ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ー 人間は、事実や数値や方程式ではなく物語の形で物事を考える。 そして、その物語は単純であればあるほど良い。どんな人も集団も国家も、独自の物語や神話を持っている。だが二〇世紀には、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、モスクワのグローバルなエリート層が、過去をそっくり説明するとともに全世界の将来を予測するという触れ込みの、三つの壮大な物語を考え出した。 ファシズムの物語と、共産主義の物語と、自由主義の物語だ。
ファシズムの物語は、異なる国家間の闘争として歴史を説明し、他のあらゆる人間の集団を力ずくで征服する一つの集団によって支配される世界を思い描いた。 共産主義の物語は、異なる階級間の闘争として -
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Posted by ブクログ
イラストがオシャレで可愛い。いかにして人種差別/男女差別が作られてきたか、社会的な構造に影響してきたかという部分を理論的に説明している。なんとなく学校や本でのざっくりとした歴史的人種差別(ジム・クロウ法やアパルトヘイト撤廃のくだり)については学んできたつもり、だった。実際は何十年ものの時間と共に偏見、経済的な負の連鎖、そしてそれを正当化する人々と文言が奴隷解放後も何百年も尾を引く結果を形作っていたのだ。
人種差別はいけない。多くの人がこれに賛同するはずだが、その"中身"をしっかり学ぶかそうでないかでその重みはずっしりとのしかかってくる。 -
Posted by ブクログ
2021年12月に読んだため、少し状況が変わってきてはいたが(こき下ろされているトランプ政権が終わっているなど)、ハラリ氏の明晰な世界分析が冴え渡る書籍だった。
感染状況よりも、その非常事態の中で緊急的に執られる措置の多くがコロナ後も効力を発揮し続けるであろうことに警鐘を鳴らす。テクノロジーと独裁が結び付くことで、かつてなかったレベルの監視社会が実現してしまうと。
そして、人類が種としてコロナに打ち勝つことは疑う余地がないとしつつ、これを、人類の強力と信頼の機会とするのか、グローバルな協力体制を築けず安定した未来に向けた体制を構築できなかった敗北の歴史の契機とするのかは、非常事態を生きる今の我 -
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Posted by ブクログ
本の最初にこんな言葉が。
「絶滅し、失われ、忘れられたものたちへ。
集まって形をなしたものは、いずれかならず崩れて塵と消える。」
ーユヴァル・ノア・ハラリ
これは過去形で書かれているが、
全ての存在に当てはまる普遍的なことなのでは?
ホモ・サピエンスだけがこの法則の例外・・・
なんていうことは考えられない。
「本の流れ」
600万年前
ヒトとチンパンジーの祖先が分かれる
250万年前
アフリカで人が出現。最古の石器
200万年前
ヒトがアフリカからユーラシアへ広がる
ヒトが複数の種に進化する
50万年前
ヨーロッパから中東でネアンデルタール人が出現
30万年前
火が日常的に使用され -
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Posted by ブクログ
猫に色々な種類がいるように、以前は人間にも多くの種類がいた。しかし現在地球上にいるのはそのうちのサピエンスだけだ。この謎と影響を教えてくれるサピエンス全史の漫画版。やはりビジュアルが有ると理解しやすい。
自然界は通常何万年もかけて変化に対応してきた。しかし、サピエンスは余りにも急速に世界中に進出・対応し、その為地球をがらりと変えてしまう事となった。
人間は当初サバンナの負け組であり、その為人間は今でも不安でいっぱいであり、いつでも自分の立場を気にしている。
こんな人間が生態系のトップに躍り出たため、人類は二倍も残酷で危険な生物になってしまった。戦争も生態系の破壊も、歴史上の大惨事は人類が急に頂 -
Posted by ブクログ
上下巻になってる本編の方も読んだけれど、
歴史が始まって人間の経済活動の記述もあったような。対してこちらは、ホモサピエンスが地球上に広がって…の方がウエイトが大きかった気がした。先に読んだ本編の方もまた読み直したくなったし、まぁ、とにかく幅広く楽しめてアカデミックな気持ちになれるし学んだなぁという自己満足が得られる。
あちらを読んだときにも感じたことだけれど欧米文化を中心としても描いてあり、(もちろんこちらもだけれど)違和感に気が付くかも。
マンガ形式だけれど読みにくい(それはコミックの文化の違いもあって)のだけれど、慎重にじっくり少しずつ読み進めて堪能できた。 -
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Posted by ブクログ
自分の世界を広げてくれたという意味では、ここ1〜2年でもトップクラスに面白かった。
動物の肉を食べるためには、
・家畜が機械のように、量産され虐待とも取れる扱いを受けなければならない
・そのために広大な土地が必要で、森林が伐採されている
・その家畜の排泄物などによる土壌、水質汚染や、温室効果ガスの増加も伴う
・大量の家畜のための大量飼料が必要で効率が悪い
と言った多くの問題がある。
そんなことほぼ考えたことなかったが、人口が増え続ける今、これらの問題は向き合わなければならない課題なんだと痛感した。
そしてそれを解決しようと立ち上がっている人が増えてきていて、技術的にもかなり実現が近づいてい