炎立つ 伍 光彩楽土
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炎立つ 伍 光彩楽土

836円 (税込)

4pt

朝廷に背き、蝦夷(えみし)の側に身を投じて戦った父藤原経清、叔父平永衡の名を継いだ清衡は源義家の力を借りて乱を治め、藤原に姓を改めて平泉に黄金の都を築いた。堂塔を建て勅使を迎えて栄華を誇る孫の秀衡の許に源氏との宿縁が3たび影を落とす。壮大なスケールで描く、傑作歴史小説ついに完結! (講談社文庫)

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炎立つ のシリーズ作品

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  • 炎立つ 壱 北の埋み火
    712円 (税込)
    陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!! (講談社文庫)
  • 炎立つ 弐 燃える北天
    858円 (税込)
    黄金の輝きが招いた戦乱を制した安倍頼良・貞任父子だが朝廷は源氏の総帥源頼義を陸奥守(むつのかみ)として任命した。安倍一族と源氏の永い宿命の戦いがいま始まる。朝廷側に身を置きながらも、蝦夷たちの真実に触れ、藤原経清(つねきよ)はもののふの心を揺さぶられる。後に「前9年の役」と歴史に記される戦いへと時は流れる。(講談社文庫)
  • 炎立つ 参 空への炎
    814円 (税込)
    大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。陸奥の運命を担う2人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。源氏と安倍氏の存亡をかけた凄絶な戦いが、戦さ場に生きる人々の愛と哀しみをたたえながら始まる。(講談社文庫)
  • 炎立つ 四 冥き稲妻
    902円 (税込)
    仇の子となり奥州藤原氏の栄華を開いた忍ぶ男の戦い。安倍が滅び、出羽の清原一族が治めることとなった奥六郡に藤原経清の妻結有は忘れ形見の清丸とともに留まっていた。清原の嫡子武貞の妻としてである。亡き兄と夫の志を胸に秘め敵方の一族として忍従の戦いを続ける母子の前に源義家が陸奥守として現われる。清原一族の確執が「後3年の役」の嵐を呼び起こす。(講談社文庫)
  • 炎立つ 伍 光彩楽土
    836円 (税込)
    朝廷に背き、蝦夷(えみし)の側に身を投じて戦った父藤原経清、叔父平永衡の名を継いだ清衡は源義家の力を借りて乱を治め、藤原に姓を改めて平泉に黄金の都を築いた。堂塔を建て勅使を迎えて栄華を誇る孫の秀衡の許に源氏との宿縁が3たび影を落とす。壮大なスケールで描く、傑作歴史小説ついに完結! (講談社文庫)

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炎立つ 伍 光彩楽土 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年10月20日

    藤原経清から始まる壮大な物語。歴史はわかってはいますが、蝦夷の物語をどう完結させるのか、わかりませんでした。
    やられました。素晴らしい。
    蝦夷の国は陸奥に暮らす全ての胸のなかにある。一人ひとりが蝦夷の国。皆が生き延びてくれれば、形としての陸奥はなくなったとしても、滅びはしない。

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月06日

    最終巻は、戦をしない、りっぱな武士の話でした。
    以前、何も知らないで中尊寺に行きましたが、今度はしっかり参りたいと思いました。

    「まことの武士たるは安寧にあって乱に備え、乱にあるや一人平穏を保つ者である」

    0

    Posted by ブクログ 2017年07月09日

    世界遺産 平泉へ訪れるなら、この作品は必読です。何も知らずに金色堂と密集したお寺を眺めるだけではなく、「浄土を作る」というコンセプトがどんな背景からできたのか想像しながら歩くと、感動の大きさは歴然の差があると思います。

    それほどこの作品は私のような初心者にも、陸奥の歴史を鮮やかに想像させてくれまし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年06月24日

    ついに完結。
    最後まで清々しい蝦夷の志に心を打たれました。
    源平の戦いの陰に隠れた奥州平泉の物語が真実かどうかはわかりません。ただ、この作品で描かれているような高貴な魂の結果が今の日本に少しでも影響していればと願ってしまいます。
    もう一度平泉を訪れたくなりました。そして、平氏や源氏の視点から描かれた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年07月13日

    源氏による蝦夷奥州討伐の話。
    この時代の時代小説は珍しく、また日本の成り立ちのイメージも膨らみ、歴史に対する好奇心が広がって楽しかったな。

    1巻2巻は「前九年の役」
    3巻4巻は「後三年の役」
    5巻は「源義経」の話

    源義経の話は多いが、藤原氏視点と言うのは珍しいのではないか。興味深かった。

    【メ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年10月07日

    今までの集大成。全5巻は多いという方も、最終巻だけでもおすすめです。
    読後に奥州に旅立った方が結構いらっしゃってびっくり。…自分も旅立ちました(大笑)!

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月18日

    大好きな作品の最終巻。
    1巻と5巻(最終巻)のみのレビューという中途半端さですみません笑

    蝦夷と朝廷との戦いを描いた大作。

    最終巻は経清の子孫である泰衡が主人公。
    泰衡は、史実上では保身のために義経を売ったような印象やったけど、ここでは全く違う描かれ方をしていた。
    「国は滅びても人は残る」
    それ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年05月10日

    かなり長い年月に及ぶ大作。

    中尊寺は何度か行ったが、この本を読んでから行くと全く違った感じ方ができるのではないだろうか。あの急坂をどういう気持ちで登って行ったのか、蝦夷の魂が眠る金色堂を隠した理由など。

    蝦夷は最後まで自らが攻め入る事は無かった。あくまでも蝦夷を守る為にしか戦わなかった。

    ロバ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月02日

    清衡は楽土を作り上げた。
    その楽土を受け継いだ者たちが源頼朝により滅亡するまでの物語。

    自分たちの立場を絶対的にするために招いた源義経。
    その欲が奥州藤原氏滅亡に帰結する。

    0

    Posted by ブクログ 2012年11月04日

    2012-118
    知らなかった東北の歴史。
    これ読んで平泉に行きたくなった。
    知れば知るほど歴史が面白くなった。

    0

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