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Posted by ブクログ
すらすらと続きが気になるように読んだが、何が残ったかと言うと特に何も……な感じで感想に困る。
架空の世界が舞台かと思ったように、現実感がなく、物語は非常に静かに感じる。新人刑務官の凪を中心とした、刑務官や受刑者、弁護士の話なのだけれど、受刑者の阿久津が秩序を保つ役目を果たしているため荒々しい暴力はなりを潜めている。柄の悪さを感じず、静かに、透明な、真っ白な壁で囲まれているようだ。
被害者が加害者になり、加害者が被害者でありと単なる加害者・被害者の対立にはならない。主人公の凪がもの静かで、阿久津も理性的であり、先輩刑務官の北田が無表情であるためか、混沌としたものはなく、日々は流れていく。表紙イラストからはどことなく耽美な雰囲気を感じたが、中身は物静かだった。
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