高橋克彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幕末の佐賀の医者で蘭学者であり、泣き上戸の佐野栄寿は、破門を気に京都に上り、佐賀藩に大砲と蒸気船を作るべく、人材を集める。
狙ったわけではないが、ちょうどテレビでも話題になっている、日本初の反射炉を活用しようという話である。また、個人的に最近佐賀に縁があるので、まさかそちらの話と思わずに手にとった。
また、高橋克彦の十八番である東北(主に岩手)出なかったも以外な展開である。いずれ東北に行くのであろうと読んでいたが、全く行かない。
さて、佐野氏については詳しく知らなかったのだが、2章からはなかなかに行動力があり、ハッタリをかます大人物で、冒頭の泣き虫の何もできないキャラとは予想ができない展 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ幽霊からよく考えれば怖い話などちょうどいい長さで読める。
高橋氏の著書はゴッホ殺人事件などのミステリーものを読んでいたので、こういったジャンルも書かれているのかと驚いた。が、むしろこちらは、直木賞もとっていてこっちがメインなのだろうか?とも思った。
古い本だから、それが雰囲気を作っているから、なのかはわからないが性描写が多い。描写は生々しいものではないのだが、各章に1度はそういうシーンが出てくる。(最後だけはなかった)
それ踏まえて作られた構成なのかどうかは不明だが、持ち出さなくても良くないか?と思ってしまったところはある。
『膚の記憶』は中でも気持ちが悪かった。
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