あらすじ
コロナによるパンデミックが最初に吹き荒れた2020年春、英米の有力紙に掲載された記事と緊急インタビューを日本オリジナル編集でまとめたハラリのコロナ論。本質を突いた警告と提言。
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2021年12月に読んだため、少し状況が変わってきてはいたが(こき下ろされているトランプ政権が終わっているなど)、ハラリ氏の明晰な世界分析が冴え渡る書籍だった。
感染状況よりも、その非常事態の中で緊急的に執られる措置の多くがコロナ後も効力を発揮し続けるであろうことに警鐘を鳴らす。テクノロジーと独裁が結び付くことで、かつてなかったレベルの監視社会が実現してしまうと。
そして、人類が種としてコロナに打ち勝つことは疑う余地がないとしつつ、これを、人類の強力と信頼の機会とするのか、グローバルな協力体制を築けず安定した未来に向けた体制を構築できなかった敗北の歴史の契機とするのかは、非常事態を生きる今の我々の決断と賢明さにかかっているという。
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コロナ禍により、私達の生活は大きな変化を経験している。
コロナが収束した後も、もはやもとの生活に戻るとはなく、新たな生活様式が確立されるとよく言われる。
反グローバーリズム、フェイクニュースの反乱、監視社会、気まぐれな指導者の出現・・。心配になる状況が次々に現れるが、本書を読むと未来に希望が持てる。
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大きな視点からコロナウイルスに立ち向かう読み応えのある提言です。
世界規模で協力して早急にコロナウイルスを封じ込めることが必要。
でないと何処かで変異した強毒なウイルスが世界中に拡散しかねない。
印象に残った文章
⒈ イラン人や中国人により良い医療を提供すれば、イスラエル人やアメリカ人を感染症から守る役に立つ。
⒉ 重大な分岐点ー「皮下」監視
⒊ 緊急事態の一時的な措置は後まで続く
⒋ 平均寿命は過去200年間に、全世界では40年未満から72年へ、一部の先進国では80年超へと跳ね上がった。
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サピエンス全史の著者として有名なユヴァル・ノア・ハラリさんが全世界を大混乱に陥れたコロナウィルス(COVID-19)について語ったインタビュー本です。当時は在宅ワークや時差出勤が始まり、働き方が柔軟になった一方、飲食業や観光・旅行業界が大打撃を受け色々と大変な時期でした。ただ、一番大変なのは社会に形成される”一方的な雰囲気”だった気がします。著者のユヴァル・ノア・ハラリも同じ様な事を語られていますし、多くの方も感じたんじゃないかな~。
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私たちが科学を信頼し合っていて、独立した専門機関だけが最新のテクノロジーを駆使できる状態において、私たちは『プライバシー』と『健康』両方を享受できるということ。
二つの選択肢を前提に議論されるものも、一旦冷静になって考えると、両方享受できるのではないか?という新たな視点を得られた。
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著者のユヴァル・ノア・ハラリは名著にしてベストセラー『サピエンス全史』、『ホモ・デウス』を書いたイスラエルの歴史学者である。本書は新型コロナによる感染症が世界に拡大し始めた2020年3月から4月に書かれた3「タイム」「FT」「ガーディアン」に寄せられた3つの寄稿記事とインタビューから成る。
この本を読んだのは、2020年秋のだったが、このレビューを書いているのはそれから約1年ほども経った21年9月である。
ハラリは、コロナについておそらくは何かを書く必然性があった。なぜなら、『ホモ・デウス』において人類の歴史において長きに渡って苦しんできた飢餓・疫病・戦争を克服したとして人類の未来についてその論を進めたからだ。おそらくは執筆当時この危機が克服可能であり、影響は大きいが、そこまで長く続くものではないという前提であったはずだ。
ハラリは冒頭、 「医学的な助言はできない」と断りながら、歴史学者としての観点からの「助言」ならできるかもしれないとする。そのひとつは「私たちが直面している最大の危機はウイルスではなく、人類が内に抱えた魔物たち、すなわち、憎悪と強欲と無知」だというものである。その危機を乗り越えるために人類は互いに協力し、叡智を集めこの危機に対応すべきではないかと願う。今なら「憎悪と強欲と無知」は問題であり続けたと言うと思うが、決して「危機はウイルスではない」とは言わないだろう。とは言うものの、ここで書かれた内容が価値がないというものではない。むしろウイルス自体の危機に目を取られていない分、ますます本質を突いている部分も多くなっているかもしれない。
■ 人類は新型コロナウイルスといかに闘うべきか ―― いまこそグローバルな信頼と団結を (タイム)
歴史学者らしく、これまで人類に降りかかった感染症 ― ペストや天然痘、エイズ、エボラ出血熱 ― と人類との闘いの歴史を辿る。
新型コロナウイルスの特徴は、グローバル化された現代において発生したというものである。対策はひとつの国に閉じることはなく、全人類を危機に陥れることがわかった。これが全人類の協力が進展することをハラリは期待し、切望する。そして、この時期に生じているアメリカが残した空白を嘆く。
ここにはワクチンのことはまだ書かれていないが、全人類における協力は一部では実現した。それでも、この危機を抑え込んだというにはまだまだであるし、ハラリが懸念をしたアメリカではその政治的にも多くの要因を挙げることができるであろう対応のまずさによって大きな犠牲を払うこととなった。
■ コロナ後の世界 ―― 今行う選択が今後長く続く変化を私たちにもたらす (フィナンシャル・タイムズ)
コロナの嵐はいずれ収まる。われわれはコロナ後の世界のことを考えて今行動する必要があるという指摘である。
「緊急事態は歴史のプロセスを早送りする」とハラリは言う。そして、今迫られている重要な選択として、①全体主義的監視か、国民の権利拡大かという選択と、②ナショナリズムに基づく孤立か、グローバルな団結かという選択の二つを挙げる。
①についてはハラリは皮下モニタによる生体監視システムまで想像する。しかし、われわれはプライバシーと健康の二者択一ではなく両方を目指すべきで、その鍵は知識と信頼であるという指摘する。この危機によって、その意識が高まることを望む。②については、もはやアメリカへの批判と捉えるべきだろう。トランプが大統領選に敗れ、バイデンが勝利したことはハラリにとってはひとつの懸念がなくなったことになるのかもしれないが、もしかしたら大統領選挙を越えてここまでコロナ危機が長引くとも思っていなかったのかもしれない。
■ 死に対する私たちの態度はかわるか? ―― 私たちは正しく考えるだろう (ザ・ガーディアン)
死の問題はハラリが『ホモ・デウス』で提起したわれわれの世代の課題である。コロナが蔓延したことで、われわれは唯々諾々と死を受け入れることになるだろうか。当然、その反対で必死の体で死に抗おうとするだろう。少なくとも今の世代の人間はいずれにしても死すべき運命であるにも関わらず。ハラリは次のように言う。
「医師は私たちのために、人間の存在にまつわる哲学的な謎を解き明かすことはできない。だが彼らは、私たちがそれに取り組むための時間を、あと少しばかり稼ぐことはできる。その時間で何をするかは、私たち次第なのだ」
コロナの重症化から医療のおかげで回復することができた個人的な体験からは、もちろんあと少しばかり稼いでいただいた時間をどのように使うか考えたい。一方で、死を受け入れるための準備もまた同時に必要と感じるのだ。
■ 緊急インタビュー「パンデミックが変える世界」 (NHK Eテレ インタビュアー 道傅愛子)
インタビューでは、従前の三つの寄稿での考察と主張が繰り返されることになる。パンデミックの後、雇用市場や働き方・学び方には新たな秩序が確立している。経済や教育のシステムのルールが書き換わるとき、政治はそれを絶好の機会と捉えるべきなのだ。
監視体制への影響にも改めて憂慮を表明する。それはイチかゼロではない。また、相互協力とそのための情報共有の透明性にも言及する。集団的リーダーシップについて言及し、パオロ・ジョルダーノが指摘したように新型コロナ対策を戦争のメタファーで語るべきではないと伝える。そして、科学的合理性への信頼を表明するのだ。
ハラリもここまで危機が長引くとはこのとき思っていなかったのかもしれない。そのため、コロナ後の世界について拙速に語りすぎていたかもしれない。もし何か修正が必要であるとすれば、もう少し長くこのコロナ危機の状況と変化に付き合っていく必要がどうやらありそうだということと、コロナ後の世界はより大きな変容が待っているかもしれないというところだろうか。そして、科学への信頼は一層重要になることだろう。
『ホモ・デウス』の自己正当化のモティベーションがあったとはいえ、2020年4月という早い時点で、コロナに対して知識人としてまとまった見解の表明をする勇気にも感謝。
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1年前の世界中がコロナ第一波に怯えロックダウンに明け暮れていた状況下にあって、変異ウイルスを予見し、ナショナリズムに固まらずにグローバルに協調することを呼びかけ、また監視社会の到来への警戒を説いている著者の冷静な論説に感服。
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パンデミックに立ち向かうために必要なのは「脱グローバル」ではなく「グローバルな協力体制」である。アメリカというグローバルなリーダを失った世界において、グローバルでの協力が不足している。各々の国が自国を保護し、他国を敵視しているが、コロナに対しては逆効果である。たとえ自国が上手く医療体制を築けていても、医療体制の整わない国でコロナが蔓延してしまったら、その国から再度パンデミックが始まってしまう。しかも更に凶悪な細菌となって。「全世界的な医療体制を整えること。」がコロナに打ち勝つ方法である。
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本書の出版は2020年10月で、本書を読んだのは2021年6月だったが、このタイミングで読んでも今出版されたかのような真新しさを感じた。
必要なのは国際的な強調で、ナショナリズムに走ってはいけないと感じた。人類全体で、コロナに打ち勝つにはどう行動すればいいか考えていきたい。
グローバルな今、世界中で情報共有は非常に重要なのだと感じた。
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国際的協力の面に関しては確かにそうであるが
過剰な介入による途上国への搾取の問題が
今後浮き彫りになってくるのかなと思った
コロナ禍で立ち止まって目を向けることもなかったが、私たちが提供している個人情報の幅は気付かぬうちに生体的情報まで拡がってきているのかと認識された。
コロナによってあらゆる領域において
変化の局面に立たされていると思っているが、
個人の監視の面では本当に大きな分岐点に
立たされていることをこころに留めておきたい
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いまから振り返れば2020年3月ならびに4月時点で「未知のウィルス」に対するInsightとしてハラリ氏のインタビューは特筆すべきものがある。Post COVID-19の世界を冷静かつ的確に見詰める頭脳レベルの高さが窺える。他方で理想論を唱えるあまり実現性と具体性に欠ける面も否めない。理想なくして実現なしではあるが。暗に(明に?)トランプ大統領を批判しているが、米国が「世界の警察」を名乗るのが良いのかは多分に疑問(COVID-19対応では恐ろしく悪手続きだったがトランプ大統領の在任中に戦争が起こらなかったのは事実だ)。
それはそれとして、有事は緊急の名のもとパラダイムシフトが起こりやすくニューノーマルが定着する一方で、プディング令のような有名無実むしろ悪制も残りやすいのは事実。ハラリ氏の言うように、ニューテクノロジーを脅威として排除するのではなく、国際間で連携し民衆が自らの意思でチェックすることが大切だろう。
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人類はコロナウイルスを必ず克服することができる。その前提に立って、人類のこれまでの歴史を考慮した上で著者はグローバルな協力が唯一の解決策であると主張する。科学、歴史、哲学の異なる視点から現在の状況を俯瞰し、皮膚の下にまで到達した監視体制、ウイルスに唯一優っているサピエンスの集団で情報を共有する能力。科学を羅針盤として不安に流されないようになる精神について述べている。これらの指摘は理想論のように聞こえるが、これを理想論で終わらせない現実社会を実現することが重要だと感じた。
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本当は何が起きているのか、コロナ後をいかに生きるべきか。新型コロナウイルス感染症のパンデミックという世界的危機の中で、知の巨人が発したメッセージ。英米の有力紙への寄稿とNHKで放送されたインタビューをまとめる。
分かりやすかった。
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歴史学者の視点から、今回のコロナウィルスのパンデミックが過去の感染症のパンデミックと比較して決して深刻なものではなく、むしろコロナ禍をきっかけに変容するテクノロジーの運用方法やポストコロナの社会に起こり得る変化に重心を置いて提言を行なっており、未来志向の内容と感じました。文章量も決して多くなく、すらすらと読めました。
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短くてもっと読みたかった。
科学を信頼し、皆で協力する。コロナの危機を前向きに乗り越えていけると、そう思わせてくれる本だった。現実は前向きになれない人たちもいるので、そういう人皆読んでほしいと素直に思う。
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短いけど濃い内容。
3月4月のインタビューの内容だけど、この時点でこれだけのことを推察できているのはすごい。
歴史から学ぶのは大事ということ。
グローバル化する前の時代でもパンデミックは起きているし、国境に壁を作るよりも情報を共有したり国際的に協力し合ったりするのが重要。これは多くの国のトップや重役の人たちへ届いてほしいメッセージ。
こういう時こそ民主主義であるべきというのは国とかの規模でなく、もっと小さな組織の場合にも言えると思う。
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「ウイルスが歴史の行方を決めることはない。それを決めるのは人間である」「今日、人類が深刻な危機に直面しているのは、新型コロナウイルスのせいばかりではなく、人間どうしの信頼の欠如のせいでもある。感染症を打ち負かすためには、人々は科学の専門家を信頼し、国民は公的機関を信頼し、各刻は互いを信頼する必要がある」等々、人類が今おかれている状況と、一人一人が考え行動することがの意味を伝える。「21Lessons」とは異なり、ほとんどにおいて「こうすべき」だと述べる。
しかし現実は、著者のいう「最悪の方向」へ向かっているようである。
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ウイルスとの戦いで必要なのは情報。情報には信頼が必要。
そのためには国際的な団結が必要。
実際は科学に対する不信、国際的な協調の欠如。自国優先。
大事なことは、この先、この体制がしばらく続くということ。緊急事態は、政府によって続けられ、支配するのに都合がよい。
日本は自由をギリギリ保っているが
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サピエンス全史で鋭い論理を組み立てた著者なので、パンデミックにどう考えたか期待したが、意外とありきたりの内容だったので少しがっかり。
人権思想を全く根拠がないと一刀両断にしたのが、なぜ民主主義は守るべきというのかは不思議。
歴史学者が時事問題ではさっぱり的を外すというのはありがち。
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パンデミック前に書かれた著作を読み、コロナ禍の現在はどう考えているのか知りたかった。理想は理想、現実は現実、相変わらず視野の広さに感服する。どうしても現状を乗り越えることに齷齪してしまうが、感染者数の増減に一喜一憂せず、未来を見据えた選択をしていかなければならないと思った。
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グローバリズム過ぎもナショナリズム過ぎも良くないんですね。監視社会の説明がわかりやすかったです。オードリータンさんの本でも言っていましたが、中立性、独立性、透明性が重要なんですね。政治家の方がもっと理解していってほしいです。でもパンデミックを終わりにするだけが目的ではない、という落とし込みがよかったです。
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本書において、コロナ禍における感染防止の観点から、ジョージ・オーウェルの「1984年」のビックブラザーを彷彿とさせる監視社会が成立することを危惧している内容が面白かった。国際協調の必要性を主に説いていたが、具体的にどうするべきかについて、あまり言及していなかったことが残念。本書の構成が新聞の寄稿文やインタビューをまとめたものなので仕方がない気がするが、「サピエンス全史」が面白かった分、期待が大きかった。
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<目次>
序文
人類は新型コロナウイルスといかに闘うべきか
~今こそグローバルな信頼と団結を
コロナ後の世界
~今行う選択が今後長く続く変化を私たちにもたらす
死に対する私たちの態度は変わるか?
~私たちは正しく考えるだろう
緊急インタビュー、パンデミックが変える世界
P30この大流行からより緊密な国際協力が生じれば~
P85監視システム~緊急事態が去ったあとも消えない
P86皮膚の内側で起こっていること~情報を収集する
システムの導入
このあとを想像することはできるが、予言することは
できない。しかし、正しく想像することは大切だと思う
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パンデミックの原因がグローバル化による弊害と考えられることで、各国家がロックダウンなどの内向的な姿勢を示す中、本書ではパンデミックの解決におけるグローバル的な姿勢の必要性を説いていた。また筆者はトランプ政権に批判的であると感じた。
Posted by ブクログ
一見すると二者択一に受け取ってしまうことも、しっかり考えれば両立するということ、独裁者はそういうことを言いがちで、そして言いなりになってはいけないこと、とにかく協力して情報を共有することを学んだ。
そのためには、安易に敵を作るのではなく、新型コロナウイルスが共通の敵であることを切り返し認識することが必要だと思う。
ふだんの生活でもそうで、簡単にいがみあうのではなく、なるべく共通の目的を見つけて協力すること、二者択一も疑ってかかることが必要。
Posted by ブクログ
大切な事が書かれていたとは思うがどれも理想ばかりで具体的でないように思えた。
テレビ番組の話してる内容を纏めたものだから仕方がないのかもしれないがもっと深い本人の思考と一緒にこのパンデミックについて読んでみたかった。