織守きょうやのレビュー一覧
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ミステリーからホラーやSF…5人の作家による様々なシチュエーションからの脱出劇。
「屋上からの脱出」阿津川辰海
中学時代の仲間の結婚式。『一ノ瀬』は二人のなれそめとなった出来事に想いを馳せる。天文学部の合宿中、極寒の屋上に閉じ込められたことを。
一番現実的で想像しやすい舞台。脱出方より理由を解く方が本題。青春物の皮を被っていながら少し後味はよろしくない。ミスリードを狙っているのだろうが、2歳差を歳の差婚というのはちょっと違和感。
「名とりの森」織守きょうや
夏至から十日の間に入ると出られなくなると言われている町はずれにある森。名前を忘れてしまうらしい。一人で森に入り行方不明になってし -
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ぼっち飯のアンソロジー。
子ども達の夏休みも終わりに近づいて、夏休み疲れの母にはピッタリの気軽さ。
ぼっち飯のイメージは、人それぞれ。
ぼっちという言葉は寂しいイメージだけれど、一人で食べることがむしろ嬉しかったり、楽しんでいる人も少なくない。
特に毎日食堂のオバチャンよろしく家族のためにせっせと食事の支度をしている母達にとっては、一人で好きなものを好きなように食べられるというのは最高の贅沢だったりする。
いろんな立場の人が、一人で食べることに喜びを見いだしながら食べる様子を小説やエッセイで読むのもまた楽しい。
でも…
最後に登場する矢部太郎さんの漫画にも描かれているけれど、結局はぼっ -
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ネタバレ会ったことのない祖父の遺産で孤島に洋館を建て連続殺人を計画した彩莉。来鴉館と名付けた館に招待客らを招き第一の殺人を行おうとするが、ターゲットは現れず失敗に終わる。寝落ちした翌朝、ターゲットが遺体で発見された。自分は殺していないのに、どうして…?わけがわからないまま計画を続けるが…。
ちょっと単純なお嬢様としっかりしたメイド。2人が行う連続殺人計画…のはずが、お嬢様のうっかりから風向きが変わって、犯人になるはずが巻き込まれ状態に。犯人に計画を利用される始末。そのごちゃごちゃ感を楽しむ感じかな。しかし犯人の動機がさっぱり理解できない。ミステリーみたいな孤島の連続殺人、計画までできてるから実現して -
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あの人と過ごす
何気ない「おやつ」の時間が、
今日を乗り切る力をくれる。
おいしいものを愛する作家陣が贈る、
心とおなかの空腹をあたたかく満たす連作短編集。
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好きな作家さんが多く参加されていて購入しました。
これもかなり前に読んだので記憶が曖昧ですが。
ぱらぱらページをめくると少しずつ思い出してきました。
島本理生さんの「楽園の代わりのカッサータ」が好きでした。
議員と不倫という不毛なことと、
切ないけどなんか爽やかな部分もあって。
他の作品も同級 -
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ネタバレ顔も頭も良く「魔王様」と陰で噂される光嶺学園高校の御崎秀一。山岸巧は猫を助ける姿を目撃したことから御崎と親しくなる。刑事の叔父がおり謎解きが好きらしいな御崎は、巧の母が勤務先で起きたトラブルの話をすると瞬く間に解決してしまう…。
高校生2人が通う高校を中心に起こる事件を解決しつつ、仲を深めていく探偵もの。片側だけ汚されるトイレの個室の謎、アポ電強盗を起こした半グレグループ、寮で転落死した上級生、半グレグループのメンバーの殺人。事件自体は人が死んでいるものもあるが、全体的に2人が友達になっていく様子と合わせてそこまでシリアスなものはなく、軽めに読めた。 -
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ネタバレ主人公に感情移入が出来ない。復讐と言うには理由が弱いので、舞台と手段があれば殺人を試したいと言われてもちっとも理解出来ない。復讐に主眼が置かれずにこの導入なら、計画は破綻するどころか別の事件が起きる展開になるのは読めるので、冒頭は冗長だなと感じた。事が起きてからはやっぱりそうだよねと思いつつも、推理しながら読むタイプではないので真相がどういうものになるのか期待を寄せながら読むことは出来た。ヤバい奴の元にはヤバい奴が集まると作中で言われていた通りの結末になったなという印象。
個人的には物語の後に主人公がどういう姿勢で生きていくつもりなのか気になった。罪を免れることが出来るかもと仄めかされて救われ