ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハラリさんの著書には毎回、ハッとさせられる。
GPT-4が人間かどうかを確認するパズルを解けなかった時、人に依頼する理由をでっちあげたシーンは、衝撃だった。。。
大英帝国は、紡績工場をカルカッタからマンチェスターに移転することはできなかった。しかし、情報は違う。マレーシアやエジプトから、高速で北京やサンフランシスコへ送れる。世界のアルゴリズムの力は工業力とは異なり、単一の中枢に集中させることができる!
AIは、artificial intelligenceの略だが、ハラリ氏さんは alien intelligenceだと言っている。人間とは全く異質のエイリアンの知能。その通りだなと認識。 -
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Posted by ブクログ
この作者は歴史学者なんですね。
上巻の情報の歴史も全てこの下巻のAI革命の問題に繋げているのですね。流石です。
私なりにこの本で述べたい事はこんな感じと捉えました。
⚫︎AIも一つの道具。使う人によっては凶器にもなる。
⚫︎これまで以上に情報が重要。情報を集めた者(国家)が覇者になる。
⚫︎情報の分断→世界はグローバルから分断に。
⚫︎世の中に絶対の倫理はない。その倫理をどの様にAIに植え付けるかがこれからの課題。
⚫︎今までは人間のみが考えることが出来たがこれからは人間以外のもの(AI)が考える未知の世界が始まる。
個人的にはこの作者ほど未来には悲観的には考えてはいませんがAIという道具 -
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Posted by ブクログ
漠然と農業革命について、文明の起源みたいな捉え方をしていたので、今につづく支配と統治の一種病的とでもいえそうな関係、つまり、神話や宗教が物的限界を見誤らせつづけ、そればかりか偏見やトートロジーの跋扈を許し(説明のつかない都合のよさは神由来のものとなる、それはたぶん支配の構造に結びつくのだろう)、本当に必要な手当てを妨げさえしそうな状況を作り出していることについて、危うく見誤るかも知れなかった。
さすがに現代社会では都合よく、神が降り立つこともないわけだが、それでも、過去そのように形成されてきた社会だということなのだろうか。いまだに国家や民族のようなものに幽霊の影のようにはりついて克服できない。 -
Posted by ブクログ
ちょっと具体例というか個々のトピックに文章さき過ぎではあったので、知ってる、あるいはここは丁寧に説明されなくてもまぁわかるって所はサクサク読むくらいのつもりで。現実見てると書いてる事薄っすら当たってきてるように見える一方で、ある程度、(いい面でも悪い面でも)スムーズに技術面の進化と現実への運用が進んだシナリオではあるんじゃないかとは思う。ここ数年の人類の悪戦苦闘から見るに賢い人らが予想もしてないような事で色々つまずきながら現実は進んでくようで、なんというか事あるごとに停滞しながらの歩みになってるのでこの通りになるにしても進捗は思ったより時間かかるんじゃなかろうか?
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Posted by ブクログ
ネタバレ読書メモ
人類のこの先の課題
人類は飢饉、疫病、戦争の問題を解決してきた。
死を克服し、神になるのがその先の課題である。
また幸福の追求も課題。
幸福の度合を測るのは難しい。古代人が得る幸福と現代人が得る幸福は脳内物質程度の点では同じ。
人新世
地質年代における完新世の中の最近7万年。サピエンス登場。地質的、生物的影響が地球レベルである。世界の動物の質量分布は人類とその家畜で90%におよぶ。
アミニズム→他の動物たちの中の人間
一神教→動物と話すことをやめ神と人が支配する世
人が特別である理由
やはり宗教でしか説明つなかい。
意識は他の動物にもある。科学の進歩が人類の偽りの輝きを剥ぎ -
Posted by ブクログ
中巻にあたる歴史の覇者編から読んだので、人類の誕生編で、ホモサピエンスの独自性、つまり実体のない仕組みを実在のものとして、共有できるというな突出した能力があるというところが、それ以前の人間の祖先との区別される点となっているところが印象的だった。
というのも、歴史を動かしているものが、宗教や、主義や、経済のようなものであるとしたら、それがないものは歴史をもてない。
本では想像したもの、それを共有して、多数人を動かしているものような言い回しになっているが、金、信念、とか宗教が、多くの場合、原因で戦争ができるのが、ホモサピエンスだ、ともいわれているようで、少しガッカリもする。
洞察力を使ってたくさん -
Posted by ブクログ
ハラリが21のトピックについて自分の考えを書いたもの。ほとんどが納得できるものである。特にイスラエル人だからか宗教についての考察が多いが、ユダヤ教をはじめとする一神教への批判が鋭い。宗教的にも国家的にも軽くなっている日本人には受け入れられやすいように思う。
しかし、気候温暖化、AIについての切迫感の強さは戦争よりも強いように思えた。
早く行動すべきというのが紙面から窺える。
個人的には人生には意味がないと繰り返し言っていることと瞑想を一つの解決方法としていることが面白かった。
人生に意味はないが、自分を観察して適切に動くためには、自分を知ることが必要ということ。
自分を知ることと世界へ行動を -
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Posted by ブクログ
歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリによる
21 Lessons(21世紀の人類のための21の思考)
テクノロジーの難題、政治的難題をどう乗り越えるのか?21の考察は単純な答えで終わりはしない。その目的はさらなる思考を促し、現代の主要な議論のいくつかに読者が参加するのを助けることにある。
第一次トランプ政権誕生、イギリスのEU離脱があったのちに書かれた本書を第二次トランプ政権誕生のタイミングで読み進める。
一つ一つのトピックに深く考えさせられた。AIとバイオテクノロジー革命が社会はもとより私個人に難題を突きつけるそのときに、自由主義は信用を失いつつある。雇用は?自由は?平等は?
終盤の3ト