ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『漫画サピエンス全史』の第2弾。1万2000年前に農業革命が起こって以降の人類の歩み。
まず穀物(特に小麦)の栽培化をするようになり、狩猟採集をやめて定住が始まった。それにより集団で密集して暮らすようになり、食糧の貯蔵ができるようになった。それにより人口が増えたが増えた人口を養うためにさらに食べ物が必要に。貯蔵は財産の私有という考え方を生み、ヒエラルキーができる。下層の人間は常に過酷な農作業に明け暮れる。土地や財産をめぐり、集団どうしでの戦争も拡大していく。密集して生活することにより疫病も蔓延する。動物の家畜化も進む。
農業の成果を記録するために文字が発明され、そのデータを管理するために官僚制度ができた。
集団を統制し支配するために、物語を超えた共同主観(共同幻想)たる虚構が作られた。国家、法律、制度、宗教、お金、そういった皆が価値を認めるから存在するフィクションである。支配のためのフィクションによりヒエラルキーも固定化され強力になっていく。
作者の主張は「人々の統制のために物語、虚構を作る力(認知革命)」「定住し農耕すること(農業革命)」が人類を良くない方向に進めた、というもののようだ。
思想的に左寄りで偏りはあるものの、作品としての完成度は高く(本は大きくて読みづらいが……)、読んでよかった。
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Posted by ブクログ
市立本。活字版の『サピエンス全史』とは少々趣が違うようで、マンガ用に再構成されたもののようだ。ちなみに活字版は未読。
A4サイズの大きなマンガで、ページの紙も厚めで重厚。オールカラー。で値段は2000円くらいとくれば、だいぶ安く感じる。内容はマンガながら、かなりの情報量。ビジュアルが伴ってイメージ的な理解の助けになる。
作画はダニエル・カサナヴというフランスのバンド・デシネ作家。オシャレな絵柄とカラーリングは見ていて楽しい。
話は人類に農業革命が起こる1万2000年前までの、サピエンスの歩みについて。7万年前に、「認知革命」と称される、他の動物とサピエンスを決定的に隔てる変化があった。それ以降加速度的に他の生物を絶滅に追いやり、生息域を広げていったらしいサピエンス。
しかしあまり証拠が残っていないので、彼らが何を思いどのように生活をしていたのかはほとんどわかっていない。 -
Posted by ブクログ
audibleで視聴した。
そのためザックリの内容理解。
気が向いたら、本のバージョンも読みたい(上巻など完全に忘れてしまった。笑)
宗教至上主義から、人間(個人)至上主義にそして、データ(AI)至上主義に変化していくと書かれていた。確かに、生成AIの台頭を含めハラリさんが予想する未来に近づいている気がする。
火の鳥未来編の様に人工知能から神託を受ける様な世界になる未来線、もしかしたら生きてる内にあるのかなとも思ってしまう。
また、AIやテクノロジー、生命科学を味方につけたものとつけないものの格差はどんどん広がっていくのでないかとの考察も
また、ところどころ皮肉が効いたジョークが入っていて笑ってしまった。
特に、タクシー運転手や、レジ業務など多くの業務がテクノロジーで代替されていく可能性が高いなか、1番代替されてく可能性が低い職種の中に「考古学者」があるとのこと。
へー、やるじゃん。と思っていたら、代替されない理由として、そもそも代替することの市場インパクトとニーズがないからと書かれていた。斜め上の視点だったので、つい笑ってしまった。