ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧

  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    「銃・病原菌・鉄」のジャレド・ダイアモンドなど八人の「知の巨人」とのインタビュー。「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリは、近い将来「役立たず階級」が大量に発生すると言う。AIが進化すると今までの職業が無くなるからと。どうやって一般人は生きていったらいいのか?

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    2018年10月20日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    もしや人間は狩猟採取民時代が1番幸せだったのでは...と思わせる上巻の幕開け。
    文化や宗教、科学は人間を幸せにしたのか?そこにはただ今につながる事実の連なりがあるばかり。
    私の世界史知識が貧弱で、途中追いつけなくなる箇所あるのがもったいない。下巻に続きます!

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    2025年11月29日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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     現在進行形のAI革命をこのまま放置したら民主社会を崩壊させる、と言われても実感として感じられなかった。
     示されたシナリオに反論できないのに、そんなこと本当に起こるはずがないと、どうしても思ってしまう。

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    2025年10月29日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    あらゆる物は間違える可能性があるという可謬性の立場を取り、自己修正メカニズムを仕組みに取り入れた科学技術と、全体主義のイデオロギーや宗教の聖書のように、間違いはないという立場、誤りは訂正する事がない不可謬性システムとの違い、メリット、デメリットについて説明がベースとなっている。
    基本的には、前者を推進すべきであるが、社会秩序や効率化という観点からは全てを可謬性システムに委ねるのは、そこからでてくる課題の多さ、難易度が上がっているのも、各国の政治からもその一端が見える気がした。日本の政治もそうでしょうか。

    欧米の歴史やベース知識が少ない事もあり、本を読み進め、理解するのに時間が掛かりましたが、

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    2025年10月14日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    情報の歴史的役割:人・物事を結びつける、社会的なNEXUS(絆・中心的)
     →情報は現実を表示していない時もある
      →正否よりも、どう上手く人々を結びつけるか、
       どのようなネットワークを新たに作り出すかが重要であることが多い。

    人間の情報ネットワークの誤りへの対処
     ・聖典
       →人の誤りを防ぐために聖典として書物で情報から人の介在を排除
        →解釈の違い ex.安息日に労働してはならない
                →紙を引きちぎるのは労働だと判断を下された
                →正統派のユダヤ教徒は安息日用にトイレットペーパーを
                 予め引きちぎっ

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    2025年10月11日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    ちょっと自分には難解だった。
    あと二回くらい読めば理解できるかも知れない。
    本書でも紹介されてた言葉に、「私は知らない」というのは叡智へと繋がる道を進む上で不可欠な一歩だ、とあったのでこれで良いと思う。

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    2025年10月01日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    上巻は本題に入る前の歴史を述べていく。

    情報は必ずしも現実を表さない
    フェイクはリアルよりわかりやすくできるため、リアルより広まりやすい

    などなど、聖書、魔女狩り、スターリンやヒトラーの全体主義などを例に語られる。

    印刷術、ラジオ、テレビなどから進んでいく。そして、コンピュータ、AIがいかに今までの技術と異なるかが、下巻に続いていく。

    印象的なのは 不可謬であることの 課題、怖さなどを聖書や全体主義に見ていて、冷戦でアメリカや民主主義陣営が良かったことに可謬、つまり訂正可能性、課題を自己訂正しつづけられたからとしていること。

    訂正可能性の哲学にもつながる面白い見方だった。

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    2025年09月27日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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     現生人類(ホモ・サピエンス:賢い人)は、もはや疾病や寿命まで技術的な問題として解決策を手に入れようとしている。高度な技術は高価であるため、その技術は富裕層しか入手できず、旧来の寿命を全うする層と寿命を改善する層に分離、対立が生まれるだろうと。

     寿命をコントロールする神のような振舞いをする、アップデートした人類をホモ・デウス:神の人と称したのが、本書のタイトルの由来だ。

     では、人類とその他動物とは何が違うのか。人類は物語を信じることができる唯一の存在だ。貨幣を基にした経済構造や宗教はその最たるものだろう。いずれの考察も身近な例を取り、流れるような語り口で説明してくれるので、読みやすさの

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    2025年09月21日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    著者の本はこれまでも読んできたが、新たな視点を与えられることが多く、今作も期待しつつ読み始め。
    今作は「民主主義と情報テクノロジー」がテーマと理解。民主主義の成立・発展には情報テクノロジーが欠かせないが、これが逆に民主主義を阻むことにもなり得、情報テクノロジーが凄まじい勢いで進化している今や、このバランスを取るのが非常に難しく、大きな危険を孕んでいる、というのが概要かな。
    海外のみならず、日本でも危険な傾向を肌身で感じている昨今、非常にタイムリーな内容だった。下巻も期待。

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    2025年09月18日
  • 漫画 サピエンス全史 歴史の覇者編

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    漫画でありながら、1章読むとお腹いっぱいになるボリューム感。読み飛ばすこともできるが、反芻に時間がかかるであろう。

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    2025年09月16日
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

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    漫画でも内容は濃いので、必要最低限の基礎知識を備えてよむべし。いろんなキャラクターが登場し、ビジュアルに訴えながら、わかりやすくしようとする努力がよく伝わる。

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    2025年09月16日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    人類史に興味を持ち始めたので、読んでみたいと思い、Audibleで聴読。
    情報に焦点は当たっているが、歴史的な政治背景や宗教的な考え方、民族など幅広い観点からの話に圧倒された。その情報量だけで頭いっぱいという感じ。結局、何か答えは得られたかで言うと、まだ無い。AIによってもたらされる人類への影響は下巻で説明という感じで終わってしまったので、下巻のほうが気になる。AIによって人類が滅ぼされる可能性は10%くらいというのが印象に残った。

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    2025年09月12日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    新たなツールを手に入れた人間がそれをどう使いこなすか…恐ろしい事例ばかりで愕然としました。過去に学ぶことはできないのか?結局声の大きい人が勝つのか?
    過ちを自己修正するメカニズムをひとつひとつ潰し始めている権力者を目の当たりにしてかの国の人はどう思っているのだろう?

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    2025年09月10日
  • 人類の物語 Unstoppable Us ヒトはこうして地球の支配者になった

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    人間一人の力は弱いのに、どうやって、
    地球を支配し、地球環境を破壊するまでの
    スーパーパワーを持つことができたのか、
    ホモサピエンスの歴史をひもとく。

    物語をつくり、それを信じ、集団をまとめる力が、ホモサピエンスを最強にした。

    地球のパワーバランスが、大きく変化したのが、オーストラリア上陸。狩猟により、大型動物を
    絶滅に追いやった。


    10万年前のことなので、恐らくこうだった
    のでは?と仮定の話も多いが、子供向けに、
    わかりやすい物語形式になっていて、
    最後まで、興味深く読むことが出来た。

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    2025年08月29日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    考える力で言えば世界有数のハラリ氏の本なので自分なりに丁寧に読み進めたけど案の定割と難解だった。
    それにしてもスターリン時代の旧ソ連は酷いな。あそこまで酷いとは思わなかった。

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    2025年08月24日
  • 人類の物語 Unstoppable Us 世界はちがう人どうしでできている

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    小学校中学年レベルで、これが理解できるとはとうてい思えないけれど、大人と一緒に噛み砕いて読むのが良い気がする。大人も相当興味を持って勉強していないと、このような内容は子どもに説明するのは難しいだろう。

    宗教戦争は今も続いている。その愚かさについて学ぶ機会は学校教育でどれほどの時間割かれているだろうか。

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    2025年08月18日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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     したがって、私たちが力を濫用するのは、各自の心理のせいではない。なにしろ人間は、傲慢さや強欲や残虐さだけでなく、愛や思いやり、謙虚さ、喜びもまた持ちうるのだから。最悪の部類の人間は、たしかに強欲と残虐性に支配され、力の濫用へと導かれる。だが、人間社会はなぜ、よりによって最悪の者たちに権力を託したりするのか? たとえば、一九三三年のドイツ人のほとんどは、 精神病質者ではなかった。それなのに、なぜ彼らはヒトラーに票を投じたのか?
     自分の手に余る力を呼び出す傾向は、個人の心理ではなく、私たちの種に特有の、大勢で協力する方法に由来する。人類は大規模な協力のネットワークを構築することで途方もない力を

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    2025年08月16日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    我々は、多くの物語で構成された虚構の中で生きていて、虚構をさらに脅かすようなテクノロジーの出現に、崩れいく未来に直面していることを、気づかせてくれた。また、実感としても感じるようになった。

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    2025年08月10日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    科学革命、資本主義、幸福論、未来予測。
    人類の歴史だけでなく、将来の予測も試みている。

    「なぜ私たちは歴史を研究するのか?……歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、視野を拡げ、現在の私たちの状況は自然なものでも必然的なものでもなく、したがって私たちの前には、想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するためなのだ。」(48頁)

    「幸福はむしろ、客観的条件と主観的な期待との相関関係によって決まる。」(222頁)
    「人間の期待が決定的に重要であることは、幸福の歴史を理解するうえで広範な意味合いを持つ。……私たち現代人は、鎮静剤や鎮痛剤を必要に応じて自由に使えるものの、苦痛の軽減

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    2025年08月09日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    上巻の土台があって、下巻ではAIや民主主義の未来に向かって心がけること(双方向のチェック体制など)が述べられている。AIを使ったアルゴリズムが知らない間に相当深いところまで入ってきて自身を操作している現実を知るとぞっとした。日々の出来事のポイント制も怖い。著者が懸念するようにいくつかの酷い事例の後にAIがまともに機能する世の中が来るのかな。

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    2025年08月04日