ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧

  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    サピエンス全史が面白かったので、隣に並んでいたこっちも買ってみました。
    サピエンスはどこから来たの?をワクワク読んだけど、こっちはどこへ行くの?をヒンヤリした気持ちで読んでました。
    面白いんだけど、とても怖い。

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    2024年04月08日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    サピエンスの歴史をベースに未来の可能性を示唆。脳科学や生物学の動向を語りながら、それはアリゴリズムに過ぎないことを説く。とはいえ、それを結論としているわけではなく、意識研究が進めば違う未来も見えてくる可能性は残す。
    様々な快楽も所詮脳の電気反応に過ぎず、だとすればさらなる刺激を求め続けるだけという、人間の退屈さのベースとなるものも垣間見えて納得。
    歴史は漸進的に進むように思っていたが、データー教は確かに急速に進んでいて、自分の身の回りだってこの10年20年で大きく変わってきた。長い歴史の中の人一人の人生での変化はたいそうなものでなくともあと何十年かの未来から振り返ればたいそうなものになっている

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    2024年02月05日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
    わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
    コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。

    そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」

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    2023年10月23日
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

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    漫画アプローチでハードルを下げてくれている本。

    文明の中で様々な仕組みが発明されていく中、影になってしまう部分にも光が当たる。⚫︎⚫︎で▪️が生まれた、みたいな一言で済まないのでリアル感とともに理解できる。

    一方、日本のよく練られた漫画スタイルに馴染んでいると、視点や登場人物がコロコロ変わるのに少し戸惑う。

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    2023年09月16日
  • ウクライナ危機後の世界

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    ウクライナ危機後の世界
    以前読んだウクライナ紛争とは別の論考で非常に興味深い論考でした。
    特に印象深いのはこのウクライナ紛争が民主主義の衰退を表している、コロナとウクライナ紛争による脱グローバリゼーション
    、世界的インフレなど今問題になっていることが取り上げれている。また国際政治情勢も非常に理解できます。
    ただ、一つ驚きが結構日本を美化しているのはちょっと驚いてます。
    ここにかかれている今後起きる問題を日本の政治家や日本人がどれだけ理解しているかが心配です。
    ここにあげられている方はかなり有名なので、興味ある方は読むことを薦めます。
    私はジャックアタリの本は結構すきです。

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    2023年09月14日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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     上巻では人類の行動原理を示した。下巻では、実際に行われるであろう具体的行動を考察していく。私たちがテクノロジーに従うべきなのか、感情や心の声に耳を傾けるべきなのかを考えるきっけになった。

     現代の人間生活は、食糧の生産から資本の拡大へと目的が移り変わっている。その例として、生態系や環境の保全が積極的に進んでいないことが挙げられる。経済の発展による技術の進化が問題を解決してくれると思い込んでいるからだ。
     神の権威よりも人間の感情を優先するのが近代だ。かつて、芸術者は神の意思を伝えるものとされていた。しかし、大衆の評価によって芸術者の価値が決まるように変わった。私たちが世界に意味をもたらすよ

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    2023年08月18日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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     人類の未来を語るために重要となる要点をまとめた本。本書を読めば、人類の発展の法則から将来の私たちがどのようような方向性を目指していくのかを予測することが可能である。著者は、「サピエンス全史」の執筆者でもあり、合わせて読むことでより理解が深まるのではないかと思う。

     人類がこれまで克服するために取り組んできた事が飢饉と疫病と戦争である。これらが原因となって、死亡する人数は今日、生活習慣病や犯罪でなくなる方が高い。他にも、過食の方が飢饉よりも多いことや資源が人手から頭脳に変わっていったことが原因である。よって、完全とは言えない物の大幅な目標は達成したと言える。

     そこで、次は”不死”と”幸福

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    2023年08月18日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    今まで当たり前だと思っていたことがひっくり返された。人類史における宗教の影響力が分かった。一度読んだだけでは全ての内容は理解できなかった。改めて読み直したい。

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    2023年08月06日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    著者に惹かれて読んだものの中身がうっすい。
    インタビューだから仕方ないか。
    楽しようとした私が悪ぅござんした。
    彼らの他の本を読みましょう。

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    2023年07月27日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    企業は神であり宗教である。企業に限らず全ての組織はそうであり、だから、彼らの視線は内向きとなり、保身に走る。

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    2023年05月23日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    下巻では、21世紀の人間が「不死」「幸福」「神性」を獲得すべくAIや生命工学を駆使していくと最終的にどんな結末が待ち受けているのか、を著者なりの視点から描いた本になります。最後に著者が述べているのですが、本書で書かれていることは著者の未来予測ではなく、あくまでシナリオの1つである、もしこのシナリオが気に入らなければ、そうならないように我々は努力する必要がある、ということなのですが、ハラリ氏はかなりの度合いで、ここで書かれていることが現実に起こると考えているのではないでしょうか。

    ハラリ氏が描いている「ホモ・デウス」とは、スタートレックに登場する「ヴォーグ」のような存在だと私は解釈しました(新

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    2023年05月02日
  • コロナ後の未来

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    2020年刊行した「コロナ後の世界」の続編。2022年刊行。コロナ後について、7人の専門家にインタビューした内容。中でもカタリン・カリコさんのmRNAワクチンを開発した話がおもしろかった。大発明だというものでも奇跡と偶然の上になりたっているのがよくわかった。

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    2023年04月16日
  • 人類の物語 Unstoppable Us ヒトはこうして地球の支配者になった

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    もともと、『サピエンス全史』を気になっていたけど、あの本の厚さを避けていたので、同じ著者のこの本を手にとってみた。
    児童書ということもあって、勉強をしてきたつもりでしてない私にはちょうど良かった!難しい言い回しもなく、大昔の先祖たちの暮らしが想像しやすかった。

    物語の重要性がわかった!

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    2023年03月16日
  • 人類の物語 Unstoppable Us ヒトはこうして地球の支配者になった

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    ホモサピエンスは「虚構」(本書では物語)を信じることができ、それを他者と共通認識として持つことができるから集団で大きな力を発揮できる。サピエンス1人だけでは微々たる力。
    虚構を作り上げれば皆を、世界を支配できる。言い換えれば、世界を支配したければ新しい虚構を作り上げてそれを皆んなに伝えばいい。
    最終的にはそんな締めくくりだったけど、なるほどなーって感想と、あとサボらずにちゃんとサピエンス全史読もうと思いました(笑)

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    2023年03月14日
  • ウクライナ危機後の世界

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    ユヴァルノアハラリのコメント、信用の喪失による文明の崩壊。戦争が起こり、国内でも国家間でも様々な場所で信用が喪失し、不信感が広がっているように思える。この意味は深い。戦争により、他国に対する信用が低下すれば、一国だけでは対峙できないような、核問題、遺伝子操作、食料問題、貧困問題、AI技術や温暖化対策など、あらゆる問題について、今より協調路線が後退する。プーチン大統領が勝てば、軍備拡大競争が激化する。活路は、プーチンが負ける事。

    善悪二元論では語らず、ロシアにはロシアの理屈があるとティモシースナイダー。ロシアとウクライナが一つの国民、民族に戻るべきだというプーチンの幻想。しかし、やはりここでも

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    2023年02月28日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ホモ・サピエンス全史の続刊である本書の下巻。
    世界の頂点になったホモ・サピエンスはどんな未来を歩んでいくのか。
    アルゴリズムに人類は取って代わられてしまうのか、データを使って新たな世界にいくのか(第二の認知革命)歴史を見ながら著者が考えるホモ・サピエンスの未来について書かれている。

    アルゴリズムによって知的単純労働はAIに取って代わることになるが、人類は知能と意識を持っている。この世は知能だけで解決できることはまだ少なく、すぐに取って代わるとは思えないが、汎用性の高いAIがいつ登場するか。それによって世界の構造が変わってくると思う。
    人類が生き残るために必要なことは、新たな問いや問題を作る能

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    2023年02月26日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    ネタバレ

    テクノロジーの支配、身近に感じる。スマホから逃げるのは今年の目標。お金や時間よりも意識を奪われることの怖さを理解。
    世界にはたった一つの文明しかない、っていうのは、確かに!って感じ。ここ数百年で一気に世界の均質性が高まっている。
    世俗主義の強さ、良さに共感。自らの陰の面を認めることによって進歩してきた。絶対は無い。宗教との違いであり、強さ。
    この世は物語で出来ている。物語を信奉することによって人はこんなに他の動物よりも進歩してきた。確かにその通り。何をするにしろどんな物語なのかを意識せずにはいられない。でも実は物語なんてなく、ただ有機化学反応によって感情や意識が形作られており、ただそれだけ。怒

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    2023年02月13日
  • コロナ後の未来

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    歴史学者、ワクチン開発者、ノーベル賞受賞者、ビジネススクール教授、都市経済学者、大学院教授、国際政治学者(本物の)らへの、コロナに関するインタビューを集めた本だ。難しそうに思えたが、読んでみれば納得の中身。面白く、スラスラ読めた。理解できた気がするが、身についたかと言われれば、、、さてどうかな。

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    2023年02月05日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    豪華な顔ぶれだけに食い足りない感満載。

    ①ジャレド・ダイアモンド
    人口減少を喜べ
    定年退職制は馬鹿げている
    多様性大事
    伝統社会の子育て
    建設的なパラノイア

    ②ユヴァル・ノア・ハラリ
    「虚構」を利用する
    幸福は「期待」に左右される
    民主主義は21世紀に適切な政治モデルではない
    トゥキディスの罠
    人間の愚かさ
    「役立たず階級」の大量発生
    ベーシックインカムの難点
    ・金額の合理性
    ・他国の労働者をどうするか
    ・「人生の意味」
    狩猟民族=自分の五感に注意を払う
    われわれは,自然淘汰さえ克服しつつある
    =有機体生命の歴史が終わる

    ③リンダ・グラットン
    三ステージ人生の終わり→マルチステージ・ライ

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    2023年01月31日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    最近自由意志が尊重されているが本当に自由意志というものは存在するのか。
    自由意志とは突き詰めれば発火するニューロンのパターン

    前近代はリスクマネーが供給されなかった。
    なぜなら現代の成長は、私たちの直感や人間が進化の過程で受け継いできたものや、世界の仕組みに反していたから。 
    ほとんどの生存競争は他者を犠牲にしなければ反映しない、ゼロサムゲームと考えられていた

    伝統時には宇宙の構想が人間の人生に意味を与えていたが、人間至上主義は役割を逆転させ、人間の経験が宇宙に意味を与えるのが当然と考える。

    意味のない世界のために意味を生み出せ。これこそ人間至上主義が私たちに与えた戒律。

    人間は21世

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    2023年01月22日