高橋克彦のレビュー一覧

  • ドールズ 闇から招く声

    Posted by ブクログ

    ドールズシリーズ 3
    お化け屋敷で本物の死骸を発見した目吉先生とおじさん。そこから連続猟奇殺人へと繋がっていく事件性の高い内容と思いがけない犯人像とで背筋がゾクゾクする展開となっている。不気味な親子の登場で予想してた犯人とは違う人物が浮かび上がってきたけれど 病んでるなぁ犯人と思っていたんだが・・・・・。
    怜と目吉先生の意識の行き来も簡単にできるようになってるなぁ。
    今回も大活躍だったな。目吉先生とおじさんの関係はいいよね。怜の自分勝手なパパがようやく許せるような人物になってきた。

    0
    2011年11月05日
  • ドールズ

    Posted by ブクログ

    ドールズシリーズ 1
    深夜の事故・喋らない姪を心配するおじさん・蘇った人形師目吉の登場とルーツを探る面白さ。事故の犯人の焦りはじめた行動に少し不安もあったが途中で怪しそうな人物になんとなく気がついた時 こいつら酷いなぁって思った。子を持つ親なのにさー何やってんのアンタ達・・・。
    蘇りを信じますか。オカルト風で少し強引すぎる成り行きなのにユニークな登場人物たちのおかげで後味スッキリ。目吉のファンになっちゃったよ。

    0
    2011年11月05日
  • ドールズ 月下天使

    Posted by ブクログ

    ハードカバーで読んだ時はなんだか今一だと思ったんだけど、(センセーと聖夜のコンビメインの話になったし、ホラーって感じじゃなくなったし)でも期間が開いて文庫で改めて読んだら、これはこれで面白かった!続きが気になるので次回作は早めに出るといいな。

    0
    2011年10月25日
  • ドールズ 月下天使

    Posted by ブクログ

     小学3年生怜の体の中には江戸時代の人形師、目吉が棲んでいる。
     目吉センセの推理が冴えるドールズシリーズが、新たな局面を迎える。

     見た目は子供、中身はオヤジ、なんだけど、いかんせんアガサ博士@名探偵コナン、みたいな人はいないわけで、なかなか行動が伴わなかった。が、今回、目吉の手足というべき存在が現れる。
     喫茶店で働く謎多き女性、聖夜、は目吉@怜が動けない分、それをカバーする。
     これは、無敵だなって思っていたら、さらに強大な敵が現れました。

     うむ。
     ここから、壮大なバトルものにシフトしそうな気配です。

     でもって、目吉がなぜ死んだか。なぜ、怜の体によみがえったか。そういう謎がこ

    0
    2011年10月23日
  • ドールズ 闇から覗く顔

    Posted by ブクログ

    江戸情緒と目吉センセー、もうたまらない。
    伝奇?ホラー?
    でも私的には恒一郎×香雪=恋愛小説(え)

    0
    2011年09月27日
  • ドールズ

    Posted by ブクログ

    長年迷いに迷って漸く読んだ作品。
    こういうテイストの作品、好きだなぁ。
    もっと早く読めば良かったと後悔。

    0
    2011年09月27日
  • ドールズ 月下天使

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    や、やっぱりそういう方向へ行くのかー!
    というのが解説まで読み終わっての第一声。
    続きが連載中とのことなので、早めにまた会えるのを祈ってます。
    香雪さんが今回は名前だけしか出てこなくて残念。
    聖夜さんとキャラかぶるからかなぁ。

    0
    2025年05月28日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    足掛け7年かけての物語だという。
    九戸政実という人と、その周りにいる爽快な面々の物語。
    最後は、5000人10万人を迎え撃つという、滅びゆくヒーローものの典型的なクライマックス。
    ところが、滅びゆく者たちを描いた「悲劇性」がない。これはなかなか珍しい。
    とにかく強い。とにかく痛快。最後まで奇策で勝ち続け、そして、いさぎよく散っていく。散っても、なお勝利の感。。。
    おもしろい話だった。

    0
    2011年09月25日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

    Posted by ブクログ

    あとがきで、作者も書いているが、戦国史全体から見れば、本当に小さな戦いのひとつひとつをかなり詳細に描きこんでいる。
    三分冊にするほどの大作だが、この第2巻なんかは、とばそうと思えばとばせる内容でもある。
    しかし、にも関わらず、読ませる。
    文章力か、それとも丹念な調査によるものか。とにかく飽きずに読んでしまう。

    0
    2011年09月25日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(3)

    Posted by ブクログ

    中央に屈せぬ奥州。
    九戸政実は、しかし、この本以外では、こんなふうに“大物”としては描かれていないだろう。
    これも、勝った側の作った歴史の結果なのだろうか。

    まあ、それにしても痛快な物語だった。

    0
    2011年09月25日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(3)

    Posted by ブクログ

    信長が天下統一へ動き出した頃、陸奥の南部家では内紛が続いていた。九戸党棟梁であり新たな時代を予見し、戦の天才である『九戸政実(まさざね)』は、ついに宗家を見限る。北の鬼が一族郎党を束ねて東北の地を駆け巡り、日本中がひれ伏した10万の豊臣秀吉軍にわずか5000の兵で喧嘩を売った。策を尽くし、敵を翻弄する九戸党。誇りをかけた最期の戦いを待ち受けていたのは・・・。「火炎」「炎立つ」に続く陸奥(みちのく)の男たちの熱き魂を描いた歴史巨編3部作の最終章。歴史の本流にはでてこない反骨の男の生き様。滅びの美学として小説としては面白いが、先見性・大局観という意味では主人公としては少し無理があるかも。

    0
    2012年11月17日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    壱:北の埋み火
    弐:燃える北天
    参:空への炎
    四:冥き稲妻
    伍:北彩楽土

    の全五巻。俘囚と蔑まれた陸奥の人々から見た中央との抗争の歴史。安部貞任・藤原経清と源頼義・義家の12年に渡る戦い「前九年の役」に始まり、清原家の内紛に源義家が介入して藤原清衡が権力を掌握する「後三年の役」、さらには源頼朝による藤原泰衡・源義経の征伐による奥州制圧までを描く一大スペクタルドラマ。
    現存するおそらくわずかな史料を基に、鎌倉前の源氏の勃興と、中央政権の影響力の及ばない言わば独立王国を築きあげた藤原氏との関わりを描き切った著者の想像力と筆力は見事。また、源頼朝が数百年に及ぶ公家政治から武家政治への転換をわずかな

    0
    2011年09月07日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

    Posted by ブクログ

    私が大学の頃の大河ドラマ(1993-94年)。
    平安時代後半に東北で起こった、前九年・後三年の役という、日本史の授業でも1行だけで終わってるようなマイナーな戦争の話だが、かなり面白く脚色してくれており、毎週楽しみに観ていた。

    おそらく話がマイナーすぎて、私に事前知識が無いがゆえに、先のストーリーが予測つかないことも面白さを増加させたのであろう。
    とはいえ、友情と裏切り、恋愛と嫉妬、弱者(奥州)が権力に立ち向かうところなど、王道ストーリー盛りだくさんで、エンターテインメントとして楽しめる作品である。

    なお、本作品は、三部構成からなっており、主人公が代々変わっていくという形態をとっている(ジョ

    0
    2011年07月23日
  • ゴッホ殺人事件(上)

    Posted by ブクログ

     展開がスローな部分があるけれども、ゴッホ他殺説の論証は一読の価値はあります。言われてみれば確かにそうだなぁと。この部分だけ冊子にして欲しいくらい出来がいい。
     でもゴッホに興味がない人は多分面白くありません。


    0
    2017年08月15日
  • ドールズ 闇から覗く顔

    Posted by ブクログ

    犯人が誰とかより目吉センセーがいつ出てくれるか心待ちにしてました;かっこいいなあ。「鬼火」の豹変は怖かったです。

    0
    2011年06月15日
  • パンドラ・ケース よみがえる殺人

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしては 筋立ては まあ ありきたりだが それよりも 昭和46年を 懐かしむことが できた。
    自分自身の 青春時代 そして 今に至る その 軌跡をも振り返れたかな、、、
    探偵役が もう少し鋭いと もっと 面白いかもしれない。

    0
    2011年06月01日
  • 竜の柩(5) 心霊日本編

    Posted by ブクログ

    『心霊日本編』ということで、旧『霊(たま)の柩』の前半にあたります。
    シュメールの時代からようやく現代へ、と思ったらハレー彗星1回分
    計算間違っちゃったよ、と大正時代へ飛ばされてしまった虹人たち。
    若き日の宮澤賢治、江戸川乱歩と少しばかり邂逅しながら、
    元の時代へ戻る方法を探して右往左往。
    そのまま残って暮らしてもいいかも、と思ってしまう気持ちが
    妙にリアルでした。


    【収録内容】
     プロローグ
     再動
     懐旧
     瑞光
     迷夢

    0
    2011年02月10日
  • 刻謎宮(2) 光輝篇

    Posted by ブクログ

    刻迷宮Ⅰのラスト2章分を含んだ第2巻。
    とりあえず歴史の歪みを元に戻し、敵にも逃げられたところで
    再開です。

    今度の舞台は古代中国。
    封神演義でおなじみの時代、敵に察知されないように、と
    その時代の人間の身体を借りたところ、思わぬ誤算で沖田総司ピンチ!
    危機を乗り越えたところで、残りの仲間ヘラクレス、マルコと
    合流するため、三蔵法師ご一行様に扮する一同。
    …まぁもともとが「ごった煮」の世界なので、面白ければそれでいいです(笑)。


    【収録内容】
     星天の章
     約束の章
     再開の章
     幻美の章
     昏迷の章
     光輝の章

    0
    2010年12月14日
  • 火怨 下 北の燿星アテルイ

    Posted by ブクログ

    「風の陣」からのシリーズとして読み進めると、悲しい陸奥国の姿が見えてきます。
    都から遠く、また黄金という宝があるということが陸奥に不幸をもたらしていた歴史があったんですね。
    アテルイ達の願いは、やがては奥州藤原氏によって花開くこととなりますが、
    それまで約400年近くもの間、蝦夷の苦難は続きます。
    そして源頼朝によって奥州藤原氏が滅ぼされることで、
    本当の意味で日本人として受け入れられるのは皮肉な話です。
    興味のある方は、平安時代末期の物語となる「炎立つ(全5巻)」も読まれて見ることをおススメします。

    0
    2019年01月16日
  • 刻謎宮(1) 彷徨篇

    Posted by ブクログ

    もともとの刻迷宮Ⅰの約3分の2を収めた第1巻。
    おかげで話の核心がすべて第2巻へと持ち越されてしまったので、
    これだけではちょっと消化不良気味。
    あと100頁くらいなのに…。

    新撰組・沖田総司が死後、ある組織に復活させられた後、
    歴史の歪みを修正するため古代ギリシァに送り込まれて「アポロン」として
    活躍する、というシュミ満載なごった煮伝奇小説、でしょうか(笑)。
    設定だけ聞いてしまうと「え゛~?」と拒否反応したくなりますが、
    読み始めると意外とのめり込めます。

    さて、歴史を歪めようとしている「ハデス」の正体は――以下次巻(苦笑)。


    【収録内容】
     発端の章
     復活の章
     降魔の章
     魔

    0
    2010年12月14日