【感想・ネタバレ】アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃のレビュー

あらすじ

破壊者か? 救世主か?
アメリカ大統領選後の世界を8人の知性が徹底分析

トランプが再選したら、世界はどうなるのか?
数々の疑問に8人の賢者が答える。

・南北戦争以来、かつてない憲法上の危機が発生
・公務員制度を変えて、「闇の政府(ディープ・ステート)」を一掃する
・FRBの独立性を剥奪しようとする
・「プロジェクト2025」は連邦政府を改革する運動だ
・アメリカはリセッションに入り、金融危機に
・投資家や富裕層に有利な政策が実行される
・米軍は有事の際に日本を助けるのか?
・ヨーロッパの安全保障は大惨事に
・トランプは戦争が嫌いなのか?
・プーチンや習近平はトランプをどう見ている?
・日本は核兵器を持つことになる
・世界中で「底辺への競争」が起きる

「独裁者にはならない。就任初日を除いて」。
そう発言したドナルド・トランプ前米大統領が再選される可能性が高まっている。「もしトラ」後の世界はいったいどうなるのか。間近で見てきた人物をはじめ、文明史や経済学などの観点から8人の知性が分析する。

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Posted by ブクログ

本書は大統領選挙前に書かれたものだが、概ね予測どうりが恐ろしい。
トランプ政権の主たる政策の中で「プロジェクト2025」にある「ディープ・ステート」(闇の政府)を崩壊させる事はバイデン政権でも続いた民主党下での腐敗した組織を壊滅し、従来の自由主義を復活させると言う意思がある。だが、司法省内の裁判権含めた法的免責問題などは、悪用される懸念があると言う。元トランプ大統領補佐であるボルトン氏はトランプ氏が独裁者的存在を持つかについて「それほど利口ではない」し「アメリカの憲法も制度も強靭」であるとも言っている事には期待したい。だが、現実多くの大統領令による世界を恐怖・脅威を発進していることが今後どんな悪影響を及ぼすのか心配だ。特にボルトン氏が言うプーチンなどの「トランプはいいカモ」(操れれている)は強烈だ。戦争についてはフランス経済学者ハラリ氏の「日本も戦争に備えよ」と核保有国となるべき時期だと言い、同時に米国経済学者サックス氏の「中国、韓国等の良好な関係を築く時期」とも言っていることだ。日本も日本版「ディープステート」なる「闇金政治家」への対策はまたしても「先延ばし」で期待は薄い。著名達が言う気になる言葉は「トランプは『有言実行』者だ」、「貿易戦争で勝者はいない、保護主義で貿易戦争に勝った国はない」と言うが世の中を悪い方向への動きがないことを期待したい。

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

ジャック•アタリの第三次世界大戦の火種4つのうち、始まっていない2つが日本の近隣の中国/台湾、韓国/北朝鮮というのが恐ろしすぎる

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

トランプが大統領選で勝利する前に書かれた本だが、今の状況を理解するのにとても役に立つかな?

と言っても、今や、毎日のように新たな行動、言行があるので、こういう本を読まなくても、十分、分かってしまうわけだが。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

世界中の超一流の識者達のインタビューをまとめた新書が900円なんてディスカウントすぎる。
めちゃくちゃ濃い内容だった。
中でも印象的だったのがイアン・ブレマー氏とユヴァル・ノア・ハラリー氏。
イアン氏は去年8月にこの本が刊行された段階で今の状況をほとんど言い当てている。すごいな。
ユヴァル氏は視点が他と違う上に怖いくらい意見が鋭い。ぐうの音も出ない感じ。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

戦後80年。民主主義も意味が分からなくなってきた今、アメリカを起点としてヤバくなってきたと感じさせる一冊

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2024年12月06日

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