高橋克彦のレビュー一覧

  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    安倍が滅び、出羽の清原一族が治めることとなった奥六郡に藤原経清の妻結有は忘れ形見の清丸とともに留まっていた。清原の嫡子武貞の妻としてである。亡き兄と夫の志を胸に秘め敵方の一族として忍従の戦いを続ける母子の前に源義家が陸奥守として現われる。清原一族の確執が「後三年の役」の嵐を呼び起す。

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    2009年10月04日
  • 炎立つ 参 空への炎

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    大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。陸奥の運命を担う二人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。凄絶な戦いが源氏と安倍氏の存亡をかけ、戦さ場に生きる人人の愛と哀しみをたたえながら始まる。

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    2009年10月04日
  • ゴッホ殺人事件(上)

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     ほとんど日本人作家のミステリは読まないんだけれど、高橋克彦の「浮世絵シリーズ」は好きで、もう20年も前の話になるけれど、「北斎殺人事件」を読んで小布施の北斎館に行ったこともある。観光案内じゃないけれど、謎を解くためにあちこち行ったときのその土地の風景だとかおいしいものだとかがすてきで、思わず行ってみたくなったのだ。で、ゴッホがテーマのこの作品もものすごくおもしろかった!(まず、はじめから日本語で書かれている話って読みやすーい、と翻訳ミステリばかり読んだあとで思ってしまった・・・)。フランスやオランダが舞台になったり、モサドが出てきたり、爆破事件があったりと、一見派手だけれど、研究者が地道に推

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    2011年09月18日
  • 時宗 巻の壱 乱星

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    大河の原作本。読みやすくておもしろかった。仲間うちでつるんでご飯を食べに行っちゃったりとか(現代人かよ;)、大河ではかなり重かった時輔がかなりやる気マンマンの元気なおにーちゃんだったり(苦笑)

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    2009年10月16日
  • 北斎の罪

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    ”七つの謎の輪”と銘打った作品集。ミステリのところに入れるか迷いましたが、伝奇っぽいのが多いのでこちらに入れました。

    後に書かれた「竜の柩」の原点になる「竜の伝承」や、鬼と宇宙人の関係の追跡から最後はすごい結果になる「鬼追者」、論文の盗作話から始まる話や北斎のもたらした日本に対する罪など、色んな話が7つ入ってます。短編集だから読みやすいです。この人の伝奇ものと歴史推理ものを試しに読んでみるのにいいかも。

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    2009年10月04日
  • 完四郎広目手控

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    幕末の江戸、瓦版屋の居候が次々と起こる奇妙な事件を合理的に解決し、儲かったり儲からなかったり・・・
    妖怪や幽霊の仕業と思われる事件のからくりを明かす、という話が多い。

    時代劇の探偵役は、居候の三男坊もしくは長屋住まいの浪人で実は偉い旗本の関係者。のんびりしてるけど実は強い。友人・手下には早とちり気味の気のいい町人(金なし)。彼女は芸者か小料理屋の女将。
    お約束めいてはいるけど、大事な要素なんです。
    時代劇だいすき。

    この本の場合「広目屋」という瓦版売りの商売が出てくる。
    最初は町の噂をより詳しく誇大ぎみに書いてみんなの興味をかきたてる、週刊誌のような商売をしていたのが、そのうち

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    2009年10月04日
  • 完四郎広目手控2 天狗殺し

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    幕末の江戸で広目屋(新聞屋兼広告宣伝業)の居候が話題の怪事件を解決するシリーズ2作目。

    今回、広目屋完四郎たちは京都へ向かい旅をする。土佐の坂本竜馬を道連れに、東海道を行くにつれて先々で不思議な事件が起こる。
    一見不思議な怪談かと思う事件を論理的に解決していく痛快道中記になっている。

    うっかりもいれば綺麗どころもいて、益々時代劇っぽくなってきた。TVシリーズ化しないかなこれ。

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    2009年10月04日
  • 総門谷

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    世界史と民族伝承とオカルトとサスペンスとSFをひとつの鍋に放り込んでぐるぐるかきまわした、闇鍋みたいな本。遠野物語とUFOの組み合わせが個人的にはツボにはまった。うまい語り手の紙芝居を見ているような気分になった。滅茶苦茶だけど面白い。続編はつまらないです。

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    2009年10月04日
  • 総門谷R 白骨篇

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    ・悲涙魔童児の巻
    ・鬼変魔童児の巻
    ・鬼襲魔童児の巻
    ・鬼怪魔童児の巻
    ・鬼畜魔童児の巻
    以上、5章から成るRシリーズ第4段。

    前巻で命を落とした3人、中でも少年僧の聆雲(りょううん)が
    怨魔<魔童児>として甦ってからを軸に、話が進みます。
    ちょっと展開がマンネリ気味かなぁとも思いましたが、それでもやはり
    熱い魂は健在でした(笑)。

    リニューアル前の『総門谷』との繋がりを思わせるような場面が
    チラホラと目に付いたので、もう一度、シリーズ最初から
    読み直してみようかと思っています。

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    2010年09月26日
  • 偶人館の殺人

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    事件そのものはわりと単純なんだが、シチュエーションがなんとも私好み。なので星4つ。
    偶人館の設定や、からくり師・大野弁吉や隠れキリシタンに隠し金。わくわくしながら読みました。ことわざフリークの矢的遙も可愛いくて良し。

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    2010年04月19日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

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    東北の地に生きる人々、そして武士の壮絶な歴史ロマン。
    時代背景は『火怨』→『炎立つ』→『天を衝く』と続く。
    格好良い生き方の男達に惚れますよ!涙しますよ!引き込まれますよ!

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    2009年10月04日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    東北の地に生きる人々、そして武士の壮絶な歴史ロマン。
    時代背景は『火怨』→『炎立つ』→『天を衝く』と続く。
    格好良い生き方の男達に惚れますよ!涙しますよ!引き込まれますよ!

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    2009年10月04日
  • 完四郎広目手控2 天狗殺し

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    幕末を舞臺にしたミステリー。

    主人公は劍の達人でありながら武士を捨てた香冶完四郎。
    現代で云ふところの廣告代理店をなりはひとしてゐる「廣目屋」の居候である。

    シリーズ第2作の本書では、江戸から京都への旅をするのだが、道案内に付き添ふのはなんと坂本龍馬である。
    怪事件の數々を鮮やかに解決して行く快感を味はへる。
    實在の人物・假名垣魯文がワトソン役を勤めてゐる。
    時代設定が面白いので、これから事件には事缺かないだらう。

    2003年12月30日讀了

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    2009年10月04日
  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    今、見事な白髪が落ちた。てなこたともかく、冥き稲妻とは。異母異父兄弟の暗闘をそのまま言い表した見事なタイトルだ。

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    2009年10月04日
  • 鬼

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    時代は平安…。滋丘川人、弓削是雄、賀茂忠行、安部晴明ら稀代の陰陽師たちの物語。鬼とは何か、華やかだけでは語れぬ時代の闇を垣間見せる。

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    2009年10月04日
  • 総門谷

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    やたら壮大なストーリーで、かなり分厚い本ながらも飽きません。
    続きが気になって一気に読んでしまいました。
    途中までは凄く面白いのですが、ラストがなあ・・・。
    それだけが残念。
    続編も出てるんですが、続編はイマイチに思うので、この一冊だけ。

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    2009年10月04日
  • ドールズ

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    大雪に見舞われた盛岡で7歳の少女がひき逃げに遭った。彼女は喫茶店「ドールズ」月岡真司の娘・怜。彼女は言葉を失い、自律神経失調症と判断される一方で、動脈硬化の疑いがあった。異常までに人形に感心を示し、喫煙をするなど7歳の少女にはありえない行動が現れる。やがて甥の恒一郎は怜のその異常な行動の真実を知り愕然とする。

    個人的にこの大団円はとても好き。ホラーというよりファンタジーって感じかな。
    布石は確かにホラーじみてるが、最後まで読むとほんわかする。
    事故の解明もきっちりされてるので満足。

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    2010年04月19日
  • 蒼い記憶

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    記憶シリーズ第3弾。ふだんハードカバーの短編集ってのはよほどのことがないと買わないんだけど、前二作のグレードの高さゆえですね。ぼくとしては突出した作品は今回はないと感じるのですが、記憶という1テーマでこれだけのシリーズを構築できるというのはやはりすごいと思いました。
    ひとつの電話番号から秘められた過去をあばく「幽かな記憶」、ラストの1行にこそ怖さを感じるのはぼくだけでしょうか?「水の記憶」はこの作品集中もっとも気に入った作品、ちょっと救われた気がしますね。例の作品をいいほうに裏返すとこうなるのかな?「嘘の記憶」はちょっとにやにやしながら読みました。同人とかやっていた人は多かれ少なかれこういうこ

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    2026年01月26日
  • 北斎殺人事件 新装版

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    ネタバレ

    北斎がタイトルにあったので衝動的に購入。
    あとがきで知ったけど、40年以上前の作品なんだなー。北斎隠密説は結構説得力あったけど、現代の考察では妥当なのかどうかそれも気になるね。

    しかしまさかシリーズ物だと思わず買ってしまった…。

    摩衣子と津田の関係は正直よくつかめず。
    北斎隠密説の組み立ては見事だったからこそ、ストーリーとしての(殺人事件を含めた)人間関係がもったいなかったなー。津田…お前はもうちょっとちゃんとしなさい…。

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    2025年12月30日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    はい、ファンタジーでしたねえ。
    目吉センセーの事件簿、と言ったスタイル。
    まんまと最後はハラハラしたけれど、流し読みにもぴったり。もはや目吉先生のキャラ感が凄い。まあ古めかしいけれどエンタメ系小説です。

    著者は江戸文化?や知識?に長けた方なのか。写楽殺人事件とやらを読んだらまた違う楽しみがあるのだろうか…。

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    2025年06月17日