高橋克彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ平安時代の蝦夷を巡る抗争の物語。知名度の低い舞台だからこそ面白い。熱い武者たちの物語。このあと前九年の役。
なんというか、バトル物だね。これに八幡太郎義家とか出てきたらどれだけ熱いものになっちゃうのだろう。
平安時代なので登場人物の名前が似た者ばかりで嫌う人もいるだろうが、おもろいで。
学校の授業では登場しない名前ばかりでとっつきづらいかもしれないが、おもろいで。
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p31 陸奥の馬
平安時代の馬は高級品だった。特に陸奥の馬は他の馬の十倍の値で取引されるほど良品だった。
p79 頼良軍
安倍頼良の常備軍は5万くらいいるという。それがいざ戦になれば倍くらいになる -
Posted by ブクログ
ネタバレ歴史の事実を随所に散りばめながら、UFOの謎に迫る本書は、歴史ファンタジー小説とでも言おうか。
小説の前半までは、うんうん、ありえる、ありえると頷かされることが多かったが、後半になってくると、役小角やハンニバルなどが登場し、さすがに、少し笑みがこぼれてくる内容だが、そういう小説だと思って読めば、なかなかに面白かった。歴史的な知識の裏づけがなければこのような小説はかけない。東北に関する歴史小説も多く書く著者だが、本書も東北を舞台に話が進む。広島出身の私としては、庄原にあるピラミッドの話も入れて欲しかったと、少し残念に思った。
明日からは続編の総門谷Rだ。