ユヴァル・ノア・ハラリのレビュー一覧

  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    ◯ 人間の情報ネットワークの歴史は、進歩の大行進ではなく、真実と秩序のバランスを取ろうとする綱渡りだ。(80p)

    ◯ ややこしい現実を限られた数の定められた引き出しに落とし込むと、官僚が秩序を保つ助けにはなるが、真実がないがしろにされてしまう。(94p)

    ◯聖書には、安息日に労働してはならないと書かれている。だが、何が「労働」に該当するかは明示されていない。(128p)

    ◯ だが、印刷術は科学革命の根本原因ではなかった。(144p)

    ★忌まわしき魔女狩りやクラーク狩りの歴史を学ぶのは、胸糞が悪かった。だが、自己修正メカニズムの有無で宗教と科学を比較したり、情報の経路の多さで全体主義と民

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    2025年12月10日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    AIがアルゴリズムに基づいて情報をコントロールするようになると、信じられないスピードで大量の情報を操作するようになる。我々人間が状況を理解し判断できるスピードを超えているので、AIが予測不能な動きをし、場合によっては倫理観を無視した暴力的な手段に走る恐れもある。著者はこの事態を危険視している。
    AIを活用して問題を解決しようと試みた結果、表面的にはタスクが達成されていても、本来の問題解決にはならない可能性も指摘している。
    そして、AIと比べて、人間はコロコロと考え方が変わったり、時には矛盾した行動をするもの。その不安定な一面は、言い方を変えれば自己修正が出来るということで、筆者が注目している。

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    2025年12月06日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    普段本を読まない人たちが本書だけを読み、感銘された!とか言って随所に『サピエンス全史では〜』の枕詞と共に講釈を垂れる感じが嫌いで、この本を読まず嫌いしていた。何のきっかけか分からないけど、読んでみた所、なるほど!?の連続で未知を色々開拓してくれた。

    内容では、ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」の絵を思い出す。この作画の意味する所、というかタイトルは抽象的かつキャッチーなため、様々な文脈で自由に引用される。サピエンス全史についても、様々な文脈で自由に引用されている。それも、この本が包括的でキャッチーだからだと思う。ただ違うのは、サピエンス全史はとにかく具

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    2025年12月02日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    人間の知能が発展することで世界がどう変わってきたのかと、その進化のストーリーが壮大!

    宗教や通貨などの共通認識がどうやって生まれて、人間社会を形作ってきたのかがこの二冊で描かれていて、歴史を一気に俯瞰できる感覚!

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    2025年11月27日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    ネタバレ

    自分の手に余る力を生み出すのは我々の種に特有の大勢で協力する方法に由来。神話、宗教など物語のたぐあは、既存の生物学的絆を拡張する手段。偽りの記憶を語り続けると、いずれ人は正真正銘の記憶として受け入れる。大量の人間の間に秩序を生み出す最も効率的な方法は、真実ではなく物語。情報ネットワークは「真実の探究」と「秩序の維持」の双方に効く。官僚制は「整理」、整理の引き出しに押し込める事で真実を反映していない。官僚制は真実を犠牲にするが秩序のためでもある。神話と官僚制は、秩序を維持するのに不可欠な一方、秩序のために真実を犠牲にする。宗教、全体主義の「不可謬性」。聖典は可謬の人間の制度や機関を迂回するテクノ

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    2025年11月25日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    宗教観的な話の時には、文化の違いなのか理解しきれない時もありましたが、人類の歴史をダイジェストで見る、といった感じで興味深いことがたくさんありました。

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    2025年11月20日
  • 人類の物語 Unstoppable Us 世界はちがう人どうしでできている

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    小学生向けを謳っているものの、大人が読んでも面白い。
    ビッグヒストリー系でいちばん分かりやすい。
    自分のような歴史に疎い人は、本シリーズを『NEXUS 情報の人類史』などのハラリの他著への助走として使えば良さそう。
    2時間あれば読み終わる量なのもありがたい。
    ただ、子ども向けのせいか、少し説教くさい。

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    2025年11月18日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    歴史を情報と言う観点から見つめ直し、今後のAIの発展の影響について予想する著者得意の壮大な議論。これはその前半。
    面白かった点:
    ・社会は、物語の共有によって成立する。
    ・文書は、物語の影響力を強化するが、良い方向とは限らない。中世の魔女狩は、魔女を非難する本の出版がきっかけとなった。
    ・情報の伝達速度と伝達距離の向上が、国家単位での民主主義と全体主義の双方を可能にした。
    ・近年の歴史では、民主主義が勝利したが、それは必然ではない。

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    2025年11月11日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    アライメント問題、不可謬性、執拗さ、理解不能な多元データに基づく判断、そして自律性。そういった特徴を持つAIは経済動機や国家統制の動機で社会の混乱や対立を煽ったり、監視やスコア制に活かされたりするかもしれない。疑心暗鬼に陥った独裁者と組み合わさると破壊兵器の使用に繋がるかもしれない。

    これらを回避するには人類がAIをコントロールしないといけない。はたして人類は協調してそれができるのか、が問題。まさに技術はどう使うか。痛い目を見ないと協調できない気がするが、その痛みにたえられるのか。ラジオがナチスに繋がったようなことがもっと酷い形で起きないか。心配。

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    2025年11月06日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    AIがどう発展していくか、中国やロシアで人間に取って代わっていくのか、データはグローバルに区分化されて管理、支配されていくのか、悩ましい話だが、自己修正メカニズムをきちんと機能する形で人類は発展していけるのか?そうであって欲しい。

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    2025年10月30日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    歴史パートに関しては、面白く読めた。ジャレドダイアモンド的な壮大なお話。

    後半、知能と意識を分けて考えるということ、テクノロジーに意識はないはずと言い切れないこと、が1番考えさせられたポイント。

    テクノロジーの波が脅威と感じていたけれど、キリスト教、資本主義、データ教と歴史が移り変わってきたので、ある意味時間の流れの中で少しずつ変わっていくことだから、流れに身を任せるしかないという気持ちになることもできた。※著者は問題提起しているので、読後そんな受け身な気持ちになってほしいとは思っていないかもしれないが…

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    2025年10月25日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    民主主義と全体主義がこれまで情報面からどう体制を維持してきたか、が主にアメリカとソ連の例から説明される。下巻で直近のAIの状況を踏まえて、中国も含めた考察になると良いな。

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    2025年10月18日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    虚構、かたちのないもの、考えに人々は動かされ帝国が出来た。
    今でも人々はあらゆる物語に熱狂し、踊らされて生きていて、認知の重要性を痛感。

    今の私たちも力付くで統一を果たした人の子孫と思うと、国籍問わず他の人にもっと優しくなれるかもしれない。

    普段美味しく食べるお肉に刹那的に心が痛む。

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    2026年07月02日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ネタバレ

    サピエンス全史が非常に良かったので、こちらも今更ながら読んだ。
    個人的にはサピエンス全史ほどの衝撃はないかなと。
    ホモサピエンスが世界を征服してきた歴史を振り返り、人間権威主義について考えさせ、人間はどこに向かうのかを問う。テクノロジーが発展する中で、我々は新たな人類の下等生物に成り変わり、我々が動物を支配してきたのと同様に支配されるようになるのか。我々はどこへ向かうのか、人間を人間たらしめているものは何かを考えさせる内容

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    2025年09月08日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    単行本であの分厚さは手に取りにくいと感じていたので、マンガはありがたい。
    しかし、大判で分厚さも図鑑並み。読み応えあり。よくここまで作り上げたなと感心する。私たちがどう生きていくのか、次号も読みたい。

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    2025年08月31日
  • 人類の物語 Unstoppable Us どうして世界は不公平なんだろう

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    小学3〜4年からとなっているが、結構難しい。これは、世界史を学んだことがある大人が読むと、それなりに響くのではないだろうか。日本史だけしか知らない場合は、それなりにハードルがあると感じた。

    歴史だけでなく、今私たちが直面している気候危機や生態系の保全に関わることも多く含まれている。

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    2025年08月18日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    飢餓・疫病・戦争。数千年人類を苦しめた課題は、科学技術で“解ける問題”になった。
    次に問われるのは「どう生きるか」ではなく「なぜ生きるか」。

    宗教も科学も、“意味”を与えるシステムという点で同じ。やがてAIとビッグデータが人間至上主義を超え、「データイズム」という新しい“信仰”が世界を導くかもしれない。

    便利さの先にあるのは楽園か、淘汰か——。
    読み終えても考えが止まらない、挑発的な未来予測本。

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    2025年08月15日
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

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    農業革命が良し悪しを明確に正しく判断することはできないが、サピエンスの生活様式を現代にまで大きく影響していることが理解できた。
    IFの世界で、もし農業革命が起こらなかったら国・社会などからくる対立は起こらなかったのか。それともいずれか来るもので避けることはできなかったのか、という想像を辞められずにはいられない。

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    2025年07月18日
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

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    漠然と農業革命について、文明の起源みたいな捉え方をしていたので、今につづく支配と統治の一種病的とでもいえそうな関係、つまり、神話や宗教が物的限界を見誤らせつづけ、そればかりか偏見やトートロジーの跋扈を許し(説明のつかない都合のよさは神由来のものとなる、それはたぶん支配の構造に結びつくのだろう)、本当に必要な手当てを妨げさえしそうな状況を作り出していることについて、危うく見誤るかも知れなかった。
    さすがに現代社会では都合よく、神が降り立つこともないわけだが、それでも、過去そのように形成されてきた社会だということなのだろうか。いまだに国家や民族のようなものに幽霊の影のようにはりついて克服できない。

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    2025年06月21日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ちょっと具体例というか個々のトピックに文章さき過ぎではあったので、知ってる、あるいはここは丁寧に説明されなくてもまぁわかるって所はサクサク読むくらいのつもりで。現実見てると書いてる事薄っすら当たってきてるように見える一方で、ある程度、(いい面でも悪い面でも)スムーズに技術面の進化と現実への運用が進んだシナリオではあるんじゃないかとは思う。ここ数年の人類の悪戦苦闘から見るに賢い人らが予想もしてないような事で色々つまずきながら現実は進んでくようで、なんというか事あるごとに停滞しながらの歩みになってるのでこの通りになるにしても進捗は思ったより時間かかるんじゃなかろうか?

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    2025年05月29日