あらすじ
2020年7月に刊行した『コロナ後の世界』の続編。
新型コロナ・パンデミックは2年を経ても収束しそうもない。
この感染症によって、私たち人類の未来はどのように変わっていくのか?
世界が誇る知性7人に聞いた。
第1章 デジタル独裁主義の悪夢を阻むには ユヴァル・ノア・ハラリ
第2章 mRNAワクチンが切り拓く可能性 カタリン・カリコ
第3章 生命とは何か? ウイルスとは何か? ポール・ナース
第4章 コロナ後の働き方はハイブリッドワーク リンダ・グラットン
第5章 未来の都市は「第三の場所」を求める リチャード・フロリダ
第6章 GAFAの勝者アマゾンは医療を目指す スコット・ギャロウェイ
第7章 コロナ後の「Gゼロの世界」 イアン・ブレマー
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Posted by ブクログ
コロナ媧が社会に与えた影響を、複数の角度から考える切っ掛けを与えてくれる、とても興味深い本だった。掲載された先生方のそれぞれの本も読んでみたい。
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<目次>
はじめに
第1章デジタル独裁主義の悪夢を阻むにはユヴァル・ノア・ハラリ
第2章mRNAワクチンが切り開く可能性カタリン・カリコ
第3章生命とはなにか?ワイルスとは何か?ポール・ナイス
第4章コロナ後の働き方はハイブリットワークリンダ・グラットン
第5章未来の都市は債3の場所を求めるリチャード・フロリダ
第6章GAFAの勝者アマゾンは医療を目指すスコット・ギャロウェイ
第7章コロナ後のGゼロの世界イアン・ブレマー
おありに
2020/7発行の”コロナ後の世界”の続編のインタビュー本。
2022/3発行。
リンダ・グラットン
P125 ~その人の人生が幸せであるか否かを左右する
最も大きな要素とは、(お金ではなく)温かい人間関係
だったのです。
リチャード・フロリダ
P134 ~都市は人と人がつながるための場所として機能
している~
P140 ~日本の工場は肉体労働だけでなく、一人ひとり
の知識や能力をフルに活用すること、~単に働く場所
ではなく、労働者を一人の人間として扱う新しい工場
だった。
P147 ~第3の場所とは、人と人がつながる場所
(以前はバーは教会、いまは再定義されつつある)
イアン・ブレマー
P185 ~中国はオミクロン株に勝てない
(その通りだった)
P197 米中冷戦になれば、~日本は米中の板挟みになり
日本経済は中国への依存度が高いので、身動きが
とれなくなる~日本はアメリカにつくしかない。
歴史的、民族的~日本と中国はお互いに信用できない。
P209 力の空白が生じた地域で紛争が多発する。
P214 日本こそが米中協調を促していく役割を担う
べきではないでしょうか。
Posted by ブクログ
とくに、カタリン・カリコさんへのインタビュー(第2章m RNAワクチンが切り拓く可能性)が、一番印象的だった。
その次は、ポール・ナースさんの、「第3章生命とは何か?ウイルスとは何か?」が、興味深かった。
Posted by ブクログ
mRNAワクチン開発に多大な貢献をしたカリコ氏の章が印象深かった。
一つの仮説を信じてひたすら研究を続けるのは、結果が出てる今だからこそ素晴らしいと言えるけど、苦労も多かっただろうと思う。
全体通して、コロナはもはや収束することはなさそうだが、テクノロジーの発展とともに社会様式や生活を変えて適応していくしかないと感じた。
Posted by ブクログ
2020年刊行した「コロナ後の世界」の続編。2022年刊行。コロナ後について、7人の専門家にインタビューした内容。中でもカタリン・カリコさんのmRNAワクチンを開発した話がおもしろかった。大発明だというものでも奇跡と偶然の上になりたっているのがよくわかった。
Posted by ブクログ
歴史学者、ワクチン開発者、ノーベル賞受賞者、ビジネススクール教授、都市経済学者、大学院教授、国際政治学者(本物の)らへの、コロナに関するインタビューを集めた本だ。難しそうに思えたが、読んでみれば納得の中身。面白く、スラスラ読めた。理解できた気がするが、身についたかと言われれば、、、さてどうかな。
Posted by ブクログ
コロナ後の未来に関する識者へのインタビュー集。幅広い分野を扱っており、内容は浅め。ただ、各分野での論点を手軽に把握するには有用。他の本との重複は多い点は注意。