高橋克彦のレビュー一覧
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<再読>おさらいその2。第二巻では、760年〜764年恵美押勝の絶頂から没落−恵美押勝の乱までを描く。立志篇では陸奥守になるべく、天鈴の策で奈良麻呂の乱において藤原仲麻呂(押勝)に力を貸して授刀衛の大志にまで昇進を果たした牡鹿嶋足。しかし押勝の息のかかった者が陸奥に赴任し、蝦夷はさらに苦しい立場に追いやられた。腐敗した押勝の権勢を打倒し、今度こそ陸奥に平穏をもたらすべく、天鈴たちは道鏡や吉備真備と手を組んで押勝を追いやるべく権謀術数する。この風の陣シリーズで面白いのは、京で起こる争乱がすべて天鈴の策謀と嶋足の活躍に集約されていること。もちろん小説であり、すべてが史実ではない。だが史実の裏に何が
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旗本の次男坊で江戸の広告代理店「藤由」の居候、
香冶完四郎(こうやかんしろう)のシリーズ第1弾。
幕末の江戸を背景に、主要キャラクターとの顔合わせをしつつ
謎解きに挑む1冊。
でも、クライマックスは安政の大地震。
そう考えると謎解きが主体でもなく、すべては
「たった一枚の紙が世の中を変える」
「ようやく自分が命を懸けるに足る仕事と巡り合った」
そう主人公に言わしめるための布石だったのかと。
結構楽しく読めました。
【収録作品】
第1話 梅試合
第2話 花見小僧
第3話 化物娘
第4話 雨乞い小町
第5話 花火絵師
第6話 悪玉放生
第7話 かぐや御殿
第8話 変生男子
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「炎立つ」「火怨」に続く「陸奥三部作」の最終章となる作品。九戸党の棟梁・九戸政実が今作品の主人公。文庫版では、全3巻。
戦国時代の末期、陸奥において近隣諸国に「北の鬼」と恐れられる九戸政実は、南部氏の勢力を拡大して天下に名を上げようと考えていた。実際、政実率いる九戸党は強者揃いの武闘派として、その名を知られていた。
しかし、当の南部氏は内紛が絶えず、当主・養子間において争いが起こる始末。政実は、独自で南部氏の勢力を南に拡げることに成功するも、権謀術数渦巻く南部氏の呪縛に縛られ、その才を十分に発揮できないでいた。
南部氏が内紛に時間を費やしている間、天下は大きく変わっていった。政実