高橋克彦のレビュー一覧

  • ドールズ 闇から招く声

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    ネタバレ

    ドールズシリーズの3冊目

    これは短編集では無く長編となっている。
    3作目ではほぼほぼ江戸時代の
    おっさんセンセーの目吉が
    「あっしが思うに・・」等々出番が多い。

    しかし・・・転生や輪廻があるって信じたい。
    って言うか信じると少しだけ死が怖くなるなぁ~

    そうは言っても
    転生先が子供の身体で残忍な殺人を・・・と言うと
    何か残酷。
    でも、今世で悪いコトしたら
    次に人間に生まれ変われない。
    って小さい頃聞いたけど・・・

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    2016年06月08日
  • だましゑ歌麿

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    厚みがある割にはすんなり飽きずに読めた。
    千一がおこうさんと出会って結婚するまでの話しになってる。
    時系列で言うとこれのあとに当たる話も読んでいるんだけど、千一の身分ってってそんなに偉かったっけ? と前に読んだのを読み返したくなった。

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    2016年02月13日
  • 総門谷

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    伝奇SF小説というくくりを超えた
    ぶっ飛んだ感じが楽しめるかどうか。

    前半パートと後半パートでテンションが変わってくるんだけど
    後半はやや口ポカーン( ゚д゚)気味。

    前半の雰囲気は好きだった。

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    2016年02月11日
  • 火怨 下 北の燿星アテルイ

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    人の心を深く沈潜させ、一方で競争心と怨恨を掻き立てる。
    大和朝廷とえみしの構図は、今の世界でも続いていると感じる。
    私は田村麻呂とアテルイの人間模様に感動するのではなく、集団や個人のエゴイスティックな志向に目を向けている。
    例えば権力者、民衆、少数派と分けるならば、権力者はそれを拡大したい保持したい、民衆は安らかに過ごしたい、そして少数派は抵抗しつつ体制に組み込まれながらも怨恨を保持し続ける。
    権力者は勢力が伸びきったと思えば、今度は更に外へ出るか内紛して分裂するしかないものだから、かくして、争いは絶えることはない。
    いくら戦はしたくないといっても、欲しがる者に対抗するには立ち上がるしかないの

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    2016年01月22日
  • 火怨 上 北の燿星アテルイ

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    ネタバレ

    ものすごく時間のかかってしまった読書。
    時は平安遷都の少し前。奈良に都があったころ。

    着々と地方を制定して勢力を拡大していた朝廷からも放っておかれていた辺境の土地。みちのく。
    そこに金山が発見されたことから、俄然朝廷の動きが慌ただしくなる。
    金に興味のない蝦夷たちは、放っておいてくれさえしたらよかったのだが、金も土地も全てを支配したがる朝廷と、対峙しなければならないことになってしまう。

    圧倒的な物量を誇る朝廷の大軍に対して、小競り合い程度の争いしかできない蝦夷たち。
    しかし部族ごとにバラバラに戦っていては、いつかは朝廷軍に飲みこまれてしまう。
    いくつもの部族を束ねたのは、まだ若いアテルイだ

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    2016年01月06日
  • 炎立つ 参 空への炎

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    ネタバレ

    1051年前九年の役の物語、戦争終結。熱い武士の美学と、戦に勝つための策謀が活き活きと描かれる。おもしろい。


     何がいいって、蝦夷の地は朝廷に敗れた者の流れ着いた地という設定がきちんとあるというところだよね。
     そういう背景を背負っているからか、ジワジワくるものがある。そう、あらゆる情景がジワジワと読み手に作用していく、そんな作品。


     美学について考えさせられる。


    ______
    p16 清原氏
     安部氏は頼義との戦ののち、朝廷に恭順する姿勢を貫き、和議の手前まで我慢し漕ぎつけた。このまま安倍氏が存続できるようになれば、そこから力を十分に貯めて朝廷に匹敵する勢力を東北に気づくことがで

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    2015年08月08日
  • 竜の柩(1) 聖邪の顔編

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    古事記や神話を元に『竜』そのものの正体を明かしていく話。
    竜=ロケット。
    神様=宇宙人。

    こう書いてみても、は?何それ?な感じなのですが、いやいや私も虹人(主人公)の解説に洗脳されました。
    滑稽無糖な説の様に見えるのだけれど、
    いつの間にか、もしかしたら本当にそうなのかも知れない!と思えてしまうから不思議。

    古事記の内容をほとんど知らなかったので、
    調べ調べ読み進めました。

    こんなの嘘に決まってるじゃん!馬鹿馬鹿しい!と思ってしまうと多分興醒めして読み進めるのが難しくなると思います。
    こんな説もあるのか、こうだったら楽しいな
    と思いながら読むと、きっとワクワクすると思います。

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    2015年06月17日
  • 緋(あか)い記憶

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    24年ぶりの再読。四半世紀前の読後感は、ただただ怖いことと、ストーリーのうまさ、文章の読みやすさであった。それが故にタイトルが深く記憶に刻まれ、再読のために再び本を手にしたのだろう。そして今また恐怖を感じている。自分自身、心の奥底に押し込んできた記憶が少なからずあることを承知している。もしそれを白日の下に曝し真正面から向き合わねばならなくなったら、恥ずかしさと自分自身への嫌悪で内側から壊れてしまいそうだ。恥ずかしさは、まさに恐怖とイコールなのだ。

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    2015年03月11日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(3)

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    読んで良かった。泣いた。薩天和尚が気持ちを代弁してくれて、すっきりするのだけど、やっぱり、とても悲しい気持ちになってしまう。

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    2014年12月06日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    読んで良かった。楽しい。私の大好きな要素がふんだんに鏤められている。まさに、私に読ませるために書かれた物語と思われる。すばらしい。主人公に大局的な鈍重さを感じるが局所的な明晰さで、まだ、なんとか我慢できてるし。続きが楽しみなのである。

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    2014年11月30日
  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    貞任と経清が前九年の戦に負け、その後の陸奥を頼義に味方した清原一族が牛耳る事になった。経清の妻の結有は、復讐を胸に清原の妻となり、清原との間に子供を持つ。最終的にはこの子(旧清原)と清丸(+頼家)が戦う後三年の戦が締結し、陸奥における黄金期のはじまりとなる。
    内紛が主題になっているのでちょっとドロドロした感じが否めないが、面白かった。当時の人がどこまで情勢を先読みしていたかは分からないが、家来や敵の心情を読みながら策を考えていたのかと思うと、現代人とあまり変わらないのではないかと思う。使う道具や、仕事が変わっただけで人間自体はあまり進化していないのかもしれない。

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    2014年10月18日
  • 完四郎広目手控3 いじん幽霊

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    完四郎広目手控シリーズ、3作目。
    完四郎と魯文は、開国後、異人居留地となっていた横浜に舞台を移す。

    12編から成る短編集なので、一話一話は短いが、それでも本格的なミステリものになっているのもあって、面白かった。今でいう広告代理店のような広目屋仕事を通して、その時代の世情も実在の人物を絡めて上手く描かれており、あまり知らなかった当時の横浜を感じ取ることが出来た。時代の流れから、瓦版から新聞へと媒体が移行していく様子もシリーズを通して描かれており、次作ではそれがどうなっていくのか興味が膨らむ。

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    2014年10月10日
  • 炎立つ 参 空への炎

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    前九年の戦の話がメイン。なす術なく京に帰任寸前の頼義達だったが、子の将来を憂う貞任の母、妻が内通者となり、安部側の情報を漏らしてしまい、それが原因で安部は滅んでしまう。全ては貞任とその親族のコミュニケーション不足による物として描かれている。怖いなと感じた。コミュニケーションは職場でも家庭でも大事な物という認識は有るが、本心を語るのは簡単なようでなかなか難しい。

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    2014年10月09日
  • 緋(あか)い記憶

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    これはミステリというか、結構ホラーですね
    しかしうまいです、ねじれた記憶のラストにはぞっとしました
    膚の記憶も、食中毒の原因を探す話がどうしてあんな結末になってしまうのか??
    手品を見るような面白さのある短編たちです

    しかし読み通すと、「記憶」というテーマに沿って作者がアイデアを搾り出すようにして書いてくれた、ある意味連作的な短編たちであることがわかります
    アンソロジーではなくて、一人の作家が一つのテーマで書き重ねた作品集であることが非常に興味深く感じました。

    続編も読みたいと思わせる作品集でした

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    2014年10月04日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

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    NHKの大河ドラマになっていたので何と無くタイトルは知っていたが読んだことは無かった。知り合いに勧められて読んだ火怨が、あまりに面白かったので、読んで見ることにした。
    火怨から約250年後の陸奥の国が舞台となる。安部頼良は蔑まれる自分達の地位向上を金の力で画策するが、欲に眩んだ藤原登任(朝廷側)が、難癖を付けて攻め入ろうとする。頼良の息子がこれを迎え撃つ事になり…。と言う形で話が進んで行く。
    潔い男達の戦いやその戦略が面白い。自然の描写が適切で、雪原の中を進軍する兵や進軍の為の道を作った人夫達の苦労も分かる気がした。双方にまともな部下がいるのに、欲に眩む人間が上にいるとそれに逆らわずに戦になっ

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    2014年09月28日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

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    奥州南部一族の九戸政実がいよいよ動き始め、秀吉が奥州の区割りを行うところまで。九戸の変は次の巻ですね。
    それにしても、相当な器がありながら、思い通りに身動きが取れないのは、この時代にあって残念。次の巻も楽しめそう。

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    2014年07月24日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    『火焔』、『炎立つ』に続く東北三部作目。時期は戦国時代、主人公は南部藩・九戸政実。今の岩手以北が舞台。
    中央で誰が覇権を握るか?という時期なのに、東北の奥で、大きな器量に恵まれているものの、小さく動かざるを得ない九戸政実のモヤモヤ感が伝わってくる。サブタイトルに「秀吉に喧嘩を売った男」とあるので、どうなるのか?楽しみ。

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    2014年07月10日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

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    第二巻。九戸政実と南部本家と息のつまるような政略が続く。
    後半には、いよいよ秀吉が登場し、また伊達政宗も重要な役割を担うようになり、最終巻に向けてストーリーのピッチが上がってくる。

    以下引用~
    ・「今の世にはご貴殿(伊達政宗)のごとく生きて未来に役立つ者と、死んで未来に繋げる者とがある。奥州で真っ先に秀吉どのに恭順を示した南部の中に、手前のような者がおることこそ肝要。戦さとなって果てたとしても、必ずその意を汲み取ってくれる者が出て参ろう」

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    2014年04月30日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    高橋克彦「火怨」「炎立つ」に続く陸奥三部作の最終章。
    尚、奥州藤原氏を描いた「炎立つ」は感動の名作で自分自身3本の指に入る歴史一冊。

    「天の衝く」の主人公は戦国時代の南部藩の武将、九戸政実。
    全三巻の内、第一巻では南部藩の御家騒動の中、政実は時代の空気を読みながら武力、政治力を駆使し勢力の拡張を試みる。

    東北を訪れると、今でも旧南部藩の地域には、その誇りを感じることがあり、必ずしも県単位では理解できない歴史、文化があることがわかる。
    その意味でもこの時代の出来事を学ぶことの意義、楽しみがある。

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    2014年04月25日
  • ドールズ 月下天使

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    シリーズものとは知らずに読み始めたので、初めは登場人物の把握に時間を少し取られましたが、読み進めるに連れて、ぐいぐい引き込まれた作品でした。

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    2014年02月25日