ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ難しい!
「サピエンス全史」を勧めてくれた職場の同僚が、この次「ホモデウス」っていうのがあって、更にすごいことになるんですよ~笑、って言いつつ貸してくれたので読みました。そういう彼も、ホモデウス難しすぎて、上巻だけ買って読んだあと、下巻はまだ買ってないとか。しかし、やっとのことで読み終わって、最後にこの後の章の予告が書いてあったので、私はやはり続きも頑張って読もうと思いました。
著者は「サピエンス全史」でも、「宗教」というのは我々が一般的に認識する「キリスト教」「イスラム教」といった神をあがめるものではなく、人類が創り上げた虚構のことを言うのであって、「資本主義」とか「人権」とか「共産主義」も我々が信じさせられている宗教である、と述べていた。で、今、地球上の人類がほぼ全員信じている宗教は「人類至上主義」。地球上で、ホモサピエンスの命が、他の動植物よりも尊いことが大前提である。だから、家畜の牛や豚は、雌に子どもを産ませたあとすぐに親子を引き離し、体の向きを変えることもできない狭いゲージに閉じ込めたまま太らせ、乳を絞ったり次々に子を産ませたりする。
人間に情動があるのと同じように、家畜にも、他の動物にも情動があるとは考えない。そもそも「心」とは何か?「心」の存在は、どんなに科学が進歩しても証明できない。しかし人々は、人間には「心」があると信じる。証明できないものが人間に「ある」とするならば、家畜にだって「ある」と言えるかもしれないのに?これは不都合な真実だ・・・。
このあたりを真剣に読むと、もう二度と肉も卵も食べられなくなりそうなので嫌ですね。そういえば私の本棚の「読みたい」のリストには「牛を屠る」っていうやつもあるんだけど・・・現実を直視するのは怖い・・・。
で、下巻は、科学と「人間至上主義」との契約について述べたあと、「人間至上主義」にとって変わる新しい教義があるのか?という話になるらしい。すでに、科学と人間至上主義との契約は崩れ去りつつある。このあとどうなるか・・・楽しみ楽しみ。 -
Posted by ブクログ
非常に内容が濃いこともあり、理解しきれない、読みきれない、読み飛ばしてうことがあった。
そのような中で印象に残った話題を記す。
・ITとバイオテクノロジー
両者が今後世界を大きく変えうることは他の本等で知ってはいた。本書ではこのフレーズが多く用いられていたこと、無用化の時代が来る可能性があると言及していたことが印象的だった。改めて、ITに関する知識を身につける必要性があると感じた。
・移民
移民に対し、賛成派と反対派に分かれて議論が起きていることはめよく目にしており、どちらの意見も正しいように思えるため、着地点はどこになるのかという疑問を私は持っていた。
本書では、受け入れる地元住民が移民に反対している場合、移民受け入れを政府が判断することは間違いであるという原則を示しており、参考になった。また、文化差別という概念が提示されており、非常に新鮮な者に思えた。
・瞑想
瞑想は良いと様々な媒体で言及されており、本書でも瞑想による効用の説明があった。今後、瞑想関係の本を読んだうえで、私の趣味のサウナで瞑想でもしてみようかな・・・ -
Posted by ブクログ
サピエンスの歴史をベースに未来の可能性を示唆。脳科学や生物学の動向を語りながら、それはアリゴリズムに過ぎないことを説く。とはいえ、それを結論としているわけではなく、意識研究が進めば違う未来も見えてくる可能性は残す。
様々な快楽も所詮脳の電気反応に過ぎず、だとすればさらなる刺激を求め続けるだけという、人間の退屈さのベースとなるものも垣間見えて納得。
歴史は漸進的に進むように思っていたが、データー教は確かに急速に進んでいて、自分の身の回りだってこの10年20年で大きく変わってきた。長い歴史の中の人一人の人生での変化はたいそうなものでなくともあと何十年かの未来から振り返ればたいそうなものになっているのだろう。
サピエンス全史とこのホモ・デウスと客観的な理論をベースに語られていて非常に面白く読んだ。 -
Posted by ブクログ
コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。
そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」「学び続けてさえいくことが出来たならば、道は開けるのではないのかな」とぼんやりと考えていて、毎日平均6〜8時間くらいはなにかしらの学習をし続けていたのですが、今は自分なんかがいくら何かやっていっても格差、階級とかがどんどんと開いていって固定化していき、何も希望ややる気がでないような心境です。
鎌田實
人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません
まえがき
第1章 人間とは生命とは
養老孟司
福岡伸一
角幡唯介
五味太郎
第2章 歴史と国家
ユヴァル・ノア・ハラリ
情報を得て自発的に動くことのできる人間は、警察の取り締まりを受けて動く無知な人間にくらべて危機にうまく対処できます。
ジャレド・ダイアモンド
イアン・ブレマー
大澤真幸
藤原辰史
長期戦に備えよ―歴史が伝えること
中島岳志
藻谷浩介
山本太郎
伊藤隆敏
第3章 社会を問う
ブレイディみかこ
斎藤環
東畑開人
磯野真穂
荻上チキ
鎌田實
人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません
第4章 暮らしと文化という希望
横尾忠則
坂本龍一
柚月麻子
あとがき -
Posted by ブクログ
ウクライナ危機後の世界
以前読んだウクライナ紛争とは別の論考で非常に興味深い論考でした。
特に印象深いのはこのウクライナ紛争が民主主義の衰退を表している、コロナとウクライナ紛争による脱グローバリゼーション
、世界的インフレなど今問題になっていることが取り上げれている。また国際政治情勢も非常に理解できます。
ただ、一つ驚きが結構日本を美化しているのはちょっと驚いてます。
ここにかかれている今後起きる問題を日本の政治家や日本人がどれだけ理解しているかが心配です。
ここにあげられている方はかなり有名なので、興味ある方は読むことを薦めます。
私はジャックアタリの本は結構すきです。
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Posted by ブクログ
人類の未来を語るために重要となる要点をまとめた本。本書を読めば、人類の発展の法則から将来の私たちがどのようような方向性を目指していくのかを予測することが可能である。著者は、「サピエンス全史」の執筆者でもあり、合わせて読むことでより理解が深まるのではないかと思う。
人類がこれまで克服するために取り組んできた事が飢饉と疫病と戦争である。これらが原因となって、死亡する人数は今日、生活習慣病や犯罪でなくなる方が高い。他にも、過食の方が飢饉よりも多いことや資源が人手から頭脳に変わっていったことが原因である。よって、完全とは言えない物の大幅な目標は達成したと言える。
そこで、次は”不死”と”幸福”が課題とされる。これらは、アルゴリズムなどの情報およびバイオテクノロジーによって解決されるだろう。
そもそも、人や動物はアルゴリズムによって行動や感情が左右される。神話や奇跡によって語られるのではなく、単なる化学反応の連続でしかないのである。すなわち、その情報やデータを結集し、個人に最適な解決策を導き出すことができれば、私たちは”幸福”を目指すことができるのではないだろうか。しかし、そこに私たちの意思や心は存在しないかもしれない。いまだに、心はなぜ存在するのか、どのような反応によって意思が決定されるのかは細かく判明しておらず、科学で制御できる事柄なのかは分からないからだ。
もしかしたら、絶対的な意識は存在せず、他人からの視線のみによって自分の居場所を見つけているのかもしれない。つまり、アルゴリズムとは完全に言い切ることができるわけではないのだ。ただし、気分や健康状態に関しては、私たちの感覚よりもテクノロジーを頼る未来は遠くないと考える。
また、宗教や契約は虚構であるにも関わらず、私たちの行動基準を左右する。社会的秩序によって大衆を動かく力があるのだ。科学はこの点において、宗教を超えることができない。だけども、宗教が創始者の完全な言い伝えとも限らないことは頭に入れておくべきだろう。すなわち、真理の面については実はあまりこだわっておらず、行動自体を重視している。
すなわち、宗教は大衆を動かして倫理的判断や価値観を、科学は研究で病気や生産力をそれぞれ高めることになる。この2つを軸とした人間至上主義が私たちの行動を決める。
内容が壮大かつ未来の出来事につなげようとしているので、どこか内容を捉えきることができなかったように思う。しかし、人間は自由なようで実は宗教などに縛られていて、そうしないと倫理的判断が難しいのだと思った。