖。全部でいつつの短編でできており、長さもちょうどよく読みやすさは抜群だった。そこまで難しい時代用語はほぼないため、すっと江戸時代の世界観に入れる。他の時代物ミステリとちょっと違うのは、性差別ゆえの悲劇だったり、自分のやりたいことを貫く話だったり、割と現代でも通じる話題が多かったこと。とても面白かった。

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    2025年06月05日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖、デビュー35周年記念トリビュート。
    まず、こんなトリビュートが出来てしまうということ自体、驚き。すごい作家さんなのだと再認識した。
    江戸川乱歩トリビュート、とかだったら分かるけれど、まだ生きている人で、現役活動中です。
    トリビュートが成立するのはやはり、キャラクター的に完成された、そして知名度の高い、お馴染みの登場人物たちがいるからなのでしょう。
    火村英生やアリスの、あんな、そんな、こんな、の性癖が再現され過ぎである。

    【縄、綱、ロープ】 青崎有吾(あおさき ゆうご)
    成り済まし度が半端ない。火村とアリスのいつもの会話から船曳警部の腹の出具合まで。
    何より、オチの一言が素晴らしい。
    縄、綱、ロープ・・・四番目に。

    【クローズド・クローズ】 一穂ミチ(いちほ みち)
    アリスと火村の会話に出てきた「朝井さん」って、朝井リョウ氏?
    なるほど、作家アリスは、こういう女子高生の心理的あれこれは書かないかもしれない。

    【火村英生に捧げる怪談】 織守きょうや(おりがみ きょうや)
    ホラーを中心に活動しているという認識のあった作家さん。
    確かに、火村にかかっては「怪奇現象」も必ず答えのある謎解き。しかし、ついに「私はお役に立てそうにありません」という答えを引っ張り出す。

    【ブラックミラー】 白井智之(しらい ともゆき)
    小説家志望のサラリーマンが、まんまと「真顔で的外れな浅知恵を披露してくる相棒がいないとものを考えられない」体質の、火村の推理の相棒に使われる。

    【有栖川有栖嫌いの謎】 夕木春央(ゆうき はるお)
    新人ミステリ作家の「私」が編集者とともに取材に行った岡山近辺の町が舞台。
    有栖川有栖の本が、こんな使われ方をするなんて!!!
    私も、「学生アリスの長編五作目」は待ち望んでいます。

    【山伏地蔵坊の狼狽】 阿津川辰海(あつかわ たつみ)
    地蔵坊のシリーズは読んでいないです、すみません。読まなくては!

    【型取られた死体は語る】 今村昌弘(いまむら まさひろ)
    江神二郎シリーズから貴重な一本!
    推理研の五人のやり取りが楽しいが、先輩三人の卒業を目の前に控えていることを思うと、楽しいことはいつかは終わる、みたいな寂しさも感じる。
    ・・・と、気付かされた謎解きでもあった。
    さすがはトリを飾る作品、こちらも成り済まし度が高し。

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    2025年06月05日
  • 記憶屋

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    ネタバレ

    切なすぎるラストに胸がキュッてなりました。
    読み始めは忘れたい記憶がなくなれば幸せだと思ったけど、やっぱりそれは違うのかなと読み進むにつれて主人公と同じ気持ちになりました。Ⅱも読みたい!

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    2025年06月02日
  • 明日もいっしょに帰りたい

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    百合、とかそんな言葉で括れない。
    でもそんな括りの言葉で興味を惹かれて手に取る人が増えるといいなと思った。

    人を好きになる。
    誰かに恋をする、それってこんなことだ。
    そんな恋の一番始まりのキラキラした大切なところを思い出させてくれる小説だ。
    理窟でもなく理念でもなく、ただ「明日もいっしょに帰りたい」と思うこと。
    学校の帰り道、二人で並んで、こぶし一個分くらいの絶妙に微妙な距離で歩く、ただそれだけが嬉しかったあの頃の気持ち。
    「一緒に帰ろう」が、いつの間にか、
    「一緒のところに帰ろう」に育っていって、伴侶になる。
    性別が優先順位の上位でなければ承服できない人もいるだろうけど、
    そうではない関係で繋がる伴侶も、自然の成り行きだなと感じさせてくれた。

    読んでよかった。

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    2025年05月31日
  • 戦国転生同窓会

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    ネタバレ

    来世を望みたくなるほどの仲。
    こんな仲も良いじゃない。

    そんな過去も最後も良いじゃない。
    と言うよりそんな過去だったら良かったのにと思う。

    水野さんに対する嫌がらせのような出来事の真相は笑った。
    前世に対する嫌がらせじゃなくて、思い出さないことに対する嫌がらせ。正直したくなるって思いましたね。

    正直読み終わったあと作中誰も死ななかったと驚いた。

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    2025年05月28日
  • 学園の魔王様と村人Aの事件簿

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    続編はないんですか!!!!!!
    この2人の関係性が非常にいいです。
    あーこの子だから、きっとこんな性格の子がつくんだろうなと思ってたのですが、あれ…違うな?となりました。
    やけにこの子肝が据わってるなと思ったら、最後に答え合わせが出来て納得しました。
    めちゃくちゃ可愛らしい2人で続編ほんっとに欲しいです。希望です。

    物語の進め方や文章構成も個人的には読みやすく、大変好みでした。
    楽しかったです〜!

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    2025年05月13日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖先生のデビュー三十五周年を記念したトリビュート企画。どの作品にもちゃんと有栖川先生の創られた"火村先生”と"アリス”と"江神さん”が存在していて、有栖川有栖作品へのリスペクトを感じた。作中でアリスが語る「既存のキャラクターを作者以外の誰かが著述することはできるか?推理小説におけるオリジナリティーとは?」という問いに果敢に挑んだ作品集だと思う。織守先生の「火村英生に捧げる怪談」と「有栖川有栖嫌いの謎」が特に好きだった。有栖川先生の「前口上」と巻末解説文もそれぞれの作家さんへの感謝とリスペクトに溢れている。

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    2025年05月12日
  • 戦国転生同窓会

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    めっちゃ面白かった! 転生した人が集められた同窓会で自分の前世を探る……。信長を中心に前世と今世の人間関係が絡まる感じが好き。これはパロの定番になりそうな新しいフォーマット。

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    2025年05月10日
  • 彼女。

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    思い出しただけで眩しくなるような瞬間さえあるなら、幻滅しようが、それを抱いて生きていけるんじゃないかなとは思ってるよ。

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    2025年05月01日
  • 彼女はそこにいる

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    面白かった! ミステリのはずだよね、ホラー……?からの鮮やかさが良き。めちゃ好きなキャラがいるのだけれど、続編で活躍とかは難しいのが淋しい。

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    2025年04月29日
  • Jミステリー2025~SPRING~

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    様々なストーリーがあるので、一話終わるごとに余韻がすごすぎる!
    良い意味で、次の作者の話が前作の余韻で集中出来ず状況をのみこむのに少し時間がかかる!
    でも、しばらくすると、のめり込むように面白くなるー!

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    2025年04月21日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    購入済み

    毎日楽しめる

    この本は短い物語がいくつも入っていて毎日1つずつ読む事ができとても面白いです
    さらに1つ1つが短いので怖さも少し少ないのもいいところです

    #怖い

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    2025年03月10日
  • リーガルーキーズ!―半熟法律家の事件簿―(新潮文庫)

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    法律に携わる者の真摯な想いを描く連作短編集 お仕事小説

    とてもテンポ良く読みやすいです

    解説も、また良い。

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    2024年12月28日
  • まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖

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    人は見かけによらない。

    真実が分かって良かったと思う話もあれば知らないままでというか知らないフリして夢を応援したいと思う話があったり。

    恥だからと息子でさえ切り捨てられる。
    経緯が経緯とはいえ何とも。

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    2024年12月18日
  • ミステリー小説集 脱出

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    阿津川さん目当てで読みましたが、どれも全部面白かったです。
    脱出というテーマにこだわらなくても、物語として濃くて読みごたえがありました。
    初めて読む作家さんもいたので、これを機に他のも読んでみたいと思った。

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    2024年11月27日
  • 夏に祈りを

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    ネタバレ

    楓君よく気が付きましたね。
    悠樹君が痛みが分からない気付けれない。

    悠樹君が蒼太君と会えない、遠くに行ったって言われた時にお母さんといっしょ?って聞いたのはそういう事か。

    仲が良かったから。
    見本も見たから。
    寂しかったから。
    蒼太君も落ちるに至ったのは大雅君が落ちたあとお母さんたちと仲良く遠くに行ったと思って自分もと考えてしまったのか。

    気付けれなかったのが悲しくて辛い。

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    2024年11月26日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…!
    いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます…
    西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった
    千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされたりもするけれど、それは反転させるとどういうことなんだろうね?と冷たいナイフみたいな展開だった。世にも奇妙な物語で見たい
    深緑野分さんのはNetflixとかで短編ドラマにしてほしい感じ。ちょっとファンタジーな設定と描写が海外ドラマぽかったしデイジーなすごいかわいくて胸がきゅんとした。その後とかないんですか?続きを読みたいんですが…?
    秋永真琴さんの『冷蔵庫で待ってる』は北海道の大学生の女の子の話なんだけど、大学生のときの恋愛ってこういうところがあるよなあ、拙くてでも熱量だけはすごくあって、相手に求められたいということは実は何より相手を求めていて、恋愛感情と承認欲求もごちゃごちゃになりがちで…。自分の楽しみのために料理をするというのは自分が食べたいもの、シグナルをちゃんとキャッチしなければいけないわけである種の自己分析とも通じるところもあって、主人公が自己理解を深めてささやかながらも主体的な選択をしたところがすごいよかったし、ビールと料理の描写がよすぎて出てきたビール会社は何かしら広報のお礼をする必要があるんでは?ぐらいだったな。ちなみにこの話を読んだあとチヂミを作りました
    織守きょうやさんのこの曇天っぽい空気が満ちた小説ってほんといいよな…。マジで…。話が進むにつれてある秘密が明らかになるのだけど、ほんとに誰にも苦しさを言えないときってああいう選択肢になっちゃうし、料理を作ることに愛情を込めたとしても伝わらないとかやるせないことになったりもして
    どうにもならない苦しみをとりあえず持ち帰ってどうにかしていこうというささやかな希望もあるのが最終的にやさしくていいなと思った
    越谷オサムさんの『夏のキッチン』越谷さんの文章ってほんとにリズミカルで登場人物が愛くるしくていい。とあることをきっかけに不登校になった来年中学生になる男の子の振る舞いを書くのがうますぎるし、出不精な自分はコンビニに行くか悩むところでめちゃめちゃ共感した。越谷オサムさん『ひだまりの彼女』もそうだけどあったかくて笑えて一匙の切なさと寂しさを加えた話が抜群にうまい…ほんとすごい…
    うう、どのお話もすっごいおもしろかったし同一テーマでこれだけ全然違う話が集まるんだから作家ってのはすごい…
    自分だったら料理をテーマに何を書くかなあと思ったけど、コンビニや外食で店員さんとちょっとした会話すらしたくない消極的料理の話になるかな…

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    2024年11月24日
  • ただし、無音に限り

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    題名に納得。

    死んだ経緯の音や周りの状況はハッキリとは言えないけど結構見えるんですね。

    弁護士の朽木さんがなかなかの理解者。
    どこでどう縁が出来たか気になる。

    探偵の天野さんちょっと抜けてる所あるなぁって思ってたら聡い子というか賢い子が現れた。
    良い相棒になれそうで。

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    2024年11月13日