高橋克彦のレビュー一覧

  • 春信殺人事件~美術探偵 仙堂耿介~

    Posted by ブクログ

    安本物産が購入したという鈴木春信の12枚組の浮世絵。しかしそれを買い付けたという美術通とされる遠藤とともに、浮世絵は行方不明となった。安本物産の描けたという保険金は7億円。耿介は、浮世絵の奪還と真贋を確かめるべく、沿道の足取りを追った。

    東北ミステリ小説家の高橋克彦のため、のっけから花火大会(秋田だっけ?)で始まり、盛岡での行動というところで、そのまま東北で過ごすのかと思いきや、東京へ飛び、ニューヨークへという予想外の展開へ。

    そしてもっと意外なのが、「殺人事件」と銘打っている作品にも関わらず、全然人が死なないんだなこれが。耿介が?みどりが?というか、檜山あたり死ぬよね、一番死にやすいよね

    0
    2023年02月27日
  • ドールズ 闇から覗く顔

    Posted by ブクログ

    短編集なので気軽に読めた。が、ドールズを読んでいないと設定がまるでわからないので本としては優しくない。軽いミステリー集なのだがどの事件も犯人がサイコパスなんだがただの一般人なんだか気質のようなものがはっきりしない感じはある。短編で無理にいい話として纏めている感はあるなぁ。この著者のストーリーテリングの力なんだろうけど捲る手は止まらない感じの本なので面白かったのは面白かったです。次作の「ドールズ闇から招く声」が長編な事もあり、書き込んだ方が深みが出て良いのだろうな。

    0
    2022年11月05日
  • 炎立つ 参 空への炎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    R4.8.7~8.27

    (感想)
    前九年の役、完。
    じっくり丁寧に描いてきました。
    あと2巻で、藤原3代の興隆がどう表現されるのか、楽しみです。

    0
    2022年08月27日
  • ゴッホ殺人事件(下)

    Posted by ブクログ

    なかなかストーリーが進行しなくて集中力が切れました。
    構想や仮説の展開はとても面白いので、もう少しコンパクトにまとめればよかったのに。

    0
    2022年08月15日
  • ゴッホ殺人事件(上)

    Posted by ブクログ

    専門家が読んだらどこまでリアリティを感じるのか分かりませんが、ゴッホの死に対する仮説は少なくとも自分にはとても興味深い。
    こういった独自の推理展開を小説の中で展開するためにはかなりの資料調査が必要だと思うのですが、それを幅広い対象にやってしまうことろが高橋氏の凄いところです。
    ただ、展開がゆっくり過ぎて集中して読み続けるのが難しい。

    0
    2022年08月13日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    R4.7.17~24

    (感想)
    奥州藤原三代の歴史小説の決定版。
    20年以上前、学生の頃に大河ドラマを見て、小説を読んで興奮した一作。
    久しぶりに古本屋で買いなおして再読。
    うーん、やはり高橋さんの歴史小説は、セリフ回しがくどいのが気になる。
    もっと自然に話を進められないものか。
    とはいえ、やはり時代背景は面白く、さくさく読めます。

    時代は1049年、平安時代末期。
    まだ清盛が出てこず(たぶん)、源氏と平家が権力争いをしている、武士の世を睨み合っている時代…かな。
    これから清盛、頼朝、義経の活躍が期待されます。

    0
    2022年08月07日
  • 緋(あか)い記憶

    Posted by ブクログ

    記憶がテーマとなっている短編集。作者が岩手出身ということで、よく登場する。記憶は時とともに、変化したり、無くなっていったりするものである。出来事は同じでも、その時の感情は人それぞれだ。自分のいいように記憶していたり、都合よく忘れていたり、、、そういった人間らしい描写が面白かった。
    本作は過去の自分に会ったり、あるはずのない家が存在したり、オカルト的な要素もある。しかし、主人公たちは嫌なオジサンが強く、読んだ気分は良くはない

    0
    2022年05月27日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

    Posted by ブクログ

    登場人物達の心意気は素晴らしい。
    しかしやはり日本の歴史モノは名前が似過ぎでなかなか読み進められない…

    0
    2022年05月13日
  • 私の骨

    Posted by ブクログ

    人間の後ろ暗いところがよく書かれていて、読んでいておもしろかった。とくに『奇縁』ではそれまで良い人だと思っていた人間の本性がわかり、ぞくっとした。

    0
    2021年07月05日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    女性にオススメ

    初めてこういった分野に足を
    踏み入れてみました。
    内容は総じてソフトな印象で
    幸いでしたね。ノーマルな志
    向の?女性向けの一冊だと思
    います。

    1
    2021年02月26日
  • ドールズ 月下天使

    Posted by ブクログ

    聖夜がまさか本当に連続殺人犯だとは思わなかったし、いくら事情があるとはいえそれを知った後でも普通に付き合えるところが、あり得ない経験を重ねたこのメンバーの特徴なのかな。
    それにしても後半はまさに高橋氏というファンタジー今度でした。
    さて、つぎの最終巻はどのように締めるのか楽しみに読もう。

    0
    2021年01月24日
  • だましゑ歌麿

    Posted by ブクログ

    ドラマの印象で歌麿が大活躍する話かと思っていたのですが、主人公の同心が出ずっぱりで活躍する話でした。
    基本的には大きい事件が一つあって、関連する小さい事件があるという内容で、こつこつと調査を続けていくような内容。
    厚さの割には丁寧な感じで読みやすかったです。

    0
    2020年10月12日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

    Posted by ブクログ

    北の鬼、九戸政実。南部一族晴政の葬儀後、実子の晴継までもが、暗殺される。
    北信愛の調略により、信直が後継者に決定。九戸政実は、信直らと対立しながらも、着実に勢力を伸ばしていく。
    天下人となった秀吉。秀吉のもとで、生きながらえたとしても、未来は定まったも同然。死んで未来に繋げるものもある。九戸党一丸となり、辛い道を行くことを決意する。

    0
    2020年07月29日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

    Posted by ブクログ

    北の鬼、九戸政実の歴史巨編。
    陸奥の南部家の九戸党、棟梁九戸政実は、安東愛季らとの勢力争いで、力をつけ、南部家の一大勢力として力をつけていく。
    当主晴政は男子晴継が生まれると、一時は後継と決めた石川信直への不信を抱き続け、晴政ならび九戸氏の連衡と信直を盟主とする南長義、北信愛の連合の間で対立を深める。
    南部家24代当主晴政が死去、その葬儀の帰りの際に後継者である第25代晴継(はるつぐ)が暗殺される。

    0
    2020年07月27日
  • 春信殺人事件

    Posted by ブクログ

    本物と言われていたのに、贋作だった作品と共に
    姿を消した人物を探す依頼を受けた。

    思わぬ人からの依頼、というのもありますが
    二転三転していく内容に、一体どういう状況なのか、と。
    複雑になっていく、というよりも
    つかんだと思ったら、別がでてくる、という…。

    主人公の仕事は人探し、含む作品探し?
    なので、題名に『殺人事件』とついているわりには
    尻切れトンボな感じで終わってる気がします。
    犯人がきっちりと独白してくれるようなのが好きな人には
    まったく向かないかと。

    0
    2020年07月17日
  • 北斎の罪

    Posted by ブクログ

    他の高橋作品で深く取り上げられているテーマや主人公が登場する、言ってみればカタログ的な短編集という印象。
    自分は氏の作品をかなり読んでいるので突然出てきた人物や見解をスムーズに受け入れられましたが、これを最初に読んだ人はよく分からないだろうなと思う。

    0
    2020年03月09日
  • 時宗 巻の参 震星

    Posted by ブクログ

    相も変わらず内裏と幕府の陰謀三昧で、時はどんどん過ぎて人は入れ替わるものの物語の本質は変わらないので中弛みの印象。
    元も攻めて来るぞ来るぞと匂わせといて、なかなか来ない。
    まあ次回は最終巻なので、嫌でも進展するでしょう。

    0
    2019年11月15日
  • 炎立つ 弐 燃える北天

    Posted by ブクログ

    東北で起こった前九年の役については学校の歴史でサラっと触れた程度だけれど、この本を読んで、朝廷のオジさんたちの自己承認欲求とお金(黄金)や地位に対する執着が平和に暮らしていた地方の人たちを苦しませてきたことによる1つの帰結なのだな…と思い、正史のみを語る歴史はつまらない、学校教育の歴史はやはり勝者の歴史なのだな…とつくづく思いました。

    ※谷崎潤一郎さんなみの長文で感想を書いてみました。
    ※物語としては、ちょっとバタバタしている感じだったかな~。

    0
    2019年10月31日
  • 時宗 巻の壱 乱星

    Posted by ブクログ

    みんな名前が似ていて頻繁に人物相関図を見なければすぐに誰が誰だか分からなくなるなあ。
    第1巻はとにかく裏切り合いの繰り返しで、本筋がよく掴めない。
    すぐに出家するのはこの時代の責任の取り方なのだろうか。

    0
    2019年10月26日
  • 竜の柩(1) 聖邪の顔編

    Posted by ブクログ

    日本史のロマンスを追いかけているようで、そこへ謎の組織が関わってきて、やり合っているうちに、とんでもないものを発見ー高橋克彦氏のいつものパターンかな。面白いんだが、いつの間にやら、呆れちゃったり、苦笑いになったり。歴史の探求のほうに重きを置けば、また違った小説になるとは思うが、この伝奇性が高橋氏の持ち味なんだろうな。

    0
    2019年09月16日