高橋克彦のレビュー一覧

  • 時宗 巻の壱 乱星

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    大河の原作本。読みやすくておもしろかった。仲間うちでつるんでご飯を食べに行っちゃったりとか(現代人かよ;)、大河ではかなり重かった時輔がかなりやる気マンマンの元気なおにーちゃんだったり(苦笑)

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    2009年10月16日
  • 北斎の罪

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    ”七つの謎の輪”と銘打った作品集。ミステリのところに入れるか迷いましたが、伝奇っぽいのが多いのでこちらに入れました。

    後に書かれた「竜の柩」の原点になる「竜の伝承」や、鬼と宇宙人の関係の追跡から最後はすごい結果になる「鬼追者」、論文の盗作話から始まる話や北斎のもたらした日本に対する罪など、色んな話が7つ入ってます。短編集だから読みやすいです。この人の伝奇ものと歴史推理ものを試しに読んでみるのにいいかも。

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    2009年10月04日
  • 完四郎広目手控

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    幕末の江戸、瓦版屋の居候が次々と起こる奇妙な事件を合理的に解決し、儲かったり儲からなかったり・・・
    妖怪や幽霊の仕業と思われる事件のからくりを明かす、という話が多い。

    時代劇の探偵役は、居候の三男坊もしくは長屋住まいの浪人で実は偉い旗本の関係者。のんびりしてるけど実は強い。友人・手下には早とちり気味の気のいい町人(金なし)。彼女は芸者か小料理屋の女将。
    お約束めいてはいるけど、大事な要素なんです。
    時代劇だいすき。

    この本の場合「広目屋」という瓦版売りの商売が出てくる。
    最初は町の噂をより詳しく誇大ぎみに書いてみんなの興味をかきたてる、週刊誌のような商売をしていたのが、そのうち

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    2009年10月04日
  • 完四郎広目手控2 天狗殺し

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    幕末の江戸で広目屋(新聞屋兼広告宣伝業)の居候が話題の怪事件を解決するシリーズ2作目。

    今回、広目屋完四郎たちは京都へ向かい旅をする。土佐の坂本竜馬を道連れに、東海道を行くにつれて先々で不思議な事件が起こる。
    一見不思議な怪談かと思う事件を論理的に解決していく痛快道中記になっている。

    うっかりもいれば綺麗どころもいて、益々時代劇っぽくなってきた。TVシリーズ化しないかなこれ。

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    2009年10月04日
  • 総門谷

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    世界史と民族伝承とオカルトとサスペンスとSFをひとつの鍋に放り込んでぐるぐるかきまわした、闇鍋みたいな本。遠野物語とUFOの組み合わせが個人的にはツボにはまった。うまい語り手の紙芝居を見ているような気分になった。滅茶苦茶だけど面白い。続編はつまらないです。

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    2009年10月04日
  • 総門谷R 白骨篇

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    ・悲涙魔童児の巻
    ・鬼変魔童児の巻
    ・鬼襲魔童児の巻
    ・鬼怪魔童児の巻
    ・鬼畜魔童児の巻
    以上、5章から成るRシリーズ第4段。

    前巻で命を落とした3人、中でも少年僧の聆雲(りょううん)が
    怨魔<魔童児>として甦ってからを軸に、話が進みます。
    ちょっと展開がマンネリ気味かなぁとも思いましたが、それでもやはり
    熱い魂は健在でした(笑)。

    リニューアル前の『総門谷』との繋がりを思わせるような場面が
    チラホラと目に付いたので、もう一度、シリーズ最初から
    読み直してみようかと思っています。

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    2010年09月26日
  • 偶人館の殺人

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    事件そのものはわりと単純なんだが、シチュエーションがなんとも私好み。なので星4つ。
    偶人館の設定や、からくり師・大野弁吉や隠れキリシタンに隠し金。わくわくしながら読みました。ことわざフリークの矢的遙も可愛いくて良し。

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    2010年04月19日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

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    東北の地に生きる人々、そして武士の壮絶な歴史ロマン。
    時代背景は『火怨』→『炎立つ』→『天を衝く』と続く。
    格好良い生き方の男達に惚れますよ!涙しますよ!引き込まれますよ!

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    2009年10月04日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    東北の地に生きる人々、そして武士の壮絶な歴史ロマン。
    時代背景は『火怨』→『炎立つ』→『天を衝く』と続く。
    格好良い生き方の男達に惚れますよ!涙しますよ!引き込まれますよ!

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    2009年10月04日
  • 完四郎広目手控2 天狗殺し

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    幕末を舞臺にしたミステリー。

    主人公は劍の達人でありながら武士を捨てた香冶完四郎。
    現代で云ふところの廣告代理店をなりはひとしてゐる「廣目屋」の居候である。

    シリーズ第2作の本書では、江戸から京都への旅をするのだが、道案内に付き添ふのはなんと坂本龍馬である。
    怪事件の數々を鮮やかに解決して行く快感を味はへる。
    實在の人物・假名垣魯文がワトソン役を勤めてゐる。
    時代設定が面白いので、これから事件には事缺かないだらう。

    2003年12月30日讀了

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    2009年10月04日
  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    今、見事な白髪が落ちた。てなこたともかく、冥き稲妻とは。異母異父兄弟の暗闘をそのまま言い表した見事なタイトルだ。

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    2009年10月04日
  • 鬼

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    時代は平安…。滋丘川人、弓削是雄、賀茂忠行、安部晴明ら稀代の陰陽師たちの物語。鬼とは何か、華やかだけでは語れぬ時代の闇を垣間見せる。

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    2009年10月04日
  • 総門谷

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    やたら壮大なストーリーで、かなり分厚い本ながらも飽きません。
    続きが気になって一気に読んでしまいました。
    途中までは凄く面白いのですが、ラストがなあ・・・。
    それだけが残念。
    続編も出てるんですが、続編はイマイチに思うので、この一冊だけ。

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    2009年10月04日
  • ドールズ

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    大雪に見舞われた盛岡で7歳の少女がひき逃げに遭った。彼女は喫茶店「ドールズ」月岡真司の娘・怜。彼女は言葉を失い、自律神経失調症と判断される一方で、動脈硬化の疑いがあった。異常までに人形に感心を示し、喫煙をするなど7歳の少女にはありえない行動が現れる。やがて甥の恒一郎は怜のその異常な行動の真実を知り愕然とする。

    個人的にこの大団円はとても好き。ホラーというよりファンタジーって感じかな。
    布石は確かにホラーじみてるが、最後まで読むとほんわかする。
    事故の解明もきっちりされてるので満足。

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    2010年04月19日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    はい、ファンタジーでしたねえ。
    目吉センセーの事件簿、と言ったスタイル。
    まんまと最後はハラハラしたけれど、流し読みにもぴったり。もはや目吉先生のキャラ感が凄い。まあ古めかしいけれどエンタメ系小説です。

    著者は江戸文化?や知識?に長けた方なのか。写楽殺人事件とやらを読んだらまた違う楽しみがあるのだろうか…。

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    2025年06月17日
  • 水壁 アテルイを継ぐ男

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    ◼️ 高橋克彦「水壁 アテルイを継ぐ男」

    蝦夷(えみし)ものの作品は興味が湧く。東北の広さと深さ。

    高橋克彦「火怨 北の耀星アテルイ」は790年ごろ、坂上田村麻呂らが率いる朝廷軍と戦った蝦夷の英雄・阿弖流為(アテルイ)の物語。地勢を活かした戦略と小気味良い戦いぶりで数的不利を覆し抵抗を続けた蝦夷軍と悲しい幕切れのストーリーだ。今回はそれからしばらく後、アテルイの曾孫日天子(そらひこ)が大将となった蝦夷の戦いの話。


    蝦夷の支援者の一族、物部氏に育てられた日天子は飢饉にあえぐ俘囚、朝廷に従う蝦夷の民を救おうとしない朝廷に怒り、挙兵を決意する。一族で商才に秀でた真鹿、山賊の長・玉姫、都では元

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    2025年05月21日
  • 写楽殺人事件 新装版

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    ネタバレ

    大河ドラマ「べらぼう」を毎週楽しみに拝見しております。
    帯の『「べらぼう」を観る前に読むべき』の言葉に惹かれ手に取りました。

    名前はなんとなく知っていても、恥ずかしながら、浮世絵はどれが誰の作品であるとかほとんど知らずにいた人生でしたが、ドラマとこの作品を読んで、「ものを知らない人生とはそれだけで罪深い」と思うほど知的好奇心がくすぐられた。

    津田が巡った秋田の地は、かつて自身が過ごした場所。そういう縁もあって、写楽が私のふるさとにいた?かも?しれないなんて思うとそれだけでワクワクする。

    ドラマも一層楽しめそうです。

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    2025年05月01日
  • だましゑ歌麿

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    フィクションなんだけど実在した人物が出てきて、知った名前が出ると面白い。今年の大河ドラマのモデルの蔦屋重三郎も出てきて、よく知らない私は版元の人なのねとまたひとつ勉強。
    歌麿の身に起きた事件をきっかけにまた色々な事件が起き…
    常にきな臭い感じで、ミステリー好きな人は好きかも。
    個人的にはもう少しほっこりというか、心安らぐ場面もあってほしかったな。
    読むタイミングも大事だな。
    もっといいコンディションの時に再読したい。

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    2025年02月12日
  • 火怨 下 北の燿星アテルイ

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    蝦夷の英雄アテルイ、軍師の母礼らがはじめる蝦夷と朝廷との戦いの歴史小説。後半はあっという間に読み進んだ。

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    2025年01月26日
  • 噴怨鬼

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    何か続きを読んでいるようだ。
    淡麻呂や髑髏鬼。芙蓉などに再登場の匂いをかんじる。そのことが気になって集中できなかった。
    鬼の正体がわかってもあぁそうなのって感じだった。

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    2024年08月14日