高橋克彦のレビュー一覧
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高橋克彦作品、ハマってしまったかも……
というのも、主人公が浮世絵の研究をしていたりと、浮世絵三部作を思い出したり、なんとなく関連性を感じたりもして楽しい。
最初はアクが強すぎて、うっと思っていた登場人物(チョーサク)も読み進めていくうちに、
友達になる過程のように、あなたはそういう人だよね(笑)、という印象に変わっていたりして面白い。
ある意味冬の密室物としては王道っぽいけれど、
タイムカプセルや、キーパーソンの名前がパンドラという好奇心をくすぐられる設定がたまらない。
ラストは、終章タイトルパンドラ・サッドケースにふさわしく、かなしく寂しい。
エピローグはなんとなく期待をしていた展開になっ -
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ドールズシリーズの最終作。
前作で「箱神」を追って、死んだ聖夜のお葬式から始まりますよ。
で、壮大な冒険になっていくのだが…。
ちょっと駆け足だったかな。でも、様々なことへの膨大な知識に圧倒される。
が、それを生かすために(?)ちょっとご都合かねっという展開が…。
まぁいいんだけど。
でも、やばげな展開になったからこそ、怜ちゃんと目吉の混在っていうのがなくなっていて、それが面白いのに残念だったかも。まあ、そこで怜ちゃんがどうのってなると、彼女のトラウマになりそうだから、むしろなくてよかったんだろうけど。
なんか、ホラーで始まったシリーズだったけど、最後 -
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前作全部引っ越しの時にギブアップしてしまったんで、イマイチ細かい内容が思い出せず、こんな”総門谷”っぽい話やったっけ??いや、もっとしっとりと美少女の中に同居する名探偵目吉センセーが活躍する別なノリのお話だったような、、と思うんだが。ま、それはともかくスッカリ忘れているお陰で非常に楽しく読めました。蘭陽が出て来て嬉しかった。ていうか、やっぱり総門的高橋ストーリーで決着して大団円でした。満足。ただ、なんとなく総門谷や龍の柩の時よりも、登場人物のバランスが微妙というか、、全員が同じ場で居る筈なのに居ないような錯覚を起こすというか、例えば最後は味方グループは現代人5人(3人+陰陽師親子)、ご当地人3
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人の心を深く沈潜させ、一方で競争心と怨恨を掻き立てる。
大和朝廷とえみしの構図は、今の世界でも続いていると感じる。
私は田村麻呂とアテルイの人間模様に感動するのではなく、集団や個人のエゴイスティックな志向に目を向けている。
例えば権力者、民衆、少数派と分けるならば、権力者はそれを拡大したい保持したい、民衆は安らかに過ごしたい、そして少数派は抵抗しつつ体制に組み込まれながらも怨恨を保持し続ける。
権力者は勢力が伸びきったと思えば、今度は更に外へ出るか内紛して分裂するしかないものだから、かくして、争いは絶えることはない。
いくら戦はしたくないといっても、欲しがる者に対抗するには立ち上がるしかないの -
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ネタバレものすごく時間のかかってしまった読書。
時は平安遷都の少し前。奈良に都があったころ。
着々と地方を制定して勢力を拡大していた朝廷からも放っておかれていた辺境の土地。みちのく。
そこに金山が発見されたことから、俄然朝廷の動きが慌ただしくなる。
金に興味のない蝦夷たちは、放っておいてくれさえしたらよかったのだが、金も土地も全てを支配したがる朝廷と、対峙しなければならないことになってしまう。
圧倒的な物量を誇る朝廷の大軍に対して、小競り合い程度の争いしかできない蝦夷たち。
しかし部族ごとにバラバラに戦っていては、いつかは朝廷軍に飲みこまれてしまう。
いくつもの部族を束ねたのは、まだ若いアテルイだ -
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ネタバレ1051年前九年の役の物語、戦争終結。熱い武士の美学と、戦に勝つための策謀が活き活きと描かれる。おもしろい。
何がいいって、蝦夷の地は朝廷に敗れた者の流れ着いた地という設定がきちんとあるというところだよね。
そういう背景を背負っているからか、ジワジワくるものがある。そう、あらゆる情景がジワジワと読み手に作用していく、そんな作品。
美学について考えさせられる。
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p16 清原氏
安部氏は頼義との戦ののち、朝廷に恭順する姿勢を貫き、和議の手前まで我慢し漕ぎつけた。このまま安倍氏が存続できるようになれば、そこから力を十分に貯めて朝廷に匹敵する勢力を東北に気づくことがで -
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古事記や神話を元に『竜』そのものの正体を明かしていく話。
竜=ロケット。
神様=宇宙人。
こう書いてみても、は?何それ?な感じなのですが、いやいや私も虹人(主人公)の解説に洗脳されました。
滑稽無糖な説の様に見えるのだけれど、
いつの間にか、もしかしたら本当にそうなのかも知れない!と思えてしまうから不思議。
古事記の内容をほとんど知らなかったので、
調べ調べ読み進めました。
こんなの嘘に決まってるじゃん!馬鹿馬鹿しい!と思ってしまうと多分興醒めして読み進めるのが難しくなると思います。
こんな説もあるのか、こうだったら楽しいな
と思いながら読むと、きっとワクワクすると思います。 -
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貞任と経清が前九年の戦に負け、その後の陸奥を頼義に味方した清原一族が牛耳る事になった。経清の妻の結有は、復讐を胸に清原の妻となり、清原との間に子供を持つ。最終的にはこの子(旧清原)と清丸(+頼家)が戦う後三年の戦が締結し、陸奥における黄金期のはじまりとなる。
内紛が主題になっているのでちょっとドロドロした感じが否めないが、面白かった。当時の人がどこまで情勢を先読みしていたかは分からないが、家来や敵の心情を読みながら策を考えていたのかと思うと、現代人とあまり変わらないのではないかと思う。使う道具や、仕事が変わっただけで人間自体はあまり進化していないのかもしれない。