ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧

  • コロナ後の未来

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    mRNAワクチン開発に多大な貢献をしたカリコ氏の章が印象深かった。
    一つの仮説を信じてひたすら研究を続けるのは、結果が出てる今だからこそ素晴らしいと言えるけど、苦労も多かっただろうと思う。
    全体通して、コロナはもはや収束することはなさそうだが、テクノロジーの発展とともに社会様式や生活を変えて適応していくしかないと感じた。

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    2022年03月21日
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

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    人類の文明は虚構を信じる事で進化したが、弊害もあった。
    どの虚構をどれだけの人に信じさせるかによって、未来を変えられる。

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    2022年02月20日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    歴史や人類学は局所的な研究をしてる方はとても多いが多面的に研究し意見を纏めている方はあまりいないのでは。所々疑問を持つ解釈はありつつも、情報量や面白い見方は多々あり、様々な事を考えたり調べるきっかけにはなると思った。

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    2022年01月03日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    8人の知の巨人が、怒涛の変化を続ける21世紀について未来を推測する
    前段は、高齢化、AI 後段は、技術、格差、そして現在のUSA
    気になったのは、次です。
    ①ジャレット・ダイアモンド
    ・日本は最高齢社会なのに、定年退職制がのこっているのはおかしい
    ・経済性多様性、人間の多様性ともに少ない日本にはイノベーションが起きにくい
    ②ユヴァル・ノア・ハラリ
    ・社会の急激な変化のため、21世紀にあった政治システムは現れていない
    ・AIが生み出す「役立たず階級」が多量に発生する
    ③リンダ・グラットン
    ・人生100年時代は、労働問題の解決(定年の廃止)と、生涯学習が必要
    ⑦ジョーン・C・ウィリアムズ
    ・米白人

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    2021年12月16日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    第2弾の方が面白かったから、遡ってこの第1弾も。識者による未来予測だから、概ね似た内容になるのはむべなるかなで、『とんでもないな』って思うことは無い反面、そこまでインパクトの大きい論説には出合えなかったり。ただ、そんな中でも探検家・角幡さんの投稿はかなり移植で、だからこそ際立って面白く感じられた。コロナ突入のちょうどその時期、極地単独踏破を敢行していたなんて、まさにリアル浦島太郎。そんな状況に身を置かれていたとは。色んな意味で得難い体験。面白かったス。

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    2021年12月09日
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

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     前巻より字数が多く内容も難しくなってきました。自分の中では一番衝撃的な「小麦に飼われているのは誰?」が、文章に比較してスッと入ってこなかったのは既に知っていたからかな?漫画に邪魔されたか?

     人種差別、ジェンダー問題も生物的な原因では無く、社会文化的なフィクションであると作者は言います。
    (未だに)男と女は違うのだから、当然役割も違うのだという考えは自分も含めて人々の中には根強く残っています。
     問題はその違いが偏見に繋がり、社会的地位が低く留め置かれ、選挙権が与えられなかったり、ガラスの天井のような状況が続くということなのです。
    2021年現在では、それはおかしいと思う人も増えているよう

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    2021年11月27日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

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    著者のユヴァル・ノア・ハラリは名著にしてベストセラー『サピエンス全史』、『ホモ・デウス』を書いたイスラエルの歴史学者である。本書は新型コロナによる感染症が世界に拡大し始めた2020年3月から4月に書かれた3「タイム」「FT」「ガーディアン」に寄せられた3つの寄稿記事とインタビューから成る。

    この本を読んだのは、2020年秋のだったが、このレビューを書いているのはそれから約1年ほども経った21年9月である。

    ハラリは、コロナについておそらくは何かを書く必然性があった。なぜなら、『ホモ・デウス』において人類の歴史において長きに渡って苦しんできた飢餓・疫病・戦争を克服したとして人類の未来について

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    2021年09月05日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    ネタバレ

    知の巨匠たちによる、将来の予測のきっかけになる本。コロナ前に書かれたものだが、コロナ禍でも通じる考え方(感情ではなくデータを重視する、人々の分断)もあり非常に参考になる。
    また、ネル・アーヴィン・ペインターの、アメリカの分極化の話は面白かった。白人の中流階級の人たちが差別をされていると感じているとは思っていなかったので、目から鱗だった。

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    2021年08月28日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

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    1年前の世界中がコロナ第一波に怯えロックダウンに明け暮れていた状況下にあって、変異ウイルスを予見し、ナショナリズムに固まらずにグローバルに協調することを呼びかけ、また監視社会の到来への警戒を説いている著者の冷静な論説に感服。

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    2021年06月21日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後の未来のお話が1年経った今も現在進行形の状況でもフィットする内容でした。専門分野の方達がそれぞれの違った視点で社会とパンデミックの関わり合いがとても参考になりました。今後さらに深掘りしたいですね。

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    2021年06月15日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

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    ネタバレ

    パンデミックに立ち向かうために必要なのは「脱グローバル」ではなく「グローバルな協力体制」である。アメリカというグローバルなリーダを失った世界において、グローバルでの協力が不足している。各々の国が自国を保護し、他国を敵視しているが、コロナに対しては逆効果である。たとえ自国が上手く医療体制を築けていても、医療体制の整わない国でコロナが蔓延してしまったら、その国から再度パンデミックが始まってしまう。しかも更に凶悪な細菌となって。「全世界的な医療体制を整えること。」がコロナに打ち勝つ方法である。

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    2021年06月13日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

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    ネタバレ

    本書の出版は2020年10月で、本書を読んだのは2021年6月だったが、このタイミングで読んでも今出版されたかのような真新しさを感じた。
    必要なのは国際的な強調で、ナショナリズムに走ってはいけないと感じた。人類全体で、コロナに打ち勝つにはどう行動すればいいか考えていきたい。
    グローバルな今、世界中で情報共有は非常に重要なのだと感じた。

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    2021年06月07日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    昔は何種類ものヒトが存在していたが、ヒトとして生き残ったのはホモ・サピエンス1種だけ。それは、認知革命によって虚構を作り出すことができたから。
    大判なので持ち歩いて読めないが、漫画なので家でゆっくり気楽に読める。次も楽しみ。

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    2021年03月06日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

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    ネタバレ

    今、代替肉としてメジャーなのは植物由来のフェイクミートで、すでにスーパーなどでも売られている。本書で扱われるのは動物の筋肉組織を培養してできるクリーンミートの話題。

    畜産業によって生み出される食肉は骨や羽毛など、大量の無駄が出るし温室効果ガスの排出量も運輸部門全体のそれに匹敵する。アメリカで使用されている抗生物質の80%は畜産動物に投与されている。目的は病気の治療ではなく、過密な飼育環境による病気の予防と成長の促進だ。世界で生産される大豆もその大半は動物の資料になっており、その栽培のための土地開発は熱帯雨林の森林伐採の最大の原因になっている。(クリーンミートに反対している業界の代表的なものは

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    2021年02月23日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    サピエンスが他の人類よりも優れた点は・・・
    そして手に入れた力を使って成し遂げたのは・・・
    原著はまだ読んでいませんが、このコミックはとても分かりやすいです

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    2021年02月11日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

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    国際的協力の面に関しては確かにそうであるが
    過剰な介入による途上国への搾取の問題が
    今後浮き彫りになってくるのかなと思った

    コロナ禍で立ち止まって目を向けることもなかったが、私たちが提供している個人情報の幅は気付かぬうちに生体的情報まで拡がってきているのかと認識された。

    コロナによってあらゆる領域において
    変化の局面に立たされていると思っているが、
    個人の監視の面では本当に大きな分岐点に
    立たされていることをこころに留めておきたい

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    2021年01月16日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    グローバルでベストセラーの著者たちがAIが押し寄せる中わたしたちに未来を忠告し、そこからどう解決していくのか、SDGs的な内容で読みやすいです。

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    2020年12月02日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

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    いまから振り返れば2020年3月ならびに4月時点で「未知のウィルス」に対するInsightとしてハラリ氏のインタビューは特筆すべきものがある。Post COVID-19の世界を冷静かつ的確に見詰める頭脳レベルの高さが窺える。他方で理想論を唱えるあまり実現性と具体性に欠ける面も否めない。理想なくして実現なしではあるが。暗に(明に?)トランプ大統領を批判しているが、米国が「世界の警察」を名乗るのが良いのかは多分に疑問(COVID-19対応では恐ろしく悪手続きだったがトランプ大統領の在任中に戦争が起こらなかったのは事実だ)。

    それはそれとして、有事は緊急の名のもとパラダイムシフトが起こりやすくニュ

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    2020年11月30日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

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    あまり考えずに大豆ミートなど代替肉の話かなと思って手にとってみみのだけれどもう少し先を行っていて培養肉のベンチャーの話が中心だった。つまり生きている牛や鶏から屠殺することなく細胞だけを摂取してそれを培養し、本物の肉を作り出そうという試み。畜産という産業が環境に与えるダメージは一般的に思われているより大きいらしく、かわいそうな動物たちを救うことはもとより地球の環境を改善する効果があるらしい。肉だけならばすぐに増殖させることは可能なのだけど血管を作ることが難しいらしく血管がないと塊肉ができない、という技術的な制約があって基本的には挽肉しかできないらしいがいくつかの部位だとか皮革が現在も科学的に作り

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    2020年11月17日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    誰もが気になっているだろうし、自分も気になっているコロナ後の社会。それを考えるヒントになりそうだと思って読んでみた。

    読んでみて、やはりコロナ後の世界は誰にもわからないのだという、当たり前だけれどちょっとホッとする自分なりの結論。でも、少なくともコロナ以前に戻ることはないし、新しい社会を作り上げる(あるいは、遠い未来に実現するはずだった社会を、少し近い未来に実現する)ことになるのだろうという予測はたった。

    その時に、どんな未来が待っているのか、自分はその未来でどのように立ち振る舞うのかを、いま考えなければならないという感覚を持った。

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    2020年11月14日