ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧
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米国における細胞農業のノンフィクション。人口爆発と肉食する人類増加に向けた対策をフードテックで取り組む人たちの紹介。
試験管で作られる「肉」を非現実的と思うことなかれ。まだ普通の畜産よりは高いけど、いずれ解決されると思った。
市場に受け入れられるイメージを作るには、畜産品には肉1kg作るのに、9倍のエネルギーが必要なこと、サルモネラ等の汚染リスクがあること(だから必ず完全に火を通さないと食べれない)、過剰な抗生物質が使われていることを訴求することが重要。それと畜産動物の扱われ方の紹介して、ショックを与えてから、クリーンミートの安全性をアピール!
かつ、最終的には値段が下がらないとダメだが。
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食肉、乳製品、皮革など、本来は動物由来で作られる畜産物を、特定の細胞を人工的に培養することにより、科学的に全く同じものを作り出す「細胞農業」の最前線と、商用化に向けた課題をまとめた一冊。
今日の多くの工業的畜産は、大量の飼料を消費する非効率性、それら飼料作物の栽培に伴う資源の浪費、「牛のげっぷ」などによる環境汚染、食肉加工における細菌汚染、家畜が強いられる劣悪な飼育環境といった深刻な問題を抱えている。世界人口が爆発的の増加する中、これらの問題に対して植物由来のフェイクミートとともに有力な解決策となり得るのが細胞農業であり、動物を飼育するのに比べて、必要な部分(肉や乳など)のみを培養して作れる -
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私が考える理想の研究者とは、人類がこれまで歩んできた歴史とともに、現在の社会を見つめ、少し先の未来までをも見ようとする「優しい研究者」です。
「持続可能な開発(SDGs)」という概念が近年注目されていますが、「持続可能な開発」とは、おそらく「次世代を見ようとする努力そのもの」なのではないかと考えています。持続可能な開発とは、言い換えれば、次世代まで継続して豊かな社会を築くことです。そのため、これまでの歴史を振り返りながら、今起こる現象を読み解き、次世代まで豊かな社会を築くには何が必要かを問う姿勢が重要なのです。
しかし、これから起こりうる未来を想像することはそう簡単なことではありません。 -
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ネタバレ序盤は共感できることも散見され、テーマも興味深く読んでいたが、同時に、初めて「(悪い意味での)ずいぶんナラティブなレビューだな」という感触も付きまとっていた。
これまで読んでいるレビューのほぼすべてがナラティブレビューであり、それに否定的なわけでは全くない(むしろ天才や専門家の深い知見を知れるので大好き)のだが、本書からは「根拠としている部分にどこまでコンセンサスが得られているのだろうか?」や「引用がかなり恣意的な気がする」という疑問が浮かぶことも多く、自説へ引っ張りすぎているのではないかと思っていた。
決定的に「おかしい」と感じ、著者の背景を調べたのは『男女間の格差』の節であった。
この -
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上巻では主に、下巻で書かれるであろう本題を理解するために必要な予備知識が書かれていました。新たに知ることや新たな視点が多く、読んでいる間ずっと脳が活き活きとして、集中を切らすことなく読み通せました。モヤモヤと自分なりに考えていたことが、読みながら整理されスッキリしていく感じがしました。
いくつか意味を知らない用語が出てきて、その都度Google検索をしながら読みました。また、「可謬」と「不可謬」という慣れない言葉が頻出し、その度に止まって意味を考える時間を少し要しましたが、読み進めるうちにだんだん慣れてきて瞬時に理解できるようになりました。脳が活性化しているうちに、そして上巻で得た知識や考 -
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情報は物事を結びつけるものである。
情報の複雑な見方では、情報は真実と秩序を作り出し、それぞれが力を持つが、真実だけが知恵を創造する。
人類の情報との関わり合いはこの真実と秩序のバランスをとることの歴史ともいえる。
不可謬の幻想を保った全体主義の悲惨な歴史を概観するが、かと言って民主主義を礼賛するのではなく、どちらもそれぞれの問題を潜在的にはらんでいることを説く。
下巻では人間のものとは異質の知能「エイリアンインテリジェンス」がもたらすものについて可能性を探る。
(本書での「官僚制」って言葉はもっといい日本語の訳があったんじゃないか?) -
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映画「悪は存在しない」の主人公のセリフをずっと思い出していた。すべてはバランス次第だというセリフ。漫画「チ。」の理不尽も。真実/秩序、科学/宗教、革新/保守、すべてそれぞれに正義があるんだよな、それがどれだけ醜悪に見えても。
誰もが、何もかもを、AIに聞ける今日において、バランスをとってくれるものは一体なんなんだろう。
メモ
・情報ネットワークは、真実と秩序のバランスを取ろうとする綱渡り
・情報テクノロジーの速度と効率を増すだけでは世の中は必ずしもより良い場所にはならない
・社会を一つにまとめている高貴な嘘
・秩序は虚構を通していた方が維持しやすい
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●学びと感想(上下巻)
Nexus=繋がりは、情報は人々を結びつける物語であって、物語なのだから全てが真実とは限らない。有害なものがある。真実は不快、不穏、複雑で広まりにくく、広がりにくい。単純なもの、わかりやすいものであれば、真実でなくても広がりやすい。むしろ有害なものこそ人々を結びつけやすいかもしれない。
AIの進化は凄まじい。個人レベルでも便利に使っている一方、怖さも同時に感じるため、頼りすぎたり、色んな意味で思考停止になって支配されたりしないよう、常に気をつけていないといけない。このような状態を世界に当てはめて考える。
* 世界は、米国・中国などを中心とする異なるデジタル圏に分 -
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神様は人類が作った虚構。この視点はなかった。物語を作ることで、神とか国家とか、有限責任会社で大勢の人々を信用させる。よれで成り立っている。なかなか深い話だと思う。
生きるのに必要な知識の大半を人は無自覚に他人に頼っている。これは当たり前のことだけど、たしかきそうである。自分1人では生きてくことはできない。
大昔の狩猟採集民の信仰はこうだったと主張したとして、その主張からわかるのは石器時代の宗教の実像というより、学者自身の先入観だったってことですね
今の世界を作っている一員であることを再認識し、より客観的、俯瞰的な視点を身につけられた本だった。 -
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ネタバレ以下読書中のメモからAIに纏めってもらった内容。
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『サピエンス全史 上』まとめ
ホモ・サピエンスはなぜ生き残ったのか
約7万年前まで、地球にはホモ・サピエンスだけではなく、ネアンデルタール人をはじめとする複数の人類種が存在していた。
サピエンスが彼らと交雑したのか(交雑説)、あるいは完全に置き換えたのか(交代説)は現在も議論が続いている。
しかし結果として生き残ったのはホモ・サピエンスだけだった。
その最大の理由は身体能力ではなく、「認知革命」によって獲得した高度な言語能力だったと著者は考える。
言語によって事実だけではなく、存在しないものまで語れ