ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧
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ネタバレクリーンミートは代替肉ではなく、本物の肉である。現代のバイオテクノロジーを使って細胞を培養し、動物を殺すことなく、必要な本物の肉を生産していく。そのスタートアップ企業で夢と理想を追う人々を追う。
クリーンミートがこの地球に及ぼす影響は甚大である。それは道徳から環境問題、公衆衛生まで「正」の革命を引き起こす。工業的畜産によって生産=殺される動物がなくなる。現在の畜産による温室効果ガスの放出は車、バス、電車、飛行機、船・・・など運輸部門全部合わせたものより多いが、それが大きく削減される。畜産物の糞便による食中毒がなくなるばかりでなく、家畜- ヒトへの新たの感染症が発生するリスクが極小化される -
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<目次>
プロローグ
1ジャレド・ダイアモンド(銃・病原菌・鉄)
資源を巡り、文明の崩壊が起きる
2ユヴァル・ノア・ハリ(サピエンス全史)
近い将来、役立たず階級が大量発生する
3リンダ・グラットン(ライフシフト)
人生100年時代、生き方は3つのステージからマルチステージへ
4ニック・ボストロム(スーパーインテリジェンス、AI学者)
AI万能時代が訪れ、働き方は根本的に変革する
5ダニエル・コーエン(フランスの経済学者)
テクノロジーは中流階級を豊かにしない
6ウイリアム・J・ペリー(クリントン時代国防長官)
北朝鮮は核開発をあきらめない
7ジョーン・C -
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最初の2人、ジャレド・ダイアモンド氏とユヴァル・ノア・ハラリ氏のインタビューが最も印象的だった。特にハラリ氏の論は、ほぼ同年代の自分にとって斬新な切り口ながらながら納得できる内容と感じられた。
・われわれはこの世にリアルに起きていることと、想像の中で作り出したストーリーを区別する能力を失いつつあります。
・われわれはパワーを獲得することには長けていますが、パワーを幸福に転換する方法はわかっていません。
・今は、三十年後の社会がまるっきりわからないのです。
・歴史から学べることは、油断してはならない、ということ。愚かさへの油断を防ぎつつ、叡智を信じる態度が戻られる。
・人生を生き抜く上では、絶 -
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人工知能と格差を主題にインタビューしたもの。ダイアモンド、ハラリ、コーエンがよかった。
民主主義は、人類が直面している難題を処理する能力を失いつつある。テクノロジーの進展によって経済や社会が変化するスピードが加速しているため、有権者も政治家も、世界で何が起きているのか、将来どうなるのかを理解することができなくなっているため(ハラリ)。
テクノロジーが多くの格差をもたらし、多くの人が取り残された。テクノロジーの直接の恩恵を受けている人の生産性は向上したが、その範囲は限られている(ダニエル・コーエン)。
ベーシックインカムは、何が不可欠でいくら必要なのかを決めるのが難しく、コンセンサスを得る -
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この本は2018年に出版されており、ここで読むとされた近未来に到達している。
で、世界はどうなるとみられていたのか。
資源を巡り、文明の崩壊が起きる。
近い将来、役立たず階級が大量発生する。
AI万能時代が訪れ、働き方は根本的に変革する。
テクノロジーは中流階級を豊かにしない。
北朝鮮は核開発をあきらめない。
社会的階級が民主主義を変える。
アメリカは分極化の波にさらされる。
知の巨人たちにはこの程度のことはお見通しだったか。インタビュー本なので難しい論理的説明や豊富な情報に基づく分析、深い洞察といった話はない。軽い口調で話されている感じで読みやすいが、とても恐ろしいことの数々をこともなげ -
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ネタバレ上巻は世界史寄りの話だったが、下巻の、特に後半は、現代やこれからの未来に対しての問題提起。
フランケンシュタインを例に、当然ながら人間は決して自らの上位互換の存在を認めないこと、もし現れたらどうなるか、という考え方が平和ボケした自分には印象的だった。
子供の養育にまつわる労働を例に取ろう。カーネマンの研究から、喜びを感じるときと単調な苦役だと感じるときを数え上げてみると、子育ては相当に不快な仕事であることが判明した。労働の大半は、おむつを替えたり、食器を洗ったり、癇癪を宥めたりすることが占めており、そのようなことを好んでやる人などいない。だが大多数の親は、子供こそ自分の幸福の一番の源泉である -
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世界中全てに分布する、僕たちホモ・サピエンスの全史。
一言で言うと面白い。
取るに足らない、特別でもない、そんなご先祖さまがいかにして生物の頂点とも言える今に至ったかの話。
もう関心しきりだった、自分が知らなすぎた部分が多いだけかもしれないが...知恵がまわるし、数多いし、残虐だし、人類は地球の特異点。それらの理由についても語ってあり納得。これは著者の論考?
前半部分はスルスル読めたけど、後半は睡眠導入剤みたいになった。取りこぼしがないように、著者が色んな例を用いて、細かく説明してくれたからだと思う。
よく言えば読者を置いていかない本かな。
下巻も読む。そのうち。 -
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情報は武器ではなく、人々を繋ぐネットワークの構築手段です。しかし、秩序維持や権力を優先すると、官僚制や宗教組織のように「誤りを認めない不謬性」が生まれ、現実との乖離が始まります。以前は情報を単なるツールと捉えていましたが、印刷機が魔女狩りを広めた歴史や、AIが分断を招く現状を知り、技術をどう制御するかの重要性を痛感しました。
大切なのは、人間もAIも完璧ではないと認め、誤りを正し続ける「自己修正メカニズム」を機能させることです。組織のKPIや目先の秩序に固執しすぎると、本来の目的を見失いかねません。常に現場の声に耳を傾け、自発的な違和感を拾い上げる。既存のルールを疑い、柔軟に軌道修正を図る姿勢 -
Posted by ブクログ
上巻では、「人類がいかにして地球の覇者になったか」をテーマにサピエンスの歴史に迫っている。
下巻では、「ヨーロッパ人(白人・アリーア人)がいかにして世界を征服するに至ったか」をテーマにしている。
前提として、歴史というのは決定論では説明できないし、混沌としているから予想できるものではない。
歴史はいわゆる二次カオスである。一次カオスは、たとえば天気である。天気は無数の要因に左右はされるものの、その構造は複雑ではなく予想することは可能。
それに対して二次のカオスとは、複雑であり過ぎるため予想することは決してできない(バタフライ効果ともいう)。歴史に加え株式市場も二次カオスである。
それでは、